大満喫!トルコ8日間

その5 イスラムの男性の生活に怒る女性陣(^_^;;


09月30日 680km
ネブシェヒル(Nevsehir)→パムッカレ(Pamukkale)
 3時頃にいったん目が覚めてしまう。そういえばいつの間に寝ていたんだろう・・・。( ̄~ ̄;) ウーン なにやら大きな音が聞こえてきて目を覚ます。どうやらコーランみたいなのでそろそろ6時かな?さすがに疲れが出てきているのかなかなか起きることが出来ずベッドでごろごろしているとモーニングコールがかかってきた。(6時45分)そろそろ起きないといけないなあ・・・。
 そろそろ朝日が昇ってくるみたいで空が明るくなってきた。荷物の整理をしてから朝食へ。(7時)昨日と同じように一番奥の席に神戸の親子が座っていたのでその隣の席へ。今朝は気球に乗りに行った人もいるので人は少ない。
 朝食もバイキングになっているのでさっそく料理を取りに行くが、ほとんどの皿が空っぽになっている。(ToT)どうやら先に来ていた韓国ツアーとヨーロッパツアーの人たちがほとんど食べてしまったようだ。しかし皿が空っぽになったんなら早く追加してよね・・・。こらー \(`o'゛;) しかしレストランが早く開いているならもっと早く来ていたらよかったなあ。
 パンは色々あるんだがおかずがないのはちょっと悲しいぞ。オムレツを作ってくれるようなコーナーはあるんだが、人がいないし・・・。勝手に作っていいなら作るけど、さすがにそれはまずいだろうしなあ。(^_^;; なんか他にいいものはないのかとうろついているとオムレツのコーナーにシェフがやってきたが、みんなも待っていたらしくすぐに列が出来てしまう。しまった・・・しょうがない素直に並ぶか。
 ジェネさんは卵3つ使ってオムレツを作ってもらっていたので自分も「3つでお願い」と頼むとなにやら渋い顔。チーフみたいな人がやってきて「一人一つですよ」と言ってきた。なんとか作ってくれたが、たしかに3こで作ってくれているんだが、使っている卵は小さめのものだ。(大きなものと小さなものが二種類用意されていた)とりあえずメインのおかずは確保できたからよしとしよう。みんなと話をしながら朝食を終えて部屋に戻る。
 今日は一番前の席(一番前は山野辺さんとエロールの席なので実際は二番目)に座ろうと思っていたので、バスがやってきたところで早々に席を確保する。横の席は昨日と同じく眼鏡の女性とたこの女性だ。(昨日一番前の席に行こうねと話をしていた)眼鏡の女性は「前に観光したときと同じところばかりだからあまり感動はなかったのよ。
でも今回の気球はほんとに感激だったわよ。」とかなり満足したようだ。やっぱりちょっと無理してでも行っていた方がよかったかなあ?(ToT)気球に乗った人たちはほんとにぎりぎりだったため、朝食として簡単なサンドイッチを作ってきたようだ。みんながそろったところで出発。(8時15分)今日は700kmくらい走るようなのでかなりしんどくなりそうだ。
 しばらく走っていると前方の空に気球が上っているのが見えてきた。全部で10以上あがっている。結構多いんだなあ・・・。もちろんすでに朝日はすぎているので眺めとしてはちょっと落ちるだろう。しかし急に予約を入れて朝日の時間に入れるというのは強引な予約を入れたのかな?それとも朝早いからその時間の方が開いているのかな?
