らいらっく
道後温泉こてこてツアー


こてこての観光ツアー

2003年01月31日〜02月02日

参加者はもとぴー、Dr.K、やっこちゃん、ひめ、いないちゃん、ことぶき、がんちゃん、自分でした。

全走行距離 0km

01月31日 0km  自宅→岡山県
 どうも数日前から体の調子が悪い。昨日と今日は会社を休んでいるのにこの旅行に行くというのもなめているかもしれない。(^_^;; 今回はこてこての旅行ということなのでバイクでの参加ではなく、JRで移動。もともとは松山まで小倉発のフェリーで行くつもりだったが、岡山で前夜祭をするということで新幹線で行くことになった。
 16時に家を出発し、バスに乗って折尾駅へ。はじめは新倉敷でDr.Kに拾ってもらうことにしていたが、当日になって岡山でもとぴーと合流して茶屋町まで行くことになった。このことがもとぴーの仕掛けた罠だったことはこの時点で知るよしもない。(T^T)
 JRで小倉まで行ってここで新幹線に乗り換える。今回は指定席をとったので席に座れないという心配はない。(17時05分発)新幹線口をでたところの柱の陰にもとぴーを発見。茶屋町に向かうため瀬戸大橋線乗り場へ向かう。普通と快速が近い時間にあったが、茶屋町には先に出発する普通列車(19時58分発)の方が早く到着するらしいので普通列車に乗っていくことにする。ここでもとぴーはDr.Kに到着時間を連絡していたが・・・。
 学生二人がボックス席を占領していたが、席を空けてもらう。しかし対角線上に席を空けるのはなぜだろう?(?_?) しばらくするとどっかに行ってしまった・・・。(-_-) まあおかげでのんびりと座ることができたんだがどうしたんだろうか?19時半に茶屋町に到着してDr.Kに連絡を取ると、あと5分くらいで到着するとの返事が返ってきた。
 しかしいくら待ってもやってこない。
いい加減におかしいなあと思って電話を入れてみると、Dr.Kは新倉敷に迎えに行っているようだ。「何で新倉敷?」と思ったが、どうも最初に新倉敷に行くと言っていたのが頭に残っていたようだ。しかも茶屋町に行くというのはメール(それも一回だけ)で連絡していただけだったようで、その後の電話では「○○時に到着」位しか言っていなかったようである。なんてこった!(T^T)
 駅の地図を確認してみると新倉敷と茶屋町はDr.Kの家を挟んで反対側にあった。うーむ、30分以上は間違いなくかかりそうだ・・・。20時過ぎにやっとDr.Kが登場。「なんで1時間も車に乗ってないといけんのや!」とかなり怒っていた。ここから車を走らせてDr.Kが今日借りている会社のゲストハウスに向かう。
 途中でやっこちゃんに連絡を取ってみるとどうやら自分たちの少し後ろを走っているようだ。家の場所がわからないと言うことだったので、脇道に入ったところの店の駐車場に入って「脇道に入ったところの突き当たりの駐車場で待っている」と伝えていたが・・・。どうも道なりになっていて突き当たりではないと判断したようで通り過ぎていった。連絡を取って先導し、今日の宿の建物に到着する。(20時30分)
 ここはDr.Kの家と別の棟にあるゲストハウスで、一泊5000円で借りることができるそうだ。15畳くらいありそうなダイニングキッチンと10畳くらいの寝室が二部屋という広さで、
ライラックなら50人以上は楽に泊まれそうな感じ(普通だったら20人くらいか?)である。布団も人数分準備してくれているが、部屋に置いてあるクイーンサイズのベッドを二人分と勘定するのはやめてほしかった。(T^T)
 このあとDr.Kともとぴーは新倉敷にひめを迎えにいったのでやっこちゃんとお留守番。やっこちゃんは家で飼っている犬を連れてきていた。(名前はランド?)準備をしていてくれといっていたが、Dr.Kがほとんど準備してくれていたので特にすることもない。とりあえず鍋にお湯を沸かして白菜だけ煮込んでいた。そのあとはほとんど犬と遊んでいた。ちなみに今回のメニューはキムチ鍋である。
