東北・北海道ツーリング

その12 なぜか寄り道で夕張まで・・・


08月26日 447km 北海道 積丹町→北海道 苫小牧市
 4時半に起きてからテントの撤収。カラスがかなり多くてなんか怖い感じだ。20羽くらい飛び回っているんだもんなあ・・・。(T^T) 荷物が荒らされないように注意しながら荷物の撤収。今朝は一段と冷え込んでいるのでトレーナーを着込んでから出発する。(5時半)
 国道229号線に沿って東へと進んでいくが、はっきり言って
寒くてしゃれにならない。(T^T) このまま走るのはさすがにやばいと判断して防寒用にカッパを着ていくことにする。これでもまだちょっと寒いが、さっきよりだいぶんいいので我慢して走ろう。これ以上着る物はないしね。(^_^;;
 この辺りもトンネルが新たに造られて海岸線を走るところはかなり少なくなっていた。国道5号線に入ってひたすら東へ。さすがにまだ朝早いので走っている車も少なくて走りやすい。小樽で朝食を食べるつもりなんだが、お店の場所がよくわからないのでいったん小樽運河へ。(7時15分・62km)多いときには遊歩道が埋まるくらいの人であふれかえっているんだが、さすがにこんな時間なのでまだ大丈夫だ。
 写真を撮ってから近くにある朝食の取れる場所を探す。前だったら間違いなく海物語に行っていたんだろうけど無くなったから仕方がない。(T^T) 初めて北海道に来たときから朝はいつもあそこだったから他の店がわからないんだよなあ。マップルを見てみると朝3時からやっている鱗友市場という市場があるようなのでここに行ってみることにする。
 駐車場にバイクを止めて市場の中へ。市場には食堂が二軒あり、結構人がやってきている。そのうちの一軒・味さきという店に入ってホッケ定食(840円)を注文。しばらくして出来ていたほっけは北海道産だけあってかなりの大きさ。さっそく食べてみるが・・・なんか脂がのっていない。(?_?) ほっけって冬の魚だったっけ?とりあえずおなかの方は満足するが、味の方はちょっとがっかりといったかんじだ。というかメニューの選択を間違えたかな?(8時)
 小樽にはやってきているんだが、ほとんど観光はしたことがないので(昔ライラックでやってきたときに町を歩いたくらいである)ほとんどの観光地は行っていない。昨日の東京のライダーが言っていた天狗山もまだ行ったことはないのである。まあ、いい機会だから行ってみるかと天狗山へ。しかし、表の看板には営業時間9:30〜21:00と書かれている。うーむ、さすがに1時間は待てないぞ・・・。(T^T)
 定山渓を抜けて羊蹄山を見ながら走っていく。この途中で会社にジャガイモの土産を送る。昨日通ったルートの国道276号線に入り、大滝村で支笏湖方面へ。トイレに行きたくなったこともあり、
「トイレにここまで金をかけなくてもいいやん」と言うくらい立派なトイレのある道の駅「フォーレスト276大滝」へ。駐車場には車が一杯でスペースがほとんど空いていない。その中にZR-7が止まっていた。ナンバーが川崎なので夕べのキャンプ場で会ったバイクではないか?
