南の島へ Part-3 宮古島へ

その2 ダイビング三昧


06月05日  0km 宮古島
 ふと目が覚めるとすでに明るくなっていたので時間を確認すると6時15分。談話室でだらだらしているとくぼさんも起きてきた。しばらく話をしていたが、8時にダイビングショップの人が迎えに来るので朝食を作る。くぼさんもいるので二人分作るが、昨日パンとかを買っていなかったので今日の朝食はオムレツにソーセージだけとなってしまった。帰ってきてからパンでも買ってこないといけないなあ。
 そういえばダイビングの契約書類を宿に預けていると言っていたんだが、昨日受け取っていなかった。やばい・・・。フロントに行ってみるがドアが開いていないので受け取る事ができない。(ToT)しばらくしてお母さんがやって来たので書類を受け取って必要事項を書いていく。注意事項を読んで、
酔い止めのことを思い出した。しまった!!持ってくるのを忘れてしまったぞ。(ToT)買いに行きたいけどさすがにこの時間は開いていないよなあ・・・。もしかしたら置いているかも知れないとわずかな望みをかけて近くのファミマに行ってみるが、やはり置いていない。あとは途中のお店か、ダイビングショップか、一緒に潜る人が持っている事を祈るだけだ。
 8時にダイビングショップSun Islandの竹内さんが迎えにやってきた。どうもお世話になります。途中で薬屋に寄って貰うが、一番早く開くお店という所も開いていない。なんとか大丈夫だと言う事を祈ろう・・・。(^_^;; 途中でもう一人女性(ゆうさん)を拾ってから港へ。今日は他にやって来ている二人を合わせて4人である。スタッフはこの竹内さんとこずえさん、ヨッシーの3人のようだ。他の人にも聞いてみたが、やはり酔い止めは持ってきていないらしい。機材の準備に取りかかるが、さすがに1年以上していないのでほとんど覚えていない。色々聞きながらなんとかセッティングを終了。(8時半)
 今日は風も強いので伊良部島の島影の方に行くらしい。風が強いせいか、後ろの甲板まで波がかかってくるので船内に避難。さっそく水中カメラの準備をするが、入れてきたはずのシリカゲルがない。( ̄Д ̄;) ガーン こっちの鞄に入れてきたはずなのに・・・。なんか用意する時間は十分にあったのに忘れ物が多いなあ・・・。水温は結構高そうなので大丈夫と思うけどねえ。
 30分程船を走らせて今日一回目のダイビングポイント・伊良部島崖下(ハナダイの根)に到着。簡単な地形の説明を受けてからエントリーの準備に取りかかる。ウェットスーツは
予想通りぶかぶかなんだがこれは仕方がない。ゆうさんは竹内さんが、自分を含めた残りの3人はこずえさんとヨッシーが案内してくれるようだ。準備ができた所でボートの後ろから順番にエントリー。(9時17分)
 みんなの準備ができた所で浸水を始めるが、エアーを抜いてもなかなか沈んでくれない。やはりおもりは2kgではなく3kgにしておいた方が良かったかなあ?なんとかロープを伝って降りてやっと海底へ。
 この辺りは大きなサンゴやカラフルなサンゴがあるわけではないようだ。サンゴの間にいる小さな魚を探しながら進んでいく。今回現れたのはアカククリ、アカネハナゴイ、ハナビラクマノミ、ハタタゼハゼ、カスミアジの大群、ハタタテダイ、サザナミヤッコ、マツバスズメダイなどで、いろいろと魚を観察&撮影して52分のダイビングを終了する。なんか浮上する時にゆうさんは「200」と書かれた布を持って記念写真を撮っている。今回が200ダイブ目という事かな。(10時9分)船に上がってから次のポイントに移動。
 伊良部島の外周に沿って船を進めていくと、高台の上に鳥の形を(サシバという渡り鳥)した展望台(フナウサギバナタ・船を見送る岬という意味)が見えてきた。この鳥、今は保護されているからそんな事はないが、以前は食料として捕っていたという話である。まあ昔はこういう島では渡り鳥は貴重なタンパク源だろうからね。
 このポイントは伊良部島オーバーハングというところで、その名の通り岸壁がオーバーハングになっている事からその名が付いたらしい。ここは海溝になっているのでそのまま降りていくとかなり深いようだ。うねりがかなりあるせいかちょっと気分が悪くなってきた。やばいかなあ・・・。海に入れば大丈夫だと思うんだが・・・。
 機材の準備をするが、
胸を圧迫すると無茶苦茶気分が悪くなる。よし!!っと思った瞬間、口にこみ上げてきて先ほど飲んだお茶を吐いてしまう。(  ̄<−======ΞΞ)))どうする、やめるか?それとも頑張って行くか・・・。いったん吐いたので今がチャンスか?と一気に準備をすませてエントリー。(11時13分)海面は波に揺られて気分が悪いのですぐに沈降を開始。するといきなり気分が良くなってきた。よかったよかった。
 海底は浅くなっている所もあるが、その周りは深く落ち込んでいる。その高くなっている周りに沿って進んでいく。途中でカメラのバッテリーマークが点滅を初めてちょっとびびる。やはり一回一回電池を替えないと持たないみたいだなあ。まあ、専用電池じゃないから仕方がないんだけどね。アカモンガラ、クマノミ、ハナミノカサゴ、ドクウツボ、ソライロイボウミウシなどが観察できた。
 51分のダイビングを終えて船に上がると(12時7分)一気に気分が悪くなってしまい、機材をはずした所でダウン。(ToT)横になると大丈夫なんだが、起きあがると洒落にならない状態になる。まあエントリーすれば大丈夫みたいなので次の場所までは横になっていよう。他の人、申し訳ないです。m(_ _)m 半分眠った状態で横になっていたんだが、顔に波がかかりまくって位置を変える事数回。気が付くと既に港に向かっていたようだ。(13時)