 ひめがやってきたところで宴会の開始。明日の予定などいろいろ話をしていると突然呼び鈴が鳴ったのでびっくり!「ことぶきが感知器でも使っていきなりこの場所を探し当てたのか?(@_@)」とか思ってしまった。ここでやってきたのはDr.Kの同僚の二人で、ゲストハウスとDr.Kの友人を見学に来たようだ。みんなが「うっちゃんはめがねを外すとすごいんだよ」とか言ってめがねを外すように促されるが、そんなことを言われるとはずせないではないか・・・。(^_^;; 1時間くらい話をして二人を見送る。
自分たちのことを見ていったいどう思っただろう・・・。(^_^;;
 二人が帰った後、しばらくして宴会を終えた(別の宴会に参加していた)いないちゃんと仕事を終えたことぶきが登場。鍋の終わりにうどんとおじやをして鍋は終了。このあとはみんなが持ってきたお酒を飲みながら(かなりの量の酒があった)宴会は続く。0時頃にことぶきはダウンしてベッドで眠っていた。順番にお風呂に入っていたが、もとぴーがお風呂からなかなか出てこないのでのぞきに行くと湯船に使ったまま眠っていた。(-_-zzz おい!この後も宴会は続き、2時ごろにやっと終了。明日は早いうちから移動予定だったが、夜遅くなってしまったので
8時に起きることになった。
 やっこちゃんは明日朝から仕事らしく、家に帰ることにしたようだ。やっこちゃんを見送って早速寝ることにしたが、ことぶきがダブルベッドを一人で占領していたため、布団の数が足りない。しょうがないのでタンスから余っている布団を取り出して、女性陣三人には二つの布団で寝てもらうことにした。隣にはもとぴー、Dr.K、ひめ、いないちゃんが寝ていたが、
今回も予想通り夜中に部屋の中を電車が走っていたらしい。(ゴーッ、ゴーッ!!)
 01 今日の夕食のキムチ鍋
02月01日 0km  岡山県→愛媛県 松山市
 8時に起きて台所の方に行くと、隣の部屋で寝ていたひめがなぜかソファーにいる。(?_?) 夕べはもとぴーのいびきがうるさくて眠れなかったのでこっちに避難してきたそうだ。以下ひめのコメント
 何時かわからないんだけど、眠れないからソファーにやってきたんよ〜。そしてね、やっと眠れるかな〜?と思ったら、誰かの携帯の目覚ましが鳴って目が覚めてん。「もう6時?またほとんど寝れなかったよ〜」と思って時計を見たら「まだ6時じゃん!(-_-X」で、そのあとほとんど眠れないままこの時間になったんよ。
 ちなみに6時に携帯をセットしてこっちの部屋に置き忘れたまま安眠をむさぼっていたのはもとぴーである。罠を仕掛けて部屋を追い出した先にも罠を仕掛けるとは恐るべし!ちなみにいないちゃんとDr.Kは全く気にならずに眠っていたらしい。寝たもの勝ちですね。
 ことぶきは仕事があるので先に撤収。夕べの残ったおじやを暖めて、朝食の準備に取りかかる。ちなみに朝食のメニューはおかゆ、ロールケーキ(?)、プリン(??)と訳のわからない組み合わせとなってしまった。朝食を終えてから、部屋の片づけをして荷物をDr.Kの家に運び込む。
 旅行の荷物をDr.Kの車に積み込んでからいないちゃんに見送られて出発。(9時45分)屋根を開けてオープンカーで行こうとしたが、なぜか途中で止まってエラー音が鳴り響き開かない。結局オープンカーにして行くことは断念することになる。ちなみに運転手はもとぴー。
 ひめが耳栓を買いたいと言うことになり、近くの100円ショップへ。まだ開店前(10時)だったので店の前で少し待つことになる。待っている間にディーラーに連絡して屋根が開かないことを聞いてみると、寒さのせいで動かないらしい。開き始める最初のところで少し押してやると開いてくれた。
