カンボジア ノーザンエクスペディション その6 ついに大転倒・・・足が・・・(T^T) |
12月30日 スタン・トレン(Stung Treng)→プミポウ(Phumi Pou) 143km(ダート142km) |
夜中に目が覚めて、「何時だろう?」と時計を確認すると0時を指している。「え?まだこんな時間か?」と思ったら時計が止まっているではないか。やっぱり来る前に電池が切れかかっていたんか・・・。(T^T) 携帯電話はシェムリアップに送っているので時間の確認はカメラでしかできないぞ。うーむ、やはり電池の交換をしておけば良かった。![]() バイクのフレームが折れてしまったようだ。見てみると荷台の下の部分のフレームがぽっきりといっている。たしかにこれは恐いぞ・・・。 なんか他に見知らぬポリスと兵隊がいるんだが、先日のように何かの知り合いなんだろうか?話を聞くと、これから行く地域はゲリラなどの危険があるので警察に同行して貰うらしい。(@_@) シャントゥンは考古学研究かなにかの特別な免許(他の人に説明していたのをよこで適当に聞いていただけなのでよく覚えていない)を持っているので、無料で警察に警護を依頼する事が出来るようだ。一人は迷彩服を着ていたので兵士かと思ったんだが、二人ともポリスのようだ。ポリスの格好をしているのがアランホンタン、迷彩服を着ているのがサイという名前らしい。サイはかなり年季の入った銃を肩から提げている。この格好でバイクに乗るのかな?バイクは今から渡る川の対岸に置いてきているらしい。 ![]() ![]() 他のみんなは6Lくらいしか入らないのに自分のバイクの給油量は7L。うーむ、やはり自分のバイクだけ燃費が悪いみたいだなあ。最後のバイクでドラム缶が空になってしまい、もう一つのドラム缶から給油。こっちは黄色なので何で色が違うのかと思って聞いてみると、先に入れていた緑がハイオクで、黄色がレギュラーらしい。いつもハイオクを入れていたんだ・・・。給油を終えてから近くの船着き場へ。(8時15分) ![]() ![]() 他にも車がそのまま積み込めるような舟もあるんだが、その舟は到着する場所が違うらしい。目的の所に行くにはこの舟しかないのでどうしようもないようだ。車で行く場合はかなり回り道していかないといけないのかなあ? 準備が出来たところで舟に乗り始めると舟が傾いてバイクが転倒しそうになる。危ないなぁ・・・。とりあえずみんなバイクの所で到着までは支えておかなければならないようだ。(^_^;; ![]() まずは最後に乗ってきたカブが下船。乗って坂を登るのはあきらめたようで、エンジンをかけて押しながら登っていった。「あれはいいねえ」と感心しているシャントゥン達。いままで思いつかなかったのか?(^_^;; 順番にバイクを降ろして坂を登っていく。自分のバイクを坂の上まで運んでもらったところでメットを抱えてバイクの所へ。と、なにやら大きな音が聞こえたのでどうしたのかとふと振り返ると坂の方から砂煙が・・・。「何があったんだ?(@_@) 」と駆け寄ると坂の途中に転倒したバイクと砂だらけになったかんさんがいた。ありゃりゃ、こけたのか・・・。(T^T) ![]() このあと佐々木さんもチャレンジしたが、たばこをくわえたまま余裕(?)で坂を駆け上がっていった。バイクを無事(?)に坂の上に運んだところでいったん休憩。ここからアランホンタンは自分のバイク(オフ車ではない)を用意していたが、サイはなんとシャントゥンの後ろにそのまま乗っていくらしい。まじで・・・?休憩を取ってからいよいよ出発!(9時15分) 少し走ると道に穴が開いているし、下は砂地になるしと、かなりハードな道になってきた。普通はそんなに酷くはないんだが、時々真っ白になって全く前が見えなくなるくらい土埃が上がるのは勘弁して欲しいものだ。(T^T) 土埃がいやなので前との車間を詰めないように走っていたんだが、そうはいっても時々車間が近くなってしまう。