宮 崎 県

史跡・建築物

高千穂峡神社 天岩戸神社 鵜戸神社
江田神社 - -

高千穂神社(たかちほじんじゃ)
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★

高千穂神社
夜神楽の1シーン(細女の舞)
境内はあまり広くなく、ふつうの小さな神社という感じのところ。神社の境内に300人くらいの入れる神楽殿があり、ここでは毎晩観光用に夜神楽が公演されている。公演は20〜21時の約1時間。各集落にある20くらいの団体が交代で365日毎日公演しているらしい。公演されているのは夜神楽33番の舞いのうち、代表的な3つの舞「手力雄(たぢからお)の舞」「細女(うずめ)の舞」「戸取(ととり)の舞」+「御神躰の舞」の簡略版で、内容は天照大神がお隠れになったところから岩戸を取り除くというもっとも有名なシーンである。
境内自由、夜神楽=500円。

神社自体はほんとに小さなところで、建物は大きいが、普通の町にある神社という感じ。境内までの階段も短いので特に苦労する必要もない。神社のわきに大きめの駐車場もある。
夜神楽は11月頃に各村で夜通し行われる舞台を見るのが一番であるが、さすがにそれは難しい。このことを考えると簡略版の3番+1番とはいえ毎日公演してくれているのはすごくありがたい。人も結構来るので19時半くらいには現地に到着しておきたい感じで移動を考えても2時間くらい。せっかく高千穂に来ているのなら行ってみる価値はある。

訪問時のツーレポ
 ● 2000年03月 高千穂峡を訪ねて
 ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★☆

天岩戸神社 西本宮参道
天照大神がお隠れになった天の岩戸を奉った神社で、西本宮は大日要尊(おおひるめのみこと)、東本宮は天照大神(あまてらすおおみかみ)が御祭神である。(この二人の神様は同一の神様)西本宮にはご神体はなく、そのちょうど後ろにある天の岩戸がご神体になっている。天の岩戸は本宮の後ろにある遙拝殿からしか見ることができないため、見学を依頼しないといけない。見学料は基本的に無料で約30分の案内となる。写真撮影は不可。
さらに奥にはどうやって天照大神を天の岩戸から誘い出そうかと八百万の神が相談した場所・天安河原宮がある。ここは思兼神(おもいかねのかみ)、八百万神(やおよろずのかみ)を御祭神としている。
拝観時間=8:30〜17:00。

できれば朝早く行った方がゆっくりと観光することができる。本殿の案内は随時行ってくれるのでせっかくいったのなら聞いてみるべきだろう。以前行ったときは寄付を言われたんだが、2回目に行ったときは特にそんなことは言われなかった。天の岩戸は入口の一部が崩壊していてあまりよく分からない。
せっかくなら奥にある天安河原宮まで行くことをおすすめする。昔あった遊歩道は通行止めとなっているため川沿いに歩いていくことはできなくなっていた。そこはなかなか風情があって良かったんだけどね。(ToT)所狭しと積み上げられた石積みは圧巻。

訪問時のツーレポ
 ● 2000年03月 高千穂峡を訪ねて
 ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行
鵜戸神宮(うどじんぐう)
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★

八丁坂からの展望
亀の形をした岩
日南海岸の断崖の海蝕洞の中に本殿が建つ神社で、神武天皇の父(海幸彦の子供)・鵜葦草葦不合命(うがやふきあえずのみこと)を祀っている。安産、夫婦円満、育児、縁結びの神として信仰を集めている。
創建は第10代・崇神天皇の時代と言われ、延暦元年(782年)に桓武天皇の勅命を受けた天台宗の僧・光喜坊快久が初代別当となり神殿を再興し、勅号を「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺」とした。その後真言宗の寺院となっていたが、明治維新の神仏分離により鵜戸神社となり、後に官幣大社鵜戸神宮になった。
日本神話の山幸彦・海幸彦の伝説の舞台となった場所としても知られる。この中で、山幸彦の妻・豊玉姫の出産のための産屋が本殿の建つ洞に用意されたといわれる。本来の姿を観られてしまった豊玉姫が海原の国へ戻る際、我が子のために置いていった乳房が御乳岩である。御乳岩からは今も絶え間なく水がわき出しており、この水でつくる「お乳あめ」は鵜戸の名産となっている。また豊玉姫が竜宮から乗ってきたと言われる本殿前の霊石亀岩の背中の桝形の窪に運玉(直径2cm程の素焼きの玉)を投げ入れることが出来ると願い事が叶うと言われる。(5個100円)
参拝ルートは3つ。普通車であれば、本殿がある海側まで車で行くことが出来る。観光バスは山側から歩く必要があるが、現在は観光用トンネルが出来ている。観光バス用の駐車場から平安時代からの参道、八丁坂を通る参拝ルートがあるが、急な石段となっている。
参拝自由

「なんでわざわざこんな所に建てたんだ?」というくらい変なところに建っている。旧参道からの眺めはいい感じなので、天気が良くて時間と体力があれば歩きたいところ。本殿などの建物は最近建てられたものなのかあまり歴史を感じるものではなかった。
御乳岩と言われるから乳房の形をしているのかと思ったが、単なる岩にしか見えない。(^_^;; たんに水がにじみ出ているからそう名前を付けただけだろう。運玉はネタ的にやるようなものだろうが、入れる方に気を取られて願いを思うのを忘れてたというのがありがち。穴に入ったものを幸運の印としてまた300円で売っているのがなんとも・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング
 ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行
江田神社(えだじんじゃ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

本堂
みそぎ池
伊邪那岐尊(イザナギ)、伊邪那美尊(イザナミ)を祀る神社。創建は不明だが、江田郷に鎮座する古社で、「続日本後紀」では837年(承和4年)に江田神社として官社に列せられた由緒ある神社。現在は森の中にひっそりとたたずむ神社となっている。
神社の近くにはイザナミを追い、黄泉の国に行って汚れを受けたイザナギが身を清めたとされるみそぎ池がある。この禊ぎの際にアマテラス、ツクヨミ、スサノオの3神が生まれた。
境内自由。

歴史的にはかなりあるようなんだが、現在はかなり小さな地方の神社という感じ。周りは森のようなところに囲まれているので雰囲気的にはなかなかいい感じ。みそぎ池まで遊歩道があるので散策がてら歩いてみるのもいいかもしれない。神話の話のネタに来るようなところか?

訪問時のツーレポ
 ● 2009年12月 宮崎こてこて旅行