ケニア南部キャンプオフロード

その8 苦渋の選択(ToT)


08月11日(金) チャラニ村(CHALANI VILLAGE)
→モンバサ(MOMBASA) (幻の112km)
 なんか体調が最悪状態でまともに眠ることも出来ない。そんなに暑くはないと思うんだが、体の中から熱くなって汗をかきまくる。30分や1時間おきには目が覚めてしまい、再び眠りにつくという状態だ。まずいなあ・・・。
 途中でトイレに行こうと思ったんだが、表に置いていたサンダルが行方不明。(ToT)なんなんだよ・・・。盗られたの?それともだれか片付けたのか?近くを夢遊病者みたいな感じで裸足のままうろついて探すがやはり見あたらない。うちださんも起きてきて探してくれるが見あたらない。・・・
うっ!!げぇ〜〜〜〜〜〜!!(  ̄<−======ΞΞ)))突然吐き気がやってきたんだが、昼を過ぎてからほとんど何も食べていないので出てくるのは途中で飲んでいた水だけだ。(ToT)しゃれにならん・・・。なんとかトイレに行くと今度は下の方も下痢になっていた。まじでしゃれにならんなあ・・・。(ToT)
 テントに戻るがもちろん眠れない。(ToT)先ほどよりも悪いことに、眠気もなくなってしまっているのでしゃれにならない。テントの中でごろごろしているとやっと明るくなってきた。やっと朝か・・・思ったらまた雨が降ってきた。まじで?テントの撤収が嫌だなあ・・・。とりあえずは濡れたままでも荷物に入れていくしかないよなあ。
 時間を確認すると6時15分。そろそろ起きないといけないんだが・・・。だいぶん気分はマシにはなってきているが、動くとすぐに気分が悪くなる。雨もやんで日が差してきたので外に出てみると他のメンバーも起きてきた。夕べ雨が降っていたのでサンダルをどこかになおしていてくれたみたいで持ってきてくれた。熱を測ってみると37.5度。少しは体調が戻ってきたのかな?夕べは歓迎のダンスとかもあったらしいんだが、どうもこういうダンス関係には縁がないんだろうか?カンボジアでも熱を出して見れなかったしねえ。(ToT)
 海野さんが日本から持ってきたおかゆを作ってくれたんだが、なぜか酸っぱくてほとんどのどを通らない。これってもともとこういう味?(?_?) それとも舌がおかしくなっているのか?体調もだいぶん良くなってきた感じなのでテントを撤収。乾かそうかと思って近くに干していたんだが、また雲が広がってきて雨が降ってきた。これは無理だな・・・。そうそうに諦めて袋に入れてテントを収納し、荷物整理は完了。
 さすがにこの状態でバイクに乗るのは危険だろうし、みんなに迷惑をかけそうだ。フレッドは大丈夫といっているが、マラリアの危険性も否定できない。検査のために病院に行くことにしたのでここからみんなとは別行動だ。自分のバイクはアレックスが乗っていくようなので自分のブーツやジャケット、ヘルメットを貸しておく。(9時10分)体調が戻れば昼にみんなと合流するつもりだ。
 出発したところで寝不足のせいかそうそうに眠りに落ちる。(死んでいないか?とみんなが言っていたらしい)かなり車は揺れているので深い眠りには落ちないんだが、起きる気も起きない。途中徐々に暑くなってきたのは標高が下がってきたせいだろうか?(もちろん半分眠ったまま)「病院に着きましたよ。」と言われて起きてから時間を確認するともう11時15分。2時間もたっていたのか!?( ̄△ ̄;)エッ・・?
 病院はかなり近代的な建物で、とてもきれいだ。地元の人用ではないみたいだなあ・・・。ここで他のスタッフと別れてから海野さんと病院のロビーへ。マラリアの検査を依頼してからロビーで待っていたが、なんか気分が悪くなってきた。(ToT)大丈夫か、俺?マラリアはウイルス性の病気で予防薬はないが、副作用はあるが治療薬で完治するものだと思っていたんだが、寄生虫による症状なので根治できない場合もあるらしいことを海野さんから聞いてちょっと怖くなってしまった。
 しばらくして呼ばれたのでまずは問診を受けて、血液検査をお願いする。血液検査は1000シリングらしい。ドクターが言うには500シリングということだったんだけどね。さすがにディスカウントは出来ないようだ。まあ地元の人なら何とかなるかもしれないけど、観光客はちょっと無理かなあ?
