隠岐・能登半島ツーリング その3 隠岐の観光地を堪能 |
06月22日 島根県 隠岐群 隠岐の島町→島根県 隠岐群 海士町 163km |
4時半に目覚ましをセットしていたんだが目が覚めたのは4時15分。やっぱり眠りが浅いのかなあ?まあ、8時間近く寝ているんだから目が覚めただけかもしれないけどね。しばらくテントの中でごろごろしてから撤収開始。パッキングをすませて準備完了したところで出発。(5時15分)![]() 灯台まで遊歩道があるみたいなんだが、ちょうど整備工事をしているみたいで先には行けないみたい。うーむ、しょうがない。やはり夕日のスポットだったので夕べ来るべきだったかなあ?でも夕日を撮ってから移動していたらテントの設営が怪しかったしねえ・・・。展望台の先には明治時代に建てられたという灯台を復元されたものがあるが、小さな石塔といった感じで灯台とはとても思えない。まあ闇夜では何となくは位置を示してくれる程度だろう。 ![]() 他に観光するところはもう資料館とかしかないので時間的に無理だ。素直にフェリー乗り場で待つしかないな・・・。国道を南下してから西郷のフェリー乗り場へ。(6時50分・48km)そろそろガソリンがやばいなあ・・・。どう考えても島で入れないといけないんだけど高いんだろうなあ・・・。 ![]() ![]() ![]() 御所跡に行くのは無料だと思うんだが、なんとなく人の流れについて行って碧風舘という資料館へ。資料館は300円の有料だ。後醍醐天皇に関する資料が展示されているんだがあまりたいしたものではない。うーむ、ちょっと300円は無駄だったかな。(ToT)後醍醐天皇についてまったく話を知らない人にはいいかもしれないけど、知っていたら改めて見るまでもないよなあ・・・。 ![]() フェリー乗り場に戻ってから付近の地図を確認してやっとお店の場所が判明。阿部ちゃんの言っていた隠岐観光食堂はふるさと館の隣で同じ建物だったので気がつかなかったようだ。やっと飯にありつける・・・とお店に行くがまだ開いていない。(ToT)やっぱり昼くらいにならないと開かないのかなあ?一軒開いているみたいな店があったので中に入って確認すると、「ごめんなさい、ご飯がまだ準備できていないんですよ。うどんとかだったらできますけど。」との返事。うどんはもういいよ・・・。もうしばらく我慢することにしよう。 隣の島に渡るのは乗ってきた隠岐汽船のフェリーよりも横の「フェリーどうぜん」の方が便利がいいみたいなので時間の確認のために乗り場へ向かう。料金は人が300円、バイクが300円とかなり安い。まあ、島の足代わりだから高くできないんだろうね。フェリーは1時間おきくらいにあるようなので14時か15時くらいのに乗ればいいかな?そうすれば中ノ島も今日の内に観光できるだろう。明日の朝でも時間はあるんだが、天気が悪くなりそうだしね。 走行距離を見るとあと100kmも走れないだろうからガソリンを給油しないといけない。本土にいるときにぎりぎりで給油してくれば良かったなあ・・・。先ほど聞いたとおり国道485号線を走っていくとガソリンスタンドを発見。(313km/12.7L=24.6km/L)12.7Lか・・・いくらだろう。「え〜と、2120円です。」え?(@_@) パチクリ これだけで2000円を超えるの?高っ!!間違いなくリッター150円以上(実際はなんと167円と30円以上も高い)はするってことだよなあ・・・。まあ島価格だからしょうがないのかな?でも地元民とは値段が違うような気もする・・・。 国道を走って西に向かい、途中に出ていた「焼火神社」の案内に従って脇道へ。神社に向かう山の方へと向かう道があるはずなんだが、案内が出ていない。( ̄~ ̄;) ウーン とりあえず真っ直ぐでいいのかな?道に沿って進んでいくと、家と家の間のかなり細い道になる。ほんとにこの道でいいのか?しかしその先には「この先行き止まり」の文字が・・・。だめやん!! 「これは行くのは無理かな?」とUターンして戻っていると「焼火神社」の看板が一瞬目に入る。引き返して確認すると草に覆われてわかりにくいが、山の方に向かう道があった。(道幅は3mくらいあるんだけどね)看板は地面の上に置かれているんだが、草に隠れてかなり見にくくなっているので気がつかなかったようだ。ここから山道を登っていき、神社の駐車場に到着。(10時35分・62km) ここから遊歩道を歩くんだが、400mと書かれている。遊歩道はちゃんと整備されているんだが、あまり人がやってこないのか、草が遊歩道を覆いかけているし、蜘蛛の巣とかも張っていてちょっと歩きにくい。