カンボジア ノーザンエクスペディション アンコールワットの前で・・・ |
01月01日 プラ・ビハール(Preah Vihear)→シェムリアップ(Siem Reap) 230km(ダート212km) |
う〜〜、寒い。ふと目が覚めると上に掛けてあった毛布がはだけていた。うわー、まじで洒落にならないなあ・・・。(T^T) まさかカンボジアでこんなに寒くなるとは思わなかった・・・。寝袋に入っていてこれというのはマジで洒落にならない。もっと着込んでおけば良かったかなぁ。このあとも何度か目が覚めてしまい、最後は鶏の鳴き声で目が覚める。うるさい・・・、建物のすぐ横で泣いているんだもんなあ。(T^T) 耳栓をしていたんだが、ひとつどっかに行ってしまって見あたらないのであきらめて起きる事にする。(5時)まあ、耳栓をしてもうるさいだろうけどね。 もちろん電気はつかないので昨日のうちに貰っておいたろうそくに火を付けて明かりをとる。荷物の整理をして耳栓を探すがやはり一つ出てこない。どこに行ったんだろう?まあもう使う事もないからいいか。5時半頃に隣のシャントゥン達も起きたようでかなりうるさくなってきた。 荷物の整理をしてから忘れ物はないかのチェックをして準備はオッケー。かなり寒いんだが、ジャケットのインナーは先にシェムリアップに送っているし、下にスウェットを着ていくと脱ぐのが面倒くさいしなあ・・・。まあ、何とかなるか。(この考えが甘かった) ![]() 階段を上っていくと視界が開けて眼下に雄大な景色が広がってきた。(^o^) 残念ながらもやがかかっているので一面の森林は見えないが、これはこれで雰囲気が出ていい感じ。昨日車が到着した場所までやって来たところで荷物運びは終了。このあと上まで登ってくるのでそれまで荷物を見ていて貰う事にする。 ![]() ![]() ![]() 風が強くてまともに立っていられない。(T^T) まじで気を抜くと飛ばされてしまいそうな感じだ。しかも崖の方に風が吹いているので本当に落っこちてしまうぞ。勘弁してくれ・・・。しかもかなり寒いし・・・。 かんさんに写真を撮ってもらっていると、なんか他の人が岩場の下の方に入っていっている。「どうなっているんだ?」と岩の隙間から下に降りると、大きな岩の下の空洞になっているところにいけるようになっていた。自然に出来た展望台みたいになっていて、岩に遮られて風も吹いていないのでここからだとゆっくりと眺める事が出来る。(^o^) ![]() ![]() ![]() 先ほど荷物を運んでくれた人には一人3300リエル、3人で9900リエル払う事にな ![]() ![]() ![]() ゲートをくぐって昨日通った道を引き返していく。スピードを出すと寒くて洒落にならない状態になってきた。勘弁してくれ〜〜〜!!(T^T) 30分程で昨日の町に到着。(8時半・26km) ![]() ![]() ここで朝食を食べていくようなのでいつものようにヌードルを注文。量はいつもと変わらないんだが、なんか食欲が出なくて半分が精一杯と言った感じ。(T^T) どうしたんだろう?昨日夕食を食べ過ぎたのかなあ?1時間程休憩を取ってから出発。(9時)ここから三叉路の最後の一本の道を進んでいく。 道はいいので走るのは楽なんだが、その分速度が速くて寒い・・・。(T^T) 勘弁してくれ・・・。(T^T) なんか手までしびれてきたぞ・・・。(T^T) 寒さとの戦いになってきたんだが、他の人はそんなに寒くないらしい。うーむ、自分が薄着なのかなあ?(?_?) ジャケットのインナーを持ってきていなかった事がかなり悔やまれる。 さすがにこれだけ寒いと休憩を取りたいんだが、今日はなかなか休憩がない。こんな道なので休憩回数を少なくしているのかなあ?小さな町に入ったところでみんなが止まっていたので「おお、やっと休憩か?」と思ったら、みんながそろうのを待っていただけのようですぐに出発。ありゃりゃ・・・。(T^T) 町を抜けると徐々に道が悪くなってきて所々穴が開いているので右に左にと穴をよけながら進んでいく。「注意して走っていかないと穴にはまってしまいそうだ。」と思っていたんだが、ちょっと油断した瞬間、穴にはまって大きくバウンド。なんか後ろでいやな音が・・・。後ろのロープに縛っていた水が二本とも落ちてしまった。「なんで水が落ちるんだ?」とバイクを止めて確認すると、ロープのフックがさっきにバウンドの衝撃ではずれていた。これは落ちるよなあ・・・。まあ、他の荷物が落ちなかっただけ良かったけどね。落とした水を回収するが一本は穴が開いてしまっていたのでここで処分。しっかりと固定し直して出発する。 さらに先に走っていくと、民家が数軒建っている近くの道路脇でみんなが止まっていた。