土煙が巻き上がっている中をつっこんでいくと・・・いきなりでっかい穴にはまる。「勘弁してくれ!(@_@) 」と必死にハンドルを押さえ込むが、バランスを崩してしまった。(T^T) なんとか転倒は免れてバイクを停車させたが、バイクが傾いてどうしようもない状態。なんとか起こそうと頑張るが・・・無理だ・・・。あきらめてゆっくりをバイクを倒す。初ごけだ・・・。やはり先の道が分からないまま土煙に中につっこむのはやめた方が良さそうだ。(これがこの日の悪夢の始まりということをこのとき知るよしもない・・・) 小さな町を抜けると林の中に伸びる道になるが、道路は半分砂みたいになって走りにくい。地元の人が走ったタイヤの跡が蛇行しながら続いており、その跡を走れば地面がそれなりに締まっていて楽なんだが、走るスピードが違うのか、ちょっと蛇行のカーブがきつい。「そんなに急いで事故ってもイヤだし、マイペースで走ればいいや」と自分のペースで安全運転をしていく。30分くらいしてから休憩となる。(9時45分・9km) ![]() 少し走ると林という感じから森という感じになり、砂の道から土の道になったんだが、轍が深くてちょっと走りにくい。まあ、砂よりはいいんだけどね。はじめは気のせいかと思っていたんだが、どう考えても自分のバイクの前輪の方から変な音がしている。大丈夫かな?一定おきに何かが当たっているような音なんだけど、ブレーキディスクになにか引っかかったのかなぁ?途中で前輪がロックするのもイヤだし、なによりうるさいのが無茶苦茶気になる。途中でナットにでも聞いてみよう。 なんかルートがかなり荒れてきて道がよく分からなくなってきた。この途中でルートの選択を間違ってしまい、最後尾になってしまった。ちょうどナットが近くにいたので音の事を聞いてみるが、「走るのは問題ない」と言うだけ。でもうるさいんだよなあ・・・。チェックして貰った時になぜか走行距離とかがリセットされてしまい、今日の走行が分からなくなってしまった。(T^T) 勘弁してくれよ・・・。(トータル走行距離から現在までの走行距離はなんとか確認できたんだけどね) 前のグループと離れてしまい、自分の後ろにはムニンとナットが走っているだけだ。時々道が分かれていてペースが上がらないのでムニンに先に行ってもらう。カーブを曲がると前を走るムニンの姿が見えない。「おお、早いなあ、早く追いつかないといかん!」とペースを上げようとすると・・・道路脇の草むらになにやら・・・。え〜〜〜っ!(@_@) なんとそこにはバイクごと道路脇の草むらに突っ込んで倒れているムニンの姿があった。(T^T)(10時半・22km) ![]() バイクを引き起こしているとシャントゥンが戻ってきた。後続がやってこないので心配になったんだろう。ムニンの足はけっこう痛いようなんだが、とりあえず走る事は出来るようなのでしばらく休憩してから出発。少し走ったところの道路脇でみんながバイクを止めて待っていた。状況を簡単に説明する。 ![]() 森の中に小さな建物があるんだが、これは森の精霊を祭ったほこららしく、食べ物などをお供えしているらしい。道から20mくらい中に入ったところなので近くに行けないのでよく分からないが、ただの高床式の小屋と言った感じだ。まあ、森の精霊を祀るという風習は食べ物を提供してくれるということからどこにでもある事だろう。ちなみに4〜5月はこの辺りには多くの果物がなり、猿などが良く出てくるらしい。 ![]() ここからしばらく分かれ道がないのか、先頭を走っていたシャントゥンが自分たちを先に行かせる。まあ二人乗りをしていたらさすがにスピードは上げられないだろうしね。うしおださん、うえのさん、かんさんに続いて走っていく。途中から深い轍になって走りにくい所もあるが、いいペースで走っていく。途中からシャントゥンが先頭を走り、少し広場になったところで休憩。