東北・北海道ツーリング

その7 ついに最後の最端・トドヶ埼へ


08月21日 180km 岩手県 山田町→青森県 十和田市
 4時半に起きてから撤収を開始する。夕べ少し雨が降っていたし、夕方にも雨が降って地面が濡れていたせいでテントはかなり濡れている。テントを干すが、乾くどころか濡れてきているではないか。キャンプ場は山の陰になっているから日が出るのはまだかかりそうだし、さすがにそれまで待っていてもしょうがない。どっか別の場所で乾かすことにしてとりあえず出発。(5時15分)
 県道41号線に入って、山に入ってくると道幅も一気に狭くなる。こんなところで何かトラブルが起きたらアウトだなあ。と思っていたんだが、なんとここはバス通りになっていた。(@_@) 途中に何カ所か集落もあるではないか。しばらく細い道を走っているとトドヶ埼の案内板を発見、そっちの方向へ進んでいく。海岸に出るとそこは漁港になっており、その片隅に「本州最東端 トドヶ埼灯台」と書かれた看板を発見。(6時45分・28km)ここからは遊歩道を歩いていくしかないんだが、灯台までは3.8kmあるようだ。歩いていくと1時間くらいかかるなあ。
 ふとサングラスを取り出すとケースの中にネジを発見。なんだあるやんか。なくなったら困るので先にネジを止めておこう。ここで落としたら間抜けだな・・・
あっ!ほんとに落としてしまった。(T^T) しばらく探してみるが見あたらない。しまった・・・。これはあきらめるしかない。(T^T)
 遊歩道は整備されているが、あまり人が通らないせいか蜘蛛の巣が・・・。三脚を杖代わりに振り回しながら歩いていく。視界もあまり良くないので歩いていてもあまり楽しくない。ひたすら遊歩道を歩いていき、やっとトドヶ埼灯台に到着する。(7時45分)結局1時間近くかかってしまったなあ。
 灯台の入口から200mくらい歩いたところで本州最東端の碑を発見。これで最短巡りのすべてを達成と言うことになる。(^o^) 最短巡りの最後がここで良かったかもしれないくらいなかなかいいところだ。最短巡りの中で一番大変なところだった。ここ以外はほとんどが道路からすぐの所にあるからなあ。満足いくまで写真を撮ってから灯台の脇にある展望台に戻って先ほど買ったサンドイッチで朝食。
 来た道を引き返していくが、来たときよりも気温が上がってきて暑くなってきた。ひたすら遊歩道を歩き続け、帰りも45分で到着。さすがに汗だくになってしまったが、走り出せば大丈夫だろう。(9時)
 走り出すと一気に汗が冷えて今度は寒くなってきた。(T^T) 気温自体はかなり低いようだ。県道41号線に戻ってから北上していくが、道の状態は北側の方がいい感じ。まあいずれは前線が整備されるんだろうけどね。浄土ヶ浜の入口で給油(315km/14.0Lしてから県道248号線へ入り、浄土ヶ浜の第3駐車場に到着。(10時・60km)
 かなり天気もいいのでこの駐車場でテントを乾かしていくことにする。天気もいいのでいい感じに乾かすことが出来た。ここは浜まで急な坂道を降りていかないといけないんだが、許可車以外の進入は禁止されている。しかしタクシーや観光バスが入れると言うのはちょっと腹の立つことだ。(-_-X バイクくらい許可してくれてもいいやん。
 10分程坂を下ってやっと浜へ到着。下りはまだいいんだが、登りが大変なんだよなあ・・・。前に来たときは海水浴客が一杯で場違いな感じだったんだが、今回はシーズンも過ぎているのでそれほどでもない。海水浴客と観光客が半々と言った感じだ。
 案内所に行ってみると「本州最東端証明書 100円」という案内に目がとまる。おお!こんなところで売っていたのか。(^o^) 本州最東端証明書はないのかと思っていたんだが、ちゃんと作っていたんだな。(おそらく最近になって作ったんだと思われる)話を聞くと、ここと宮古駅前の案内所で販売しているらしい。ということで早速証明書を購入。これで証明書を手に入れていないのは本土最西端の神埼鼻だけだなあ。今度買いに行かないといけない。
 隣の土産物屋でキーホルダーを購入してから戻ることにする。ここの土産屋で何か買うとバスで上の駐車場まで送迎してくれるらしいんだが、いつ出発するかわからないからいいや。と思って坂を登っていたんだが、すぐに出発したみたいで追い抜いていった。乗せってってくれ〜〜〜!!(T^T) へろへろになってバイクの所に戻って出発。(11時半)気温は25℃と走るにはちょうどいい感じ。
 その先の道の駅「たろう」へ。(11時45分・78km)おなかもすいてきたのでそろそろ昼食にしたいんだが、何かいい店はないかと探すとここから少し北上したところに弁天レストという所があるようだ。昼食はここで食べることにしよう。その前に龍泉洞という鍾乳洞があるのでここにも寄っていくかな。国道455号線に入って西方向へ進み龍泉洞へ。(12時半・111km)
 かなり観光客が多いみたいで駐車場は満車状態だ。バイクなので関係ないんだけどね。空いたスペースにバイクを止めて荷物の準備。受付に行って入場料を確認するとなんと1000円!高いなあ・・・。(@_@) 入口にあるわき水を飲んでからさっそく鍾乳洞にはいる。中はひんやりとしていて涼しいと言うよりは寒いという感じだ。
 ここの鍾乳洞は流れている水が多く、直接鍾乳洞の上を歩けないようになっている。深さは数十メートルになり、湖底は青い光でライトアップされている。第一、第二、第三地底湖までは見ることが出来るが、そこから先は水没しているため行くことが出来ない。現在は第六地底湖までの確認がなされているらしい。上下には大きな鍾乳洞だが、広さはそれほどないため秋芳洞のようにあまり大きな鍾乳石などを見ることは出来ない。石柱なんかもあまりなくて、壁などに流れる鍾乳石などが主なものである。このあと新洞の方も覗いてから出発。(13時半)
 国道455号線から県道44号線を抜けて行った方がショートカットできそうだ。地図では県道44号線は国道に出たところでいったんとぎれるようになっているんだが、実際はそのまま海岸線の方につながっているではないか。また地図が間違っていたようだ。なんか第3版なのに間違いが多いよなあ・・・。
 ここからは海岸線を走っていけば、目的の弁天レストというお店に到着できるはずだ。いい加減におなかもすいてきたので早く到着したい。海岸から切り立った断崖の上を抜けて走っていくと、ふと弁天レストという看板が目にはいる。なんか案内が小さいなあ・・・と思って店の方に行ってみると・・・
つぶれてる?どう考えても営業をやっていないようだ。(T^T) それで国道にある案内がちゃんとしていなかったのか。こんな所まで来たのに、飯はどうするんだ!?
