道祖神主催
ペルー 空中都市マチュピチュへ

その3 砂漠走行でたなべさんが・・・(T^T)


08月06日 134 km(ダート125km) パラカス→イカ
 6時頃には目が覚めてしまったのでベッドから起きるときたがわさんも目を覚ましたようだ。いきなりベッドで起きあがってきたのでびっくりしてしまった。(^_^;; きたがわさんが時計を見ながら「もう7時。」と言ったが、自分の時計はまだ6時を指している。どうやらペルーに着いて時刻を合わせた時に1時間勘違いしていた様である。まだ少し眠気があったのでベッドの上でごろごろしていた。
 7時のモーニングコールで起きてからホテルのレストランへ。天気は相変わらずどんより空である。朝食はバイキングかどうか選べると聞いていたが、有無を言わさず席に案内されてしまった。ここの席では持ってこられたパンしか食べることができない・・・。(T^T)(後で聞いてみると店員が勘違いしていた様である)結局、紅茶とパンだけで朝食を終える事になってしまった。ちなみにホテルで出てくるパンはどこもだいたい同じもので、中がほとんど空洞になったパンと食パンだった。
 きたがわさんはエスプレッソコーヒーを頼んでいたが、
コーヒーの入った小さなポットとお湯の入ったポットとコーヒーカップが出てきてちょっとびっくり。(@_@) これを使って自分で適当に薄めて飲むのか?(?_?) うーむ、エスプレッソの意味が違うのかなあ?(^_^;; 自分は飲んでいないのでよくわからないが、ほんとにエスプレッソコーヒーだったのだろうか?それ以前にお湯で薄めるというのは聞いたことがないが・・・。
 朝食を食べ終わる頃にありあけさんとたなべさんもやってきた。7時半に部屋に戻ってから出発準備を整える。このあとやまださんもやってきた様だ。アレックスは朝食を取らないらしいが、アメリカから持ってきていたお菓子をしょっちゅう食べていたようである。
 今日は近くにあるBallestas Islandという島をボートで観光してからツーリングに出発することになっている。気温は結構低いのでそれなりに着込んでから8時にボート乗り場へ。すでにさやかさんとアレックスが待っていた。みんな揃ったところで(フラビオとロッキーは留守番)ボートに乗り込んで救命胴衣を装着する。ボート一艘に15人くらい乗っていたが、全部で10艘くらいはありそうだ。どこにこれだけの人がいたんだろうといった感じである。(^_^;;
 しばらくはのんびりとボートを走らせていると、すぐ近くにイルカの群れを発見。写真を撮ろうとしたが、海面に顔を出す場所がわからず上手く写真を撮る事が出来ない。(T^T) こういう時はビデオが便利だなあ。空には鵜の仲間の群れが飛んでいて、ときおり急降下して海の中にダイビングし、魚を捕らえていた。これも写真に収める事は出来なかった。
 しばらく海岸線に沿って進んでいると、昨日走ったパラカス半島の海岸線に大きなろうそく立て(カンテラブロ)といわれる地上絵が見えてきた。観光用に最近描かれたものかと思ったが、これも数百年前に描かれたものらしい。一度車か何かがこの絵を横切って壊してしまったらしいが、現在はちゃんと修復がなされている。
 このあと一気に加速してBallestas Islandへ。ここは鳥の生息地で有名なところらしく、島のあちこちに多くの鳥がその姿を見せていた。現在では一時期の10分の1まで数が減っているらしいが、それでもかなりの数である。肥料として使用するため、4年に1回、鳥の糞を回収にやってきていたらしいが、現在は10年に一回くらいの割合でやっているらしい。島の周りは切り立った断崖になっているため、落下防止の小さな石の塀が島の周りを囲っていた。また、島に上陸できる様に桟橋などもある。(かなりぼろぼろだったが・・・)
 船頭さんがボートを操って観光客に島の観光をしていく。特にコースが決まっているわけではなく、それぞれの船頭さんが気に入った場所を思い思いに案内しているようだ。ちょっと離れた島の上は真っ黒になっていたが、その小さな点一つ一つが鳥というのもすごいかも知れない。(^_^) さやかさんに鳥の名前なども聞いていたが、さすがに憶えていない。基本的に3種類くらいが代表的なものだったと思う。鳥の他にアザラシやペンギンも見る事が出来たが、アザラシの大群に近付いた時は臭いがきつくてしゃれにならなかった。(-_-) 最初はみんな珍しがって写真を撮っていたが、途中からさすがに飽きてきた感じである。1時間ほど島の周りを観光してから陸の方に戻る。
