道祖神主催 ペルー 空中都市マチュピチュへ その4 突然の胃痛でダウン・・・(T^T) |
08月07日 215 km(ダート136km) イカ→ナスカ |
何事もなく眠りに入ったが、夜中3時頃に腹が痛くなって目が覚める。(T^T) お腹ではなく胃が痛くてしゃれにならない状態に陥ってしまった。夕べ食べたものがほとんど消化されておらず、ほとんど戻してしまった。お腹の調子もあまり良くなくて少し下痢気味になっていた。正露丸を飲んだが、全く効き目は現れず、明け方までトイレに行く事を繰り返してまともに眠る事が出来なかった。(T^T) 8時頃にきたがわさんも起きてきて朝食に向かったが、自分はとてもではないが食べる事が出来そうにないのでそのままベッドで横になっていた。このまま一日寝ていたい感じだが、さすがにそう言うわけにも行かず、8時半頃に起きて出発準備を整える。お腹の調子はだいぶん回復してきて問題ないが、時折しゃれにならない胃の痛みが襲ってくるのがマジ辛い・・・。(T^T) きたがわさんに胃腸薬を貰って飲んだが、特に効き目は現れなかった。 9時頃にロビーに行って夕食の支払いを済ませてからバイクの所へ。荷物を積み込んでからバイクの暖気をする。フラビオに「今日の宿があるナスカに直接走って行けば、3時間くらいで行く事が出来る。先に一人でホテルに行くか?」と言われたが、とりあえずはみんなと一緒に行ってみる事にした。痛みが来た時はしゃれにならないが、バイクを走らせる事は出来そうなので問題ないだろう。なお、たなべさんは足の状態が良くないのでこの日はサポートカーに乗っていくことにしたようだ。 ホテルを出てから町中を走ってガソリンスタンドへ。町中を走るのはやはり怖い・・・。(^_^;; スタンドに到着してガソリンを給油したが、併設しているお店はまだ開いていなくて何も買う事が出来ないため、サポートカーが到着したところで別のガソリンスタンドに行く事になった。朝食を取っていなかったので何か食べないと逆に良くないかも知れないかと思い、リッツと水を購入した。 フラビオ、きたがわさんの後3番手で、町中を抜けてから舗装道路をひたすら南下していく。町と町の間は120km/h(制限速度70km/h)で、途中の町中は60km/h(制限速度35km/h)のペースで走っていく。走っている途中で何度も胃の痛みに襲われるが、なんとか我慢。(;>ω<) 1時間くらい走ったところでいったん道路脇に止まる。(10時15分・42km)このまま真っ直ぐこの道路を走っていけば2時間くらいでナスカに到着できるようだ。一応ここでもこのまま一緒に行くかどうか聞かれたが、痛い事は痛いが、走れない事もないので大丈夫ということを伝える。少し休憩してからこの先からダートコースへと入っていくことになった。 ここからはタイヤの跡が道という感じの道路(?)をひた走っていく事になる。周りには緑の全くない荒野がひたすら続いているだけだ。30分くらい走ったところでいったん休憩をとる。(10時45分・68km)青空が広がってかなり天気がいいため、じっとしていると暑くてたまらないが、走っている時は風が冷たいのでジャケット上にもう一枚着ていく事にした。15分くらい休憩してから出発。 この後も同じような景色が続いていたが、途中から右手に大きな砂の砂漠が広がってきた。くっきりとついた風紋が綺麗である。そこから少し走ると荒野の一部に緑が見えてきた。(11時45分・89km)イカ川(Rio Ica・Rioは川という意味)といわれる川の周りに緑があるようだが、乾期のせいかほとんど水が流れていない。この川の横を通っていったが、道が狭い上に砂が深くて危うく転けるところだった。ここからサポートカート別れて砂丘の尾根に沿って進むらしい。 かなりアップダウンの激しいコースを走っていくため、山を登り切った瞬間に下りがあったりして結構怖い。登り切った先がどうなっているか解らないのでゆっくりと登りたいところだが、スピードを落とすとタイヤをとられて登れなくなってしまうのでスピードを落とすわけにもいかないのが辛いところだ。途中何回か止まって写真を撮っていたため、みんなから置いて行かれて慌てて追いかける。しばらく走った所の高台でいったん休憩をとった。(12時) ずっと先まで砂丘しか見えないのはなかなか圧巻である。この景色を見る事の出来ないたなべさんがちょっと可哀想に思える。たなべさん達はどんなところを走っているのだろうか?少し休憩してから出発し、ひたすら砂丘を越えていく。 