 とりあえず先に進むしかないと海岸線を走っていくと、北山崎という景勝地の案内が出ていた。ここならなにか食べられるだろうと言うことでここに寄っていくことにする。(14時15分・152km)
 駐車場にバイクをとめてから展望台の方へと向かう。何軒か食堂があるみたいなので飯を食べることが出来そうだ。ふと表の案内に
「いちご煮」というものを発見。そういえばツーリングに出る前に石垣で知り合ったあさのさんからのメールに書いてあったなあ。すっかり忘れていた。せっかくだから食べていくことにするか。
 どの店がいいのかよくわからないので北山崎レストというお店へ。先に食券を買うようになっているんだが、店員がやってこない。うーむ、なんだかなあ・・・。(^_^;; しばらくしてやってきたのでいちご煮定食を頼もうとするが、なんか店員がよくわかっていないのかなんか知らないが、ないようなことを言っている。なんなんだ、この店は?(-_-X 表の看板にはちゃんと書いていたはずなのに・・・。(ここで素直に別の店に行っていれば良かった)結局壁に書いてあったいちご煮丼(1000円)というものを注文。
 しばらくしてやってきたどんぶりはアワビを玉子で綴じただけ(ウニが混ざっている)のようなどんぶり。なんでこれがいちご煮なんだろう?まずいわけではないんだが、なんかこれで1000円というのがちょっと納得できない感じだ。(?_?) おなかの方は一杯というわけではないがとりあえず落ち着いた。
 おみやげ屋に行ってみるといちご煮の缶詰が売られていた。そこに書いている説明を読むと、「いちご煮とはイチゴを煮詰めたものではなく、アワビとウニを
吸い物風に仕立てたもの。ウニを熱湯に入れると山イチゴのように丸くなることから名付けられた。取れたてのアワビとウニを海水で煮込んだ潮汁のことで八戸名物の一つ。」と言う風に書かれている。ってことは、どんぶりにしたら全く意味ないやん!(-_-X 何を考えてメニューをつけたんだ?店の選択を間違えてしまった・・・。
 展望台に行くと眼下に切り立った断崖が見えてきた。天気もいいので眺めは最高である。見るものは見てからバイクの所に戻って出発。(15時)
 ここから北上してまずはお風呂へ。ちょっとうろついてなんとかたねいちスパステラマリンへ。(17時・224km)また地図のマークの位置が違っているなあ。なんでこんなに間違いが多いんだろう。今回自分が通ってきたところだけでもこれだけあるって事は、他もかなりの数になるのではないだろうか。
 お風呂は温泉ではないようだが、ジェット湯、電気風呂、漢方薬草風呂と十分な広さである。浴槽からは目の前に太平洋が広がりなかなかいい景色だ。十分に体を休めてから脱衣所で携帯の充電。人もほとんどいないのでゆっくりとすることが出来る。この後のルートを再度確認するが、どこまで行くかが問題だ。候補としては「とわだ」か「しちのへ」なんだけどね。まあ、その時の状況によって決めればいいか。このあと休憩室でもくつろいでから出発。(18時15分)
 国道45号線を北上して八戸市内へ。店は多くなってきているんだが、なんかあまりいいところがない。居酒屋とかばっかりだもんなあ。あ、COCO一番館があった!と思ったときにはすでに入口を過ぎてしまっていて入れないし・・・。県道19号線に抜けると一気に店はなくなってしまった。これはコンビニ弁当かな?国道454号線に入って西へ。この途中にあったサークルKで夕食にする。(19時15分・260km)
 おなかも減っていたので鯖弁当とサンドイッチを購入。明日のルートを検討しながらコンビニの前で食事を取る。30分ほどして出発して国道4号線との交差点へ。なかなか信号が変わらないなあと思ってふと見ると感応式の信号のようだ。バイク用のボタンは・・・ない。なんじゃこの信号は!!と思っていると近くにいたおばちゃんが歩行者用のボタンを押してくれた。どうもありがとうございます。m(_ _)m ここから暗い国道を走っていき、道の駅「とわだ」に到着。(20時・280km)
 結構大きなところで、まだ建物は開いている。駐車場には結構キャンピングカーやワゴンが止まっていて中で寝ている人も多いようだ。駐車場の奥の方に移動してテントを設営。すぐに眠りに入る。(20時45分)
 01 今日も元気に出発だ!
 02 本州最東端へいざ出発!
 03 絶景かな、絶景かな
 04 浄土ヶ浜にて
 05 龍泉洞入口と地底湖
 06 いちご煮丼 味は普通なんだけど、趣旨が違うだろう!(-_-X