 以前さやかさんが来たときは何人かが海に入って泳いでいたそうだが、今回は天気も悪く気温が低いせいか泳いでいる人はいなかった。もちろん勝手に泳ぐわけにはいかないので船頭さんの許可がいるのであるが・・・。
 島に来る前に、「今日は娘の誕生日(20歳)なので、帰ってきたところで一緒に誕生日の歌を歌ってくれ」と頼まれていた。去って行く島を後ろに眺めていると、ボートの前の方から「Happy Birthday」の歌が聞こえてきた。って、「今歌うんかい!」と思いながら一緒に歌を歌う。ただ、このときはスペイン語で歌っていたようで(ボートの後ろの方にいたので声があまり聞こえなかった)、一回歌い終わった後でもう一度英語で歌う事になった。この家族はスペイン人(だったと思う)だが、ペルーの誕生日の歌と歌詞が若干異なっていたようだ。
 徐々に遠ざかっていく島を眺めながら陸に向かってボートを走らせる。15分くらいボートを走らせてやっと港に到着。(10時)ボートを下りてから桟橋を歩いていたが、みんながやってこない。
どうしたのかと思っていると、やまださんとありあけさんはちゃっかりとその娘と一緒に写真を撮っていた。
 部屋に戻ってからバイクに乗る格好に着替えてから準備は完了。ロビーで昨日の食事代の支払いを済ませる。(117ソレス)荷物を積み込んでもらってからバイクをもう一度チェック。ライトの修理は終わっていて、ちゃんと付く様になっていた。きたがわさんのバイクのスピードメータは結局直らなかったようである。(^_^) 早速エンジンをかけて暖気をすませ、11時半にここを出発する。
 途中まで昨日と同じルートを走り、公園入口のゲートへ。昨日と同じくなにやらやりとりがあってから公園内に入っていく。少し走ったところで、舗装道路を離れて砂漠にはいる。(8km)ここからはひたすら砂漠の中を走っていくだけであるが、この付近は大きなアップダウンもない。砂漠といってもこの辺りの地面は砂ではなく細かい土といった感じで、そんなにタイヤがとられることはなく走りやすいところである。(^_^)
 たなべさんはさすがにオフの経験がないせいか、あまりペースをあげる事が出来ないようだ。順番は適当に入れ替わったりしていたが、ペースの関係でたなべさんが一番後ろになり、徐々にみんなから遅れていった。とはいえ、一番後ろにはサポートカーがついてきているので問題ない。途中何回か止まってたなべさんが追いついてくるのを待つ。空がどんよりしてあまり写真を撮る気が起きないため、自分のペースも早めになってしまっている。(T^T) 海岸線に出たところでいったん休憩。(12時)このあと、海岸線に沿って南下していったが、切り立った断崖でいつ崩れるかもしれないのであまり近づいて走ることはできない。o(><;)(;><)o
 崖の手前でいったん止まって後続を待っていたが、いつまでたってもありあけさんとサポートカーがやってこない。(?_?)(12時15分・30km)どうやら石か何かを踏んだ時に前輪をパンクしてしまったみたいで、修理をしているようだ。修理をする間ここで30分くらい待つことになる。タイヤにはパンク修理材が入っていたらしく、徐々に空気が抜けてきて気がついたようだ。いきなり抜けていたら結構危なかったかもしれない。(;^_^Aフキフキ
 砂漠のど真ん中なので待っている間することといわばバイクに乗るくらいである。近くの丘に戻ったりして遊んでいた。たなべさんはエンジン始動方法をきたがわさんから教わっていた。やはり身長が低いのでキックが一番下まで降りていないのが問題らしい。しかもエンジンがかかった後でスタンドをあげるのもかなりつらそうである。
 パンク修理が終わったところで、先ほどの崖を一気に下ってから海岸線に沿って南下。この辺りから小高い丘を登ったりしてアップダウンのコースになる。しばらく走ったところの高台の上でいったん休憩をとって写真撮影。(13時・47km)丘の上なのでサポートカーは下の方で待機していた。ここからは海岸線を見下ろすことができてなかなかいい感じの所。晴れていればもっとよかったのに・・・。
このときフラビオは無線で「いっぱい動物や鳥が見える」と嘘を言ってさやかさんを悔しがらせていたようだ。(さやかさんは動物が好きらしい)
