東北・北陸地方ツーリング

その3 なぜかさらに北上して十和田湖へ・・・


04月30日 256 km 秋田県 秋田市→青森県 十和田町
 昼に寝ていたせいか、あまり深い眠りに入れずに何度も目が覚めてしまう。まあしょうがないかな。4時半頃に起きてから早速荷物整理を始めるが、まだ寝ている人も多いのであまり派手にすることができない。4時45分頃に係員が乗客を起こしにやってきたところから本格的に準備を始める。北海道まで行くお客もいるので船内放送はできないのだろう。
 エアーマットを片づけていると隣にいた団体が気になったらしくて声をかけてきた。「それは何なんですか?」ここからしばらく旅の話になって、このフェリーも勢いで乗ってしまったことを話すとやはり驚いていたようだ。(^_^;; まあ、普通は勢いでフェリーにまでは乗らないだろうからねえ。甲板に出て秋田港の写真を撮ろうが、すごい風で飛ばされそう。結構速度が出ているんだなあ・・・。準備も完了してあとは到着を待つばかり。へりも準備ができたようだ。
 やっと着岸となったので(5時20分)車両甲板の入口に向かうが、下船の券を渡そう(降りるときにも半券を渡すようになっている)とすると「バイクの人はもう少し待ってください」と言われる。廊下の脇で待っていると
「車が降りた後にまた放送をかけますのでロビーでお待ちください」と言われて追い返されてしまった。(T^T) 事故防止のためなのかなあ?他にも追い返されたライダーが数十名。まあ、ライダーは格好をみたらすぐにわかるからなあ。(^_^;;
 15分くらいして放送がかかったところでバイクのところへ。自分の方がパッキングに時間がかかると思ったが、なぜかへりの方が手間取っているようだ。ワンタッチのはずなのに・・・。先に下船してからへりが降りてくるのを待ってから出発。(6時)
 ガソリンを給油してからコンビニで自分たちのガソリンも補給することにしよう。このまま県道の方に行ってもいいんだが、ガソリンスタンドが空いていないと困るので国道8号線に出ることにする。(今日は祝日)ガソリンスタンドは結構あるんだがどこも空いていないではないか。やはり朝早いからかなあ・・・。開いているのかいないのか近くに行くまでよくわからないので後ろに車がやってきているとちょっと怖い。結局給油はとりあえずあきらめてコンビニへ。
 かなりおなかがすいていたので醤油味焼きそばとサラダ巻きを購入。コンビニの前でこの後のルートを確認しながら食事。新しいマップルをみていると
「あったまりーな」という健康ランドがあると書かれていたので写真を撮っておくべきだったと思ったが、さすがに戻ってまでみる気はしないのであきらめる。とりあえず給油ができるまでは国道を北上し、男鹿半島の付け根にある寒風山に行くことにして出発。(6時半)
 少し走ったところでやっと電気のついているガソリンスタンドを発見。「反対車線は入りにくいなあ・・・」と思っていると、前を走るへりはおもむろにセンターラインを走って信号で止まっている車を右から抜いてから広場を抜けてガソリンスタンドへ。後ろを走っているロードの自分のことも考えてくれ。(T^T) とりあえずここで給油を終えてバイクの食事も完了。(126km/6.1L)これであとは走っていくだけだ。
 その先の分かれ道で「男鹿半島」と案内がでていたのでこっちのルートにはいる。町中にのびる道をしばらく走っていくともともと走ろうと思っていた県道56号線につながっていた。国道101号線を北上していき、そのまま男鹿半島にはいるつもりだったんだが、途中に出ていた寒風山の案内に従って県道54号線へ。
 県道55号線に入って登っていくと、道路脇にはほとんど葉桜に変わっている桜並木が見える。あと一週間早かったらちょうど見頃だったかもしれない。途中に大きな駐車場があったので入ってみるが、案内板をみるとまだ上の駐車場までバイクのまま行くことができるようだ。案内板の通り山頂を目指して登っていくと、途中に大きな駐車場があったんだが、へりはさらに上へ。途中にはほとんど木は生えていなくて草原になっていてなんか阿蘇山みたいな感じ。
 山頂までやってきたが、ここには駐車場がなくてロータリーになっているだけだ。どうやらバスから降りずに展望を楽しめるようになっているみたい。もちろん駐車禁止になっているが、まだ時間も早くて店も開いていないし、観光客もほとんどやってきていないようなので建物の前のスペースにバイクを止めることにする。(7時15分)