そこから少し走ったところでかなり急な崖の上(20mくらい)に到着。反対側には同じような高さの崖があって、ちょうど谷のようになっているところである。「どうやって先に進むんだろう?(?_?)」と思っていたが、何の事はないこの崖を真っ直ぐ降りるようだ。「マジっすか?(@_@)」傾斜はスキー場の上級者コースくらいの急な斜面(30度以上あった?)で、上から見るとマジでしゃれにならないくらい怖い。(;^_^Aフキフキ 転けてしまうと一気に下まで落ちてしまうだろう。しかも地面は砂で後輪が滑ってしまうため(前輪のブレーキをかけようモンならひっくり返ってしまう)、ブレーキをかける事も出来ない。一気に下るとまるでジェットコースターに乗っている気分になる。ここを一気に下ってから反対側の崖を登るというのを何度か繰り返して遊んでいた。 サポートカーと合流してさらに砂漠を走っていくと、遠くに海が見えてきた。海岸線が近づくと砂が深くなって走るのがかなり大変。海岸線の近くでいったん休憩を取る。(12時15分・106km) ここからは波打ち際を走っていくようなので、海に入らないようにと注意を受ける。さすがに海水に浸ってしまうとさびが心配だからなあ・・・。その他釣りをしている人がいるかも知れないのでその人達にも注意をするように言われる。15分くらい休憩してから出発する。 とても綺麗な海岸線で、右手には海、左手には砂丘が連なる中を一気に走っていく。走っているとバイクの前を横切る小さな生き物を見かけた。大きさ8cm位のカニで、なかなか愛嬌のある形をしている。釣りをしている人は人グループしかいなかったので、特に邪魔される事もないまま気分よく走っていく事が出来た。10km位走ったところにあるPUERTO CABALLASという小さな漁村の近くで休憩し、ここで昼食をとっていく事になった。(13時・117km) 今日の昼食もホテルで仕入れてきていたハンバーガーやクラッカーである。食欲はあるが、胃の調子が悪いのでハンバーガー一つで我慢する。昨日はほとんど眠る事が出来なかったせいか、急に眠気が襲ってきたのでバイクの影で眠っていた。(-_-zzz 他のメンバーも何人か眠っていた様である。1時間くらいしてから出発となった。(14時15分) しばらく走ったところからまた砂丘の上り下りが始まる。しばらく走ったところで、山の上から写真を撮っているとエンジンが止まってしまい、かけ直す間にみんなに置いて行かれてしまった。慌てて追いかけたが、前を走るバイクの姿は全く見えない。「こんなところで迷子になったらしゃれにならないぞ・・・o(><;)(;><)oジタバタ」と思いながら、多分こっちだろうと適当に走っていくと、遠くに砂煙が見えてほっとする。 みんな一緒になったところで少し走ると前方に緑が見えてきた。(15時・152km)グランデ川(Rio Grande)という川で、川の畔には小さな家が建っていて誰か住んでいるようだ。町が近いのか、砂漠の中を電線が通っていた。ここでみんなと写真を撮ったりして休憩をとっていく。 ここから道幅が狭くなって、山肌に作られた林道のような道になる。片側は崖になっているが、もちろんガードレールとかはないので注意して走らないとまずい。何度か水が流れ込んでいて大きな水たまりになっているところがあり、結構濡れてしまった。しばらく走ったところにあったChangullioという町の手前でサポートカーが追いついてくるのを待つ。(15時45分)ここからさらに細い道を走り、舗装道路(パンアメリカン・ハイウェイ)に到着して今日のダートは終了となった。(16時・178km) 「ここから少し走ったところにナスカの地上絵の観測塔(ミラドール)があるというので寄っていくか」と言われて、せっかくなので寄っていく事にした。明日セスナに乗るのでここで見なくてもいいやとも思ったが、せっかく来たから明日の前哨戦という事で寄っていったが、これが唯一のナスカの地上絵をみる機会になるとはこのときに知るはずもない。(^_^;; 舗装路を一気に南下していくと道路脇に小さな塔が見えてきた。(16時15分)さやかさんの話だと上からはほとんど見る事が出来ないという事であるが・・・。このミラドールに登るのは一人1ソレスで、一度にあがれるのは10人くらいまでらしい。それ以上登ると壊れてしまうのか?確かに作りはかなり簡素なもので一杯登ったら壊れるかも知れない。(^_^;; たなべさんは明日セスナに乗るからいいと言って登らなかった。