 サポートカーはかなりとばしているらしく、バイクのペースとあまり変わらずについてくるのはなかなかすごいもんだ。おかげで中に乗っている人はかなり大変らしいが・・・。(^_^;; しばらく走った所の海岸線で昼食をとることになった。(14時・66km)この辺りから徐々に天気がよくなってきて先ほどまでのどんより雲が嘘のように青空が広がり、暑くなってきた。
 今日の昼食はホテルで仕入れておいたチキンハンバーガーである。朝食をあまり食べられなかったせいで食が進む進む。ハンバーガーは一人2個となっていたが、
食べない人もいたので結局5個も食べてしまった。このあとスナックにフルーツを食べてとりあえず満足する。しかしこれだけ食べても満腹感は感じなかった。日本に帰ってきてからも満腹感を感じることがないので、満腹中枢に異常でも出ているのかなあ?(^_^;;
 暫く休憩していると、XLに乗った親子(?)がやってきた。しばらくフラビオと話をしていたがよくわからない。どうやらこの辺りの自然保護保安官か何かのようで、怪しい集団がいると思って状況を聞きに来たらしい。みんなと話しながらしばらく休憩して、1時間ほどしてから出発する。(15時)
 海岸線の崖に沿ってしばらく南下し、途中から進路を東にとって内陸の方に進む。途中で止まってみんなの走行写真を撮影。(15時15分・78km)この後しばらくは砂漠の中に作られた道のダートを走っていくことになる。後続を待つために一定おきに後ろが追いついてくるのを待つ。(15時20分・88km、15時40分・94km)1時間くらい走ったところでいったん休憩をとり、この後のルートについて話をする。(15時45分)
 この先のルートをはずれたところに砂丘が10kmくらい続いているが、そこに行ってみるかと言われてもちろん行くことにした。サポートカーは一緒に行くことができないので、もし自信がないようであれば、サポートカーとこの道に沿って走っていってくれとの事。みんなはもちろん行く(^_^)ようだが、たなべさんはちょっと恐いようで、サポートカーと一緒に走っていくことにしたようだ。ということで、この先でサポートカーとたなべさんと別れて走っていくことになった。
 残りのメンバーで砂丘に向かい、延々と続く砂丘の斜面に沿って走っていく。最初の説明でフラビオが走ったタイヤの後に沿って走ってくれという事だったが、タイヤの跡を走るとタイヤがずり落ちて来て逆に走りにくい。みんなも同じようように思ったのか、途中からそれぞれずれたルートを走っていくようになった。自分は一番後ろを走っていたので、走るルートがどんどんずれてしまうのはしょうがない。
 所々で砂丘の上の方まで登ったが、勢いを付けて一気に駆け上がり、失速する前にターンして切り返さないと完全に止まって滑り落ちてしまう。どこで見切りを付けて切り返すかが重要なところだ。とはいえ、転けたとしても下は柔らかい砂なので怪我をする事はないが・・・。
 しばらく走っていくと、前を走っていたありあけさんが斜面の途中で急に止まってしまった。どうもエンジンがストップしてしまったようだ。ここで止まると自分も抜け出せなくなるため、そのまま通り過ぎてその先の斜面でいったん止まる。(もちろんエンジンはかけたまま)待っていてもやってくる気配がないのでエンジンの始動にかなり手こずっているのだろう。助けに行こうかと思ったが、前からフラビオ達が戻ってきたので大丈夫だろうと思って、せっかく止まったからと写真撮影をしていた。
 そのあとも砂丘走行は続く。アレックスはかなり上まで無理して登ったため、途中で失速して転けてしまっていた。やはりこういう時はパワーのある600ccの方が砂丘の上の方まで行く事が出来る様である。しかし上の方まで登ると降りる時が結構怖い・・・。途中、起伏が見えずにマジで危なかった事が一回あったが、無事だったので良しとしよう。(^_^;; 最後は同じ砂丘を登ったり降りたりしていたところで走っている写真を撮る。このあと一気に走ってサポートカート合流を果たす。(16時45分・115km)
 みんな「たなべさんも来れば良かったのに。」とか「むっちゃ面白かった。絶対こっちの方が面白かったよ。」とか「走っていればそんなに難しくなかった。」とかたなべさんに自慢しまくる。(^_^;; でもホントにスピードさえ出していれば転けるような事はなかったと思う。