 今日は最初に絨毯のお店に行くらしい。絨毯か・・・どう考えても金額的に買って帰るのは無理だろうなあ・・・。(^_^;; 15分ほど走ってBAZZAR54というお店に到着。(8時半)
 中には15台くらいの機織りが並んでおり、数人の女性が絨毯を織っていた。これって観光用?観光も兼ねているようなんだが、実際に絨毯を織っているのは間違いないようだ。まさしく職人芸といった感じでかなり細かい模様ができあがっている。絨毯を織っている目の高さに絨毯の原画が置いているんだが、これを見ながら織っていくようだ。すごいねえ・・・。
 ここの説明はエロールではなく、ここのお店の人(50歳くらいの男性なんだが、名前は覚えていない)がするようだ。エロールから「かなり早口です」と言われていたが、ほんとに
むちゃくちゃ早口で説明していく。といっても、ネタ的にやっているみたいなんだけどね。しかしここまで流ちょうに早口で話せる(途中に冗談を入れながら話している)というのもなかなかすごいかもしれない。
 トルコの女性はだいたい6歳くらいから2年間くらい親について織り方などをまなび、8歳くらいから一人で織り始める。最初は絹を使ってかなり細かい模様の絨毯を作っていくが、細かい作業のため年々目が悪くなっていき、徐々にシルクからウールへ、目の数の多いものから少ないものへと質の悪い絨毯を作っていくことになる。さらに年齢が上がっていくと、絨毯を織れなくなるため、糸紬作業をするようになる。
 細かいものになると、一日5〜6時間作業するとして、年間で80cmくらい進むペース。絨毯はできあがった後、専門家によりその出来映え(材料の質、目の数、デザインなど)から値段が付けられる。それが売れた場合になってやっと絨毯のお金が受け取れるというシステムになっている。専門家によって値段が付けられるため、正規の販売店は値段相応のものになっている。(アンティークはのぞく)機械織りや中国などの海外製品のものはそんなシステムではないので、安く売られているのはその辺りのものになるようだ。
 展示用の機織りの所に行って機織りの方法を説明されるが、あまりに複雑でなんか頭がこんがらがってしまいそうだ。(^_^;; 続いて場所を移動して染色(天然の染料染め)の現場へ。色は何種類かあるんだが、染料に浸けている時間によって濃淡の違う色が出来るので色の種類はかなり多くなってくる。これ以外にももともとの毛の色が違っているものがあるようだ。
 奥の部屋に進むと、ちょっと広い部屋になっていて、壁には絨毯が展示されている。「自分の気に入った絨毯の前に座って下さい」ということで、適当にその前のベンチに腰をかける。これから絨毯の説明をしてくれるようなんだが、その前に飲み物のサービスがあるようだ。いろいろと選ぶことが出来るようなんだが、普通にチャイをお願いする。他にはトルココーヒー(どろどろのコーヒーとしつこく説明していた)や、お酒(ラク)を注文している人もいる。ラクをちょっと飲ませてもらったが、モンゴルのアルヒみたいな感じだった。かなり強そうだ。水にこのお酒を混ぜると白く濁ってしまうみたい。
 まずはウールの絨毯の説明。もちろん機械織りは別だが、基本的に材料に使われている羊毛の品質と目の数(1cmあたりの結び目の数)で値段が決まる。機械織りだと目の数が少ないものしかできないのでそれだけでも判断材料となる。まず最初の判断基準は胸のあたりの毛か、それ以外の足などの毛かで値段が変わる。次に初めて刈られた毛がもっとも柔らかくて質がいいが、回数を重ねるにつれ毛が硬くなってくるので値段が安くなる。また寒いところで育てられたものはけが堅くなるので値段は落ちるようだ。そうはいっても分かるのかなあ?目の数は普通が5×5で10×10くらいまであるらしい。
 「それでは実際に見てもらいましょう」というと、4人の従業員が絨毯を持ってきて広げ始める。その動きが見事に統制がとれていてなかなかすごい。(^◇^ ;) ほぇ〜 表裏を見せてもらうが、見た感じではどれが高いのかよくわからない。大きさはどれも同じくらいで3m×3mくらいなんだが・・・。一番左のが一番高くて18万円、その次に右から2番目で12万円、一番右で9万円、左から2番目で6万円という値段みたい。理由は初めてカットされた毛を使ったもの、大人の羊の毛を使ったもの、寒い地方の大人の毛を使ったもの、足の毛を使ったものということで値段差があるようだ。実際に絨毯にさわってみるが、あまりその違いが分からない。続いてウサギの毛で作った絨毯が紹介される。見た感じはあまり分からないが、肌触りはシルクよりもなめらかでいい感じだ。
