房総半島を暴走!! その3 房総半島を暴走!! |
06月02日 225km 千葉県 富浦町→千葉県 白子町 |
Tシャツにショートパンツという格好で寝袋に入っていたんだが、なんか寒くなってきて目が覚めてしまった。やはり夜は冷え込むなあ。(ToT)フリースを出して着込んでから再び眠りに入る。4時半にアラームをセットしていたんだが、それより前に起きてしまった。すでにテントの外は明るくなり始めている。まあ、眠気もないし、起きることにするかな。 テントの撤収をしてから荷物のパッキング。「なんかタイヤがぬれているなあ、何でだろう?」と思って見てみると、どうやら犬におしっこをかけられてしまっていたようだ。たちが悪い飼い主がいるもんだ。むかつく〜〜!!(-゛-メ) ヒクヒク パッキングを終えてから出発。(5時15分) 国道に戻ってから道の駅・とみうらへ。荷物の整理をしていると、そうじにやってきたおっちゃんが声を掛けてきた。さすがに九州から来たというとちょっと驚いていたが、まあ距離的にはかなり遠いところだからあたりまえか。荷物の整理も終わったところで出発。(5時50分)このまま国道を走っていくより、県道302号線で海岸沿いに行った方がいい感じみたいなのでこっちを走っていこう。 その先のセブンイレブンでサンドイッチ、ヨーグルト、お茶を購入してコンビニの前で朝食となる。ツーリング中に良くあるスタイルでの朝食だ。 館山市内で国道に戻ろうと思っていたんだが、気がついた時には市街地を通り過ぎてフラワーライン(県道257号線)の方に入ってしまっていた。行く予定ではなかったんだが、Uターンするのも面倒くさいし、時間もあるからこのまま走っていくことにしよう。 車もほとんど走っていないのでいいペースで海岸の道を走っていく。しばらく走っていると洲崎灯台の案内板が出てきた。ここがひめが言っていた個人宅の庭を有料駐車場にしているという灯台かな?せっかくだから寄っていこうと思ったが、わざわざお金を払う気も起きなかったので道路沿いにあるスペースにバイクを止めて歩いていくことにする。(6時半・21km) 灯台へ続いていると思われる細い道に入っていくと有料の駐車場を発見。結構大きな駐車場なんだが、そんなにやってくる人がいるのかなあ?そこから灯台の方に向かうとひめの言っていた家の庭を駐車場にしたという有料駐車場も見えてきた。その手前の階段から灯台の方にいけるようなのでまずは灯台へ。階段を上っていくと灯台が見えてきたが、思いの外小さなものだ。もちろん有料になっているわけもなく、中に入る事もできない。しかし灯台が高台にあるせいか、ここからの眺めはなかなか良い。とりあえず満足した感じになって来た道を引き返す。 先ほど見えてきた駐車場に行ってみるとほんとに庭を開放して駐車場にしているといった感じの所だった。駐車料金は200円となっているが、灯台自体が無料なのに駐車場にお金を払うというのもなんだか・・・。(^_^;; 観光客がやってきて路上駐車をするせいで駐車場を作ったのかなあ?まあ道が細いから路駐とかされたらたまらんだろうからねえ。それにしても200円というのは場所を考えると高いと思う。(6時45分) ここから野島崎灯台まで海岸線をひたすら走って行くだけだ。途中にちょっとしゃれた感じのホテルが一杯建っているんだが、これはリゾート地として開発されたものなのかなあ?しかしなんかすごい違和感を受けるのは自分だけだろうか?途中から案内板に従って国道410号線に入って(自分の地図では海岸線の道路は国道になっていない)海岸線を眺めながら走っていく。走っている車もほとんどいないのでいい感じだ。そのまま野島崎まで走って駐車場にバイクを止める。(7時15分・39km) まずはまっすぐに灯台に行ってみるが、見学時間は8時50分からと案内が出ていて門は閉まっている。やっぱり無理だったか・・・。(ToT)まあある程度予想していたが、30分くらいならまだしも一時間半もさすがに待てんよなあ・・・。前に来た時に確か登ったと思う(はっきり覚えていない)からいいか。写真だけ撮ってすぐに出発しようかと思っていたんだが、灯台の先の方に遊歩道があるようなので行ってみる。 遊歩道はきちんと整備されていていい感じだ。遊歩道の途中で写真を撮っているとカブで遊歩道に入ってきたおっちゃんが一人。