南の島へ再び

その4 初の西表島へ


03月03日 0 km 沖縄県 石垣島→西表島
 最後の石垣の朝なので、朝早く起きて町中でもうろつこうと思って時計をセット(もちろんマナーモード)。明け方の昔の町並みの写真でも撮ろうと思っていたんだが・・・。夜が明ける前に目は覚めたが、なんか体がだるいのでそのまま布団でごろごろしていた。(T^T) うーむ、どうも決心が甘いなあ・・・。
 7時に起きてから荷物の整理。ロビーに行って朝食となるが、今日もちゃんとご飯が出ていた。(^_^) ありがたいことである。夕べ眠ってしまっていた女性が起きてきたのでとっておいたケーキを出してまたもやみんなで歌を歌う。相変わらず暗い・・・。(^_^;; 茨木の大学生を見送ってから8時半頃からまたもやコスプレが始まった。今回は鍬を担いだ農民という感じの衣装を着たが、結局何の格好だったんだろうか?(?_?) このあと9時頃にヘルパーに見送られて宿を出発する。前回泊まったときはあまり記憶に残っていなかったが、今回は間違いなく鮮明に記憶に残るだろう。(^o^)
 10分ほど歩いて離島桟橋に行き、西表島船浦行きの乗船券を購入。出発は9時半の予定だったが、10分くらい遅れるそうだ。乗船代は片道2000円だが、往復割引を使ったので往復で3800円となる。9時半前に船が入ってきたので「なんだ、時間通りやってきたやんけ。」と思って船に乗ろうとすると、それは大原行きの船だった。(T^T)
 結局当初の予定通り9時40分に入ってきた船に乗り込んで席に着く。思ったよりも乗っている客が少なくてかなりがらがら状態だった。出発してすぐに眠りに落ちてしまい、気がつくともう西表のすぐ近くにやってきていた。それから少し海岸線に沿って走り、船浦港に到着。港と言ってもただの岸壁といった感じである。(^_^;; 港には次の乗船客と宿の迎えの車がやってきていた。
 YHから迎えの車が来ているということなので、船を下りて駐車場に止まっている車を見ていくが、それらしい車を発見することができない。(?_?) しばらくうろついていると車に「いるもて荘」と書かれた車がやってきた。よかったよかった。(^_^) この車に乗ろうとするともう一人女性(くらたさん)が乗り込んできた。ここから5分くらい走っているもて荘に到着。(10時半)
 YHの会員に入ろうと思ったが、会員の受付は夜にやるということになる。ちなみにくらたさんはYHに初めて泊まるようだ。受付をすませてから建物の案内を受けて部屋へ。自分の泊まった部屋は4畳半くらいの広さで布団が二つ用意されていた。あとで同室の人もやってくるのだろう。部屋からはYHの庭と海を見下ろすことができる。
 全く予定を立ててきていないのでこのあとどうするかマジで悩む。食堂の壁に貼られている案内を見るとピナイサーラの滝(昨日なかがわさんにここは是非行くべきだと言われていたところ)へは5時間くらいで往復できるようだ。ちょうど干潮の時間が13時くらいなので12時くらいに出ればちょうどいいらしい。しかし一人で行くと何かあったときに危ないのでせめて二人で行った方がいいといわれるが、他にYHに残っている人はいない。ってことで、YHで自転車を借りて(800円)近くを適当にうろついてみることにする。
 天気がむちゃくちゃいいので日焼け防止のため長袖に長ズボンをはいて出発。まずは大通りに出てから北の方にある星砂の浜を目指す。ほとんど車は走っていないが、何回か小さな坂があって結構疲れてしまった。しかしそれよりも暑くてしゃれにならない状態に陥る。(T^T) やはりTシャツにショートパンツで来ればよかったなあと後悔するがすでに遅い。日焼け止めクリームも持ってきていないのでシャツを脱ぐわけにもいかないのがつらいところだ。(自分は肌が弱いのですぐに赤くなってひどい状態になってしまう)
 途中で地図を確認しながら案内板に従って走っていき、30分くらいでやっと星砂の浜の駐車場へ。ここからさらに降りる道があったので自転車で進んでいくとそこは車両禁止だったようで途中から階段になっていた。