やっと休憩を取るようだ。(10時15分・90km)なんかむちゃくちゃ長く感じたなあ。だいぶん暖かくなってきて寒くはなくなってきたんだが、なんか体がだるい・・・。足の状態もあまり良くなくてベンチに座って湿布の張り替え。うーむ、やはりかなり腫れているなあ・・・。 ![]() ![]() ![]() 町を抜けると道はかなり悪くなってきてアップダウンが激しい。車も結構走っていて砂煙が鬱陶しいし・・・。途中何度も小さな橋(相変わらず迂回路はあるが、バイクは何とか通れる)を越えながらひたすら走っていく。普通だったらスタンディングで走っていく所なんだが、立つと足が痛いので長時間立っていられないのがつらいところ。(T^T) そう思っているとなにやらおなかに違和感が・・・。なんかいやな感じ・・・。(T^T) 道路に開いた穴を右に左にコースをとって迂回しながら走っていき、1時間ほどして一軒の家の前でストップ。(11時45分・136km) なんかおなかの調子が良くないので近くの畑の方へ。予想通り完全に下痢になっている。(T^T) うーむ、食べ物にあったたのかなあ?それとも朝から寒気がしていたので風邪を引いたのかなあ?二回ほどトイレに行ってとりあえずすっきりするが、食欲が出なくて弁当(ご飯に牛肉)はほとんど食べることが出来ない。とりあえず正露丸と風邪薬を飲んで様子を見ることにする。シャントゥンは無理してでも食べた方がいいと言っているが、食べても結局は一緒だと思うんだけどねえ。ほんとに何も食べないのはまずいのでかんさんにカロリーメイトをもらって栄養補給。チーズ味のせいか、これだけの量がなかなか食べられない。(T^T) この家では犬や猫や鶏を飼っているんだが、弁当を食べていると「なにかくれ〜〜」とばかりに寄ってくる。犬派の佐々木さんと猫派のうしおださんはそれぞれ犬と猫に弁当を分けている。 普通だったら近くをうろつくんだが、そんな元気もないまま椅子でぐったり。1時間ほどして出発となるが、途中お腹は大丈夫かなあ?(12時45分)かんさんは途中でスカーフを落としてしまったらしく、うえのさんからマスクをもらっていた。「誰か拾ってくれると思ったんだけど」と言われても落ちていたかなあ?道路だったら気が付いたかもしれないけど、道ばたに飛ばされていたのかもしれない。 ここから少し走るとまたまたちょっと大きな町(Sre Noy)に到着。ここで少し休憩していくようだ。(13時・176km)自分は休憩よりもまずはトイレだと、トイレの場所を聞いてトイレに向かう。(^_^;; お腹の方は・・・相変わらずだ。15分ほど休憩してから出発となるが、シェムリアップまではまだ残り80kmくらいあるようだ。今日の走行距離は全部で250kmくらいあるようだなあ。まあ、順調にいって到着は15〜16時くらいか? ![]() しばらくして佐々木さんがやってきたが、後ろの二人はやってこない。佐々木さんも途中で5分くらい待っていたようなんだが、追いついてこなかったようだ。何かあったのかな?(?_?) 待ち時間がかなりかかりそうだったのでシャントゥンにこの付近は大丈夫なのか聞いてから茂みの方へ。やはり土石流状態でいっこうに良くなる気配はない。(T^T) まずいなあ・・・。 しばらくしてムニンとナットの二人も到着。結局なにがあったのかは聞きそびれてしまった。(というか、この日は体調が悪くてほとんど会話をしていない)ここから右に走っていくとアンコールワットなどの建築の石材の切り出しが行われたところにつながっており、現在は大きな涅槃像があるらしい。左のルートはシェムリアップにつながっており、自分たちがこれから走っていくところだ。 道の状態はなかなかいいんだが、道幅が狭いのに車が結構走っていて砂煙がすごいのがつらい。徐々に町に近づいてきたのか道がどんどん良くなってきた。30分ほど走ってついにダートが終了。ここからは舗装道路になるようだ。(212km) 舗装路を右に曲がってしばらく走っていくと遺跡が見えてきた。遺跡の前には土産物屋がかなり出ており、観光客の数もかなり多く、日本人の姿も結構見かける。さすがにこんな姿の集団がやってきたせいでかなり注目を浴びている。(^_^;;(15時半・214km)ここはシェムリアップでもかなり綺麗に残っている遺跡(名前は聞いていない)らしい。中に入るのかと思ったんだが、許可書は明日購入するので入れないようだ。表から写真だけ撮ってすぐに出発となる。 ![]() 舗装路からダートの脇道に入ってまず到着したのはバンテアイ・サムレ(Banteay Samre)寺院。この遺跡は12世紀頃に建てられたもので、造りは写真で見たアンコールワットと同じ感じだ。ここももちろん中にはいる事が出来ないので表で写真を撮るだけ。