 上陸すると一気に気分は良くなったが、やはり酔い止めは買っておかないとどうしようもないなあ。今日は戻ったらすぐに買いに行こう。いったんお店に戻ってから昼食となるようなので車に乗ってお店へ移動。ゆうさんはこのあと浜からのダイビングに行くようなんだが、自分はどうしよう。他の二人にも「いきましょうよ」と誘っている。まあ、最後にあんな事になったのでせっかくだから行く事にしよう。
 しばらくここで休憩してから出発するらしいのでシャワーを浴びてさっぱり。二宮さんは脱ぐのが面倒くさいからということでウェットスーツを着たままだ。昼食はゆきさんの手作りの弁当で、おにぎり、みそ汁、唐揚げ、卵焼き、サラダと言った感じでおいしい。船に酔った事など忘れてたっぷり食べてしまった。デザートはココナッツのプリンでこれまたおいしい。
 大阪から来ているゆうさんはやはり今回が200ダイブと言う事記念写真を撮っていたようだ普段は和歌山の方でダイビングをしているみたいである。他の二人は二宮さんが富山、大石さんが東京?で二宮さんはダイビング免許を取ったばかりで、今回が初ダイブらしい。出発は14時45分という事でまだ時間は十分にある。このあと竹内さんが海外で撮影したビデオ(こういう映像もいいねえ、自分もやってみようかなあ・・・)を見てからビーチダイビングへ向かう。(14時45分)
 今から行くのは来間島のスモールフィッシュガーデンという所らしいが、島の地理がまったく頭に入っていないのでどこに向かっているのか全く分からない。(^_^;; 町中から離れて15分くらい走ると宮古島と来間島を結ぶ来間大橋にやってきた。空は雲ってあまり天気は良くないんだが、海は青くて綺麗な景色が広がっている。この天気でこれだったら晴れたらもっと凄いんだろうなあ。島にいる間に見れるといいなあ。
 橋を渡ってすぐの所を港の方に進み、堤防の先へ。なんか学生の団体が一杯いる。どうやら団体講習にやってきているようだ。エントリーはこの堤防から行うようなのでさっそく機材を準備。水深は最大で5mということなのでおもりは更にプラスして4kg。さすがに地上では重たいぞ。準備ができた所で順番にエントリー。(15時20分)
 さすがに浅いのでそんなにサンゴとかがいっぱいあるわけではないが、ゆっくりと魚の観察をする事ができる。沖合まで行ってから堤防に沿って戻ってくると、カラサハゼ、カクレクマノミ、オイランヨウジ、ヒバシヨウジ、ギンガハゼ、イソギンチャクエビ、アシタバモシオエビ(サンゴの中に隠れている)、ツバメウオ、アカテンコバンハゼ、サザナミフグ(浅瀬をかなり大きなものが泳いでいた)、スカシテングダイ(浅瀬に集団で泳いでいた)、フジナミウミウシとかがいた。69分のダイビングを終えて終了。(16時29分)
 店に戻ってからシャワーを浴びて服に着替えてやっとさっぱり。お茶菓子に八つ橋などの甘いものを頂いてログ付けを行う。ログ付けも写真があると魚の名前を聞きやすくてやりやすい。(^ー^* ) フフフフ 他にもスタンプなど押しまくってログ付けは完了。宿まで送ってもらう。(19時)
 帰ってからカメラケースを洗って荷物の整理をしてから買い物へ。もうあの苦しみは味わいたくなので最初に薬屋に行ってから酔い止めを購入。続いてサンエーに行ってパンやパスタなど食材を購入してから宿に戻る。途中の信号の所でなにやら
いきなり止まっている車がいる。「なんでこんなところで止まるんだ?」と思っていると、窓が開いてゆうさんが挨拶してきた。今宿に戻っているんだ。(翌日聞いた所、Tシャツのプリントを見て自分と分かったらしい)
 宿に戻ってシャワーを浴びているとシェフが「Muさんも夕食食べますよね」と声をかけてくれた。なんだ、自分の分も作ってくれていたのか。遅かったからダメかと思って食材も買ってきたんだけどね。ありがたい、ありがたい。今日はグリーンカレーを作っていたようで、さっそくビールを飲みながら頂く。
 あっこちゃんはバイクに乗っている時に
日焼けしすぎてモモの辺りが真っ赤になっていた。(ToT)お陰でダイビングの日程を延期して貰ったらしい。
 やはりこっちに来ている人にはダイビングをしている人が多いようで、一人はフリーの水中カメラマンだ。残念ながら撮影したビデオはすでに郵便で送ってしまったようなので見る事ができなかった。他にも女性が一人(しょうこさん)明日ダイビングを申し込んでいるみたい。ダイビングの話をしていると、「私もしようかな?」と急遽体験ダイビングを申し込む女性がいた。なんとか申し込みはできたようなんだが、明日は本当にダイビングできるのかなあ?なにやら暴風警報みたいなものが出ているらしいんだけど・・・。
 話をしていると消灯の23時になってしまった。何人かはひだまりのバーに行くようなんだが、自分は明日もダイビングがあるので寝る事にする。(23時)昨日と違って最初からエアコンが効いているせいか、一気に眠りに落ちてしまった。(-_-zzz
 01 最初のダイビングポイント・伊良部島崖下 海は青い!!
 02 ダイビング中の様子と、水中で撮影した魚たち
 03 ダイビング中の姿
 04 クマノミ
 05 ダイビングショップに戻って昼食
 06 ダイビング写真
 07 サンアイランドのミニチュアダックスフンド・はな