宮 崎 県 |
高千穂峡 | 馬ヶ背 | 青島 |
都井岬 | 都井岬灯台 | 国見ヶ丘 |
高千穂峡(たかちほきょう) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
真名井の滝 |
阿蘇山の噴火活動によって流れ出た溶岩が五ヶ瀬川に沿って帯状に流出。この溶岩が急速に冷やされたために柱状節理となった。その後、数百年の歳月をかけて少しずつ削られ形成されたのがこの五ヶ瀬川峡谷で一般的に高千穂渓と言われる。昭和9年(1934年)に名勝、天然記念物に指定された。この岸壁から流れ落ちるのが「真名井の滝」であり、日本の滝百選にも選ばれている。 渓谷に沿って遊歩道が整備されており、高千穂神社までつながっている。(1.3km)渓谷は貸しボートで遊覧できるようになっており、滝のすぐ近くまで行くことも可能。(30分1500円) シーズンになると人出あふれかえるため、朝早い時間などに行くのがおすすめ。駐車場もあまりないので注意が必要。遊歩道をのんびり歩いていくのもなかなかいいかもしれない。またボートに乗って下から見上げる渓谷もなかなかいいが、ボート代がちょっと高いのが仕方がないところか? 訪問時のツーレポ ● 2000年03月 高千穂峡を訪ねて ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行 |
馬ヶ瀬(うまがせ) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
馬ヶ背の断崖 細宮灯台 |
日豊海岸国定公園の南端に位置する海岸線で、溶岩が冷えて固まるときに出来たと言われる四角い柱を敷き詰めたような柱状岩が長い間の波の浸食作用により削り取られて出来た珍しい地形をしている。大御神社の斜柱、千畳敷の金屏風、銀屏風、小松崎の孤立石柱、塩屋崎の板状岩など数多くの岩種が見られる。馬ヶ背は奥行き200m、幅10m海水路の両岸に高さ70mの垂直にそそり立つ断崖絶壁で、陸地から盛りあがった岩肌が馬の背中に似ている事からこう呼ばれる。 見学自由 かなり切り立った断崖のため、下をのぞき込むと結構怖い。珍しい地形ではあるんだが、観光地としてはちょっと物足りない感じになるかもしれない。スケール的には東尋坊の方が有名。 駐車場から遊歩道が延びているんだが、案内がちょっと不親切で分かりにくい。もう少し説明を書いて欲しいと思う。馬ヶ背の断崖までは片道10分程度。細宮灯台からは断崖を望むことが出来ないので、遊歩道を歩いていくしかない。 訪問時のツーレポ ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング |
青島(あおしま) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
手前の砂浜から青島を望む 青島神社の境内 |
宮崎を代表する観光スポットで、天然記念物に指定されている鬼の洗濯岩と呼ばれる奇岩や特別天然記念物の亜熱帯性植物群落があり、島の中央には青島神社がある。 島は周囲約1.5kmの小さな島で、島の周りは鬼の洗濯岩と言われる砂岩と泥岩の重なる層が波食により洗われやわらかい部分が削られて出来た奇岩に囲まれている。干潮の際には沖合い100mほどの見事な景観となる。島全体は約5000本のビロー樹やハマカズラ等の熱帯亜熱帯植物をはじめ多くの植物に覆われており、樹齢300年を越えると言われる木もある。北半球における最北限の群落となっている。鬼の洗濯岩、ビロウ樹ともに国の天然記念物に指定されている。 青島神社は彦火々出見命(ひこほほでみのみこと・山幸彦が一般的)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、塩筒大神(しおづつのおおかみ)を祀る神社で、彦火々出見命が海宮から戻ったときの住居の跡として三神を奉ったのが始まりとされる。日向土産という国司巡視記に約1200年前に行われたという記録が残っている。境内には日向神話館という蝋人形館がある。 見学無料 宮崎観光では必ずと言っていいくらいコースに入っている有名な観光スポット。この島が有名と言うよりは鬼の洗濯岩を含めた景観がいいという感じかもしれない。時間的には館長の時間に合わせていかないと普通に島があるだけになってしまうので注意。神社自体の歴史は古いんだが建物などは最近建てられたもの。 訪問時のツーレポ ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行 |
都井岬(といみさき) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
岬の広場にいる馬 |
南九州の最東南端にある岬で、御崎馬(みさきうま)およびその繁殖地として国の天然記念物に指定されている。岬には白亜の灯台、ビジターセンター・馬の館などがある。毎年8月第4金土曜日にダイナミックな火祭りが行われる。 御崎馬は日本在来馬(北海道和種、木曽馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)と言われ、昭和28年(1958年)に天然記念物に指定された。江戸時代に高鍋藩秋月家により、軍馬や農耕用に放牧したのが始まりと言われる。開設以来300年もの間、きわめて粗放な放牧で自然のままに育成されてきた。体長、体高ともに130cm前後で鹿毛と青毛で栗毛は少なく、背中に鰻線のあるものが多く見られる。 特に何があるというわけではないが、景色も良くてのんびりとするにはいいところといった感じ。馬は野生馬のようなものなのでうかつに近付くのは危険らしい。 訪問時のツーレポ ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング |
都井岬灯台(といみさきとうだい) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆ | |
白亜の灯台 灯台からの展望 |
南九州の最東南端、都井岬に建つ白亜の灯台。240メートルの断崖上にある高さ15mの灯台からは日向灘を一望することが出来る。 昭和4年(1929年)に完成点灯され、当時は東洋一の光度を持つ灯台だった。昭和20年(1945年)に繊細の被害により大破、そして昭和25年(1950年)に台風により倒壊し、建設当時のものはコンクリート造りの灯塔だけとなった。 拝観時間=9:00〜17:00、拝観料=150円。 灯台からは日向灘を一望できて眺めはいい。逆に天気が悪いときだとあまりくる価値はないかもしれない。天気が良ければ種子島や屋久島まで見ることが出来るらしいが、そこまでよく見えるのは稀だろう。 資料館には使われていたレンズなどが展示されているが、展示されている資料類はかなり少ない。まあ、値段が値段なのでいいんだけどね。 訪問時のツーレポ ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング |
国見ヶ丘(くにみがおか) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
山頂にある像 山頂から見る朝日 |
神武天皇の孫にあたる建盤竜命(タテイワタツミノミコト)が九州統制の際にここから四方を臨んだ(国見をした)ことからその名が付いたと言われる。また眼下に広がる雲海の名所としても知られる。 国見ヶ丘の山頂までは車で上がることが出来、駐車場にはトイレまで完備されている。駐車場から200mほど離れた高台が展望台になっていて建盤竜命の石像が建っている。雲海は春と秋の昼と夜の気温差の大きい季節(温度差10℃以上、無風がベスト)の早朝に発生する。 建盤竜命関係の場所と言うよりは雲海を見る場所という感じだ。近くまで来るまで手軽にいけるのはいいんだが、雲海が見えるかどうかは運次第。前日に大体分かるようだけどね。 訪問時のツーレポ ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行 |