「ここまで来たらもう降りてしまえ!」と思って自転車を担いで浜まで出る。(^_^;; そこにはきれいな砂浜が広がっていた。
 浜にはシュノーケリングをしている人が二人と、店の店員と思われるおばさんが一人いるだけ。海は青く、眺めは最高状態だった。浜にある砂をとってみるが、思ったよりも星の砂はほとんど見あたらない。「思ったよりも星砂の割合は少ないなあ・・・。まあ、所詮こんなものか。」と思って少し波打ち際の方にいってみると、手にした砂の半分くらいが星砂になっていた。(このときはこれで十分満足していた)
 来た道を引き返すと来るときに通ってきた長い下り坂を登っていかないといけないので、そのまま道に沿って浦内方面へ進んでいく。メイン道路に出たところで引き返してYH方面へ。いったんYHに戻ってから服を着替えて(Tシャツにショートパンツ)日焼け止めクリームを塗って再度出発。(12時)これでだいぶん暑さから解放された。
 おなかも減ってきたので何か食べようと思ってフェリー乗り場の方へ。しかしそっち方面にはお店が全くなかったため、何も食べることができなくなってしまった。(T^T)(
船浦港〜西表温泉までは店は一軒もない)このあとはひたすら海岸線と森に挟まれた道を走っていくだけとなる。車もほとんど走っていないので、見かけるのは鳥(おそらく天然記念物のカンムリワシなど)と蝶(かなり大きなオオガマダラという蝶もいてかなりノンビリ飛んでいるが毒をもっているため鳥にはおそわれないそうだ)くらいだ。イリオモテヤマネコでも出てきてくれるとうれしいんだが・・・。(^_^;; 途中の風景を楽しみながらひたすら走り続けて大見謝(おおみじゃ)ロードパークに到着する。(12時45分)
 ここの展望台からは青い海とマングローブの緑を一望することができる。ここでしばらくくつろいでいこうと思ったが、やはり帰りの方がのんびりできるだろうと思い直してしばらく風景を楽しんだだけでここを後にする。
 このあとはひたすら登りと下りを繰り返し、やっとの思いで日本最南端の西表島温泉の入り口に到着する。(13時45分)この温泉の少し手前にレストランがあったが、なんか観光客目当ての店みたいな感じだったのでおなかは減っていたが入るのはやめておいた。温泉の横にある店も同様である。ここから舗装前の道路を通って温泉の駐車場に到着する。
 駐車場に自転車を止めて早速中へ。入場料は
1200円とかなり高いが、せっかくここまで来たので入ることにした。お風呂には自分の他にお客は3人いたが特に話はしなかった。洗い場は5つくらいしかなく、内湯は湯船が一つだけで大きさもそんなに大きくはない。(T^T) まずは体を洗って内湯で少しくつろぐ。片側の壁がガラス張りになっており、そこから川と森を見ることができてなかなかいい眺めではある。
 続いて露天風呂に行ってみると、3畳くらいの小さな湯船が壁に囲まれてあるといった感じ。眺めはそれなりにいいが、あまり露天風呂という雰囲気でもない。うーむ・・・。この後サウナに行ってから少し汗を流してもう一度内湯に入ってから更衣室へ。「あまりにもこっちのおふろがせまいのではないか?」といった感じである。(-_-)
 更衣室で着替えていると、他のお客が水着に着替えて外に出て行った。そういえば外のお風呂の方は水着じゃないと入れないんだよなあ・・・。せっかくお金も払っているし、水着も持ってきているのでいってみることにする。ここにあるのは25mプールくらいの大きさのプール(温水ではない)と大きな露天風呂、小さなジェットバスなどが数個。なんかあまりここでゆっくりする気も起きないので、少しこの中を見学してから戻って服に着替える。
 休憩室で横になって、流れている音楽を聴きながらうつらうつらしていた。しばらくくつろいだところで出発。(14時45分)金額的に800円くらいなら許せる感じなんだが、やはり1200円はちょっと高すぎるといった印象だった。