 風がむちゃくちゃ強い上に冷たくてしゃれにならない状態。(T^T)「名前通りやん!」とへりに言われるとたしかに言い返せないんだけど・・・。(^_^;; 山の上からは干拓された八郎潟や男鹿半島、今走ってきた日本海の海岸線がきれいに見渡すことができる。少しもやがかかっているが、さすがにこれはしょうがないだろう。今回はデジカメを持ってこれなかったと言うことで一眼レフを持ってきているへりは早速写真撮影活動を開始。15分くらいするとほんとに体が冷えてきたので降りることにする。このまま山の北側に抜けて国道に出ることにしよう。
 途中から右方向に進めば良かったんだが、曲がるのは最初のところだったみたいで、来た道を下っていくことになる。案内板では能代と出ていたからこっちでいいと思ったんだけどねえ。山を下りてから県道54号線を走っていくが、ここは完全な生活道路といった感じで道が狭い上に小学生などが通学している。少し行くと路線バスに捕まってしまったが、途中ですぐに道を譲ってくれたのでありがたい。(^o^) 県道298号線に入ってから八郎潟の干拓地へ入るとまっすぐな道の両脇には並木が続いていて北海道のような印象を受ける。止まって写真を撮りたいなあ・・・と思っていると前を走るへりがスピードを落として停車。どうやらへりも同じように思ったらしい。
 桜並木がある通りとの交差点だが残念ながら桜の時期はほぼ終わっていて一部咲いているといった感じ。まあこれはしょうがないかな。さきほどと同じようにキャメラ部活動を始めるへり。満足な写真が撮れたのかしばらくして戻ってきたところでこの後のルートを確認する。
 しばらく走っているとなにやら大きな建物が見えてきた。前来たときはこんな建物はなかったと思うんだが、入口には「産直センター潟の店」と看板が出ており休憩するにはいい感じのところみたい。ということでそのまま駐車場に入り停車。(8時・54km)
 道の駅ではないようなんだが、作りとしては道の駅と同じようなものだ。時間はまだ早いんだが、すでに店の営業は始まっており、中ではかなり広いスペースをとって地元でとれた野菜が販売されている。
 このあとは基本的に北上し、能代から内陸に入って白神山地の方に抜けるルートだろう。本当は海岸線から白神山地に行こうと考えていたんだが、昨日のリーダーからの情報ではまだ雪があって入れないと言うことだったのでこっちのルートで行ってみることにしたのである。その前に「八郎潟の西にある
「日本一の砂山」というところに寄っていこう」とへりが言っていたのでまずはそっちへ。ちなみに自分のマップルには載っていないが、新しいマップルにはちゃんと案内が出ている。日本一の砂山ってどっかの銭形みたいに人工で作った砂山なんだろうか?(?_?) それとも自然にできたものなんだろうか?(?_?) しかし砂丘と書かれていないところをみると砂丘とは何かが違うんだろう。
 県道42号線で八郎潟の干拓地を北上し、途中から西に入らないといけないんだが、前を走るへりは曲がる気配がない。あれ?ここを曲がるんじゃないのかな?(?_?) と思うんだが自分も自信があるわけではないので素直に後ろをついて行く。まあ、へりが確認しながら走っているだろう。
 途中で左に曲がって西方向に進路を変更するが、なんかその先に橋はないような感じ・・・。そう思っていると道路は水に遮られて
西方向から南西方向に変わり南方向になってしまった。(^_^;; へりもどうやら気がついたようで、いったん止まってルートを確認。やはりすでに曲がるべきところを行き過ぎていたようで、このまま走ると干拓の外周を回ってさっきの道路に戻るようだ。そのまま外周に沿って県道に戻ってから少し南に行ったところで今度は間違えないように脇道に入って野石橋を渡ってやっと八郎潟の外へ。
 砂山は国道101号線を少し北上したところにあるはずなんだが・・・。地図をみるとすぐ横に神社があるみたいなのでこれを目印にすればいいだろう。国道といっても細めの道を走っていくとおそらく地図に載っている神社と思われるところを発見するが・・・砂山みたいなものは見あたらないぞ。途中に案内とかもなかったしなあ・・・。(?_?)
 その先に海岸方面に向かう道があったので入ってみる。所々に見える山肌は白っぽくて砂のように見えるんだが、もしかしてこのあたりの山がそうなのか?砂山と言うからほんとに砂のはげ山を想像していたんだけど、たんに山の主成分が砂と言うだけなんだろうか?
