長 野 県 |
寝覚の床 | 妻籠宿 | 畳平 |
上高地 | 高ぼっち山 | ビーナスライン |
寝覚の床(ねざめのとこ) | |
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★ | |
川の景観(奥に見えるのが浦島堂) |
木曽川の激流が花崗岩の岩盤を長い年月に渡って浸食してできたもので国の史跡名勝天然記念物に指定されている。岩盤に見られる水平方向と垂直方向に発達した方状節理(割れ目)やポットホール(歐穴・対岸の岩に開いた丸い穴)は日本でも代表的なものである。俳人・正岡子規が「誠やここは天然の庭園にて・・・仙人の住処とも覚えて尊し」と感じ入った場所である。近年、水力発電のため水量が減少したため、眺めも変わってしまっている。 またここは古くから浦島太郎伝説でも有名なところである。岩上の松の間にある小さなほこらはその浦島太郎を祀る「浦島堂」である。 浦島太郎伝説 竜宮城から戻った太郎は、自分の家や村がなくなっているのを知ると、そのまま旅に出て諸国をまわった。この途中で立ち寄った寝覚の里の美しさにひかれてここに住むようになった。ある日、昔を思い出して岩の上で玉手箱を開けてみたところ、中から出てきた煙とともに、みるみる太郎は300歳の老人になってしまった。 付近は公園となっており、遊歩道が整備されている。浦島堂までは大きな岩場を超えて行かないといけないので、それなりの格好で行く必要あり。寝覚の床のすぐ上の駐車場は有料となっているが、そこから少し下ったところに無料の駐車場があるのでそっちを利用した方がいいだろう。こっちの方が坂を登らなくてすむので距離は遠いが楽と思われる。 眺めはなかなかいいと言うより変わった景観をしていると言った方が正しい表現かもしれない。現在むき出しになっている岩場も以前はある程度水につかっていたらしく、そっちの方が景観は良かっただろう。残念ながら国道からだと線路がじゃまになっていい写真が撮れないのでちゃんと写真を撮りたければ皮の近くまで降りないといけない。浦島堂は何があるわけでもなく、古いお堂の中に位牌みたいなものが置かれているだけであまり行く意味はない感じ。近くにある駐車場は500円とかかってしまうので無料の所に止めた方がいいだろう。 訪問時のツーレポ ● 2003年09月 まったり〜な 富士川キャンプ |
妻籠宿(つまごじゅく) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★☆☆ | |
妻籠宿の通り |
江戸と京を結ぶ中山道は山深い木曽路を通ることから木曽街道とも言われる。中山道69次のうち、江戸から数えて42番目になる妻籠宿は中山道と伊那道が交差する交通の要所として栄えていた。明治に入り鉄道や道路が発達してくると、宿場としての機能を失った妻籠宿は衰退の一途をたどることになる。昭和に入り、江戸の宿場町の面影を残す町並みが見直され、保存運動により現在の形となった。保存運動が起こってから景観に合わない建物は建て替えられ、江戸時代の雰囲気を再現している。 宿場町の中心であった本陣は明治に入り取り壊されてしまったが、島崎家所蔵の江戸後期の絵図をもとに、平成7年4月に復元された。脇本陣奥谷(おくや)は明治10年に建てられたもので、現在は博物館施設として公開している。なお、この建物は島崎藤村の初恋の人「おゆふ」の嫁ぎ先でもある。これらの共通拝観券は700円(本陣=300円、脇本陣・歴史資料館=600円)となっている。 駐車場は町の外にあり、駐車料金は車=500円、バイク=200円となっている。なお、日中の車の進入はできないが、明け方と夜は進入可。(関係車両だけかもしれないが) 有名なだけあって町の雰囲気はいいが、観光客も多い。できれば朝早くか、夜の人がいないときにやってきた方がいいだろう。夜は軒先の提灯に明かりが入ってなかなかいい雰囲気となる。できれば町中の宿に泊まってのんびりとしたいところである。 町はそれほど大きくないので端から端まで歩いても30分くらいで行くことができる。途中にある枡形といわれるあたりだけは舗装されずに当時の面影が残っている。本陣は再建されたもので、脇本陣も明治時代の再建であるが、脇本陣は昔の建物の構造を残しており見応えはある。建物の説明は無料で行ってくれるので時間があるようなら聞いてみよう。 訪問時のツーレポ ● 2003年09月 まったり〜な 富士川キャンプ |
畳平(たたみだいら) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