 先ほどまではいい天気だったのに休憩している間に徐々に雲が出てきて天気が悪くなってきた。天気予報通り雨でも降るのだろうか?いかにも雨雲という感じの雲が出てきている。さすがに雨に降られたらしゃれにならないので(カメラなどを持ってきているので)急いで走っていたが、途中から天気も回復してきた。しかしこのあとどう変化するかわからないので、休憩することもなく一気にYHに引き返す。結局雨に降られるどころかかなりいい天気のままたどり着くことができた。(16時)(^_^)
 他の泊まり客もだいぶん戻ってきており、これから温泉に行こうとしている人もいた。もちろんバイクだが・・・。自分もシャワーを浴びてさっぱりしてからロビーでビールを飲んでみんなと話しながらくつろいでいた。自転車で走っているときにYHの泊まり客ともかなりすれ違ったようで、何人かは自分の姿を覚えていたようだ。
 ここでみんなの今日の行動を聞いてみるとみんなそれぞれに西表を楽しんでいるようだ。歩いてピナイサーラの滝に行った人(眺めがとてもよかったらしい)やカヌーで滝を見に行った人、奈良から来ているカップルや、レンタバイクで観光していた男性などかなりいっぱい人がいたが、住所交換もしなかったので次の日帰った人は名前もわからない状態である。先に来ているいとうさんの姿が見えないのでまだどっかを観光しているのだろう。
 みんなと話していると、なにやら北の空から徐々に天気が悪くなり始めた。(T^T) さっきまで太陽が出ていたのに一気にどんより雲になって今にも雨が降りそうな感じ。先ほど出かけていった人たちも徐々に戻ってきて、最後に自転車で出かけていたいとうさんも戻ってきた。ちなみに西の方では雨が降っていたらしい。
 さらに天気が悪くなってきて、建物の窓をすべて閉めて雨に備えていると、18時頃からついに雨が降り始めた。(T^T) かなりひどい雨でいかにも南国といった感じである。今日は蛍の見学に行く予定だったが(こんな時期に蛍が出るらしい)、雨のために中止となる。(T^T)
 しばらくすると
両腕を真っ赤に腫らした男性(T^T) がやってきた。この人はヤマネコ先生(この時点では名前も呼び名も無かった)で、日焼けを繰り返してこんなにまでなったようだ。ヤマネコ先生曰く「みんな半袖だったから自分も同じように半袖になっていたら、みんな日焼け止めクリームを塗っていたみたい。」その後長袖のシャツを着ようと思ったが、こすれて痛いのでそのまま半袖を着ていたのでさらにひどくなったようだ。
 この日はもう一人の女性(名前を聞いていない)と一緒にカヌーをレンタルしてピナイサーラの近くにある別の滝まで行っていたようだ。ちなみにこの女性は明日帰るそうだが、蛍ツアーが中止になったのをかなり残念がっていた。到着した日にもツアーがあったらしいが、まだ後でも見ることができるだろうと言うことでそのときは遠慮していたらしい。
 夕食の時間となり食堂へ移動。(19時)ここで同席していたかわしまさんとかとうさんと明日ピナイサーラの滝に行こうという話をする。1時間半くらいここで話をしてからロビーへ移動。
 21時から泡盛が出てくるはずだったが、この日は休肝日ということでお酒は出ないようだ。ほんとは日曜日が休肝日なんだが、昨日間違えてお酒を出してしまったため、今日が休肝日になってしまったようだ。せっかく飲めると思っていただけにちょっとがっかりである。(T^T) 結局ビールを買って飲みながらここで 23時頃まで話をしていた。
 このときくらたさんが村田自然塾というところにピナイサーラへのカヌーツアーを申し込んでいたので自分達も便乗させてもらうことにした。(カヌー体験とピナイサーラへの観光が同時にできれば一石二鳥である)この時点でこの後ずっと一緒に行動することになるとは思わなかった。解散になってから部屋に戻るとすでに同室の人は眠りに入っていたので静かに準備を整えて23時半頃に就寝。(-_-zzz
 01 今日も朝からコスプレです
 02 ペアレントとヘルパーの方と一緒に お世話になりましたm(_ _)m
 03 星砂の浜はとてもきれいでした(^o^)
 04 日本最南端の温泉の看板の前で