房総半島を暴走!!

その2 アクアラインを渡って一気に房総半島へ


06月01日  786km 大阪府 南港→千葉県 富浦町
 ふと目が覚めて時計を確認するとまだ2時半。まだ早いよ・・・。しかしよく眠った感じで眠気が無くなったなあ。小説を読んで時間をつぶすが・・・なんか良く分からない内容だったなあ。はっきりいってほんとに訳が分からんし、内容的に無駄な部分が多すぎるぞ。なんでこんな小説を映画化とかしたんだろう。(ちなみにハウルの動く城)
 小説を読み終えるとちょうど5時になっていたのでそろそろ準備にとりかかる。甲板に出て空を確認してみると晴れているようなので問題ないようだ。バイクの所に行ってから下船。ここからはいつものルートで走っていくだけだ。2月に来た時はこの時間は真っ暗だったんだが、すでに空は明るくなっている。さすがに日が長くなってきているようだ。
 途中で寒くなってきたのでカッパの上を着ていくことにする。茨木インターから高速に乗って一気に東を目指す。速度が上がったせいもあり、寒さが更に身にしみてくる。フリースを出しておいた方が良かったかもしれないなあ・・・。でも後ろの荷物に入れているから出すのも面倒くさいし・・・。まだ我慢できるレベルなのでこのまま行こうとひた走る。
 途中で休憩を取りながらひたすら走っていくが、途中から車も増えてきてちょっとペースダウン。トラックがトラックを追い抜こうと追い越し車線に出てくると、もともとペースが遅いのでそこでちょっと詰まってしまうのである。まあそれでも休日とかではないのでペースはそれなりに速いんだけどね。
 浜名湖を越えるとバイクで走るには丁度いい感じの気温になってきたんだが、雲が広がってきているのが気になるところ。大丈夫かなあ?やっと富士川SAに到着。
 「以前はここから富士山が綺麗に見えたんだが、さすがにこの雲だと見えないかなあ?」とふと東の方向を見るとうっすらと富士山が見えている。おお!見えるやん!(^o^) とさっそく撮影してみるが、やはり霞がかかってしまってあまりうまく写らないが仕方がない。バイクの所に戻って出発準備をしているとライダー(途中の路肩に止まっていたバイクだ)が声を掛けてきた。「これからどちらに行かれるんですか?」どうやら東京の高田馬場に行きたいらしいんだが、
地図も何もないため道が分からないらしい。おいおい、そのくらい準備しておけよなあ・・・。(^_^;; 自分もさすがによく分からないが、地図を見て一番わかりやすそうなルートを説明する。しかし東京都内を進むのは難しいだろうねえ。しかし九州人に東京の地理を聞くなよなあ。
 ここからさらに1時間走って海老名SAで最後の休憩。ガソリンも給油(223km/9.9L)してこのあとのルートをもう一度確認する。この先の横浜町田インターで高速を降りてあとは16号から湾岸線に入ればいいんだが、予定通りにいけるかが問題だ。まあ、分からなかったら強引にでも止まって確認していけばいいや。
 横浜町田でインターを降りる。アクアラインの場所を聞くと
略図をあげましょうか」と言ってきたのでありがたく頂く。が、見てみるとどう考えてもアクアラインへの略図ではなく周辺の道路地図ではないか・・・。(ToT)アクアラインに行く道だけではないのでちょっと分かり難いが、まあ大きいから参考にはなるだろう。
 国道16号線を南下してから湾岸線へ。ここからアクアラインへの道路標示が出ているので間違えることはなさそうだ。貰った地図と案内板を確認しながら進んで横浜ベイブリッジに入る。ホントは写真を撮りたい所なんだが、さすがにここで止まるわけにはいかないだろう。(^_^;; 橋を越えるといきなり渋滞が始まり止まってしまった。こんなところで普通に渋滞するのか?しゃれにならんなあ・・・。(ToT)この後のルートを確認してから車の間をすり抜けていく。路肩は開いているが、こんなところで捕まりたくないしねえ。普通の渋滞かと思っていたら、どうやら事故でもあったみたいで車線が一つつぶれていたために渋滞していたようだ。
 渋滞を抜けるとペースも上がり、やっと目的にアクアラインに入った。最初はトンネルになっているので面白くはないが、走っている車もほとんどいないのでいいペースでいけるのはありがたい。トンネルを抜けたところで海ほたるの駐車場へ。(11時50分・690km)さすがにほとんど車は止まっていないし、バイクは2台だけだ。(^_^;; ナイトライダーさんに連絡をとり、袖ヶ浦バスターミナルで待ち合わせる事にする。
 建物は中央にエスカレーターが設置され、4階、5階には船のデッキのような配置で店が並んでいる。その前後は展望台になっていてアクアラインを見渡せるようになっているが、東京方面はトンネルが海中に没しているので何も見えない。反対側に回るとこっちは橋になっているだけだ。しかし何もないなあ・・・。(^_^;; まあこれは分かっていた事だが、ここが観光名所になっているのが不思議である。(?_?)