三脚を振り回して蜘蛛の巣を払いながら山を登っていく。途中に出ている「まむし注意」の看板はちょっと怖い。 ![]() 境内はかなり荒れていて、お手水の櫓は壊れて倒れているし、まったく手入れされていない感じだ。なんだかねえ・・・。(^_^;; その奥に山に半分めり込んだ感じに建物が建っていた。地元の近くにある羅漢寺みたいに岩場とくっついて建っているのかと思ったが、岩窟に建てられているのでめり込んでいるように見えるだけだった。しかしこんな大変なところにわざわざ建物を建てたのはどういう意味があったんだろう?だけど隠岐の建物は結構年代があるものが多いけど造りとしては簡素なものが多いねえ・・・。 写真を撮ってから来た道を引き返しバイクのところに戻る。(11時)下りは楽だったとはいえ、流石にかなり汗をかいてしまった。準備をしてから出発。 国道に戻ってから西に向かって走って浦郷の町中へ。思ったよりも近かったなあ・・・。途中に船引運河というところがあると思ったんだが、気が付かなかったのかな?まあとりあえず先に何か食べよう。もうこの時間だし、ここだったらきっと食事を出来る場所もあるだろう。 道路沿いの店をチェックしながら走っていると営業中の札の出ている「めるへん」という店があった。うーん、釜飯とかのぼりが出ているけどなんかちょっと建物の雰囲気が・・・。(^_^;; その先まで行ってみるが、もう食事をできそうなところがなかったのでUターンして先ほどのお店へ。(11時15分)さて、どんなものが食べられるかなあ? お店に入るが他にはお客はいない。単にまだ時間が早いだけかなあ?壁にはいろいろな釜飯のメニューが貼られているんだが、「海鮮釜飯」というお勧めメニューに目がとまる。サザエ、イカ、エビ、ホタテ、タコとかの海鮮食材が入った釜飯みたいでなかなか美味しそうだ。これにしようかな。今から作るみたいなので時間がかかるようだが、予想していたので問題はない。 注文してふと「そういえば値段を聞かなかったけどこれっていくらなんだろう?」と不安になる。釜飯はアワビが一番高くて2000円となっているが、他のものはだいたい1000円くらい。中に入っているのはサザエ、イカ、エビ、ホタテ、タコと書かれているのでそんなに高くはないとは思うんだけど・・・。まあ1500円くらいまでならよしとしよう。これで2000円以上だったらちょっといやだなあ・・・。 ![]() ご飯をよそって・・・うん、おいしい!!(=´∇`=) ニャン♪ (かなりお腹が減っていたので信頼性は???)今回の旅行で初めてのまともな飯のような気がする。特に隠岐に着いてからは・・・。(ToT)昨日の食事は悲しかったからなあ・・・。結構量もあって、茶碗に2杯くらいなので普通の人にとっては十分な量だろう。いや〜、満足満足。値段を聞くと1100円と満足行く値段でほっとする。準備を整えて出発。(12時) 県道を走っていくと由良比女神社というところが見えてきたが、林の中のイカの垂れ幕とか、近くの海辺に変な人形が建っているのは何なんだ?まあ後で寄っていけば分かるだろう。赤尾展望台に続く県道315号線を走っていくと、途中から放牧地になっているみたいで糞が道路のあちこちに落っこちている。間違っても踏みたくはない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() あとは別府港に戻ってフェリーに乗って中ノ島に渡るだけなんだが、15時くらいのフェリーに乗れればいいかな?まあ1時間に一本あるのでちょうどいいのに乗ればいいだろう。山を下ってから戻る途中で先ほど通り過ぎた由良比女神社へ。(13時20分) ![]() ここで地図を確認すると、別府と浦郷の間に新しい橋とトンネルが出来ていたみたいだ。それで途中に運河がなかったのか・・・。せっかくだから旧道の方に行ってみよう。しかし新しい橋やトンネルが出来て便利になったかもしれないけど、旧道で商売をやっていた人たちには大打撃だろうなあ・・・。 運河は何処だろうと走っていると、橋の欄干に「船引運河」という文字を発見。ここか?ちょうど運河を小さなクルーザーが通り抜けていたのでバイクを止めて写真撮影。運河と言うからどんなものかと思ったんだが、言われないと気がつかないよなあ・・・。まあ、船の運航にはこれが出来ただけでもかなりの時間短縮になって便利になったんだろうけどね。 運河を抜けてからやっと国道に戻るが、橋だと1km位なのに旧道だと5kmくらい走らなければならなかったみたいだ。