 トイレに行くと相変わらずピアノの自動演奏が行われており、壁は大理石となんかもったいないくらい豪華なところ(^_^;; 。前のマップルまでは「1億円のトイレがある」と書かれていたんだが、新しい物には書かれていない。どうしてだろう?(?_?) 外に出ようとすると横のベンチに座っている川崎ライダーに気が付く。「どうも〜」と声をかけるが、なんかわかっていない感じだ。夕べはめがねをかけていたからかなあ?(?_?) 途中で気が付いたみたいで少し話をしてから出発。(11時半)
 国道は工事中のところが多くて何度か止まる羽目になる。支笏湖湖畔をしばらく走ったところで苔の洞門の案内を発見。いまは落石のせいで入れないと聞いているが、せっかくだから寄っていこう。(12時・201km)
 りっぱな建物は建っているんだが、中へは入れないところを見るとまだ工事中なのかな?ここから林の中にのびる散策路を歩いて苔の洞門へ。洞門は聞いていたとおり通行止めとなっており、入口に展望台が設置されている。展望台があると言っても洞門の入口しか見えないので全く意味がない。この展望台から何を見れと言うんだろう?(?_?) 自分はまだ前に来たことがあるからいいけど、始めてきてこれだったらどうしようもないなあ。
 時間がまだ十分にあるので夕張に行くことにして国道276号線を東へ。千歳市内を抜けると一気に風景が変わって周りには畑が広がるだけになってきた。県道462号線を抜けて国道274号線に入り、夕張方面に北上。県道38号線に入って少し走ると「黄色いハンカチ」の案内が出ていた。この案内に従って山を登っていくと夕張の一番の観光名所かもしれない幸せの黄色いハンカチ思い出広場へ。(14時45分・300km)建物のそばには映画のシーンそのままに黄色いハンカチがはためいている。
 建物の中に入ると映画の中で武田鉄矢が乗っていた赤いファミリアが展示されているんだが、それよりも
壁から天井まで一杯に張られている黄色いものの方がビックリする。(@_@) 黄色いハンカチになぞって壁一面に願い事を書いた黄色い紙が貼られているのであるが、その数が半端ではない。始めてきたときはまじで「なんじゃこら〜」だったもんなあ。しかしこれだけの数があってさらに増えているだろうから、一定おきに処分しているんだろうか?
 中に展示されているパネルや再現シーンの舞台を見てから映画の予告編とクライマックスシーンの鑑賞。予告とクライマックスシーンを含めて15分くらいで見ることが出来るので映画の感動を簡単に味わうにはいいかもしれない。写真も撮ったし、映画も見たということで満足してここを後にする。(15時15分)
 県道38号線を北上していると映画「大脱走」の看板が目にはいる。
「へ〜、今頃こんな映画を上映しているのか」と思ったが、辺りにはそこら中に昔の映画の看板が展示されている。そういえば観光用に看板が展示されていたんだった。看板の写真は後で撮ることにしてさらに北上していくと夕張炭坑歴史館が見えてきた。が、よくよく考えたら中を見学していたら時間的に結構きつくなるなあと思い直す。でもここまで来たから・・・この先の夕張メロン城に行くか。
 駐車場には車が10台くらい止まっており、近くのベンチにも結構人がやってきていた。工場の方に行ってみるが、休みなのかもう収穫がすぎてしまっているのか中には人もいなくて機械も動いていない。うーむ、これだったら見学する意味がないやん。
 せっかくここまでやってきたので隣のカサブランカという販売所へ。中ではワインやリキュールの試飲が出来るようになっているのでさっそく試飲。最初に飲んだものはあまり夕張メロンという感じはしないが、もうひとつのワインを飲んでみるとこっちはまんま夕張メロンだった。まあ、これはわざとそんな風にしているんだろうが、お酒としてはちょっと甘過ぎである。売っている物はすべてビンなので持って帰るわけにはいかず、代わりに「夕張スウィート」というシャーベットを食べる。
 来た道を引き返して途中にあった看板の前で記念撮影。しかし看板は派手なんだが、近くの店はほとんど閉まっていて半分死んだような感じになっているなあ。このあとメロンでも食べようかと思って販売所に寄っていくが、なんか二人店員がいるのに一人にかかりっきりでこっちの相手をしてくれないのでいやになって出発。まあ、そんなに食べたいわけではないからいいんだけどね。時間もまだあるので話のネタにゆうばりユーパロの湯へ。(16時15分・318km)値段を見ると600円と北海道にしてはちょっと高い感じ。まあ、もう来ることもないかもしれないのでどんなところか入ってみよう。