 少しここで休憩していくようなので、道路脇の砂丘で写真撮影。自分の足跡しかない砂丘についた風紋をみるのは日本では出来ない事だろう。(^_^) できれば砂丘を走っている写真を撮りたかったので、このことを伝えるとこの近くの砂丘で暫く遊んでいく事になった。
 さっきまでの所より砂が深くて結構走りにくい。結構みんな転けまくっていた。きたがわさんに写真をお願いして砂丘登りに挑戦したが、どうもスピードが出なくて何度かやり直す事に。途中でタイヤがスタックしてしまう事も数回・・・。
やっと勢いを付けて砂丘に登ったが、切り返しのタイミングを間違えて、見事に転倒してしまった。(T^T) このあとエンジンをかける事が出来ず、ロッキーに助けて貰う事になった。きたがわさんにはこの間カメラをずっと預けて迷惑かけまくりである。m(_ _)m
 30分くらい遊んでから道路に戻る。かなり汗びっしょりになっている上、先ほど転けてしまったので体中に砂がまとわりついて気持ち悪い。早く宿に着いてさっぱりしたいところである。
 ここからは道路の砂も深くなってかなり走りにくくなってきた。こういう時は逆にスピードを出していると安定する。しばらく走ったところでたなべさんがかなり遅れていたようで追いついてくるのを待つ。(17時15分)遠くに今日のゴールであるイカの町並みが見えてきた。砂漠に赤い光線が刺してきてなかなかいい感じ・・・。
 追いついてきたところで出発し、一気に町の中に入っていく。途中で前を走る車を抜きながら走っていき、市街地に入る手前でいったん止まってみんなが揃うのを待つ。(17時半)しかし、後ろから来ているはずのたなべさんがなかなかやってこない。(?_?) 暫く待っていたが、全く来る気配がないのでフラビオが様子を見に戻っていった。自分たちが行っても仕方がないので自分たちはこのままここで待つことにした。
 15分くらいしてやっとフラビオとサポートカーがやってきたが、
たなべさんのバイクの姿がない。(?_?) 「あれ?」と思っているとなんとたなべさんはサポートカーに乗っているではないか。どうやら途中の道路で転けてしまい、右足をくじいてしまったようである。バイクを運転できないので、いままでバイクを荷台に積む作業をしていた様である。荷台にはみんなのみ持つが乗っているのでかなり強引にバイクを積んでいた。いったんホテルに行ってから病院に行くようだ。
 町中にはいると一気に走っている車の数が多くなって危ない。バックミラーとウインカーがないのがよけいに危なくしている。町中に入ってしばらく走り、今日の宿であるHotel Carmeloに到着した。(18時15分・134km)
 早速部屋に案内されてお風呂に入ってさっぱりする。たなべさんはさやかさんに付き添われて近くの病院に行ったようである。ふと通路に出てみると荷物が二つ置かれたままになっていた。フラビオに聞いて一つはロッキーのものと解ったが、同部屋なのに運ぶ気はないらしい。うーむ・・・。(^_^;; ここに置いておくのもちょっとどうかと思ったのでロッキーの荷物はフラビオの部屋に移動させる。
 きたがわさんはすでにプールサイドの席に座ってビールを飲んでいたので自分もビールを頼む事にした。ビールは4ソレスと昨日のホテルよりは安い。5ソレス渡して1ソレスはチップに渡しておいた。昨日と同じつまみ(サービスで持ってきてくれた)やアレックスが持ってきていたつまみを食べながらビールを飲んでくつろいだ。
 しばらくするとたなべさんが病院から戻ってきたが、骨や人靱帯には問題ないらしい。良かった良かった。(^_^) とはいえ、ダートを走るのはちょっと止めた方がいい様なので、明日はサポートカーで移動するらしい。その後の舗装道路であればエンジンさえかけて貰えれば大丈夫だろう。夕食は20時からという事だったのでそれまで1時間半くらいここで飲んでいた。結局みんなと話しながらビールを注文していたら3本も飲んでしまった。
 20時から食事となり、みんな席について注文。いつもの様にさやかさんに通訳して貰って頼んだのはアスパラのスープとパスタ、パンケーキである。今回はコースだったのであまり選択の余地はない。1時間ほどで食事を終える。
 21時半頃にタクシーに乗ってイカの中心街へ。ありあけさんとたなべさんはホテルに残るようだ。せっかくなので町中に多く走っている三輪(とは言え、バイクに荷台を付けたような感じの小さなもの)の小さなタクシーに乗りたかったが、事故った時にはかなり危ないらしいということで普通のタクシーで行く事になる。さやかさんの友人がコレに乗っていて事故にあってかなり怖かったようだ。運賃は事前交渉なのでさやかさんに値段交渉して貰って出発。