(@_@) 何を考えているんだ?自分がいるので遊歩道を走っていくのはマズイと思ったのか、芝生の方を抜けてどっかにいってしまった。いったい何だったんだろう?どう考えてもこっちの人と思われるが、マナー悪すぎだ。 岬の先端の方にいくと岩場の上にぽつんとベンチが設置されている。なんかむっちゃ変な感じ。「なんだろうこれは?(?_?)」と近づいてみると、ベンチの横に「朝日と夕日の見える岬」と書かれている碑が立っていた。その柱の東側には南房総白浜サンライズポイントと書かれ、西側には南房総白浜サンセットポイントと書かれている。このベンチは朝日や夕日を見る為のベンチなのか?しかしこんな岩場の上に一つしかないから競争率が高そう・・・。(^_^;; ふと灯台の方に目を向けるとなにやら黒っぽい石と碑が建っていた。書かれている文字は「房総半島最南端」となっている。うっわー、こんなのがあるんだ・・・。日本や本州、北海道とかの最端は聞くけど、房総半島の最南端とはねえ。なんかかなりマイナーなネタといった感じ。近くにある御影石はわざわざアフリカから運んできたものらしく、重さは28トンもあるらしい。うーむ、なんかもったいない・・・。 しばらくベンチでくつろいでから遊歩道を歩いていくが、かなり遠くなりそうなので途中で公園を抜けてショートカット。途中の道路にもあったんだが、ここにも海女のブロンズ像が建っていた。のんびりしたつもりだったが、まだ30分しか経っていないのでさすがにこれ以上はつらい。灯台の近くには厳島神社があったのでここにも寄っていく。七福神の像が参道脇に並んでいるんだが、弁天様の姿が見えない。「なんでだろう?」と説明を読むと、弁天像だけは境内に祀られているようだ。弁天様は本殿で他は野ざらしかよ・・・。(^_^;; 一通り見終わったのでバイクの所に戻って出発。(8時) 国道410号線から海岸沿いの道に入って走っていると道の駅「うきちくろ潮風王国」というところがあったのでここで休憩を取る。建物の中では近くの産物が色々販売されていたが、ここで何か買ってもしょうがないしねえ・・・。情報コーナーがあったので中に入ってみるとパンフレットの他にパソコンが一台。どれどれとパソコンを見てみるとなんか普通のウインドウズの画面になっている。「これって普通にインターネットが使えるのか?(?_?)」とヤフーサイトから見ていくと普通にHPが見れるではないか。「ラッキー!!ヾ(´▽`;)ゝ ウヘヘ」とばかりに掲示板などをチェックしていく。普通はこういう所は制約をかけているんだけどねえ。まあ自分としてはありがたいんだが・・・。(8時半) ここから海岸沿いを走っていくが、ふと前を走っているバスの行き先を見ると、表示が「和田 お花畑」となっている。うーむ、なんともメルヘンな行き先なんだろう。(^_^;; コスモでガソリンを給油(231km/9.2L)してから更に北上。県道81号線に入ってから清澄寺へ。(9時半・89km) さっそく境内に入って中を散策していくが、あまり興味を引くような建物ではない。改修されて綺麗になっているせいかもしれない。歴史はあるようなんだが、まあちょっと大きめの普通のお寺と言った感じの所だ。境内に植わっている千年スギと言われるスギはなかなか見応えがある。鎮火牛の彫刻など見ながら境内を一回りしてからバイクの所に戻るとちょっと雨がぱらついてきたので雨養生をしてから出発。(10時) 国道128号線に戻ってから東へと走っていくと小湊でマップルに載っているお店を発見。せっかくだから寄っていこうと脇道に入ってから小湊ウオボートという漁協直営のスーパーへ。お店で売られているのは鮮魚や海鮮関係の加工品で、あさりの煮付けに興味を引かれる。ご飯を買ってこれを乗せたら簡単にあさり丼ができるなあ・・・。(^o^) よし、これを買ってどっかで昼食にしようとこの極上アサリ(525円)とこはぎのかりんと(370円)を購入。この近くに日蓮聖人の誕生にまつわる誕生寺という所があるんだが、駐車場の値段の高さに嫌気をさしてやめる。 その先でホカ弁を発見して、ご飯を買ってから脇道にはいると小さな海岸(鵜の原海岸)に出た。閉まっている店先にベンチがあったのでここで食事にする事にしよう。(11時・111km)先ほど買ったご飯にアサリを乗せてあさり丼の完成!!