隠岐・能登半島ツーリング

その5 当てにならない天気予報・・・(ToT)


06月24日 京都府 京都市→石川県 金沢市 414km
 5時半に目覚ましをセットしていたんだが、4時半に目が覚めてしまった。どうやら早起きの習慣が身についてしまっているようだ。部屋中に荷物が散乱していてホントにこれがちゃんと収まるのか心配になるくらいだ。(^_^;; チェックアウトを済ませてからパッキングして出発。(5時50分)そういえばへりが出勤するのは何時だろう?もしかしたらちょうどいいタイミングでその近くを通るかもしれないので出勤時間をメールに入れておく。今日は昼くらいに白川郷、あとは能登半島の行けるところまでだ。
 東大路から国道1号線に入り161号線へ。ここからは湖西線を走っていく。無料になってかなりに便利になってありがたい。途中でメールを確認するとヘリから6時半頃に出発との連絡が入っていた。おお、ちょうどいいではないか、寄っていこう。雄琴で下りてからへり・ぴょんの家へ。(6時15分・22km)しばらく話をしてからぴょんと一緒にへりを見送り。そのまま家の前でしばらくはなしをしてから出発する。(7時)
 そろそろガソリンがやばいので給油していこうと目に入ったガソリンスタンドで給油。(258km/10.6L=25.8km/L)値段が出ていなかったので不安だったが、予想通りちょっと高くて139円だった。うーむ、京都で給油していれば良かったなあ・・・。(ToT)そこから少し走った辺りからどんどんガソリンが安くなって130円表示の所まで出てきた。(ToT)ちょっと給油を早まったなあ。
 さすがにお腹も空いてきたので国道8号線に出たところにあったローソンで休憩。サンドイッチを二つ買ってルートを検討しながら食事を取り、15分くらいで出発。(8時30分)
 国道を北上していくと途中で金ヶ崎城の案内を発見。良くは知らないんだが、たしか信長が朝倉攻めをしたときに攻め込んだ城だったかな?今やっている大河ドラマ「功名ヶ辻」でちょっと有名になっているかもしれない。せっかくだから行ってみることにしよう。案内板に従って走って駐車場に到着。(8時45分・93km)
 ここって今回の大河ドラマで有名になったから出来たのか?なんか異常に「功名が辻」ののぼりが出ているし、駐車場も新しい。町おこしの一環なんだろうけどこういうのは何処でも一緒だねえ・・・。うちの近くでも宮本武蔵をやったときの巌流島や義経をやったときの壇ノ浦などがそうだ。しかしここはそれらに比べるとちょっとインパクトが弱すぎるだろう・・・。たしかに歴史が好きな人には知っているところだけど、一般的には知らないところだ。しかも城と言っても、もともと天守閣とかがあったわけでもないからねえ。(^_^;;
 準備をしていると近くの線路になんか昔よく見た機関車(朱色の凸形のディーゼル車)を発見。これって王将男がもう残っているところが少ないと言っていた貨物用の機関車じゃなかったっけ?
 遊歩道を歩いて山を登っていくと神社が見えてきたが、あまりこの城とは直接関係があるわけではないようだ。お市の方が信長に両方を縛った小豆の袋を送って浅井の裏切りを伝えたと言うことでこの巾着が「難関突破」「開運招福」のお守りとして販売されているんだけど・・・。うーむ・・・。(^_^;;
 その脇には「金ヶ崎城跡」と書かれた碑が立っているんだが、
何があるわけではない。遊歩道を歩いていくと月見御殿という本丸の跡と言うところがあったがほんとに何もない。展望台になっているんだが眼下には港湾が見えるだけで眺めがいいわけでもないし・・・。うーむ、大河ドラマがある前はただ碑があるだけだったんじゃないだろうか?単なる歴史的な価値(それも結構マニアック)の観光地だねえ。(9時10分)
 途中で仕事のためにインターネットに寄ってから北上。まっすぐ白川郷の方に向かう予定だったが、以前ここに来たときに「最古の天守閣」という案内があったが朝早くていけなかった城があったので寄っていくことにする。しかし最古の天守閣って安土城のはずなんだが・・・。迷いながら何とか丸岡城に到着。(11時40分・171km)
 ここにも城の説明があったので読んでみると、丸岡城は”現存する”最古の天守閣と言うことだった。そういう意味か・・・。ここって前に来たような気もするんだけどどうなんだろう・・・。天守閣は城壁ではなく普通の板張りになっていてなんか古そうな感じがする。
 拝観券は300円で、近くの資料館との共通券になっているようだ。お城は地震で一回崩れてしまったものを立て直したものなので本当に現存するとは言い難いかもしれないが、極力当時のものを利用して再建したようだ。現存している他の城も一回は解体修理をしているからそれを考えるとあまり差がないかもしれないんだけどね。
 城の中には特に展示物もなくホントに城を見学していくだけになっている。ほとんどの城は中に展示物を置いて資料館もかねているんだけどね。ここの階段はかなりの急勾配になっていて危険防止のためかロープが設置されていた。今日は人が少ないからいいけど、人が多かったらしゃれにならないなあ・・・。今でもちょっと年配の人が降りるのにかなり時間がかかっているくらいだからね。外見は2層なんだが、建物の中は3階建てになっていて最上階からは展望を楽しむことが出来る。天守閣を一回りしてから資料館を見てから出発。(12時10分)そろそろ白川郷に向かおうかと思ったが、途中に永平寺という結構有名なお寺があったのでここに寄っていくことにするかな?