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乗鞍高原側から乗鞍エコーライン(県道84号線)、平湯側から乗鞍スカイラインで登った終点で、マイカーで登ることのできる日本最高所(2700m)だった所。2002年にマイカーでの通行は終了となり、これ以降はバスまたはタクシーでしか入れなくなった。 ここから乗鞍岳の主峰・鶴ヶ峰まで徒歩1時間ほどで行くことができる。また、近くの大黒岳、富士見岳には30分程度で登ることができ、すばらしい展望を楽しむことができる。近くには遊歩道が整備され、高山植物などを観賞できるようになっている。 11月〜5月閉鎖 駐車場からすぐの所に高山植物を見ることができ、また1時間程度の登山で山頂に行けることから観光地となっているところ。さすがに標高が高いだけあって晴れていると眺めも良くていいんだが、やはり夏でも寒い。マイカー規制が行われたせいでちょっと魅力が半減した感じがする。 観光シーズンには駐車場待ちの車で大渋滞となっていたが、現在はマイカー規制のため渋滞はなくなっていると思われる。ここはバイクでしか行ったことがないのですり抜けしていったが、それでも道が狭くて結構大変だった。車では絶対に行きたくないと感じていたところだ。しかし車の渋滞による排気ガス規制をしたいんだったら、バイクは入れても問題ないと思うんだが・・・。 訪問時のツーレポ ● 2002年10月 ソロツーリング 乗鞍スカイラインへ |
上高地(かみこうち) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★☆ | |
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明治時代に英国人宣教師・ウエストンにより紹介された日本を代表する景勝地。梓川にかかる河童橋から望む穂高や大正池の水面に映し出された穂高連峰の眺めは有名で、多くの観光客が訪れている。 大正池から明神池まで梓川の両岸に沿って遊歩道が整備されており、大正池からカッパ橋が片道約1時間、カッパ橋から明神池までが片道約1時間の行程となる。 上高地一帯が国立公園に指定されたことを機にカッパ橋までバスが運行されるようになり、またマイカーの普及により観光客の数は増大。観光客の車の駐車が問題となったため、昭和50年(1975年)にマイカー規制が実施された。このマイカー規制の実施期間は徐々に強化され、現在ではマイカーの通行が全面禁止された。 現在の上高地のアクセスはバスかタクシーを利用するしかない。マイカーの場合は国道158号線沿いにある駐車場に車を預けて、バスで移動する手段がもっとも一般的。駐車場はバス停の近くに設置されており、料金は一日500円、一泊1000円程度。 もっともいい季節は紅葉の季節と思われ、その時期は多くの人がやってくる。河童橋や明神池、大正池から山々を眺めた景色はとてもいい。遊歩道は所々見応えのあるところがあるが、かなり距離もあるのであまり簡単に考えていると後悔する羽目になる。 自分はバイクを駐車場に止めてバスで行ったんだが、出来るだけ上高地に近い駐車場に止めた方がバス代が安くなる。松本方面から来ると一番近い駐車場と案内が出ているし、平湯の方からだと最初に見つかる駐車場に入ればいいだけなのですぐにわかるはずだ。いまでも入れると思っている車が入口で係員に止められているのを見かけることがある。 訪問時のツーレポ ● 2002年10月 ソロツーリング 乗鞍スカイラインへ |
高ぼっち山(たかぼっちやま) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
展望台から北アルプス望む |
長野県の松本市と岡谷市の境に位置する標高1665mの山。山頂から松本の市街地と北アルプスを一望できる展望台が整備されている。山頂へは松本方面と岡谷方面の両方からの登山道が整備されている。 展望台からの眺めはとてもいいので、時間があるようだったら来てみる価値はある。もちろん晴れているときに来ないと意味がないのはどこでも同じ事だ。 途中の登山道は狭い上にかなり曲がりくねっているので思ったよりも時間がかかってしまうので、距離がそんなにないからと時間を甘く見つもらない方がよい。松本方面から登った場合は問題なく展望台に到着できると思われるが、岡谷方面から登った場合は途中に大きな牧場の駐車場があるが、ここは展望台ではないのでその駐車場を無視して先に進むと展望台に到着できる。 訪問時のツーレポ ● 2004年11月 オーストラリアメンバー 旅人の再会Part-5 |
ビーナスライン(びーなすらいん) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
ビーナスラインからの展望 |
蓼科から霧ヶ峰を経由し、美ヶ原高原を結ぶ総延長75kmのドライブコース。1968年に一般公募で命名された名前で、1986年より順次無料開放され、2002年に完全無料開放された。ルートは蓼科高原、八ヶ岳山麓、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、美ヶ原など大小の湖や高原を結んでいる。春から初夏にかけての花の季節、夏から秋にかけての紅葉の季節がもっともいい季節となる。冬期(12月〜4月ごろ)は雪のため閉鎖される。 高原を縫うように続く道は走っていてかなり爽快である。途中に信号もほとんど無いので快適に走ることが出来る。途中の高原や湖で休憩していくのもいいだろう。しかし有名なドライブコースのため、シーズンになるとかなりの車がやってきて渋滞となってしまうので日程には注意が必要。標高1500m近いため、天気が変わりやすいので注意。 訪問時のツーレポ ● 2007年09月 信州へ! |