(12時45分・51km) ![]() ![]() 走り始めるとやはりフロントの方から音が聞こえてきてやかましい。気になると更に耳障りになって洒落にならない状態である。その先の小さな村に入ったところでもう一度ナットに声を掛けて確認して貰うと、音はフロントタイヤではなく、メーターのケーブルから聞こえてきているようだ。どうやらオイルが無くなりかけているらしい。修理してくれるのかと思ったが、ケーブルをはずしてぶらぶらならないように縛っただけだ。もちろん取り外したのでここからメーターが使えなくなってしまった。(T^T) うーむ、メーターが使えなくなるくらいなら音を我慢した方が良かったかなあ?でもかなりうるさかったしなあ・・・。(ここまでの走行距離は57kmで終わってしまい、ここからは佐々木さんのメーターを参照しているので実際の距離とは若干異なるかもしれない) ここからまたシャントゥンの前を走っていく事になり、うしおださん、うえのさんに続いて出発。村を抜けるとまた森の中に延びる道になり、轍も深くなってきた。タイヤの跡が鬱陶しいなあ・・・といっても真ん中は走れないからどっちかの轍に沿って走っていくしかない。轍の縁に沿って走っていたが、途中で後輪が滑り落ちる。「あっ!!!(@_@) 」と思った時にはすでに手遅れで後輪が完全に滑り落ちてバイクが横向きになり、踏ん張りもむなしく転倒。体は前方に投げ出され、うつぶせに倒れたところにバイクが上からふってきた。ぐわっ!!!(T^T) 足の上にもろにバイクが・・・!! つま先が地面に着いた状態で右足のかかとにバイクが降ってきたのでもろにバイクの加重をかかとに受けてしまった。やばい・・・やばい・・・。なんとかバイクの下から足を引きずりだしてブーツを脱ぐ。ここでこのツーリングも終わりか?(T^T) ここで他のメンバーが追いついてきた。ブーツを脱いで足を確認し見てみると・・・見た目は皮がすりむいた状態だ。足は・・・痛いけど何とか動くので靱帯とかは大丈夫そうだ。骨は・・・ちょっと痛いが、骨折とかはなさそうだ。足以外は特に打ち身とかもなさそうなので大丈夫かな?よかった、よかった、とりあえずツーリングは続けられそう。 ついにやってしまったなあ・・・。(T^T) 気をつけていたつもりなのになぁ。しかしオフブーツを履いていなかったら足は砕けていたかもしれないなあ・・・。シャントゥンが持っていた何かの塗り薬を塗って出発。体重をかけると痛いのでスタンディングはつらいが、座っていれば特に問題はないみたい。(ここから後は気分が動転していたのか、あまり記録もしていないし、記憶もはっきりしていない) さっきまでは特に気にしないで走っていたんだが、なんか道路の起伏が怖い。と、なんでもないようなところでまたもや転倒。(T^T) 同じようにうつぶせに倒れてまたもや右足のかかとがバイクの下敷きに・・・。あたたたた・・・。おっかなびっくり走っていたのがまずかったのかなあ?スピードがそんなに出ていなかったので大丈夫なんだが、足が抜けない・・・。後続を待とうと思ったが、なんとか踏ん張ってバイクを立て、素知らぬ顔で出発。(この間にかんさんが抜いていったが、こけていたとは気が付かなかったようで、なんでこんなところで止まっているんだろうと思ったらしい)かなりペースダウンしてしまったので前のグループに置いて行かれたが、さすがにスピードアップは出来ないまま30分程走っていったん休憩。(14時15分・88km) 「いやー、ついにやってしまったよ・・・」先ほどのこけたことについてみんなと話をする。やはり足は痛いんだが、なんとか走れるので良しとしよう。しかしなんかブーツがきつくなってきているような気がするのは気のせいか?(^_^;; 15分くらいここで休憩してから出発。 ここから少し走ったところで小さな村(Mlu Prey)に到着。(14時45分・95km)村の中に入って、一軒の家の前でバイクを止める。なにやら子供達がわらわらと寄ってきて遠巻きに自分たちを見ている。