よっぽど運河を見ようと思わない限り行かなくてもいいなあ・・・。 隠岐汽船をキャンセルしてフェリーどうぜんの乗り場へ行くが、係の人がいない。どっか行っているのかなあ?しばらく待つが中々戻ってこないので、島の東の端まで行ってみよう。 海岸に出ると対岸に今から渡ろうと思っている中ノ島が見える。しばらく海岸線を走っていくと、一番奥が港になっていてそこで行き止まりになっていたので引き返す。ほんとに何もなかったねえ・・・。 フェリー乗り場に戻ると今度は係の人がいたので無事に乗船券を購入。大人300円でバイク300円とかかなり安い。出港は14時50分なのでまだ30分以上と中途半端な時間が残っている。近くのふるさと館に行ってみるが、月曜日は定休日みたいで閉まっていた。 ちょっとおなかも空いてきたので朝にも顔を出した「ながと」というお店へ。お店のカウンターには常連と思われるおばさん、テーブル席には男性が一人ずつ座っていた。メニューに「サザエカレー(1000円)」というものを発見。これって中ノ島の名産じゃなかったかなあ?まああっちで食べられるかも判らないからこれにしようかな?サザエカレーってすぐにできるか聞くと、「すぐ出来ますよ!!」という返事だったのでこれを注文。全般的に値段が高いからどうせ高いならこんなものの方がいいもんなあ・・・。「あれ?朝やってきた人ですよね?」と自分が朝やってきたのを覚えていたようだ。 カレーだからすぐに出てくると思ったがなかなか出てこない。大丈夫かなあ・・・。( ̄~ ̄;) ウーン 「フェリーに乗るの?何時?」と聞いてきたので「50分なんですよ」というと、「ならまだ十分時間があるね」との予想外の返事。十分???( ̄~ ̄;) ウーン もう14時半なんですけど・・・。あと20分しかないんですけど・・・。カウンターのおばちゃんは「○○さんのときは少しは待ってくれていたけど、今はどうなんだろうね。」とか話している。頼むから早くしてくれ〜〜〜!!(ToT) やっと出てきたときには14時35分!!あと15分しかないやん・・・。なかなかおいしそうだけどあまり味わっている時間はない。サザエの切り身が入っているが、結構堅くなってしまっている。ルーはサザエのワタを溶かし込んでいるのか味は結構深みがあってなかなかだ。5分くらいで大急ぎでカレーを食べ終わってからお店を出る。 ![]() すぐ横に客室があって中はクーラーが効いていて涼しいんだが、バイクは何も固定されていないのでちょっと不安で離れられない。多分大丈夫とは思うんだけど、もし横揺れになったらアウトだからなあ・・・。10分くらいで中ノ島に到着し、そうそうに下船。(14時) この島でチェックしている観光場所はあまりない。まずは隠岐神社に行くことにしよう。道路案内がちゃんと出ているので判りやすいんだが、案内の中に書かれている「ニャホニャホタマクロー」みたいなところはなんなんだろう?案内板に従って走っていくと隠岐神社が見えてきた。 参道の両脇には桜の木が植わっているんだが、もちろんこの時には葉桜。桜の時期はいい眺めかもしれないけど、こればかりはしょうがない。神社は鳥羽上皇が流罪になった辺りに出来たものかと思ったんだが、昭和になってから建てられたものらしい。戦前の天皇崇拝の一環として造られたような感じだな・・・。もちろん建物の新しいものなので境内を一回りしてから早々に出発。続いて目指すのは今日の宿泊地と考えている明屋海岸キャンプ場だ。 駐車場には観光バスがやってきていて、海岸の崖の方で何か説明を受けている。眺めはなかなかいい感じなんだけど、特に目を引くような感じでもない。ちょっと離れたところに民家もあるので何かの時には大丈夫そうだし、トイレや水場もある。今晩は雨みたいなので展望台にもなっているトイレの建物か炊事場の屋根の下にテントを張れば何とかなりそうだ。今日の宿はここに決定かな。 出発して南の方へ。山の中に伸びるきれいな道でなかなかいい感じなんだが視界はあまり良くないので海はほとんど見えない。しばらく走って小さな漁村に入ったところで「天川の水」という名水の案内を発見。案内は出ているが、「ここ?」と思うくらい道が狭い。車一台がやっと通れるような所だ。少し走ると道幅も広くなるが、目的の水が見つからない。「こんなに先まで来るのか?絶対におかしいよなあ・・・。( ̄~ ̄;) ウーン」と思っていると分岐点へ。地図を確認するとどう考えてもはるかに通り過ぎている感じだ。しかし途中にそんなところあったかなあ?しょうがないので引き返して走っていくが、やはり見つからないまま先ほどの入口まで戻ってきてしまった。