 その道を走っていくと、山の向こうは畑になっており、その先で三叉路の行き止まりになっている。あとは海岸に平行して延びる道があるだけだ。その横に付近の地図が載っていたので確認してみると、やはりこの道に入ったところの横の山が「丸山」となっているようだ。やっぱりさっきの山がそうなんだ・・・。
 引き返してから地図に書かれていたあたりに戻ってみるが、特に案内といったものはない。山を登る道があったので登ってみるが、すぐに行き止まりになっているだけだった。特に観光地になっているというわけではないようである。せめて標識とかでも立っていたらそれだけで納得できたんだけどなあ・・・。「まあ、しょうがないか。」ということで出発。(T^T) ちなみにあとで調べてみると、やはりこのあたりの土地の主成分が砂で、丸山は高さ65.2mあり、日本では最高峰の砂山と言うことになるみたいである。
 国道を北上してから国道7号線へ。淡々と走っていると遠くの丘の上に風力発電の風車が見えてきた。能代市内に入ったあたりのコンビニへ。白神山地に入る前に電話の通じるところでいったん休憩してくれと言っていたからここに寄ってくれたようだ。
 このあとの白神山地に向かう予定だったが、へりがその前に途中にあった風力発電の風車を見に行きたいというのでそちらに向かう。どういけば風車のところまでいけるのかよくわからないが、とりあえず海岸線に向かえばいいだろう。かなりきれいに整備された道を走っていくと松林の中にはいる。その先に火力発電はあるんだが、風車は別の敷地のようだ。松林を抜けていけばいけるようなんだが、途中の道はロードではきつそうな感じ。ということであきらめて国道に戻る。
 国道7号線を東に向かって走っていき、途中から県道317号線に降りる。あとはこのまま北上していけば白神山地にはいることができるはずだ。と思っていると、
「この先通行止め」と案内が出ている。15km先となっているから中に入れるかどうかと言ったところかなあ?前を走るへりは止まる様子もないのでいけるところまで行くつもりだろう。途中には大ケヤキや大イチョウという看板は出ているが、まっすぐに北上し、峨瓏の滝という滝のあるところのパーキングでいったん休憩。(10時・134km)
 通行止めはこの先5kmくらいと思われるが、どのあたりまでいけるかが問題だ。できれば「これが白神山地だ!」とわかるような場所までは行きたいものだが・・・。横にある滝は特に特徴があるわけではなく、普通に「滝だな」といった感じ。へりも撮影意欲がわかないようだ。
 ここでへりがリ〜ダ〜に連絡を取ると、なんとまだ
玉川温泉(八甲田山の麓)でくつろいでいるようだ。昨日からほとんど動いてないやん!(^_^;; もしかしたら青森あたりでキャンプと言っていたのに、どう考えても当初の予定通り十和田湖でのキャンプになりそうだな。このまま昼食に突入しそうなので自分たちの方が先に到着するかもしれないなあ。
 「さて、どこまでいけるかな?」と期待して出発すると、少し走ったところで通行止めの看板が・・・。(T^T) (10時半・145km)まじでこんなところから通行止め?うーむ・・・。案内ではここ(一の坂)から釣瓶トンネルまでが通行止めとなっているので、白神山地には入れないと言うことのようだ。通行止めといってもだいたいはもう通れることが多いんだよなあ・・・。入口も完全封鎖しているわけではないので脇から中に入ることはできそうだし・・・。ということで
看板はみなかったことにして先へ進む。(^_^;; まあ、普通にいけるところまで行ってみよう。