 次にシルクの絨毯の紹介となる。値段はシルクとウールの混ぜものかどうか、目の数、材料の質によって変わるようだ。普通の目の数は5×5だが、ここでは7×7のものが作られているようだ。さらに8×8のもの、10×10のものと床一面に絨毯が広げられていく。目が細かくなると裏の模様もきれいにみえるようになっているらしい。ちなみに日本では夏は裏、冬は表を使うといいみたいだ。しかし絨毯を裏にするというのはあまり気に入らない客が来るときにたいしてする行動という意味もあるらしい。(^_^;;
 正式な絨毯はトルコ政府公認の下で作られているものだが、トルコの大地震により職人たちがこの付近に移住してきたのでこの辺りが絨毯の産地になったらしい。この店で扱っているものはもちろんトルコ政府公認のものなので間違いはないようだ。まあその分値段が高いんだろうけどね。
 「それではみなさん実際に絨毯の上を歩いてみて下さい。」と言われ、床中に敷き詰められた絨毯の上を歩いてみる。やはりシルクのものは感触が全く違う。大げさな言い方だが、なんか水の上を歩いているような感じだ。(^◇^ ;) ほぇ〜 他の人は靴下をはいているんだが、自分だけ裸足なので直に感触を味わえる。
 もしここで購入したら、もちろん送付することも出来るが、持って帰ることも出来るようだ。たたんでしまうと結構コンパクトになるみたいで、その場合は絨毯を入れるバッグもつけてくれるようだ。ちなみに送る場合は送料は無料にしてくれるらしい。「それではいまから日本語のわかるスタッフが値段の交渉を行います。」というとスーツを着た男性達がぞろぞろと入ってきた。全部で15人くらいのスタッフが適当に別れて交渉を始めるが、
やはり自分の前にはやってこない。まあそれはしょうがないんだろうけどね。(^_^;;
 最初に声をかけているのは横のおばあさんだ。(自分の所にやってきた人の受け持ちエリア的にはおばあさん、自分、あーさんの3人しかいない)おばあさんが「買わない、買わない。」と断ると、
仕方がないという風に自分に声をかけてきた。「いや、ちょっと高いから無理。」と言うと、「それならどのくらいならいいですか?5万円?」と話を振ってきた。そのレベルの絨毯をいくつか見せてもらうが、さすがにその値段のものだとあまり感触がよくないし、模様もちゃちいものだ。大きさは玄関マットくらいのものだしね。買っても使うところがないし、やはり買うのはやめておいた方がいいだろう。
 「こんなの買う人いるのか?」と思っているとおもむろに拍手が・・・。お買いあげ〜〜〜!!!まじで?どうやら壁に展示されていたシルクの絨毯を買ったようだ。値段を聞くとなんと
30万円!!( ̄△ ̄) !! まじっすか!?ちょっとびっくりである。他にも何名かいろいろと絨毯を見せてもらって交渉をしているが、まだ長引きそうだ。さすがにこれ以上ここにいてもしょうがないので先に退散。廊下に絨毯を買った人からの手紙や写真が展示されていた(日本からのもあったが、ちょっとあまりに絨毯が浮いている感じのものが多い)ので見ていると、2回拍手が聞こえてきたのであと2組は購入したんだろう。
 出口の方に行くと、小さなお店があって、何人かもそこでお土産を見ていた。値段は2ドルくらいからで、ナザール・ボンジュウなどが売られている。小さな絨毯に大きな目玉の付いたものがあったのでこれを購入。(4ドル)自分が買える絨毯はこのくらいだな・・・。他の人と話をすると、最初に薦められた絨毯の金額は
数十万円からだったらしい。自分は最初から数万円だったのでやはり相手をみて薦めるものを決めているんだろうなあ。(^_^;;
 結局、説明に15分、ショーで45分、それから値段交渉に30分と2時間くらいたっていた。やはりツアー会社としてはこれが一番のリベートなんだろうから力を入れているんだろうなあ・・・。自分は何も購入しなかったが、絨毯のことについていろいろと勉強になったし、いろいろ違った絨毯を実際に見ることも出来たのでよかったかもしれない。(^_^)普通はなかなかこういうことを習えないからねえ。みんながそろったところで出発。(10時15分)結局何人買ったのかなあ?