 建物はかなり大きくて休憩室もかなりのスペースが取られている。温泉はかなり広くてお客もいないのでゆったりといった感じ。ここが一杯になるときなんてあるんだろうか?露天風呂、寝湯、打たせ湯、ジャグジー、サウナなどがあり十分にくつろいでからお風呂から出る。
 ロッカーではお金を入れず(ロッカーは有料)に鍵をかけようとしているおっちゃんが・・・。もっと周りを見ろよ!「このロッカーは有料ですよ」と声をかけると何かしら考えてそのままお風呂に入っていった。まあそうそう盗られることはないだろうけど、自分が盗もうとしたらどうするつもりなんだろう。
 休憩室に行ってこの後のルートを確認。同じ道を通ってもおもしろくないので東の方のルートを走っていくことにしよう。まあゆっくりはしても1時間半くらいで到着できるだろう。髪の乾くのを待ってから出発。(17時半)
 国道274号線に出てからいったん東方向へ。その先の県道74号線に入って南下していく。走っている車もほとんどいないので自分のペースで走っていくことが出来るんだが、もちろんそんなにペースがあがらない。出来れば日が暮れる前に国道に抜けたかったんだが、県道の途中で日が暮れてきた。街頭もほとんど無いので辺りは真っ暗・・・。もう少し早めに出ていた方が良かったかもしれない。(T^T)
 国道235号線に出たところで明日の朝と昼の食料を買っていく。あとは夕食を食べるだけなんだが、これが問題だ。行ったことはないが、フェリー乗り場には何もないというのはよく聞くことなので先に食べていかないといけない。「なんかいいところはないかなあ?」とか店をチェックしながら走っていると、店どころか家までない所に来てしまった。えり好みをしている状態ではなかったか・・・。(T^T) いまさら引き返すのもなんかしゃくなのでいったんフェリー乗り場に行ってみることにする。
 しばらく真っ暗な中にのびる道を走っていると新日本海フェリーの看板を発見。案内に従って脇道に入り、細い道を進んでいくと前方にフェリーの姿が見えてきた。ほんとに周りには何もないなあ・・・。(19時15分・411km)
 すでに受付は開始されていたので乗船手続き。建物の中を見て回るが、小さな食堂と売店があるくらいで他にお店はない。うーむ、なんかここで食べるのも悲しいよなあ・・・。「しょうがない!」と覚悟を決めて苫小牧の方まで走っていくことにする。(19時半)
 国道まで出てから北上を開始。国道234号線にでるとやっとコンビニとかの建物が見えてきた。この途中に食堂・小がねがあったのでここでカツ丼を食べてフェリー乗り場へ。(20時半・447km)
 出航は23時半なのでまだ3時間くらい待たなければならない。特にすることもないのでテレビを見るくらいしかすることがない。こんな事ならなにか漫画でも買ってくれば良かったなあ。(T^T) 23時頃にやっと乗船となる。バイクは全部で50台といったところか。乗っているバイクのナンバーを見てみるとほとんどが関西で九州ナンバーはいないようだ。
 バイクを止めていると自分の隣の隣に止めた人が
スタンドをかけ損なって隣のバイクに寄りかかってきた。うわっ、最悪やん。しかし倒れかかった人は何で倒れるんや?みたいな感じで隣のライダーに謝りもしない。うーむ、タチの悪いライダーだ。隣の女性ライダーはちょっとむっとしている感じだ。
 大きな荷物は必要ないのでこれはネットの上に置いて必要な荷物を持ってベッドに移動。服を着替えてやっと落ち着くことが出来た。食事やお風呂はもういいので船内をうろついてみる。甲板には出ることが出来るんだが、出られるのは後方の部分だけであまりいい感じではない。船内を一回りしてから早々に就寝。(0時半)
 01 キャンプ場の朝 もう一台のZR-7と
 02 人のいない小樽運河をバックに
 03 今日の朝食のほっけ定食
 04 まだ動いていない・・・がっかり・・・(T^T)
 05 道の駅にあるあげいも おいしかったです(^o^)
 06 苔の洞門展望台 ここから何を見れ徒いいんだろう?(?_?)
 07 黄色いハンカチの舞台の建物
 08 一面真っ黄色!!
 09 大脱走の映画の看板 この映画は大好きです
 10 夕食のカツ丼 丼物なのにカツが乗っていない・・・
 11 これからのるフェリーすいせん
 12 遠ざかっていく苫小牧港