 雪が所々残っているが、道路には全く雪がないので走るのには問題ない。まあ、所々砂利がたまっているところはあるけどね。少し走ったところで前を走るへりが急に止まる。なんか人の姿が見えたので止まったようだ。車も止まっているので工事の人がいるようなんだが、ここからは見えない。まあ、何か言われたら止まろうと言うことで先に進むと確かに電気関係のチェックをしていると思われる人がいるが、特に注意されなかったので先に進む。何か注意してトラブルになる方がいやなのかもしれない。
 直径1mくらいの大きな石がガードレールのところに引っかかっていたが、まさかこんなのが落ちてこないよなあ。(^_^;; 川に沿った道を走っていくが、3kmくらい走ったところで工事箇所に到着。ダートになっているが、まだいけそうな感じだけどさすがに引き返そうかと言うことになる。
 途中の雪が積もったところで写真を撮ろうとするが、雪の中につっこんだへりはスタンドが立てられなくてバイクから降りれない。(T^T) 先ほどの岩のところでも写真を撮ってからゲートへ。さっきは横をすり抜けれたんだが、なんか少し動かされていてすり抜けるにはスペースが足りないではないか。へりは反対のぬかるみのところを抜けていったが、さすがにこのバイクで行ってこけたらしゃれにならないのでゲートを動かして脱出。ここからは一気に来た道を戻り国道へ。
 いいペースで走っていたが、なんか急に渋滞が始まりすり抜け。工事でもやっているのかと思ったが、たんに前を遅い重機が走っているせいのようだ。こんなん素直に待っていたらしゃれにならんわ!渋滞はここだけで後は順調に走っていく。大館の市内に入るあたりで強引に前の車を抜いていくへり。さっきまで素直に走っていたのにどうしたんだろう?(?_?) その先のコンビニの駐車場でいったん停車。(11時45分・196km)さっきの車はおもむろに携帯をかけ始めたので強引に抜きに行ったようだ。
 昼食は大館のきりたんぽ屋に行くつもりだが、その店の位置がよくわからない。それ以前に現在地もよくわからないし・・・。とりあえずこのまま町中に入っていけば店の近くには行けるだろう。行こうとしている店はマップルで紹介されている「昔のきりたんぽや」というところだ。しかし説明はそれだけでへりは
「なんで店の名前がないんや!」と怒っている。自分も地図で確認してみると、店の名前が書かれていないのではなく「昔のきりたんぽや」というのが店の名前のようだ。なんだ、店の説明かと思っていたよなあ。(^_^;; 自分の地図で確認すると目的の店は県道2号線と国道の間くらいにあるようなので県道を曲がったところで確認してみよう。
 町中に入ると桜が満開といった感じでなかなかいい眺め。県道を曲がるつもりだったが、どうやら行き過ぎていたようで、その先のコンビの駐車場に入ってもう一度場所を確認。さっき桜が満開だったところは市役所だろうからすでに通り過ぎている感じだなあ。この先で左折すればだいたい位置的にはあっているはずだ。
 路地に入って走っていくが、なかなかそんな店が見つからない。ちょうど歩いていた地元のおばちゃんに場所を確認してみるとその店は県道沿いにあるようだ。自分の地図だと路地の中なんだが、どうやら間違っているようだ。言われた方向に走っていくと道路に面したところに目的のきりたんぽ屋を発見。店の横に駐車場はあるんだが、これはこの店とは関係ないところのようだ。店の前に止めて準備していると店員が出てきたので一応確認すると問題ないようだ。準備をしてから早速店の中へ。(12時・200km)
 店に入るといきなり「きりたんぽ鍋二人前でよろしいですね?」と言われたのでハイと返事。まあ、この店に来てきりたんぽじゃない可能性は低いだろう。(ちなみにメニューはきりたんぽ鍋しかなかったです)さっそく席について壁に掛かっている値段をみてみると一人分2100円となっている。まあ鍋なんだからしょうがないか。こんな時間にもかかわらず店内には自分たちの他にカップルが一組いるだけ。まあ、駐車場がないからきにくいのかな?それとも昼に来るお客はそんなにいないのかな?