 開店したところで店に入って品物を物色。ここで耳栓やサングラス(自分はサングラスを持ってきていたので購入しなかった)、豆まき用の豆など買っていった。いろいろと見ていると時間が過ぎていき、結局ここを出発できたときには10時半近くになっていた。前の席はあまり寒くなさそうだが、後ろの席に乗っている自分とひめはかなり寒い。特にスピードが上がってくるとしゃれにならない感じである。(T^T)
 国道430号線から水玉ブリッジライン(水玉とはたんに水島と玉島をつなぐ名前ということに初めて気がついた)を抜けて国道2号線へ。このあとはひたすら西方向に進んでいったが、思ったよりも車が多くてペースが上がらない。途中オープンカーにサングラスをかけて乗っている自分たちを見た人たちは酔狂な人たちと思っただろう。(^_^;;
 11時半にやっとしまなみ海道に入って一気に加速。寒さがさらに身に応える。因島で観光していくことになったので、いったん因島の大浜パーキングに入って休憩をとる。(12時)さすがに寒くてしゃれにならないのでズボンの下に
スウェットスーツを着ていくことにした。ひめもスカートの下にこっそりとジャージを着込んでいたことは秘密である。(^_^;;
 ここからDr.Kの運転で自分は助手席へ。確かに前の席だと足下もぬくいし、あまり寒さを感じない。オープンカーはやはり二人で乗る乗り物のようである。
 因島北インターで下道に降りてから、まずは本因坊秀策記念館に向かう。前に行った記憶を頼りに交差点を左折するが、どうも様子が違う。ナビで検索してみたが、さすがに本因坊秀策記念館は載っていないようだ。地図を確認してみると先ほどの交差点を右折しなければならなかったようだ。どうらや前は城に先に行ったせいで勘違いしていたようである。来た道を引き返してから案内板に従って本因坊秀策記念館に到着する。
 まずは神社の境内にある碑の前で記念撮影。碑の裏になにやら文が書かれていたが、漢文だったのでまともに読むことができない。奥にある記念館に行ってみると、ちょうど奥から家の人が出てきた。(ふつうの玄関なので入っていいのかためらってしまうところである)「ほんとは予約してきてもらわないとだめなんだけどね」といいながらも見学させてもらえるようだ。(^o^) しばらく中を見学してから20分くらいで外に出る。
 続いて山の方にある秀策の墓へ。寺の境内には「本因坊秀策の墓」と書かれた案内板があるので迷うことなく到着。といっても立派な墓があるわけではなく、桑原家一族の墓の中にこじんまりと立っているだけである。
 戻る途中、先ほど見かけた豆腐屋の前で店の人が配達の準備をしていた。トラックには手書きの値段表(油揚げ=50円、豆腐=100円、厚揚げ=120円)が掲げられているので買うことはできそうである。声をかけて話をすると、完全手作りなので大きさがかなりバラバラになっているようだ。一つ一つもかなり大きいので厚揚げと豆腐を二丁ずつ購入。数日は日持ちするということで、ひめは油揚げ5つも買っていた。車のところに戻って村上水軍城へ。
 駐車場に車を止めてから階段を上って山頂へ。、まずは船の博物館に入って中を見学していく。ここは船の歴史を模型で説明しているが、
宇宙戦艦ヤマトがあるのはだれでも変に思うところだろう。このあと水軍資料館に入って、入り口で順番に兜や陣羽織を着て記念撮影。その後中を見てからここを後にする。
 来る途中にあった看板のカレー屋に行ってみようと言うことになったが、場所がよくわからず一回通り過ぎてしまった。カレーの店かと思っていたが、お店は焼き肉屋で昼間のみ普通の洋食屋をしているようだ。表にも
「炭火焼き肉 七輪」としか書かれていないので普通は洋食屋とは思わないぞ。