その数30〜40人!よっぽど観光客が珍しいのかなあ?(?_?) とりあえずここで休憩していくようなんだが、さっき休憩したばかりなのにねえ。 ![]() ![]() カメラ本体は動いているので一応フィルムを巻き戻しておく。レンズとの接合部分から光が入っているかもしれないが、佐々木さんが言うには本体が大丈夫ならフィルムも大丈夫らしい。(帰って現像したところ問題ありませんでした)うしおださんと佐々木さんから携行品の保険の事を聞いて(「保険太り、保険太り」と言われる)「そうか、海外旅行中だから保険が下りるんだ」とちょっとほっとするが、アンコールワットで一眼レフが使えないのがちょっと哀しい。(結局実費-3000円の返却だけだったのでもうけは全く無しでした)まあ、まだデジカメが無事だったのでまだ良しとしよう。 ![]() 砂地でかなり走りにくい道が続き、ハンドルを抑えている腕も疲れて握力が無くなってきた。やばいなあ・・・。しばらく走っていくとなんかいい雰囲気の木製の橋が見えてきた。(16時・113km)「いい感じだなあ、写真を撮るかなぁ?」と橋の手前で止まっているとかんさんが追いついてきた。まあいいかと橋を渡るが、かんさんが着いてこない。(?_?) うーむ、これは「自分が渡っている写真を撮ってくれ!」という意味なのか?と、バイクを止めて橋の下の方へ行き、カメラを構えると渡ってきた。やはりそういう意味だったのか。(^_^;; 橋の写真を撮り終えて先に進んでいくが、相変わらず道は砂状態。うーむ、走りにくい。 その先の村の入口で道の脇に豚を発見。「なんか危ないなあ・・・」と豚の脇を通り抜けようとすると、バイクの音に驚いたのか急に豚がバイクに体当たりしてきやがった。あっ!と思った時にはあっさりと転倒。(T^T) スピードもほとんど出ていなかったのにもうへろへろになっていてまったく踏ん張りも効かなくなっている。今度はおしりを着いた状態で左足がバイクの下敷きになってしまった。エンジンを切ってバイクを起こそうとするが、こんな状態ではバイクを起こす事が出来ない。足を抜こうにも足をねじってしまう形になってしまうのでどうしようもない状態だ。これはどうしようもないと後続がやってくるのを待つ。しばらくしてやって来た佐々木さんとムニンに手伝って貰ってなんとか復活。しかしこんな事でこけていたらやばいなあ・・・。(T^T) ![]() 登ったところはなにやら草の生い茂った原っぱになっており、道などはない。うえのさんとうしおださんもいるかと思ったんだが、二人の姿がないところをみると別にちゃんとしたルートがあったのかな?(?_?) どうするんだ?やはり引き返すしかないのかなあ?でもあの高さをバイクで降りるのはちょっと恐いよなあ・・・。(T^T) ムニン達が近くにいる子供達になにやら話しかけてから先の方に進んでいくので着いていく。「道があるのかな?」と思ったが、どうやら柵を壊して道を造っているようだ。うーむ、いいのか?(^_^;; その柵を越えて無事にちゃんとした道路に復帰。よかったよかった。その先でうえのさん、うしおださんと合流を果たす。二人は特に問題なくここまでやって来たようだ。 かなり体力が無くなってきてさらにへろへろ状態になってきているんだが、まだまだ目的地には到着しないのか・・・。道路は相変わらず砂状態で走りにくい事この上ない。途中から前後を走るバイクの姿が見えなくなってしまいかなり不安になってしまうが、分かれ道はないので大丈夫だろう。途中で止まって休憩していると後ろからムニンとナットが追いついてきた。どうやら佐々木さんのバイクがパンクしてしまったらしい。 どうせパンク修理に時間がかかるだろうからゆっくり行っても問題ないだろうとペースを落として走っていたんだが、なんにも無いところでタイヤを取られて転倒。(T^T) もうハンドルを抑えるのもつらくなってきている。