2001 屋久島・種子島へ その2 南国と思っていたのに・・・(^_^;; |
03月04日 バイク移動距離 129km 鹿児島県 屋久島 |
朝起きると外からは凄い風の音・・・。台風でもきたんか?(^_^;; さすがに昨日はあまり寝ていない上に結構走って疲れていたため布団の中でだらだらしていた。8時頃に起きると風は強いが天気は良さそうな感じである。この日はYHに連泊なので荷物をある程度置いていくことができる。カッパとパンク修理道具など必要なものだけをパッキングしていくことにした。 さすがにお腹も減っているので食べ放題のタンカンを食べて少しお腹を落ち着ける。風が強いため雲の流れが速く天気がよく分からない。YHの前でしばらく話をしてから9時にYHを出発。今日は右回りに島を一周してからヤクスギランドに行く予定である。 YHを出発して走っていくと平内海中温泉の案内板を見つける。干潮の時間は分からなかったが、とりあえず温泉の所まで行ってみようと思い、案内板に従って走っていく。駐車場から階段を下りて温泉へ行くといい感じに湯船が現れている。ナイスタイミングだったようだ。温泉には一人先客がいるだけだった。まずは写真を撮ろうと思って近づくと「そこで靴を脱いで!!」(@_@)と注意を受ける。よく見ると道路に線が引いてあり、ここから土足禁止となっているようだった。 先やってきていた夫婦は「入るんですか?」と聞いてきたところをみると単に見に来ただけのようだ。せっかく来たんだから入っていけばいいのになあ・・・。湯船は3つあるが、手前のはかなり冷たくて入るのはつらいが奥の二つがちょうどいい温度になっていた。ただ湯船の中はかなりぬるぬるしていて気を付けないと転けてしまう。(^_^;; 先ほどの人に写真を撮ってもらってから海を見ながら湯船の中でくつろぐ。入っている間、誰もやってこなかったのはラッキーだったかもしれない。 体も暖まったところで服を着てバイクのところに戻る。(9時15分)県道に出るとYHで一緒だったチャリダーがやってきた。その後ろからYHの自転車を借りてEKさんとMMさんがやってきた。ちょうど今干潮で中に入れるし、人もいないと言うことを伝えるとチャリダーの彼は入っていくことにしたようである。 彼はそのまま島を回っていったみたいであるが、EKさんとMMさんは風が強いため大川の滝まで行くことを断念して途中で引き返したそうだ。その途中で湯泊まり温泉に入った来たチャリダーと再び会ってこっちの温泉に入っていったらしい。ちなみに湯泊では人がこないことを祈って何も着ないではいっていたらしい。(^_^;; 途中で二人を追い抜いて県道に沿って走っていく。途中に小さな休憩所みたいな所があり、ここからトカラ列島が見えるらしかったが、この日はかなり曇っていたため何も見ることができなかった。フルーツガーデンというものが途中にあるが、「寄ってもなあ・・・」と思って結局今回の旅行中には寄ることはなかった。さらに西に走っていき、大川の滝に到着する。(9時半・19km) 一眼レフカメラを出して写真を撮ろうと思い、三脚をセットしていたらツアーでやってきた団体がフレームに入って撮影ができない。頼むから撮影している前にはいらんでくれ・・・。(-_-X せっかく晴れていたのにいなくなるのを待っていたら天気も悪くなったのでまた太陽が出るまで待つ羽目になってしまった。雲の切れ間を待ってなんとか撮影を無事終了してから出発する。(10時10分) ここから西部林道に入っていったが、西からの風が強くて走っていると風にあおられてむちゃくちゃ怖い。しばらく走っていると沖の方に口之永良部島がかすかに見えてきた。途中からかなり道幅も狭くなり対向車が来るのが結構怖い。そのうえ風のせいもあるがかなり寒くなってきた。 しばらく走っているとなんか急に見たことある風景になって港に到着したことに気が付いた。突然町に中に入ったため一瞬どこか分からなかった・・・。(^_^;; いい加減に昼食を食べようと思いお店を探すがほとんど店がない。ラーメン屋とかしかなかったため、港近くの屋久島観光センターの2階にあるレストランで食事をすることにした。店の前にはYHで一緒だったKMさんのSRが止まっていた。(12時・65km)KMさんもこの近くで食堂を探したが、結局見つからなかったためここで食べているらしい。屋久島ではトビウオが有名らしいのでメニューにあったトビウオ定食を注文する。 昼食前まではいい天気だったが、食事を終えた付近から天気が悪くなってきた。出発の時には雨が少しぱらついてきたが、すぐにやんだのでカッパは着ないで出発する。途中の道路は少し濡れていたが、何とかカッパを着ない程度で走っていくことができた。 時間も十分にあるのでまずはヤクスギランドに行く途中にある「屋久杉自然館」に行こうと思って県道592号線にはいる。しかし後もう少しと言うところで急に激しい雨が降ってきた。