 それからもう少ししてから採血。さて、結果はどうなるだろう・・・。なんかさらに気分も悪くなってきた。トイレに行くとやはり下痢だ。やばいなあ・・・。20分くらいして再び呼ばれて検査結果を聞く。「マラリアではありません。」・・・
よかった〜〜〜!!\(>▽<)/ワーイ しかし血液中のいくつかの値が異常値を示しているらしく、抗生物質を飲むように言われる。あまり飲みたくはないんだけどねえ・・・。さすがにこんなところでそうも言ってられないからしょうがないか。
 しばらくして支払いとなるが、今回の治療費は4700シリング。結構高いなあ・・・。まあ今回加入してきた保険から全部出るからいいけどね。再び気分も悪くなってきた(受付の女性に「来たときよりも体調が悪そうだけど大丈夫か」とか言われていたらしい)のでタクシーを呼んでもらってホテルに向かう。(12時30分)
 途中で今回お世話になったバイク屋(お店はナイロビではなくモンバサにある)に寄っていくと、ここからエバンスが同行。ほんとはここまでバイクで戻ってくるはずだったんだけど哀しいなあ・・・。(ToT)しかし今は早く休みたい気持ちでいっぱい。
 しばらく走っていくとやっとホテルの入口が見えてきた。最近物騒でセキュリティーが厳しくなったらしく、ホテルにはゲートがあって宿泊客以外は入れないようになっているみたいだ。タクシー代(保険で請求できる)の領収書を書いてもらおうと思ったら「今はないのであとから持ってくる」と言うことなんだが、その費用に100シリング取るらしい。なんか納得できないなあ・・・。(12時45分)
 チェックインをしてもらうと手首に赤い帯を巻かれる。ホテルの宿泊客の証明らしい。ここまでしなければならないのかな?部屋に向かう途中にはリゾートらしく水着の観光客とか余暇を楽しんでいる観光客の姿がいっぱい。体調さえ悪くなかったら・・・。
 体調が良ければ昼にみんなと合流しようと思っていたんだが、とてもではないがいけそうにないなあ。お風呂に入ってさっぱりしたい気持ちもあるんだが、とてもではないがその元気もない。これは素直に寝ていた方が良さそうだ。
 そのまま泥のように眠り込んでいたみたいで、ノックの音で目を覚ます。どうやら荷物が届いたらしい。ってことは他のメンバーも到着したのかな?しばらくして海野さんがやってきて「19時から夕食ですから」と言ってきた。体調が回復したら行きますけど・・・。なんか一定おきに気分が悪くなるんだよなあ・・・。抗生物質はもらっていたんだが、何も食べてない状態で飲むのもちょっとやばそうだったのでまだ飲んでいない。
 テントを乾かさないといけないので床にテントを広げて再び眠りにつく。19時になったみたいで海野さんが呼びにやってきたんだが、さすがに食欲が無くて夕食は断念。(ToT)夕食は食べていないが、「さすがにこのままではまずいから飲んだ方がいいんじゃないですか?」といわれ、そのまま抗生物質を飲んでおく。ほんとはふくしまさんが同室の予定だったんだが、この状況を見て海野さんの部屋で寝ることにしてくれたみたいである。申し訳ない。m(__)m スマンデス
 海野さんの部屋は隣だったんだが、部屋がつながっていたのでドアを開けておく。このあと海野さんからの差し入れでα米の五目ご飯をもらって少しおなかを満足させる。再び眠気が襲ってきたのでそのままベッドへ。明日には回復しているといいなあ・・・。
 01 今回車で行くことになったバイク屋
 02 手首に巻かれたテープ
 03 リゾート地のホテル
 04 子供達に襲われるうちださん 飴をあげようとしているところ(ふくしまさん提供)
 05 横転したバイク 中から人が出てきている(うちださん提供)
 06 最後の集合写真(自分はもちろんいない)(海野さん提供)