今度は前のめりに倒れてしまったので体の方は大丈夫なんだが、カメラが・・・。デジカメを取り出してスイッチを入れてみるが、レンズ部分が壊れたのかレンズが出てこない。まじで?勘弁してくれ・・・。これでこのカメラも壊れたら洒落にならないぞ。何度かスイッチのオンオフを繰り返しているとレンズが出てきて撮影も確認。よかった、よかった。(^o^) へろへろになりながら走っていき、みんなと合流。(16時45分) ここで少し待っているとシャントゥンが追いついてきた。「あれ?後ろにポリスが乗っていな ![]() なにやらシャントゥンがアランホンタンから銃を受け取っている。どうやら射撃を見せてくれるようだ。近くの木に体を固定して・・・ズドーーーン!!轟音が響き渡る。続けてもう一発。 なにやらシャントゥン達がやって来た方向に向かって叫んでいる。どうやら地元の人がやって来ていたんだが、銃声に驚いて引き返していったらしい。(^_^;; 「大丈夫だ!」と叫んでいるようなんだが、結局こっちにはやって来なかった。まあ、こんな何もないところで銃声が響いたらそれは近寄りたくないよなあ・・・。 遅れてナットがやって来たんだが、途中で転倒したらしく足をくじいてしまったらしい。ムニン、自分に続いて3人目だ。ナットはオフブーツを履いているのに足をくじいたという事は結構ハデにこけてしまったのかなあ?そろそろ夕暮れも近づいてきているのでシャントゥン(佐々木さんのバイクに乗っているんだが、パンク修理はあきらめてそのまま走っているらしい)とナットを置いて先に行くことになる。目的の村まではあと10kmくらいらしい。 道は相変わらず砂が深くて走りにくいが、最後の力を振り絞ってバイクを押さえ込む。もう転けたくないよ・・・。やっと建物が見えてきたので「やった〜〜〜!!」と思ったが、まだ村の中までは距離があるようだ。道路も相変わらず砂の道が続いている。途中でかんさんが追いついてきたので先に行って貰うと、その先で姿が見えなくなる。「あれ?」と思ったらその先で道路脇に倒れていた。みんなへろへろだな・・・。(^_^;; この先の村でホームステイさせてもらうようなんだが、もし断られたらもう動けないぞ・・・。不安を抱えながら走っていくと、途中の脇道に入ったところの家の前でみんなが止まっていた。ここが目的の場所なのか?しかし本当に泊まれるのか?(17時45分・143km)不安に思っていると、許可が下りたらしく、今日はこの建物(二つある建物のうち一つを提供してくれた)で寝る事になったようだ。よかった〜〜〜。(^o^) 辺りはすでにかなり暗くなってきており、ぎりぎり到着できたという感じだ。 この村には電気が来ていないようなので日が暮れるとすぐに暗くなってくる。しばらくしてシャントゥンとナットも無事に到着。結局パンク修理はあきらめてここまでパンクしたままやってきたみたいだ。さっそく荷物を運び込むが、高床式の階段は足をくじいた自分にはかなりきつい。でも上がらないわけには行かないので仕方がないんだが・・・。 荷物を運び込んだところで近くにあるという井戸へ。もちろんシャワーなどないんだが、とりあえず体くらいは拭きたいからなあ。井戸まではこの家の方が案内してくれるようだ。肩に桶をつけた竿を担いで暗い中をさっさか歩いていく。自分たちはその後ろをヘッドライトで照らしながら着いていく。なんであんなに気軽に歩いていけるんだろう?(?_?) ポンプの井戸をほんのちょっと期待したんだが、予想通りくみ上げ式の井戸だった。周りは綺麗にコンクリートで固められているのでまだいいかな。滑車などはなく、ひもの付いたバケツが置いているのでこれでくみ上げろと言うことだろう。しかしロープの端は何も固定されていないので井戸の中に落っことさないようにしないとね。 さっそく佐々木さんが水をくみ上げようとするが、バケツを水面までおろすとバケツの口は上を向いたままで水が入ってこない。「うーむ、どうするんだ?(?