 しばらくエロールの説明を聞きながらバスは走っていく。30分くらいで説明は終了となり、ほとんどのメンバーがみんな眠りについている。(おそらくトルコ風呂にいって気球に乗ったメンバーはほとんど眠れなかったんではないだろう)ふと前の席を見ると山野辺さんが今回の旅行の日誌をつけているようだ。訪問した場所や走行距離などを書いているようなので、あとで見せてもらうことにした。よかった、よかった、何ヶ所か場所が分からないところがあったからなあ。
 特にすることもないので、ビールを飲みながら外の風景を眺める。バイクツアーでは絶対に出来ない体験だ。(^_^)ちなみにバスの速度は120km/hくらいだ。しばらくして目的地に到着したようで、エロールが説明を始める。ここはシルクロードの宿場町として栄えたスルタンハン・ケルヴァンサライ(Sultanhan Kervansaray)というところで宿場町としての面影を残しているところらしい。(11時35分・140km)建物の説明をしたあと、少し休憩となるようだ。近くに市が立っているので時間があれば覗いてみよう。
 建物の門をくぐるとそこは中庭になっており、中央に建物が建っている。脇にある部屋は倉庫になっていて、いろいろなものを貯蔵していたようだ。奥は礼拝堂になっているが、全体的に建物の形が残っているだけで何があるわけではないようだ。これで一通りの説明はおわり、時間を決めて自由時間となった。
 中央の建物の天井に登れるみたいなので階段を上ってみるが、建物の天井は崩れ落ちているのか、もともとこういう作りなのか(おそらく前者)分からないが、幅1mくらいの外周だけが残っていた。せっかく登ったんだが、周りに何があるわけでもないのそんなに眺めがいいわけでもない。(ToT)ここに登ってきているのは、自分とあーさん、カメラマンの女性の3人だけで、他の人はすでにどっかに行ってしまっているみたいだ。
 門を出るとツーリングをしているらしきライダーの姿が目に入ったので声を掛けてみる。バイクはHONDAのTRANSALPと書かれているが、聞いたことのない名前だなあ?(自分はあまりバイクの名前は知らないし、海外用のバイクだったので・・・)このバイクで1ヶ月近くトルコ内を走っているようだ。すごいねえ・・・。最初に写真を撮ってから市場へ。
 市場ではリンゴやジャガイモなどの他にも普通の日用雑貨が売られている。買う単位が一袋という感じで量り売りというのがすごい。(^◇^ ;) ほぇ〜 買い物客も袋をいくつか自転車に積んで運んでいたりするし・・・。奥の方はかなり密集しているので、ちょっと危ないかもしれないと思ってある程度で引き返す。山野辺さんもやってきていたので少し話しながら歩く。お店の方に行ってみるが、特に買いたいものもないのでそうそうにバスに乗り込んで出発を待つ。(12時5分)
 辺りの風景はひたすら荒野の中を道が続いているだけであまりおもしろくない。1時間くらい走ると街中(コンヤ・Konya)に入ってきた。他にもいっぱい観光バスの止まっているドライブインのような所にバスが入っていく。どうやらここで昼食となるらしい。(CILTASレストラン・13時5分・250km)
 かなり大きなレストランで他にもいくつものツアーと思われる団体が食事をとっている。まずは適当に席に着いてからいつものように飲み物の注文。ここでも山野辺さんが声を張り上げて値段の説明をしている。「えーと、ビール・・・・」大変だねえ。
 しばらくしてまずはスープが運ばれてきた。・・・すっぱ〜〜〜!!(ToT)なにこれ?これってヨーグルトなのかな?なんか変な味だ。(おそらくヤイラ・チョルバス/Yayla Corbasiと言われるヨーグルトのスープ)最初はちょっとつらかったが、慣れてくると普通に食べられる感じになってきた。といっても大半の人が残している。続いて運ばれてきたのは小さなピザが4枚。(エトリ・エキメッキ/Etli Ekmekと言われる薄い生地のトルコ風ピザ)「まあこれは食べられるかな?」という感じだが、ちょっと味がきつい感じだ。他の人は臭いが我慢できなくて上に乗っている肉を取って食べたりしている。(ToT)載っている肉は羊の肉みたいなんだが、これは好みがあるからねえ。耐えられない人には無理だろう。