 壁には「ランチタイムのカレーフェアー 期間限定 もちろん大将の手造りです インド人もビックリか? 味に物語がある 特製カレーライス お口直しのシャーベット付き 490円」と結構恥ずかしい感じの紹介が書かれてあった。せっかくなのでみんなカレーを注文する。ちなみに他のメニューには「独身の大将が女性をターゲットに造る新メニュー 男性もどうぞ」と書かれている。こういうのを書くのが好きな人のようだ。トイレにある説明には大将の自己紹介まで載っているし・・・。(^_^;;
 ここで先ほど買っていた厚揚げをこっそりと食べてみると、いかにも豆腐という味がしておいしかったが、やはり醤油がほしい感じ。テーブルに醤油くらいあるだろうと思っていたが、なにもなかったので後は夜に残しておいた。出てきたカレーはおいしかったが、付け合わせがちょっとほしかったところだ。食後のシャーベットを食べてから店を出る。
 ここからもとぴーが運転、ひめが前の席の乗っていく。気温も上がってきて暖かくなってきたせいか、まだ寒いにもかかわらず途中で眠りに落ちていたようだ。今治北インターで高速を降りてやっと四国へ。ちなみにここは通行券が発券されていないんだが、最初「どこにやったっけ?」と探してしまった。前きたときも同じように探してしまった記憶がある。(15時半)
 今治北で高速を降りて下道へ。ここから山の方の国道317号線で松山を目指す。ナビによると17時には松山に到着しそうである。四国がこんなものなのか、それとも偶然そんな車が多かったのか、なぜか周りを見ないで運転している車に数台で食わす。こっちが走ってきているのに出てきそうになる車や、反対車線を全く見ずに飛び出す車。うーむ、危ない危ない。(^_^;; この途中でも完全に眠っていたようで、気がつくとすでに道後温泉に入っていた。
 本館の前を通り過ぎると、正面に「古湧園」というホテルを発見。その正面にある駐車場に車を止める。しかしそこは普通の有料駐車場だったようで、入り口に料金所があった。ホテルの場所を確認してからそこを後にしてホテルへと向かう。ホテルの玄関では多くの従業員がお客を迎えていて結構混雑状態。とりあえずホテルの前に車を止めてキーを預けてフロントへ。(17時)なんかこういうのにはなれないものだ。(^_^;;
 フロントで受付をするが、なにやら結婚式の披露宴が直前まであっていたようで従業員がばたばたとしている。案内の人がなかなかやってこないので自分たちで部屋まで移動するのかと思い、台車を引っ張ってエレベーターへ。ふと、
「この台車はどうすればいいの?」と言うことに気がついてフロントに聞いてみるともう少し待ってくれとのこと。(^_^;; 普通は素直に待っているようだ。しばらくしてやってきた仲居さんに案内されて部屋へ向かう。(503号室)宿泊記念に古湧園と名の入った箸がプレゼントされる。
 部屋は玄関3畳、部屋8畳+4.5畳くらいでなかなか広い。仲居さんに浴衣を持ってきてもらってから早速着替える。時間的に本館のお風呂に入るのはつらいので(がんちゃんも来ていないし)、もとぴーが知っている別の温泉に入ろうと言うことで、お風呂の準備をしてホテルを出る。もとぴー、Dr.K、自分は浴衣を着ていったが、それだけでは寒いので下にスウェットスーツやズボンなどをはいていく。
 まずは商店街を抜けてからくり時計のところに行ってみたが、残念ながらからくり時計の動作時間は過ぎていた。来るときにはいたらしい(自分は寝ていたので見ていない)ぼっちゃんとマドンナの姿も見えない。横の観光案内所に聞いてみると、昨日までは30分おきにからくり時計が動いていたが(ハイシーズンということで)、今日から通常の1時間おきの動作になっているらしい。
 からくり時計のそばに足のみの温泉ができていたので、せっかくだから入ってみることにした。Dr.Kは浴衣の下にジーパンをはいてきていたのでちょっと間抜けな格好である。(^_^;; ひめはブーツを履いてきていたが、せっかくだからと脱いで入っていた。ここでしばらく足を暖めてから坊ちゃん列車の前で記念撮影。このあとジブリのお店に行って時間をつぶす。