 食事をする場所は多いが、かなり値段が高い。(ToT)あとでナイトライダーさんと一緒に食事をするからまともに食べなくていいんだが、なにかちょっとしたものでも食べたいんだけどなあ。平日のせいか出店も閉まっているし・・・。あさりまんと言うのにちょっと惹かれるんだけど仕方がない。しょうがないので「海ほたる名物」と書かれている(ほんとか?)メロンパンを一つ買って(147円)近くのベンチで食べる。アクアラインを抜けて海ほたるにやって来たという目的は達成できたので出発する事にしよう。(12時20分)
 風はそれなりに吹いているが、走るのには特に問題ない感じ。ここからの眺めは何度も見ているのであまり新鮮みはないのはしょうがない。連絡道を降りてから袖ヶ浦バスターミナルに到着。(12時35分・537km)まだナイトライダーさんはやって来ていないようだ。しばらくするとナイトライダーさんがやってきたが、車で来るかと思っていたんだが、バイクだった。しばらくここで話をしてから昼食に向かう。
 北上して姉ヶ崎の方に行っても良かったんだが、自分に付き合って南下していってくれるようだ。国道16号線を南下してファミレス(サイゼリア)を発見。ここで昼食をとる事にする。(13時)ちなみにナイトライダーさんはこのあと南米に行くらしい。今までのツーリングの話などをしているとすでに14時を回っていた。( ̄△ ̄) !! あまりここでだらだらしてもしょうがないのでそろそろ出発する事にしよう。ナイトライダーさん奢ってくれてありがとう。(^o^) このあと行こうと思っている富津岬まではナイトライダーさんも付き合ってくれるらしい。(14時15分)
 いったん国道16号線まで戻った方がいいかもしれないが、この先からでも富津岬に行けるという事なので国道を南下。その先の案内板に出ていた富津岬の表示のところから右折する。細い県道を進んでいくが、ナイトライダーさんもこの辺りは良く分からないらしい。(ToT)なんか道が途中でなくなったりして良く分からない状態のまま適当に走っていくとやっと地図と一致する所に出る。県道157号線と県道158号線の合流地点のようだ。このまま県道158号線を進み、無事に富津岬に到着する。(14時45分・567km)
 岬の先端は公園になっており、先端まで走るとひめから聞いていたとおりなんか変な形の展望台(ジャングルジムみたいな展望台と書かれていた)が見えてきた。なんか凄いねえ・・・。駐車場にバイクを止めてからさっそく登ってみる。以前はコンクリートむき出しでもっと殺伐としていたらしいが、今は若干ペイントされてまだマシになっている。
 階段を上って一番上に行くと東京湾を一望できるようになっているんだが、残念ながら霞がかかっていてあまり眺めがいいわけではない。(ToT)冬とかに来たらかなり眺めがいいかもしれないなあ。寒いだろうけどね。(^_^;; しかしこの展望台ってどういういわれで立てたんだろう?明治百年記念展望台と別名が付いているので明治時代に関係する場所なのかなあ?なんか音楽が聞こえるなあと思っていたら近くで女性がサックスを練習していた。そういえば以前京都で川下りをしたときも横笛を吹いている女性がいたなあ・・・。バイクの所に戻ってから少し話をしてナイトライダーさんに見送られて出発。(15時20分)ちなみにこの後ナイトライダーさんはネズミ取りに捕まってしまったらしい。(ToT)
 国道465号線を走っていくが、途中からどんどん道が狭くなってきてちょっと不安になる。やっと広い道に出たが、なんかむちゃくちゃペースの遅い車がいる。制限速度が40km/hなんだが30km/h以下で走っているんだもんなあ・・・。゛(`ヘ´#) ムッキー ちょうど「東京湾観音」という案内が出ていたのでこっちに寄っていこう。なんかあまり流行っていないのか道は狭くてコケまで生えている。大丈夫か?山の中を進んでいくと目の前に大きな観音像が見えてきた。
 もちろん最近(昭和36年)になって建てられたものなので歴史的な価値は無い。中にはいるのは有料で、外から眺めるだけでもいいんだが、もう来る事もないだろうと思い登ってみる事にする。(^_^;; 一応「エレベーターとかはないんですよね」と聞いてみると「ええ、階段ですよ」と予想通りの返事が返ってきた。
 階段は螺旋状に上っていくようになっているが、そんなに急な階段ではない。各階には七福神や仏像などが祀られているんだが、なんか統一性がない感じだ。いったい何を信仰しているのだろう?と言う印象を受けるが、なんにでも対応できるようにいろいろ祀っているのかなあ?