 ウエイターが料理の皿を落としてしまい、主任みたいな人がやってきて怒りあげている。怒るのはいいんだけど、みんながいるところでそんな大声で怒らんでもいいやん・・・。(^_^;;
 食事を終えてトイレに行くと女性用にはかなりの長い行列。これだけのお客が来ていたらしょうがないだろうなあ・・・。お土産コーナーが併設されていたのでのぞいてみると、なにやら
怪しい人形を発見。スカートをはいた人形なんだが、顔はひげをはやしたおっさんだ。「なにこれ?」と思っていると他の人から「これはメヴラーナと言われるこっちの伝統的な踊りの衣装ですよ」と説明を受ける。うーむ、伝統的な衣装はいいけど、あまりこんな人形はほしくないよなあ。お土産にもらってもかなり困りそうな気もする・・・。(^_^;;(13時50分)
 ここから10分くらい走ってメヴラーナ博物館(Mevlana Muzesi)に到着。博物館には昔のモスク、寄宿舎などが立ち並んでおり、かなりの観光客がやってきている。有名な所なんだろう。
 まずは寄宿舎にはいると、中には当時の生活の様子を再現した人形が配置されている。あまり興味を惹く感じではないが、せっかくなので写真を撮っていく。台所の方は撮影禁止となっているんだが、エロールが
「ここの警備員は私の友達だから写真を撮っても大丈夫です。」と言っている。ほんとにいいのか?(^_^;; まあせっかくだからと写真を撮ったけどね。
 続いてメインの資料館になっている霊廟へ。ここは靴のまま入っていいんだが、汚れないようにビニールのカバーを付けなければならない。建物の中にはいっぱい棺が並んでいる。棺の上に帽子(棒みたいなものにターバンのような布が巻かれている)が乗っているものは男性の収められた棺で、それ以外は女性の収められた棺になっているようだ。かなり数が多いなあ・・・。一番奥にはこのメヴラヴィー教団の創始者であるメヴラーナの棺が置かれていた。さすがに豪華である。
 奥に進むと展示場となっていてメヴラーナの愛用品やコーラン、年代物の絨毯が展示されている。コーランは1mくらいある大きなものから5cmくらいの小さなものまである。その中央に展示されている箱には「モハメドのあごひげ」が収められているらしく、ケースの周りでお祈りを捧げている人が数名。外に出ると、「今から建物を一番きれいに撮れる場所に移動します」といって場所を移動する。(14時半)
 出発してすぐに次の場所(カラタイ博物館・Karatay Muzesi)に到着。博物館の入口に向かっているとお土産売りがぞろぞろと寄ってきた。あいかわらず年配の人の所に寄っていくので自分は楽なんだけどね。
ある意味、ちょっと寂しい・・・。(^_^;; さすがに博物館の中までは入ってこれないようなんだが、入口付近で出てくるのを待っているようだ。
 ここは神学校だったらしいが、現在は博物館となっている。装飾もなかなかいい感じの建物で、内装も美しい装飾のなされたタイルが張られている。ただかなりはげ落ちてしまっていてちょっと残念だ。中には陶磁器が展示されているが、あまり興味を惹くようなものはない。
 一通り見終わって表でくつろいでいると入口の所にたむろっている土産売りがいろいろと声をかけてきている。どうせ売るならおばさんと言わないでお嬢さんといった方がいいよ。
 バスに戻っていると一緒に土産売りの人たちもついてくる。なにやら交渉していたのか、バスに乗るときに眼鏡の女性が
「はい、これ全部で1000円ね!」と土産売りから手に持っている魔よけなどのネックレス全部を奪い取っていた。その男性は「何が起きたんだ?」という感じで惚けている「(ーヘー;) え〜と。全部で30個くらい(後で聞いたところ35個あったらしい)あるみたいなんだけど・・・。さすがにこれはかなりつらかったらしく、そのあと数リラ払っていたようだが、それでもかなりすごい。一つ50円以下だもんなあ。「だって、全部で1000円でいいって言ったんだもん」ということだが、実際の交渉がどうだったのか分からない。(^_^;; まああまりに買わないのでつい口が滑ってしまったんだろうけどね。みんながそろったところで出発。(15時)
