広 島 県

展示館・行楽地・イベント

本因坊秀作記念館 本因坊秀作記念館 本因坊秀作記念館

本因坊秀策記念館(ほんいんぼうしゅうさくきねんかん)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

秀策記念館内部
入り口の神社
因島・外浦町にある本因坊秀策の生家跡に立つ石切風切宮(因島石切神社)。(生家は老朽化のため20年前に取り壊されている)この神社の境内に江戸時代の囲碁の天才といわれた本因坊秀策の碑と記念館がある。
本因坊秀策は文政12年(1829年)5月5日虎の刻、桑原和三、カメの次男として生まれる。幼名を虎次郎といい、4歳の頃から母から囲碁の手ほどきを受け、6歳の時には近郷にかなうものがおらず、天才・神童と騒がれた。7歳のとき三原城主・浅野甲斐守忠敬と対局してその棋力を認められ、竹原の宝泉寺住職葆真和尚に師事。
9歳(1837年)の冬に浅野公のすすめにより、江戸へ行き、官賜碁所・本因坊丈和の弟子となる。11歳で初段の免許を得て翌年帰国した秀策は、浅野公より五人扶持を賜り、16歳の時には十二人扶持を賜るという破格の待遇を受けた。15歳で4段の免許を得、名を秀策と改める。18歳の時、大阪で井上幻庵因硯(8段)と対局し、世に言う「耳赤の妙手」を用いて全勝。20歳で本因坊第14世秀和の跡目相続人として徳川第12代将軍・家慶から正式に認許され、丈和の娘・花と結婚。
21歳で御城碁に初出仕し、御城碁が廃止されるまでの13年間に19連勝という前代未踏の大記録を打ち立てた。しかし文久2年(1862年)8月10日、34歳のときに、江戸をおそった疫病によりこの世を去る。秀策はその棋力と人格により、第4世本因坊道策とともに二大碁聖と呼ばれている。
記念館には、幼少時代に使用した母子愛用の基盤や江戸から父母に送った手紙など、数多くの遺品が保存展示されている。休館日は4、9のつく日となっているが、それ以外にも休む場合があるようだ。開館時間は9時〜17時で入場料は無料。基本的に予約が必要。神社の前に無料の駐車場あり。この神社から歩いて10分くらいの高台に秀策の墓もある。

囲碁などに全く興味がない人はきてもおもしろくないだろう。興味があれば、いろいろな遺品を見ることができるので十分楽しめる。せっかくくるのであれば記念館も見ていった方がいい。記念館は民家の部屋を開放して作られたものなので、事前予約が必要だが、家の人がいれば見ることが可能と思われる。

訪問時のツーレポ
 ● 2002年01月 らいらっく 新年会
 ● 2003年01月 らいらっく 道後温泉こてこてツアー
大和ミュージアム(やまとみゅーじあむ)
内容=★★★★☆ お得度=★★★☆☆

1/10スケールの大和の模型
展示されている実物
明治以降の呉の造船を中心とした歴史を紹介・展示する施設で、正式には呉市海事歴史科学館と言う。館内には戦艦大和を中心とした展示を行っており、この施設のシンボルである10分の1戦艦大和の模型をはじめ、本物の零式艦上戦闘機や人間魚雷・回天なども展示されている。
10時と14時の一日2回、約1時間の無料案内が行われている。(先着20名)
入館時間=9:00〜18:00、入館料=500円、休館日=火曜日。

大和ミュージアムとなっているが間違っても宇宙戦艦ヤマトミュージアムではない。(近くにそれっぽいものはある)1/10スケールの戦艦大和はなかなか見応えがあるんだが、いかにも作り物という感じで重厚感がないのがちょっと残念なところ。あとは3階にある体験館が結構おもしろかったが、シーズンなどは子供が多くてあまりできないと思われる。自分が言ったときはガラガラで大人しかいなかったけどね。
思った以上に見るところが多く、興味がある場合は3、4時間は平気でかかってしまうと考えた方がいいだろう。(興味がなくても2時間近くはかかると思う)自分は閉館時間の関係で2時間しかいられなかったのでさっさと見ていってもかなり厳しかった。

訪問時のツーレポ
 ● 2011年01月 山陽地方旅行-1
てつのくじら館(てつのくじらかん)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

潜水艦の全景
館内の展示物
日本で初めて実物の巨大潜水艦を陸上展示する博物館で、正式には海上自衛隊呉史料館と言う。海上自衛隊の歴史、掃海艇の活躍、潜水艦の活躍などがパネルや実物を使って説明、展示されている。
平成16年(2004年)に除籍となった潜水艦・あきしおはその2年後に陸揚げされ、この資料館に展示された。潜水艦の内部は公開されており、実際の操縦エリアまで入ることができる。
開館時間=9:00〜17:00、入館料=無料、休館日=火曜日。

横にあるヤマトミュージアムとセットで行くような感じなんだが、ある意味、自衛隊の広告施設という印象である。しかし実際に展示されているものはかなり内容の濃いものが多く、見応えは十分。特に本物の潜水艦に入れるというのはなかなかできない体験である。操縦席にも座ることができ、現在も使用可能な潜望鏡をのぞくこともできる。人が多いときは行列になるようだが、平日に行くとガラガラで、かなりじっくりと見学することができた。

訪問時のツーレポ
 ● 2011年01月 山陽地方旅行-1