_?) ロープを振ってひっくり返すのか?」と、佐々木さんがいろいろチャレンジしているが、そう簡単にはひっくり返ってくれない。(T^T) 「上から反対向きにして落とせばいいんじゃないか?」という意見が出て、一度引き上げてから逆さにしてバケツを落下。なんとか水は入ってくれたが、半分くらいが限度である。うーむ、どうするんだろう? これはお手本を見せてもらうしかないだろうと一緒にやってきていた彼女にやってもらう。普通にロープでバケツを下ろして水面へ。ここまでは一緒なんだが、これからどうするんだ?おもむろにロープをしならせるとバケツはひっくり返り、バケツいっぱいに水をくんでしまった。え?どうやったんだ?再びチャレンジしてみるが、やはりうまくいかない。なんとかひっくり返っても、中途半端な状態なので半分くらいしか水が入らないのである。うーむ・・・。もう一度やってもらうがどうもコツが分からないので、あきらめて回数をこなすことになる。 たらいを持ってきてくれたので、ここに水をためてみんな適当に体を拭いたり洗い物をしたりしてさっぱり。彼女も水をくみ終わったようなので一緒に戻ることにする。足下が暗いだろうとヘッドライトで照してあげようと思ったが、そんなものは関係なくとっとと行ってしまった。この暗闇でも見えるのかなあ?(^_^;; 部屋に戻って負傷した足を確認してみるとかかとだけではなく足全体が腫れて大きくなっていた。うえのさんが湿布を持ってきていたのでこれをもらって貼っておくことにする。明日までに少しは回復すればいいんだけどなあ。 ヘッドライトの電池が切れてしまい、明かりはろうそくだけなんだが、目が慣れてくると結構見えるものだ。みんな適当に自分の場所を確保して寝床の準備をしているので自分もエアーマットと寝袋を引いて寝る準備を完了。さすがにマラリアの危険地区に入ってきているので蚊取り線香をたきまくって虫除けスプレーもしておく。みんなが一気に焚いたせいで部屋の中は白く煙っている。これならさすがに蚊も中に入ってこれないだろう。(^_^;; ![]() 「Muさん、夕食が出来たよ」と誘いの声が聞こえるが、今はそれどころではない。電源のオンオフを繰り返し、レンズを引っ張り出そうとするが、あと一息のところまでで止まってしまう。「なんであと一息が出てこないんだ!!むかつく〜〜〜!!」と怒りまで混じり始める頃になってついに出てきた。写真も撮れる!!よかった〜〜〜、とりあえずは使えるみたいだ。(-o-) これでまたオフにするとレンズがまた出なくなってしまうかもしれないのでこのままの状態で置いておこう。結局30分くらいカメラと格闘していたようだ。 ![]() ![]() ![]() |
01 朝市の様子 02 市場を歩く 03 折れてしまったナットのバイクのフレーム 04 今日の朝食 ライスwithポーク 05 ガソリンを給油する女性とそのタンク 06 桟橋の中を先へと進んでいくかんさん 07 みんなでバイクを舟に積み込む まさかこんなに小さな舟とは・・・(^_^;; 08 出航!風を切ってメコン川を進む 09 佐々木さんは無事に登り切りました(^o^) 10 銃を構える自分 なかなか恐いものがある 11 ムニン転倒 転けた場所がここでよかった 12 小さな川を渡る(提供:佐々木さん) 13 昼食風景 道路脇で適当に座って食べます 14 森の中 15 今回同行して貰っているポリス二人 アランホンタンとサイ 16 子供達が一杯! アランホンタンの村 17 椰子の実のジュースを飲み干すかんさん 18 橋を渡ってくるかんさん 19 ここを登っていくの? ちょっと躊躇するぞこれは・・・(^_^;; 20 銃を撃つシャントゥン かなりの衝撃と音でぶれてしまう・・・(提供:佐々木さん) 21 壊れてしまったカメラ(T^T) 22 鶏の丸焼き 23 夕食風景 夜空を眺めての食事です 24 寝る前の状態 佐々木さんはストレッチ中(^_^;; |