 30分ほど説明があり、説明が終わったところで自分も眠りに入る。(15時半)しばらく走ったところで休憩ポイントに着いたようだ。(16時45分・415km)
 現地の人と思われる人たちがえらくいっぱいたむろっているんだけど、これって高校生か何かの修学旅行なのか?高校生にしてはかなり年齢が高いようにも思うんだけど・・・。お店には特に興味を惹かれるものがない。何人かがそこにいた猫をじゃらしていたんだが、そこにいた人たちがちょっかいを出したせいでかなり怒ってしまって近づけなくなってしまう。(^_^;; 15分くらい休憩して出発。(17時)
 エロールからイスラムの家族についての話が始まる。イスラム圏では重婚というのが普通であるというイメージなんだが、ここトルコでは法律的に禁止されているらしい。これはちょっと意外だ。イスラム圏はすべて認められていると思っていた。ちなみにエロールはまだ結婚していない。兄弟がいる場合、結婚すると日本では基本的に長男が親の面倒を見る感じだが、トルコは逆で末っ子が親の面倒を見るらしい。
 途中で山の中に入ってきたが、最初の頃にも説明があったように、山はほとんどが大理石で出来ているので木が生えていない。栄養分が取れなくて大きな木が育てないんだろう。この辺りではその大理石の採掘が行われているみたいで、途中岩が切り出されている現場があった。
 山岳地帯を抜けると辺り一面農園となる。イスラム圏の農村では普通のことなんだが、農園の仕事は女性の仕事で、男性は日がな一日お店の前でくつろいでいるらしい。確かに畑には女性の姿は見えるが、男性の姿は見えない。村に入ると
店の前のテーブルでくつろいでいる男性陣の姿が・・・。男性は朝から晩までこんな風にのんびりと過ごし、女性は昼は畑に出て、夜は家族の世話に追われる生活を送っているようだ。(最近都会の方ではそういう事はないようなんだけどね)女性陣から「ちょっと止めて!仕事してこいって怒ってくるから!!(-.-”)凸 ウリィ」とか「よかった日本に生まれて。旅行に行ってこいって見送ってくれるし!(^ー^* ) フフフフ」とか声が上がる。
 1時間半くらい走ってやっと休憩場所・AKEDEN12というお店兼ガソリンスタンドに到着したようだ。ほんとに今日は移動ばかりだなあ。(18時半・ディナル/Dinar)バスを降りてからまずトイレへ。他にはお客はいないようなんだが、このバスだけでも結構な人数なので女性陣は我先にとトイレに駆け込んでいる。何人かは男性陣がいなくなるのを待ってから男性用トイレに入る人もいる。うーむ・・・。
 バスの中で説明されていたとおり、いくつかの食べ物と飲み物が用意されていた。どう考えても仮設のテーブルでいつもこんなにスタッフがいるとは思えないので、着く前に連絡しているのかな?一つはヨーグルトと蜂蜜を混ぜ合わせたもので、食感と味はレアチーズみたいな感じ。(後で考えると材料はヨーグルトと蜂蜜をちょっとだけなのでこれで3リラってどう考えても高いよなあ)もう一つはザクロのジュースなんだが、こっちは他の人に味見をさせてもらう。ちょっと酸っぱい感じかな?ちなみにこれも3リラである。
 お店の方でお土産の試食をしているようなので自分も。松の木の蜜や乾燥イチジクで、エロールは売っている商品の蓋を開けているんだけどいいのか?(^_^;; 何人かはカラフルな織物で作られた財布のようなものを買っている。4つで1000円(円が使えるようだ)と言っていたが、5つ1000円までなったらしい。眼鏡の女性はさらに「6こ1000円」と交渉している。「ちょっとこっちのよりも質は下がる感じだったけど、他の所では6個1000円で売っていたんだけどね。」ということで交渉していたようなんだが、結局はだめだったようだ。15分ほど休憩をしてから出発。(18時45分)