 しばらく待っているとぐつぐつと煮えたぎった鍋が運ばれてきた。二人前入っているとはいえ鍋からあふれるくらいに具が入っている。(^o^) このちくわみたいなものがきりたんぽなんだろう。「食べるのは待った!」とストップをかけてから写真撮影。それからさっそく手をつける。
 中に入っているのはきりたんぽ、マイタケ、白菜、ゴボウ、ネギ、糸こんにゃく、比内地鶏といったもので、かなり大きめにぶつ切りされている。ここで店の主人がやってきてこの鍋の簡単な説明をしてくれる。へりも鍋をよそっているんだが、なんか変だなあ・・・と思ったらお玉受けの皿によそおうとしているではないか。「なんか小さいと思った!」ってそれはそうだろう。(^_^;; はっきりいってビールを飲みたいところだが、さすがにそれは我慢我慢。
 一段落したところでへりがリ〜ダ〜に連絡を取ってみると
予想通りそのまま玉川温泉で昼食をとっているらしい。どう考えても青森まで行くのは無理なので待ち合わせは十和田湖湖畔のキャンプ場になったようだ。ここからのルートを考えると1時間くらいあれば到着できるだろう。ということはどっかで時間をつぶさないと早くつきすぎそうだから温泉にでも寄っていくか?といっても寄っていくことのできる温泉は小坂温泉か大湯温泉くらいだが・・・。とりあえずは樹海ラインという県道2号線を抜けていこう。まさか雪で閉鎖になっていないだろうかと店の人に聞いてみると問題はないようだ。
 県道を北上し、途中のガソリンで給油。(195km/9.0L)ここから樹海ラインにはいるが、走っている車もほとんどいないし、信号もないのでむちゃくちゃいいペースで進んでいく。このままだと14時くらいには十和田湖に着いてしまいそうな感じだ。小坂の交差点にあるコンビニの駐車場でいったん止まってルートを確認。(13時45分・223km)
 この後のルートを確認しているとトラックの運ちゃんが声をかけてくる。今日は十和田湖湖畔でキャンプするつもりだと話すと夜は氷点下まで下がるかもしれないとの話だ。それよりは碇ヶ関温泉のところにある道の駅でキャンプした方がいいんじゃないかとの助言を貰う。うーむ、どうするか・・・。まあ氷点下まで下がってもテントの中なら問題ないだけの装備は持ってきているから大丈夫なんだけどね。とりあえずは十和田湖に行ってみよう。
 出発して少し走ると急に視界が開けて大きな広場になっているところにでた。どうやらここが七滝の休憩所らしい。駐車場の反対側の斜面には滝があるんだが、なんか思ったよりもしょぼい感じ。(T^T) これが日本滝100選に選ばれたものか?まあ早く行ってもしょうがないのでちょっと休憩していくかな。(14時)
 バイクを駐車場に止めてから反対車線の滝のところへ。岩の上を流れるような滝でオシンコシンの滝の幅を小さく(2mくらい)した感じ。近くには水車のついた小屋などもあっていい感じなんだが、肝心の滝がこのレベルだとなあ・・・。(^_^;; しばらくしてへりもやってきて滝の写真を撮りに滝壺へ。やはりキャメラ部は・・・。しばらくベンチでくつろいで出発。
 途中から標高が高くなってきたのか風が冷たくなって、木々の間の地面には白いものが見えてきた。
雪だ・・・。やはり東北だけあるなあ。徐々にその雪の高さは高くなっていき、道路脇の雪の壁は1mを超える。このあたりでバイクを止めて写真撮影。もっと高いところがあれば一番いいんだが、さすがにこれ以上は期待できないだろう。雪自体はかなり圧縮されているので上に乗っても足が埋まるようなことはない。峠を越えると少し雪の量も少なくなってきた。途中の展望台を無視して国道103号線に出てから発荷峠展望台へ。(14時45分)なんか記憶にある展望台はもっとぼろかったような気がするんだが、あれは別の展望台だったかなあ?
 駐車場にはいると自分たちの他にバイクが二台。一台は滋賀ナンバーで滋賀からほんとに自走でやってきているそうだ。「九州の方に言われたくないですよ」と言われるが、自分はフェリーで秋田まで来ているからねえ。フェリーの話になったが、毎日就航しているわけではないので帰りの日程にはあわないらしい。荷物が少ないことからもわかるように、宿泊は近くの民宿をおさえているようだ。まあ、この時期に東北でキャンプを考えるライダーは少ないだろう。(^_^;;
 話を終えてからさっそく展望台へ。展望台からは眼下に十和田湖を見下ろすことができてなかなかいい感じ。ここでまたもやリ〜ダ〜に連絡を取るが、まだ全く到着しそうにない。途中で買い出しをしていくようなのでどのくらい準備してればいいかと話になったようで、「まあ2、3人分くらいかな」とか適当に話をごまかす。まあ、もうだいたい見当はついているんじゃないだろうか?せっかくなので記念撮影をしてから出発する。ここから一気に湖岸まで降りてから右に曲がって少し走るとキャンプ場を発見。ここが泊まろうと考えていた十和田湖生出キャンプ場のようだ。(15時15分・249km)