(T^T) 体にあたる雨が「なんか白いなあ・・・」と思ったらなんと雨に雪が混じっていた。(*_*) 何で雪が降ってくるかなあ・・・?さすがにこのまま走っていたらずぶぬれになってしまうので近くにあった店の軒下に避難してカッパを着込む。もう少しもってくれていればカッパを着ないで到着できたのになあ・・・。しばらく待ってから雨が小降りになったところで出発し、屋久杉自然館に到着。(12時45分・89km) 自然館には屋久杉に関する資料がいろいろと展示されている。一通りの展示物を見てから別館に移動するが、ここには大きな切り株が展示されているだけであまり見るものはない。かなり雨がひどいためカッパを着込んで出発する。(1時50分) ヤクスギランドに行こうと思って山を登っていくが、どんどん雨がひどくなってきたため、あきらめて戻ることにした。ヤクスギランドに行った人の話ではこの後雪がかなり積もったそうなので行かなくて正解だったかもしれない。一気に山を下りるとかなり激しかった雨もほとんど止んできた。やはり山の上の方が降っているだけのようである。 さすがに体も冷えまくっていたので温泉に入っていくことにした。尾之間温泉に行こうと思っていたが、どうも入り口が分からない。一度間違えて屋久島温泉ホテルの前まで行ってしまった。近くをうろついてなんとか小さな看板を見つけて尾之間温泉に到着する。(14時半・113km) ここの温泉は200円とかなり安いのはうれしいところである。地元の人が結構やって来るみたいで入っている人はそれなりに多い。まずは湯船に入って暖まることにしたが、体が冷え切っていたことと、熱い温泉ためなかなか入ることができなかった。(^_^;; 湯船の底には玉砂利がしかれていて、結構深い。ただ湯船の縁に腰をかけるところがあったので良かったが、以前はこういうものはなかったので石を集めて椅子にしていたらしい。温泉に入っていると旅行者と思われる人が入ってきたので話しかけてみる。彼らは枕流庵に泊まっていて、泊まり客はほとんどいないらしかった。「あさってまでそこに泊まっているので良かったら泊まりにきてみれば?」と言われ、一度行ってみる気になった。1時間近く温泉に入って体を十分に温めてから外に出る。雨もあがっていたのでそうそうにYHに戻ることにした。(3時半・113km) 荷物の整理を終了してから談話室に移動してポテチをつまみにビールを飲んでくつろぐ。しばらくくつろいでいると、YHに連泊していたEKさんが声をかけてきた。「買い物に行きたくない?」「は?」「Aコープに行かない?」彼女はYHで自炊をしており、どうやら食材があまりなくなってしまったようである。買い出しに行きたいところであるが、足がないため声をかけてきたようだ。特にすることもないので彼女を連れてAコープに買い出しに行くことにした。メットはなかったが、まあ警察とかもいないだろうと言うことでそのまま走っていく。(17時) 10分くらい走って尾之間温泉の近くにあるAコープに到着。買い物をしているとなんか外が徐々に暗くなってきたので外に出てみると先ほどまでの天気が嘘のようにどんよりしてきた。まずいなあ・・・。戻る途中でついに雨も降り出したが、何とか本降りになる前には戻ることができた。YHに到着すると同時に土砂降りになったが、何とかあまり濡れずにかえってこれて良かった。 6時半に食事が始まる頃になって、縄文杉に行った二人が戻ってきた。縄文杉の方では雪が降っていて白い縄文杉を見たそうである。なお、ヤクスギランドに行った人の話では雪がかなり積もったそうで、車でも動けなくなりそうになって、山を下りるとすぐに通行止めになったそうである。行かなくて正解だったかもしれない。 今日は風が強くてフェリーが欠航したため、泊まりにくるはずだった熊本の8名の団体がこれなくなったようである。このため、今日の泊まり客は自分と女性の7人だけだった。ただ飛び込みで島根からやってきている男性が3人やってきた。彼らは行きのフェリーで自分の隣に寝ていた人たちだったようだ。 夕食後はタンカンを食べながら酒盛りとなった。この日の泊まり客は愛知県が5名となぜかかなり多い(その他は大阪、千葉)19歳の大学生のMMさんと話をするとかなり年齢差を感じてしまうのは悲しいかもしれない・・・。(T^T) 彼女からはその後もお兄ちゃん呼ばわりされていた。まあ、おじさん呼ばわりされないだけまだいいのかな・・・。(^_^;; 途中からペアレンツさんの縄文杉の講釈が始まった。わざわざ講釈のための指示ライトまで用意しているのは凄いかもしれない。結局消灯時間の10時をすぎて10時半まで話をしていた。どうやら話が盛り上がっていると消灯時間は遅くなるようである。部屋に戻ってから11時頃に就寝。 |
01 YHの前で他のホステラーと 02 平内海中温泉で海を眺めて入浴 03 大川の滝の碑の前で 04 YHで酒盛り ペアレンツの講義中・・・ |