 さすがにもう日が暮れてきて辺りが暗くなってきたが、まだ着かないのか?説明を聞くと到着は20時過ぎになるようだ。(ToT)うーむ、バイクツアーでは考えられない行程だなあ・・・。いまからトルコの歌手の音楽をかけますと言って音楽が流れ出す。これはこのグループが日本で行ったライブのCDみたいで所々日本語が入っているんだが、なんとも訳の分からない曲も入っている。
「トマト、ピーマン、ナス、ナス〜〜〜、トマト、ピーマン、ナス、ナス〜〜〜」と繰り返される。かなりインパクトはあるんだが、これは何なんだろう?(^_^;;
 これから行くホテルには温泉があるらしいんだが、ありがちなことに水着を着ないといけないようだ。海外の温泉はプール感覚なのでしょうがないんだけどね。今回最後の最後に水着は荷物から外したんだよなあ・・・。残念ながらレンタルはないみたいで、ホテルで買わないといけないようだが、ホテルはかなり高いみたいで、近くの商店でも売っているらしいんだが、15分くらい歩かないといけないようだ。(もともとの予定ではホテルに到着するのは21時過ぎになる予定で、温泉は23時までなので入れないだろうと言うことで水着は書いていなかったらしい)とりあえずどんなところか見てからどうするか決めよう。暗闇の中、やっとホテルに到着。(20時5分・680km)
 チェックインの前に最初に夕食を食べるようなのでまっすぐレストランへ。ほんとあわただしいなあ・・・。(ToT)レストランは結構広いんだが、それ以上にお客も多くていっぱいになっている。席に向かう途中で
急に怒り出すエロール。「通れないのが分かっているくせにいすを引いて道を空けてくれないし、分からないと思ってフランス語でののしっていたから怒ったんですよ」と言っている。正確なところは分からないんだが、ちょっと短気すぎだろう。(^_^;;
 ここの夕食もバイキング形式で、いつものように飲み物は別料金。ここは4.5リラとまだ許せる範囲なのでビールを注文する。かなり人が多いので料理はすぐになくなってしまうが、なんとか確保。味は今までの中ではかなり上のレベルだ。「やっと食べられるものが出てきた」と言っている人が結構いる。食事をしていると途中でカメラマンが写真を撮りにやってきた。後で写真を買ってくれと言う感じのものだろう。おなかも満足して1時間ほどで食事は終了。(21時)
 ロビーに移動して明日の説明をするようなんだが、ここではピアノの演奏が行われてちょっと場違いな感じだ。ここで大きな声を出してもいいのか?山野辺さんが確認したところ大丈夫みたいなんだが、ちょっと小さな声で説明を始める。と、
「よく聞こえへんっ!!」とかなりの大声で場所を移動するおばあさん。せっかく辺りの雰囲気を考えて小さな声で言っていたのにぶちこわしだ・・・。(^_^;;
 明日は6時から朝食が可能で、7時45分出発。モーニングコールは6時半となるようだ。荷物は7時に回収するみたいである。ここにある温泉は23時まで入ることが出来るが、先ほど言っていたとおり水着が必要らしい。部屋に行く途中で温泉の方に寄っていく。
 大きめの野外のプールがあって、泳いでいる人もいるんだが結構寒そう。温泉というのは室内のプールのようなんだが、かなりぬるめだ。うーん、温水プールといった感じだなあ。これはちょっとやめておいた方が無難かなあ?水着もないしね。
 自分たちの部屋は本館から離れたところの別館になっているようだ。お風呂に入ってさっぱりして、しばらくくつろいでから就寝。(23時)
 01 ホテルから見る朝日
 02 絨毯を織る女性
 03 すごい早口での説明
 04 絨毯の前で休憩・・・
 05 絨毯がどんどん広がっていく・・・
 06 走っている風景
 07 バスの中でビールを・・・(^_^)
 08 中央の建物に登るが、天井はない・・・
 09 ツーリング中の夫婦のバイク
 10 今日の昼食
 11 資料館の人形 怪しい・・・
 12 メヴラーナの棺
 13 モハメドのひげの入った箱
 14 今回の戦利品 すごい量!!(^◇^ ;) ほぇ〜
 15 レアチーズみたいな味 しかしこれで3リラは高いよな〜〜
 16 今日の夕食