思ったよりも高いので、高所恐怖症の自分は結構怖い。上からは木と手(カエル?)と言われるものを見る事が出来るが、思ったよりもちゃんと見る事が出来た。しかし思ったよりも描かれている溝が浅い(10cm位らしい)事を初めて知った。明日セスナから有名な猿やハチドリを見る事が出来るからもういいやと思って、5分くらいで満足して塔を降りた。 この後は一気にナスカの町中に入ってから町の市街地を抜ける。少し郊外に出たところにあるガソリンスタンドに入って給油を行う事にしたが、ガソリンスタンドにはいると多くの人たちが周りに集まってきた。どうやらこんな格好の集団がやってきたのが珍しいようだ。とはいえ何を言っているのか解らないので話しようもない。「どこから来たの?」とか「どこに行くの?」とか聞いていたようである。そこからさらに郊外に走って今日の宿泊するホテル(Hotel De La BORDA)に到着する。(17時・216km) 受付を済ませてから荷物を部屋に運んでもらう。相変わらず突然の腹痛に襲われてあまり体調は良くないが、まずはホテルの敷地を散策しに行った。ロッキーはこの寒さにもめげず、ここのプールで泳いでいた。マジっすか?(@_@) プールの水もかなり冷たいぞ・・・。部屋に戻ってからお風呂に入ってさっぱり。さすがに体調が悪いとなかなか動く気が起きないのでこの後はベッドで横になっていた。 夕食は20時からだったが、早めに行く事になって19時にタクシーを呼ぶ。プールサイドのベンチでタクシーのやってくるのを待っていたが、なかなかやってこない。ここで明日の予定を聞いたが、セスナのフライトの予定が延びたみたいで、明日は11時にここを出発する事になった。タクシーがやってきたのは20時頃で、結局最初の予定時刻になってしまった。タクシー2台に分乗して町中にあるEL PORTONというレストランへ。 胃の調子が悪いので頼んだのはトマトスープにハムとマッシュルームのクリームパスタ。みんなはビールを飲んでいたが、さすがにそれは飲むわけにはいかないのが悲しい・・・。(T^T) おとなしくお茶を飲んでいた。トマトスープは良かったがクリームパスタの味が濃すぎてほとんど手を付ける事が出来なかった。(T^T) もっとさっぱりしているのを期待していたのに・・・。 しばらくすると一階から軽快な音楽が聞こえてきた。メキシカン風の格好をしたグループが演奏にやってきたようである。さすがに一階でずっと見ているわけにも行かないので遠くに音楽を聴いていると二階にも上がってきた。演奏が終わった後、衣装を借りてみんなで写真撮影をする。最後にチップと一緒に売りにきたCDを購入することにした。(10ドル)他にも何人かがこのCDを買っていた。今回、カメラを持ってきていなかったのがとても悔やまれる・・・。(T^T) この後やってきたのはスペイン風のダンスグループ。軽快な音楽に合わせて女性が踊っていたが、途中でたなべさんが引っ張りだされて一緒に踊っていた。足首をひねっているのに大丈夫かな?(?_?) このグループは少し踊ってから(10分くらい)チップを貰うと早々に帰っていった。まじで「もう終わり?」という感じだった。 どうやってコミュニケーションを取ったのかはよく分からないが、やまださんは隣のテーブルにいたイタリアの女性と一緒に写真を撮っていた。うーむ、不思議である。みんなの食事が終わったところで店を出る。(22時) 表でタクシーを待っていると先ほどのメキシカンのグループがこっちに気が付いて「さよなら」と挨拶していった。フラビオ、たなべさんと一緒にホテルにもどったが、他のメンバーは町をうろついていったようだ。体調さえ良ければ自分も一緒に付き合ったんだけどなあ。戻る時にたなべさんに「鍵は持ってる?」と聞いてみるとありあけさんが持っていったままだったようだ。しょうがないのでフロントに行って鍵を開けて貰って事なきを得た。部屋に戻ってから早々に眠りにはいる。(22時半) |
01 車の影で一休み 気温は低いが日差しが強い 02 山の上から砂漠を見下ろす みよ、この一面の砂漠! 03 この崖のような斜面を上り下り まじで怖いです 04 海岸線を走行するありあけさん タイヤの後は自分たちが付けたものだけ 05 グランデ川をバックに 06 唯一のナスカの地上絵 乗れないと解っていればもっと撮っていたのに・・・ 07 パンアメリカン・ハイウェイにて 08 ガソリンスタンドで地元の人たちに囲まれるアレックス |