(^o^) かなりの量なのでボリューム満点だ。海を眺めながら至福のひととき・・・。お腹も満足したところで出発。(11時15分) 勝浦を抜けて御宿へ。ここには海岸にラクダの像があるので寄っていくつもりだ。以前来た時は海水浴シーズンだった為まともに写真が撮れなかったからなあ。 入り口はどこだろうと注意しながら走っていくが、あっと思った時には入り口の交差点を通り過ぎてしまった。もっと大きく案内を書けよなあ・・・。車も結構走っているのでUターンは諦めてその先の交差点を右折。完全に住宅街に入ってしまってどっちに行けばいいのか分からなくなってしまった。海岸は南の方だからそっちに進めば到着できるだろうと細い路地を進んでいくとやっと海岸線に出る。その先の海岸にラクダの像が見えた。よかった何とか到着だ・・・。どこにバイクを止めるか悩んだが、月の沙漠記念館の脇のスペースに止める事にした。(11時45分)あとで気が付いたんだが、記念館の見学をするならすぐ横の有料駐車場が使えたようだ。 まずは海岸に出てからラクダの像の写真を撮影。今回はのんびりと撮る事ができていいなあ。ほんと、前に来た時は・・・。満足行くように写真を撮って、前来た時にも入ったんだが、せっかくなので月の沙漠記念館へ。(400円)ここで初めて気が付いたんだが、月の沙漠は「砂漠」ではなく「沙漠」という漢字なんだ・・・。ヾ(´▽`;)ゝ 400円という割には展示物が少ないんだよなあ・・・。海岸の像の写真を撮ったらそれだけでもいいかもしれない。一回りしてからキーホルダーを買ってバイクの所に戻る。(12時半) 国道を北上していき、国道465号線に入ってからチェックしていた県立総南博物館(大多喜城)へ向かう。城跡に立てられた城の形をした博物館なんだが、城ではなく博物館として案内が出ている。大多喜町を抜けてから案内板に従って山の方へ進んで駐車場に到着。(13時45分・155km) 駐車場から城まで80mと書かれているので歩いてもそんなにないだろう。途中には近世になって造られた導水管などの遺構もあり、また堀の形や石垣の積み方などの説明版が置かれている。屋外も博物館の一部として展示されている感じだ。お城に到着するが、どう考えても80m以上あるよなあ・・・。(^_^;; 入館料は200円となっているので他のお城と比べるとちょっと安い感じ。中には他のお城と同じように地元に関する資料が展示されているんだが、数がかなり少ない。まあ200円なら許せる範囲かなあ。4階は展望台になっていて眺めはなかなかいいんだが、天気が悪いのが残念だ。まあこればかりはしょうがない。 一階に下りると日本地図と各地のお城のマークが表示されていた。天守閣が残っているところや復元されている所はお城のマークになっているが、城跡は石垣だけのマークになっている。ちなみにここは城跡として表記されているのは殊勝な事である。(やはり鉄筋造りはお城といえないだろう)やはりまだ行っていない所が数カ所あるなあ・・・。近くまで行ったけど中に入っていない所もあるしね。その代表格が地元の小倉城だ。(^_^;; まあそれでも90%は制覇している感じ。 駐車場に戻ると、ちょうどやって来た観光客が声をかけてきた。「ここからどのくらい距離がありますか」と聞いてきたので100mくらいと言っておく。実際はもっとあったかも知れないが、そんな正確な距離なんか分かるはずもない。「そこにお城があるんですよね」と言われるが、なんと答えていいのやら・・・。とりあえず城の形をした建物はありますよとしか返事しようがない。まあ一般的には「城の形をした建物=城」なんだろうけどね。城マニア(別に自分はそうとは思っていないが・・・)を除いて・・・。(^_^;; 雨がちょっとぱらついているのでカッパを着込んで出発。(14時半) ここからまっすぐに県道27号線に抜けて茂原市内へ向かう。車はほとんど走っていないのでかなり気楽に走る事ができるのはありがたい。この天気だとやはり今日のキャンプは難しいのでやはりYHにしたほうが無難かも知れない。今の位置を考えると今日の宿泊は九十九里浜白子YHかなあ?途中のコンビニでYHに連絡してみるが出かけているのか連絡が付かない。うーむ・・・また近くに行った所で連絡してみよう。 