 やっと最上階に到着するが、そこは小さな小部屋になっていて展望も何もない。記帳をするようになっていたのでその時の素直な気持ち「つかれた!!」と書いていく。(^_^;; その一階下が展望台になっていて周りの風景を一望できるようになっていた。
 国道465号線から国道127号線に入り南下していくと海岸線の道になり、鋸山有料道路が見えてきた。この有料道路は残念ながらバイクでは入る事ができない。そこから少し走った所で温泉・ばんやの湯という案内板を発見。このあとのルートを見てもお風呂とかなさそうだし、もうここで入っていく事にしよう。(16時50分・767km)営業は24時間で、休憩室も20時まで使う事ができるらしいので、ここでしばらく休憩していってもいいなあ。
 ロッカーの鍵はカードをはめ込むタイプになっていて無料で使えるのはありがたい。中の建物もなかなか綺麗だ。お風呂は炭酸温泉と薬草温泉の二つだが、炭酸温泉はかなり濃度が濃いみたいで体中に泡ができてなんか面白い。ヾ(´▽`;)ゝ ウヘヘ 石鹸類も設置されているのでまあ値段相当かなという感じ。15分くらい湯船でくつろいで休憩室へ。
 正直な所なにか飲みたいんだが、もう少し走らないといけないので我慢我慢。まだ外は結構明るいのでもう少し走れるだろうから次の道の駅・きょうなんではなく、その先のとみうらまでいく事にするかな。夕食はどっか途中にあれば食べていこう。一応のルートを考えてから出発。(17時35分)
 道の駅を通り過ぎてから富浦町に入るとやたらとビワ直売の看板が目に入ってくる。このあたりの地元の特産なのかな?「せっかくだから買ってもいいかな」と思ったが、さすがに時間が時間なので店は閉まっている。しばらく走っていくとまだ開いているお店(柴山商店)があったのでバイクを止めて覗いてみる。箱に入ったもものは2000円〜で、袋に入ったものは1000円で売られていた。1000円のやつは見切り品かな?
「このビワって古かったりするものなんですか?」と聞いてみると「大きさが不揃いなだけですよ。」との返事。ほんとか?まあせっかくだから買っていくかな。その先の商店でエビスビール(350ml)を2本買って、夕食はビワとビールですませる事にする。(^_^;; まあ昼食が遅かったからこれでも持つだろう。
 国道を南下していると大房岬の案内を発見。そういえば岬の方にもキャンプ場があると書いてあったなあ。案内板に従って走って大房岬に到着。大きな駐車場があるんだが、その先は車両進入禁止になっている。案内地図を見るとキャンプ場はここからまだ先に行ったところみたい。うーむ、ちょっと距離があるなあ・・・。しょうがないので道の駅に行こうと引き返している途中で多々良海岸の案内板を発見。地図を見るとここにもキャンプ場があるとなっている。海岸に出るがキャンプ場がどこにあるのか分からない。犬の散歩に来ていた父娘がいたのでキャンプ場の場所を聞くが、やはりまだ営業をしていないらしい。場所は開放されているようなので行ってみることにしよう。
 海岸に沿って走っていくと堤防の下に東屋が見えてきた。ここが多々良海岸キャンプ場なのかな?(18時15分・623km)浜と堤防の間に広いスペースがあり、東屋と水場、トイレがある。水場の蛇口は取り外されているので水は使えないが、屋根はあるのでもし雨が降っても大丈夫そうだ。トイレに行ってみると水も使えるので問題ない。ここに決定だ。(^o^)
 バイクを道路脇に寄せてから荷物を運んで東屋の下にテントを設営。荷物の整理を終えて着替えをすませてやっと一段落だ。それでは先ほど買ったビワとビールで夕食にしよう。
 ビワを取り出すと見えるところのビワは結構大きな綺麗な物なんだが、
中の方のは傷が入っていたり小さかったり、傷みかけていたりしている。やっぱり賞味期限きれとかやんけ!!正直にいえよなあ!!゛(`ヘ´#) ムッキー さすがにビワばかり食べていると気持ち悪くなってきたが(^_^;;、一気に10個以上食べてお腹も満足する。片づけを済ませてテントの中へ。(19時)メールをしてからそうそうに就寝。(19時15分)
 01 遠くに富士山を望む 富士川SAにて
 02 アクアライン名物らしいメロンパンを食べる
 03 これから千葉県に突入 アクアライン海ほたる出口にて
 04 富津岬展望台の上でナイトライダーさんと 風が強い・・・
 05 観音像の中を登っていく 記帳した言葉「つかれた!!」
 06 東京観音像をバックに
 07 人口温泉ばんやの湯
 08 びわが名産なのか外灯もビワの形をしている
 09 今日の宿泊地
 10 ビールとビワで夕食