 18時近くなったところで店を出てからくり時計へ向かう。途中で店の中から
顔なしのように坊ちゃん団子を持って手招きするおじさんがいた。この店では坊ちゃん団子を手で丸めて作っているようだ。ひめとDr.Kがその一つをもらっていたのでさすがにそのまま出て行くのは悪いと思い、一本80円のくしを4本購入する。
 からくり時計の時間が近づいてくると観光客がだいぶん多くなってきた。からくり時計を見ていると、昔の警官の格好をした人がやってきて簡単にこのからくり時計の説明をしてくれた。時間が来るとこの人は先ほど自分たちに説明してくれた口上を大きな声で述べ始めた。自分たちはたんに練習だったのだろうか?(ちなみにこの口上は松山誕生400年記念の今年のみ行われているらしい)からくり時計が動き始めるとぼっちゃんとマドンナ役の人が出てくると思っていたが、その姿は見あたらない。3分ほどのからくり時計と最後のマドンナ(人形)の口上を聞いてから記念撮影をする。観光案内所でぼっちゃんとマドンナのことを聞いてみると、二人がいるのは9時から17時くらいまでのようだ。
 ここから来た道を引き返して途中にあった椿の湯へ。湯船の真ん中には本館と同じように石の置物があり、そこから熱いお湯が流れ出ていた。石けん類は常備されていなかったので体を温めるだけにとどめる。30分くらいのんびりと入って十分暖まったところでホテルに戻る。(18時45分)
 部屋に戻るとお膳が部屋の中の並べられてすでに夕食の準備がなされていた。しばらくすると「お連れさんが到着されました」との連絡が入り、がんちゃんが登場。料理の開始を伝えてから仲居さんにお金を渡そうとするが、なかなかタイミングがつかめなくて苦労するDr.Kの姿があった。(^_^;;(19時)
 今日の夕食はホテルの水軍コースにヒラメの刺身をつけた豪華な内容である。(^_^) 早速ビールで乾杯してから料理に手をつける。料理の内容は刺身、吸い物、鯛荒焚き、アワビ踊焼、くえ鍋、茶碗蒸、松葉蟹、野菜旨煮、鯛釜飯、香物、果物である。アワビはほんとに生きているものを網で焼くため暴れて網から落ちてしまうこともあった。これと因島で買った豆腐を食べる。
 十分に満足したところでホテルの温泉へ。(21時)男湯と女湯で構造が異なるため、0時に男女が入れ替わるらしい。(この時間の男湯には露天風呂がなかった)十分に暖まってからロビーで女性陣を待って部屋に戻る。(22時)しばらく部屋でくつろいでいたが、明日も早いことだし、夕べはあまり寝てないしと言うことで、23時にはそうそうに寝ることになった。
 02 本因坊秀策の記念碑の前で
 03 村上水軍城 階段は疲れます・・・(T^T)
 04 村上水軍城にて ぐわっ!!やられた〜〜〜
 05 だれ?(^_^;;
 06 巨大なタルトを抱えるひめ
 07 今日の夕食
02月02日 0km  愛媛県 松山市→自宅
 6時の道後温泉本館の開店に間に合わせるため、5時半に起きてから準備を整える。夕べもやはり部屋の中を電車が通っていたようで、ひめはあまり眠れなかったらしい。自分は完全に眠っていたが・・・。さすがに朝早いので今回も浴衣の下にスウェットスーツを着込んでいく。
 ホテルを出て本館に向かうが、さすがにまだ空もまだ明けていないので辺りは暗い。本館が見えてくると窓から明かりが漏れていてなかなかいい雰囲気。建物の前には一番風呂に入ろうとすでに列ができていたが、ほとんどが神の湯にはいるだけの人たちのようだ。せっかくなので一番高い霊ノ湯三階個室のチケットを購入する。開店まで入り口に並んでいたが、息が白くなるほど寒い・・・。刻太鼓の合図とともに並んでいた人達が一斉に中に入る。さすがに上の階に上がる人はほとんどいないため、入り口をすぎるとかなりがらがら状態だった。(^_^)
 自分たちは3階の部屋番号1番に通される。部屋はこじんまりしていい感じだが、昔ながらの建物のせいで暖房も効いていないのでかなり寒い。ここの施設の説明を聞いてから早速お風呂(霊の湯)に向かう。