茂原市内を抜けて県道84号線に入って海岸の方へ。海岸沿いの県道30号線に出て北上。YHまではもうすぐなので何度か連絡を取ってみるがやはりつながらない。うーむ、これは諦めるしかないか・・・。どっか他にいいところが見つかればいいんだが・・・。(ToT) せっかくだから九十九里道路を走っていこうと思い、白子インターから有料道路(210円)に乗って北上開始。「おもい〜で〜の〜くじゅうくりはま〜」とか昔のMikeの歌が思い出される。(^_^;; 途中から九十九里の砂浜が見えてきたが、どんよりとしているのであまり眺めがいいわけではない。 一気に終点の片貝海岸入口まで走ってから県道30号線へ。またもや雨が降り出してきたのが嫌な感じだ。まじで宿をどうにかしないといけないなあ。蓮沼村に入った辺りで雨も本格的に降り始めてほんとにやばい感じになってきた。もう一回だけ電話してみようとYHに連絡するとやっとつながった。宿泊もオッケーのようだ。助かった・・・。(^o^)(16時) YHはとっくに通り過ぎているので戻らないといけないんだが、宿も決まってほっとする。一気に走って九十九里浜白子YHに到着。(16時半・225km) さっそく中に入って受付。さすがにこの時間に申し込んで食事するのは無理だろうと思って断っていたんだが、今からでも大丈夫のようだ。夕食と朝食で1000円(通常は1500円)でいいですよと言われたので、この雨だしもう出かけるのも面倒くさいと思って食事も頼む。今日は他にも宿泊客がいるようだが、みんなグループで部屋を取っているようなので、部屋は自分一人のようだ。 一息ついたところで荷物の整理をしてからお風呂に入ってさっぱり。雨が降っているので出掛ける気も起きず、談話室でガイドブックで明日のルートをチェックする。口も寂しいので昨日買ったビールと今日買ったかりんとで晩酌。 18時半から夕食となり、他の宿泊客も集まってきた。こんな時期にしては宿泊客が多いなあと思っていたら、どうやらこの近くでシニアのテニス大会が行われているせいらしい。他の宿泊客はすべてその大会の参加者である。女性の3人組、夫婦、ソロが1人の計6名らしい。(ちなみにこのときのうち二人がダブルスで優勝したようだ)夕食は豆ご飯、つくねのフライ、空豆、ダイコンのみそ汁、鰹の刺身、つくねの刺身などでなかなかおいしい。豆ご飯の豆は誰かの差し入れだったようだ。19時頃に他の二人も戻ってきた。テニスのことなど色々話をして19時半にいったん撤収。 一段落したところでテレビドラマの鑑賞会となる。10年以上前にテレビで放映された「ルージュの伝言」という松任谷由実(当時荒井由実)の唄の歌詞をドラマ化されたシリーズものらしいが、ドラマの中の合宿所のイメージがここの建物にあっていたということで、ここで撮影とされたようだ。その当時の台本や写真がまだ残っていた。台本を読んでみるとテニス部とラグビー部の合同合宿中に起こる恋についての青春ドラマみたいである。 出演者は桜井幸くらいしか名前を知らないが、まあそんなものだろう。放映された時間は25時とかになっていたようだからなあ。コマーシャルを除くと30分くらいの短いドラマだが、当時の撮影状況をペアレントに聞きながら見るとなかなか面白い。花火のシーンはドラマの中ではすぐ近くのような感じだが、実際は20〜30kmくらい南に行った所らしいし、夜のシーンは暗幕をして昼に撮ったり、最後の花火シーンは最後にミスが見つかって撮り直しになったりしたらしい。 ドラマも見終わってみんな部屋に戻っていったが、特にする事もないので談話室でペアレントと話をする。最近のYH事情や、旅のきっかけになったサイクル野郎という漫画の話、今までの宿泊客の事などなかなか面白い話を聞く。ふと気が付くとすでに22時を回っていたので部屋に戻って就寝。(-_-zzz |
01 洲崎灯台をバックに撮影 02 怪しい民家の庭を利用した駐車場 03 残念ながらまだ開いていません・・・(ToT) 04 遊歩道から野島崎灯台をバックに撮影 05 房総半島最南端の碑で 06 サンライズポイントとサンセットポイントが一緒になった柱 07 岩の上にぽつんとあるベンチ・・・あやしいなあ・・・ 08 清澄寺の境内 手前が千年スギ 09 ご飯にアサリを乗っけたアサリ丼を食べる 10 楽だと一緒に(^o^) |