 県道17号線に抜けてから国道364号線へと入り山の方へと走っていく。途中に永平寺そばと看板を掲げたそば屋が建ち並んでいる。お腹も空いてきたので食べたいところだが、先に観光を済ませることにしよう。やっと永平寺までやってくると、かなり有名な観光地なのかお土産屋は一杯建っているし、観光客もかなり多い。一番奥まで行くと、係員に駐輪場へ誘導される。10台くらいのスペースだが無料になっているようだ。(12時35分・188km)
 さっそく建物の方に行くとえらく近代的な建物が見えてきた。うーむ、総本山というだけで建物自体にはあまり歴史はないのかもしれないなあ。入館料500円を払って中に進むと修行僧が建物の説明をしていたが、ちょうど終了したところだった。タイミング悪いなあ・・・。次の説明をまとうかとも思ったが、いつ始まるか案内もないので断念。説明のパンフレットを読みながら矢印に従って歩いていく。
 建物は一回完全に消失してしまっているようで、建物はすべて江戸〜平成の間に再建されたものみたい。とはいえ、200年近く歴史のある建物もあるし、建物を回廊でつないでいるのはなかなかいい雰囲気である。途中でお経を読みながら回廊を歩いて行く僧の姿を見かける。修行の一環なのかな?最後に無料の秘宝館を見てから外へ。(13時15分)
 国道158号線にでてから東へ向かう。あとは白川郷まで走っていけばいいだけなんだけど、おなかがすいたなあ・・・。(ToT)お店がなかなかなくて「また飯を食べられないのか?」と思っていると「めしや・サンブライド」という看板を発見。なにが食べられるかよくわからないけどここで食べていこう。(13時35分)
 喫茶店という感じのお店なんだが、メニューを見ると普通の食堂みたい。おなかも空いているのでカツ丼とそばのセット(850円)を注文。どんな味なのか心配したがまあ普通に美味しかったのでほっとする。おなかも満足したところで出発。(13時50分)
 この後のルートを確認するが、白川郷はまだ結構距離があってまだ2時間はかかりそうだ。朝の予定では
昼に白川郷を過ぎてそのあと千里浜なぎさドライブウェイに行く予定だったんだが、どう考えてもこの予定は無理だなあ・・・。(ToT)能登半島どころか白川郷も危ないかも。
 山を越えてから長良川に沿って北上していくとやっと白川郷の案内が出てきた。御母衣ダムを超え、白川郷萩町合掌造り集落へ。~(^◇^)/ ウホホホ
 脇道を進んでいくと茅葺き屋根の建物がいっぱい見えてきた。数年前にやってきたときとあまり変わっていないように思える。まあ、新たに新築されることはほとんどないだろうから建物の配置も変わらないせいだろう。人が多いと予想していたが、時間も遅くなってきているせいか人もまばら・・・。平日のせいだろうか?観光客も少ないせいかお店もすでに閉まっているところが多い・・・。やはり来るのが遅かったかなあ?(ToT)町を散策してみたかったんだがちょっとやめておくか?