 一番風呂かと思ったが、すでに他の客が一人は行っていた。湯船はかなり熱かったが、何とか入ることのでレベル。30分くらい十分に暖まってから部屋に戻る。途中に天皇が来たときに使用した「又新殿(ゆうしんでん)」と言うものがあるが、この案内を見たもとぴーが
「またしんでん!」とでかい声でいうと、ここの案内の人に「ゆうしんでんと読むんですよ」と突っ込まれていた。「みなさん、またしんでんと読むから大丈夫ですよ。」とフォローはしてくれていたが・・・。(^_^;;
 部屋に戻ってお茶と坊ちゃん団子を食べながら女性陣が戻ってくるのを待つ。もとぴーはちょっと食べたりないようで、坊ちゃん団子を追加注文。しばらくすると二人も戻ってきた。ここの窓から中庭を眺めることができ、空も明るくなってきていい雰囲気。ひめは今回、残念ながら「にせ坊ちゃん団子」を作るネタがないので、悔しがっていた。(^_^;;
 一段落したところでこの階にある「坊ちゃんの間」を見学。ここには夏目漱石が松山に滞在していたときの写真などが展示されている。このあと二階にある又新殿に行って案内の人から説明を受ける。休憩の間と湯船を見学したが、現在は湯船のお湯がでなくなっているらしい。いままでに5回天皇や皇族が使用したそうである。この後、記念タオルなどを購入してからホテルに戻ることにした。(7時半)
 さすがに戻る途中でかなりからだが冷えてきてしまっていたので、ホテルの前にある足湯に入っていく。現在ほとんどのホテルの玄関にこの足湯は設置されているようだ。早速椅子に座って足をお湯に中に入れると、お湯が抜き出し口からあふれ出した。その場所に立っていたひめは見事にお湯がかかってしまう。いきなり悲鳴が上がったときは何が起きたかと思ってしまった。(^_^;; しばらくお湯につかって十分に体も暖かくなってきたところで部屋に戻る。(7時45分)
 朝食は8 時からとお願いしていたが、確認をとって早めに食べることにした。レストランに移動して席に案内される。半分バイキング形式の朝食(一通りのメニュー以外にバイキングでとることのできる料理が数種類ある)でおなかいっぱい食べることができた。
 9時半頃の坊ちゃん列車に乗るつもりだが、いっぱいで乗れないと悲しいので整理券を取りに行く。もとぴー、Dr.K、ひめはホテルのお風呂に入るつもりみたいなので、自分とがんちゃんで行くことになる。さすがに歩いていくと時間がかかると思い、がんちゃんの軽トラックにのって駅へ。9時27分の整理券と乗車券を買ってからホテルに戻って3人がお風呂から上がってくるのを待つ。9時頃にみんなが戻ってきたところで、あわてて準備をしてチェックアウト。
 ホテルから駅の方へ裏道を抜けていく。商店街に入るところでマドンナと思われる衣装を着た人が警官の格好をした人と本館の方に向かっていた。駅の前にも先ほどと違うマドンナとぼっちゃんの衣装を着た人がいたので一緒に写真を撮ってもらう。坊ちゃんの羽織っていたマントをちょっと借りたかったが、結局言い出せなかった。
 列車の出発時間になると、先ほどまで止まっていた坊ちゃん列車が本線に出てきた。使用している坊ちゃん列車は二つあり、一つは客車が一両、もう一つは客車が二両(一両が小さい)になっているようだ。今回乗り込むのは客車が一両のものである。自分たちの整理券は1番から5番だったので最初に乗ることができたので前の方の席に座ったが、立ち席の人までいるようだ。整理券を配っているから椅子に座れる分しか乗せないと思っていたのになあ。時間になったところで先ほどのぼっちゃんとマドンナに見送られて出発。(^_^)/~~~
 この坊ちゃん列車は夏目漱石の著書「坊ちゃん」にも登場するもので「停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。・・・」と紹介されている。