参道を抜けて舗装路に戻り、道路脇の遺跡(通ったルートから見えていた遺跡はタ・ソム(Ta Som)、クオル・コー(Krol Ko)、バンテアイ・プレイ(Banteay Prei)と思われるが、はっきりとは分からない)を見ながら走っていく。しかしこんなにあちこちに遺跡があるとは思わなかったなあ・・・。なんかエンジンの調子が悪くなってきたのかどうも調子が悪い。 続いてやって来たのはプリア・カン(Preah Khan)寺院。あまり長い時間こんな所にバイクを止めてはおけないので写真を撮ってすぐに出発。なんか更にエンジンのふけが悪くなってついにエンジンが止まってしまった。(T^T) と、そのまま惰性で走っていくと、アンコールトムの北門に到着。(16時半) エンジンが止まってしまったんだが、これはエンジントラブルではなく、単にガス欠みたいである。「こんな所にガソリンスタンドとかあるわけないので押していかないといけないのか?」と思っていたらナットがペットボトルを持った兄ちゃんを連れてきた。どうやら近くにガソリンを売っている店があったようだ。こういう時には助かるよなあ。(^o^) 持ってきたのは二本だけなのでもちろん満タンにはならないが、ホテルまでの距離もそんなにないので大丈夫だろう。 ガイドブックにも書いていたが、車やバイクでアンコールトムやアンコールワットへ入れるのはカンボジア人だけで外国人は入れないようになっている。ってことは、やはりここまでしかやってこれないのか・・・残念!(T^T) アンコールワットの前でバイクと一緒に記念写真を撮りたかったんだけどなあ・・・。それじゃあ出発ということでUターンするのかと思ったらそのまま北門をくぐって行くではないか。いいのか?(後で聞いたところによると、遺跡の入口のゲートを迂回してここまで来たらしく、考古学研究の免許?を提示して強引に説明していたらしい。普通はやはりバイクなんかで入る事はできないらしいので、今回はかなりラッキーだったということだ。) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() とりあえず下痢のこともあるので近くのトイレに連れて行ってもらう。シャントゥンに連れられてトゥクトゥクに乗って近くのトイレへ。へろへろになりながら、中にはいるが・・・中は真っ暗なんですけど・・・。(T^T) 用を足してなんとかすっきり。バイクにも乗れそうだと思ったが、このままこの車でホテルに向かうようだ。途中は完全グロッキーで記憶はほとんど残っていない。 ホテルに到着すると、すでにみんなのバイクは止まっている。すぐに部屋に入ってからベッドで横になりたいんだが、「ここで待っていろ」と言ってシャントゥンはどっかに行ってしまった。どうせっちゅうんや!!(-_-X シャントゥンに何度か話をするとやっと部屋に通されるが、荷物も何もないので何も出来ないではないか・・・。(T^T) 勘弁してくれ・・・。他のメンバーはどっかに行っているんだろうか?結局椅子に座ってしばらくうずくまっているとやっとやってきて部屋へと通される。部屋には既にかんさんがいて、お風呂に入っているではないか。なんで最初からここに案内してくれないんだ?ちょっとむかつく。(-_-X ![]() ![]() |
01 出発前の宿の前の様子 02 対戦車砲? 野ざらしで置かれています 03 カンボジアの初日の出 こっちでは関係ないみたいだけどね 04 雄大なカンボジアの大地をバックに 05 カンボジアの大地 06 大きな岩を支える? 無理です!!(^_^;; 07 神殿の前で記念撮影 08 壁の彫刻(提供:佐々木さん) 09 神殿の門 10 地雷の看板にて おお〜〜恐い・・・ 11 急斜面を下っていくと前からカブが登ってくる 12 ペットボトルで給油 うーむ、すごいねえ(^_^;; 13 ここで簡単に朝食 あ〜〜体調悪い・・・(T^T)(提供:佐々木さん) 14 カンボジアの子供達 日本語の話せる子供もいる 15 町の入口にて(提供:佐々木さん) 16 ポルポト派の最後の拠点 17 かなり恐い橋を渡る佐々木さん 穴が開いているんだもんなあ・・・(^_^;; 18 バンテアイサムレ神殿の前で 19 アンコールトム 象のテラスの芝生にて(提供:かんさん) 20 アンコールトムのバイヨン神殿をバックに(提供:佐々木さん) 21 アンコールトムの南大門を通り抜ける(提供:佐々木さん) 22 アンコールワットをバックに この後・・・ 23 今回のサポートをしてくれた3名のスタッフ 右からムニン、シャントゥン、ナット 24 見る事の出来なかったクメールダンス(提供:佐々木さん) 25 見る事の出来なかったクメールダンス(提供:佐々木さん) |