 スペインに侵略された町は基本的には同じような作りになっているらしく、町の中心に公園が配置され、そこから周りに道が延びている感じになっている。中央公園でタクシーを降りてから(2ソレス)歩いて町をうろつく事にした。きたがわさんは一人でうろつくみたいなのでここで別れる。残ったメンバーでインターネット喫茶まで行ったが、フラビオ、ロッキー、さやかさん、アレックスは中に入ってしばらくやっていくようだ。ちょっとやってみようかと思ったが、せっかくだから町をうろついてみようと思ってやまださんと一緒に町をぶらつく。
 街頭には海賊版のCDやDVDがかなり安い値段で売られている。その他にも小さな屋台で食べ物が売られていて興味をそそられるが、どう考えても腹をこわしそうなのでぐっと我慢。大きなコンビニなどはなく、小さな雑貨屋みたいな店が多い。BOTICAという看板を掲げた店がかなりあったが、ここだけは他の店に比べると綺麗な印象を受けるところだ。あとで何の店か聞いてみたところ、BOTICAとは薬屋の事らしい。しかし店の中には薬以外のものも結構売っていた。
 町の中心から離れるに従い寂れてくるのである程度歩いたところで引き返して別の道へ。この途中で、先に別れたきたがわさんと合流する。ゲームセンターみたいな所があったので中に入ってみると、どうやら小さなカジノのようである。置いてあるのはスロットだけであるが、どう換金すればよく分からなかったので手を出さなかった。結局何も購入する事もなく、いったんみんなのいるインターネットカフェに戻る事にした。
 フラビオとロッキーはもうインターネットを終えたようで、店の外ですれ違った。店に着くとさやかさんとアレックスがまだインターネットに興じていた。もう少しかかるようなのでなんとかタクシーで戻ってみようという事になり、中央広場に向かう。
 この途中の道に中華料理屋があったが、このメニューを見ていたやまださんがおもむろに「ワンタンが食べたい」といいだした。3人で店に入ったが、もちろんこんな店では英語など通じるはずはなく、メニューも意味が分からない。
 メニューを見てみるとワンタンは5ソレスとなっているが、メニューの後ろの方のMENUと書かれたところには同じ値段でワンタンともう一品書かれていた。前に「MENUと言うのは定食という意味なので間違えないように」と言われた事をすっかり忘れていて、ワンタンを頼んだら何か付け合わせを頼む事になるんだろうと勝手に理解してそれぞれ適当に選んで注文した。
 暫くするとまずはワンタンが運ばれてきたので早速食べてみたが・・・
美味しくない。とてもではないが全部食べられそうにはない感じである。ワンタンを食べているとさらに大きな皿で料理が運ばれてきた。はじめは「3人分の付け合わせが一皿で持ってこられたのかな?」とか言っていたが、結局一人一皿ずつ別の料理が運ばれてきた。さすがに夕食を食べた後なので量的にも食べられないぞ。コレで美味しければまだ良かったんだが・・・。
 途方に暮れていると店の前をさやかさんが通り過ぎたので慌てて追いかけて助けを求める。ここでMENUの意味を思い出し、最初に書いてあるのは普通のワンタンで、後ろの方に書いてあるのは小さなワンタンともう一皿の料理のセットという事だったようだ。さすがにもう食べる事が出来ず、ほとんどを残して店を後にする事になる。
 アレックスはおもむろにビリヤードをしようといってきたが、さすがにもうホテルに戻りたいので、明日やろうという事にして今日はホテルに戻る事になった。タクシーを拾って強引に5人乗り込んでホテルへ。後ろに3人と、前に自分とさやかさんが乗り込んだ。ホテルに着いたが、ゲートが閉まっているので中にはいる事が出来ない。連絡を取ってゲートを開けて貰い、部屋に戻ってから早々に眠りについた。(23時15分)
 01 岩肌に刻まれたカンテラブロ
 02 岩に所狭しと群れているアザラシ
 03 今日誕生日を迎える女性とその両親
 04 パンク修理の間適当に遊ぶ ウイリーをするアレックス
 05 XLに乗ってやってきた親子?
 06 風紋が綺麗な砂丘
 07 砂丘登りに挑戦・・・・・転ける(T^T)
 08 ホテルのプールサイドで宴会中
 09 ホテルにたどり着いたが、ゲートが閉まっていて中にはいる事が出来ない(T^T)