おかしいなあ・・・。 ちょうど地元の人がいたので水の場所を聞いてみると、300mくらい行ったところにあるらしい。お礼を言って出発するが、さっきは全く気がつかなかったよなあ・・・。今度はかなり注意深く走っているとなにやら水がわき出しているところがあった。ここかっ!!寺を見つけようとしていたんだが、まったく寺という感じがしないのできがつかなかったようだ。案内も出てないしね。(15時55分) まずは清水寺に行ってみるが、普通の民家みたいで寺という感じはしない。(^_^;; しかも建物は開いていないし・・・。まあここは寺が目的じゃないからいいんだけどね。さっそくわき出ている水を飲んでみると・・・おいしい!!島後の壇鏡の滝の水よりも断然上だろう。ついでにペットボトルにも水を汲んでいく。さて、これで見ようと思ったところはすべてみたんだけど・・・このまま島の周回道路を走っていくかな。 先ほどの案内が出ていたところまで戻ってから島の外周に沿ってバイクを走らせる。最近舗装されたばかりなのか、道路の状態はかなりいいので走りやすい。天気もちょっと曇っていたんだが、また青空が広がってきていい感じだ。途中にあるいくつかの分かれ道を確認しながらひたすら道を走って、島の南西にある木路ヶ崎岬に到着。(16時25分・140km) ![]() いったんフェリー乗り場に行ってみようと思ったが、まだ時間がかなり早い。どっか寄っていくところはないかとガイドブックを見てみるがなにもない・・・。後鳥羽上皇御腰掛の石とかいうのがあるみたいなのでどんなものか行ってみるよう。 案内が出ていたので脇道に入っていくが、いつの間にか通り過ぎてしまっていたようだ。よっぽど小さなところなのかな?その先に後鳥羽上皇がここにやってきたときに宿泊したと言われる神社があるみたいだったので近くの公園(佐伎の里公園)にバイクを止めてから三穂神社へ。(16時40分) さっそく境内に行ってみるが・・・何もないぞ・・・。うーん、さすがに地元のガイドブックでもこぢんまりとしか載っていないはずだ。写真を撮って早々に出発。いったんフェリー乗り場に行って身支度を調えてからキャンプ場に向かおう。 ふと思ったんだが、西ノ島の観光を少ししたところで残りの島を2時間ずつで観光してまた西ノ島に戻り、翌朝また西ノ島を観光してからフェリーに乗れば十分に二泊三日で4島の観光が出来たなあ・・・。最終日のフェリーを昼の便にすればそれこそ十分だろう。まあ、今回は天気の関係もあったので難しかったかもしれないけどね。 ここで港の建物の名前がキンニャモニャセンターということに気がつく。途中で案内の出ていたニャホニャホタマクローみたいな地名はここのことだったのか・・・。何でこんな変な名前にしたんだろう?(^_^;; 観光案内を見てみるとなんか温泉があるようなことが書かれている。お風呂に入れるんだったら行ってみようかな。(17時30分) 案内も出ていないので温泉の場所がわからずあきらめ、まっすぐ明屋海岸へ向かう。そういえばなにか夕食に食い物を買わないといけないなあ・・・。途中にあった雑貨店に入ってパンとリンゴを購入。旅行中は野菜とか果物を食べる機会が少ないから極力食べるようにしないとね。無事にキャンプ場に到着。(17時50分・163km) ![]() 明日はやはり雨の予報なので一気に京都辺りまで走っていくつもりだ。どっかいい安いホテルがないかと検索すると、京都の東山閣というところが4000円であった。たしか古いけどそれなりのいいホテルだったと思うからここにするかな?さすがに暗くなってくると特にすることもないので早々に就寝。(19時30分) |
01 那久岬にて 02 牛の角突きの像 03 これから島前に渡るフェリー 04 中には鬼太郎の絵が描かれていた 05 フェリーの甲板にて島後ろを去っていく 06 碑がぽつんと立っているだけで他には何があるわけではない・・・ 07 岩にめり込んでいるような建物 08 置きに来て初めてまともな食べ物はなかなか豪華なものでした。(^ー^* ) フフフフ 09 展望台は立ち入り禁止?( ̄~ ̄;) ウーン 10 展望台から国賀海岸を見下ろす 11 牛の糞が落ちまくっている道路 12 通天橋をバックに撮影 13 道路脇にいた馬の親子 14 崖の先端にて記念撮影 三脚は使えなかった・・・ 15 海の中にある怪しい人形? 16 フェリーどうぜんが入港してきた 出港5分前 17 駐車場に描かれたでっかい方位図 18 今日のキャンプ地 |