 ここからしばらく路面電車に揺られて坊ちゃんの気分を味わう。せめて立っている人がいなければもう少しくつろげるんだけどなあ・・・。(^_^;; ほとんど信号にも引っかかることもなく一気に走って、駅に到着。何カ所かの駅では降りれるようになっているようだ。松山城に行くためこの駅で電車を降りたが、他にも半分以上の人がここで降りていた。
 ここからがんちゃんの案内に従って商店街を歩いていき、5分くらいで松山城へのロープウェイ・リフト乗り場に到着。城まで上るのにリフトを使ってもロープウェイを使っても料金は同じ共通券になっていた。ロープウェイが出たばかりだったのでリフトに乗ることにしたが、途中からかなり寒くなってしまった。(T^T) しかもロープウェイと比べるとかなり速度が遅く、途中で飛び降りて走っていきたい衝動に駆られる。(^_^;; 到着するとちょうどぼっちゃんがリフトに乗って降りるところだった。松山城にもいるとは思わなかった。天守閣の方に向かっていると、マドンナと警官ともすれ違う。「今度降りるときにまたすれ違いに上ってくるんじゃない?」と冗談を言っていたが・・・。
 この城の建物の多くは戦災で焼けてしまっているが、天守閣を含むいくつかの建物は江戸時代末期に造られてものである。いくつかの門をくぐって本丸に到着。天気もいいせいか観光客が結構やってきている。城内には桜並木があり、春の桜の季節には多くの花見客でにぎわうそうだ。特に大学生の場所取りがすごいらしい。(^_^;;
 かなりの高台にあるので天守閣まで行かなくても眺めはよく、遠くに瀬戸内海を望むことができる。もとぴーは瀬戸内海を見て
「地中海がきれいに見える」とかぼけているし・・・。そこまで間違えるか?Dr.Kはおもむろにビールを買ってきていた。自分も飲みたい衝動に駆られたが、何となくやめておいた。弁当か何か買ってここで食べればよかったかもしれない。ちょうど椅子やテーブルなんかもあったしなあ。
 天守閣をバックに写真を撮っていると観光写真を撮影しているおっちゃんが「ごめんけど、そこのいてくれんか?」と声をかけてした。しょうがないので場所を空けてやると、その後で「写真を撮ってあげるよ!」と声をかけてきた。
「眺めの一番いいところで撮ってやろう」と自分たちを案内していく。「さっきのところが一番じゃないの?」と聞くと「さっきのは二番目、一番いいところは機材を置くことができないから」と言っていた。写真を撮ってもらってから天守閣へ向かう。
 天守閣の中は他の城と同じように資料館になっている。本物の城なので階段が急になっているのは仕方のないところか。城の最上階まで登ってから順路に従って資料を見ながら下っていく。もとぴーは見ていくスピードがかなり速く(見ていたのか知らないが・・・)、自分たちはかなり遅れていたがしょうがない。一通り見て回ってから天守閣を出る。このあと来た道を引き返して戻っていったが、途中で「順路がこっちになっているよ」とまた
城の方に向かおうとするDr.Kがいた。さっき通ったところやんけ!(^_^;;
 登ってきた時に言っていたように、自分たちが乗り場に到着するとロープウェイからぼっちゃんとマドンナが降りてきて城の方に向かっていった。うーむ、タイミングが悪い・・・。(T^T) さすがにさっきのリフトは寒かったのか、今度はみんな何も言わないままロープウェイの方へ。(^_^;; ちょうど到着したばかりだったのでまだ他の客がいない。出発時間にはかなりの客が乗っていていっぱいになっていた。松山城の案内を聞きながら山を下りて下の駅に到着する。
 電車に乗って帰るつもりなので来た道を引き返していく。途中で「やっぴー」とでかでかかかれたのりぴーの半纏を発見(なんで未だに売っているのか不明)。一着