 せっかくだから展望台まで行ってみようと集落を抜けて高台へ行くが、こっちもすでに出店は閉まりかけていた。出店のおじさんが「ソフトクリームがあるぞ。どうや?」と言ってきたが「いや、ちょっと寒いですから・・・。」「それなら
熱燗は?」「・・・( ̄~ ̄;) ウーン さすがに酔っぱらい運転はちょっと・・・。」「バイクも酒気帯びがあるのか?」「はぁ・・・。(^_^;;(あたりまえだろう・・・それともこっちではバイクは自転車と同じ扱いで乗っているのかな?)」
 ここの展望台として解放しているところは私有地らしいので何も買わないとちょっと気が引けてしまうが、まあしょうがない。展望台からは萩町の集落が一望できるがちょっと雲が多くなってきていてあまり景色が映えない。うーん、残念。(ToT)もともと時間が遅いので山の陰に入って日が当たるのは難しいだろうけどね。(16時40分)
 国道156号線へでてからガリンスタンドで給油。(264km/9.8L=26.9km/L)その先の道の駅・白川郷に入りこの後のルートを検討。やはり当初計画していたとおり五箇山の方を通って金沢の方に抜けるルートが一番いいかな?もともとは合掌造りの他の集落も見ていくつもりだったんだが、この時間だとちょっとむりかなあ・・・。(ToT)まあ、また来ることもあるだろう。一気に海岸線に出てから適当に泊まるところを決めよう。
 出発して少し走ると雨がぱらついてきた。うそっ!!( ̄△ ̄) !! 雨?天気予報では明日まで天気と言っていたのに・・・。(ToT)山の方だから天気が悪いのかなあ?「まあ一時的なものだろうけど・・・」と思ったが、一応カッパの上下だけは着ておこう。するとその先から徐々に雨がひどくなってきた。まじでしゃれにならない・・・。(ToT)
 途中合掌造りの家がちらほら見えていたが、さすがに天気も悪いのであきらめて国道304号線へと進む。長いトンネル(五箇山トンネル)に入り、「ここを抜けたら晴れるといいなあ・・・(^_^)」と淡い期待を抱いていたが、トンネルを出ると真っ白け。(ToT)視界は数メートルしかない。まじで?「ちょっとこれはやばいだろう」ということでさらにブーツカバーにオーバーグローブをしてから走っていく。かなり遅いペースで走っていたが、高度が下がってきたのか、やっと視界が良くなってきた・・・と思ったら今度は土砂降り。(ToT)半端でない雨でしゃれにならないので近くの木の下に避難するが雨は全くやみそうにないし、雨もしたたり落ちてきた。とりあえずもう少しまともなところで雨宿りしたいなあ・・・と思って先に進むと高速の高架があったのでその下に避難する。しゃれにならんなあ・・・。(18時)
 「今日は天気がいいはずだったのに変わったのか?」と天気予報をチェックすると
「晴れ」の予報が「曇りのち雨」に変わっていた。ここまで完全に変わるか?゛(`ヘ´#) ムッキー これはキャンプは諦めた方がいいなあ?とりあえずYHに電話してみよう。町中にある松井YHに連絡すると「もうYHはやめてしまったんですよ」という返事で断念。山の上にある金沢YHに連絡を取ると、こちらは大丈夫みたいで無事に宿を確保。前の中ではルートの確認もできないので地図を確認してから出発。
 雨はだいぶん小降りになってきたが、まだやみそうにはない。国道304号線から国道159号線を通って金沢の町中へ。途中の案内を確認して山を登って無事に金沢YHに到着。(19時・414km)雨はすでにほとんどやんでいたが、何時降り出すか判らない天気だ。こうなってしまうと雨は逆に降ってくれた方が気分的にはありがたい感じもする。(^_^;;
 受付に行くと表に止まっていた栃木ナンバーのライダーと思われる人が受付を行っていた。自分も受付をして料金(3045円)の支払い。今日は自分の他にこのライダーと女性が一人いるだけらしい。やはり平日だしね。建物の説明を受けてから部屋に案内される。お風呂はもう入れるようだ。荷物を運び込んでやっと一息。
 まずはお風呂に入ってさっぱり。夕食は何も準備していないので外に食べに行かないといけないんだが、雨もまだ降ったりやんだりしているし、面倒くさくいので受付でカップラーメンを購入。ちょっとわびしいがこれですませることにしよう。ロビーで明日の観光地をチェックしながらラーメンと隠岐で買った鰯せんべいやチョコレートをつまみにビールを飲む。
 やっとおなかも落ち着いたところで部屋に戻ると先ほどのライダーも部屋でくつろいでいた。彼は大学の4年生で昨年の夏から一年間休学を取っていっぺんにではないがあちこち旅行しているようだ。ユースを使うのは今回が初めてのようだ。いろいろと旅行の話などをしていたら眠気がやってきたので就寝。(22時30分)さすがにベッドは寝心地がいいのか一気に夢の世界へ落ちていった。(v_v) スヤスヤ
 01 へりの出勤見送り いってらっさ〜〜い!!
 02 最近珍しい機関車?
 03 展望台から外を眺める
 04 永平寺の入口にて記念撮影
 05 今日のお昼はカツ丼とそば
 06 白川郷の入口の茅葺きの建物をバックに
 07 白川郷の展望台からの眺め