2000円で売られていたが、これを25000円ということにしてやっぴーに売りつけてその浮いた金でどっかに行こうとか言っていた。(^_^;; 電車通りに戻るとちょうど電車が止まっていたのでこれに乗って道後温泉へ向かう。
 駅前には朝すれ違った別のマドンナがいたので一緒に写真を撮る。このあと人力車に乗ればすべてのコースが終了となるので、人力車の止まっている本館前に向かったが、その姿はない。(?_?) 観光案内所に行って確認してみると夕方からしか出ていないようだ。(T^T)
 ここから歩いてホテルに戻って車の鍵を受け取って出発。がんちゃんのトラックにはひめが、もとぴーの運転で、Dr.K自分が乗り込む。もちろん車はオープンにして走っていく。
 がんちゃんが先に行ったのですぐに追いかけたつもりだったが、少し走るとがんちゃんから電話がかかってきた。「どこにいってんの?」「えっ?(?_?)」道後温泉本館の方に行っていると思ったら別の道に入っていたようだ。道もよくわからないので駅前の駐車スペースで待ち合わせ、何とか合流を果たす。ここからがんちゃんに先導してもらって「いろは屋」に到着する。ここでみかんパンなどを買っていく。
 このあとは海岸線に沿って今治方面に向かうが、さすがに少し渋滞していた。しばらく走ったところで道路脇にある焼き肉屋の駐車場へ。しかし近くにある回転寿司をみたひめが「あっちを食べたい」と言うので焼き肉はあきらめてすしを食べることになる。車を移動させるのもめんどくさいのでそこに止めたまま歩いてお店へ。味はそれなりで12皿ほど食べたが、半分以上はエビである。(^_^)
 先ほどの駐車場にもいろは屋があったのでここでも少しパンを買っていく。このあとは海岸線に沿ってひたすら北上。途中でひめが前の車から乗り出して写真を撮っていたが、自分たちが気がついたのは3枚目を撮るときだったらしい。もとぴーは途中で完全にダウンして、いびきをかいていた。海岸線にある公園でいったん休憩。ここでしばらくくつろいでから、がんちゃんに見送られて出発。
 今治からしまなみ海道に入って一気に走っていく。この途中でもまた眠ってしまっていたようでほとんど記憶がない。目を覚ますとなんか遅い車がいてペースがかなり落ちてしまっていた。シルバーマークを付けていたら遅く走ってもいいわけではないぞ!(-_-X 多々羅大橋の手前でやっと2車線になって追い抜いて、その先にある瀬戸田パーキングでいったん休憩をとっていくことにした。
 橋をバックに写真を撮ってから店の中へ。特におなかが減っているわけではないのであまり食べる気は起きない。もとぴーはここで売られている「はっさくソフト」を買っていたので、自分はもう一種類の「しおなみソフト」(伯方の塩入り)を注文。なんと
色が青というどう考えても自然ではない色をしているのは強烈である。(^_^;; ちなみにひめはそのミックスを食べていた。
 このあとは一気に橋を渡って福山へ。福山駅まで送ってもらったが。車を止めるスペースがなくて駅の近くをうろうろすることになる。(17時)なんとか強引に車を止めてみんなと別れてホームへ。時間を見てみると1時間くらい列車がないではないか。なんてこった!(T^T) いまさら近くをうろつく気も起きないので素直にホームで待つことにした。
 やっとやってきたひかりに乗り込んで福山を出発。小倉でJRに乗り換えて、バスで帰宅。(20時)運転もしていないのでそんなに疲れていないはずだが、普通のツーリングよりも疲れた感じだった。ちなみに他の3人はことぶきの店に顔を出してからにょろのお見舞いに行ったようだ。
 08 お風呂上がりのひめ
 09 坊ちゃんの間にて 夏目漱石と同じポーズ(^_^;;
 10 坊ちゃん列車の前で
 11 松山城の天守閣をバックに
 12 ここでがんちゃんとお別れ 寒い中再びオープンカーで・・・
 13 パーキングで休憩 いったい何をやっているんだか・・・。(^_^;;
 14 青いソフトクリーム・・・