 キャンプ場にはライダーが一人テントを張っているが、それ以外には誰もいないようだ。キャンプ場は各サイトに分かれており、好きな区画を選べばいいようになっているみたい。先客の女性が受付を終えるのを待ってから自分たちも早速受け付け。料金はへりが言っていたとおり700円らしい。まあ、その値段ならまだ許せる範囲だろう。各サイトで大きさが違うようなので後から来るメンバーのことも考えてある程度広めのサイトを押さえる。キャンプ場にはシャワーもあるみたいなので後で入ってみようかな。場所も決まったところで早速バイクを移動させる。
 先ほどまでは天気も良かったんだが、なんだかちょっと雲が出てきている気がする。(T^T) 夜降られたらいやだなあ・・・。まあすぐ横が屋根のある炊事場だからとりあえずは逃げ込むことはできそうだけどね。さっそくテントの設営をしてからくつろぎモード。と、服を着替えると「また出かけるんじゃないの?」と言われてまた服を着る羽目になる。リ〜ダ〜に連絡を取るといま町の方で買い出しをしているらしい。まあ、あと30分くらいでやってくるだろう。
 先ほどの女性はちょっと離れた場所にテントを設営していたが、声をかける暇もなくとっとと買い出しへ。さすがにこっちから声をかけるのは難しいからなあ・・・。しばらくして戻ってきたが、近くの炊事場(自分たちの横の炊事場)にはやってこなくてわざわざ遠くの炊事場に行っているのでちょっと声はかけられない。まあ、いいんだけどね。
 しかしいつになったら関東メンバーはやってくるんだ?(?_?) 電話をかけてみるが、誰も電話に出ないのでおそらく走っているんだろう。しかしこの状況では着いたらそのまま夕食の準備に取りかからないといけないなあ。することもないので夜の宴会用に薪拾い。かなりの広範囲にわたって落ちている小枝を拾い集める。このあとへりのバイクに試乗させて貰う。うーむ、やはり出だしがちょっと怖いなあ・・・サスがなんか偉く堅いし・・・。そうしているとやっとバイクの音が聞こえてきた。(16時半)
 へりは受付に迎えに行ったが、自分はとりあえずテントのところで待つ。まあ、もう誰が同行してきたのかわかっているだろうけどねえ。受付を終えてまずはリ〜ダ〜登場。
「あれ〜、むーさんだったの?ぴょんさんかと思ってたよ〜。」続いておのっちとラットもやってきたが、どうやら一緒にやってきているのはほんとにゆかりちゃんと思っていたようだ。自分は完全にノーチェックだったらしい。受付で「なんかねずみ色の人がいるけどまさかむーさん?」と思っていたようだ。「へりはさみしんぼ将軍(^_^;;になっているから一人でやってきているとは思えなかったけど、まさかむーさんとは・・・。」「へりに電話かけてつながらないときにぴょんさんにもかけたらつながらないから絶対にぴょんさんだと思ったのに・・・」とゆかりちゃんの小細工に引っかかったようだ。
 とりあえずバイクを移動させてから早速テント設営にとりかかる。ラットとおのっちは「イヨッ!」と例の挨拶をしている。おのっちまで感化されてしまったか・・・。(^_^;; なんか天気が悪くなってきているのが気になるところ。もう時間も遅くなってきているので観光は明日にしよう。
 どうやら食料は買い込んできたようだが、飲み物関係は買ってきていないようなのでへりと近くのコンビニへ買い出しへ。乙女の像の入口あたりに酒屋を発見してビール(奥入瀬限定)と焼酎、お茶を買い込んで一気に戻る。なんかまじでどんよりしてきて今にも雨が降り出しそうだ。
 キャンプ場に戻るとテントの設営は終了して荷物の整理に取りかかっている。ラットのバイクをみてみると、
ウインカーは粉砕したのをアロンアルファーで接合しているし、荷物で傷が入らないようにテープで留めるのはいいんだけど、ガムテープを貼っているしでなんかかなりぼろぼろのように見える。ほんとに買ったばかりのバイクなのか?(^_^;; まあそれはともかく、やっと一段落したところでビールで乾杯!(17時半)
 と、さっそく夕食に取りかかろうとするとなんと雨が降り始めたのであわてて炊事場の屋根の下に避難する。しばらくすると雨は上がってくれたがいつ降り出すかわからない状態なのでこのままここで宴会となる。天気予報では晴れになっているんだけどなあ・・・。結局最後まで雨は降ったりやんだりで屋根の下からは動けなかったです。今日の夕食は焼き肉ということでみんなで適当につつきあう。今回のメインのコック長はへり。ご苦労様でした。
 宴会は続くが、途中から寒くなってきたので(自分はそれほど寒く感じなかったのでスウェット上下にサンダルなんだが、他の人たちはジャケットまで着込んでいる)先ほど拾っておいた薪でたき火開始。が、なかなか火がつかない。(T^T) 乾燥しているように見えるんだがやはりしめっているんだろうか?最終手段だとおのっちの予備ガソリンを使って火をつけてみるが、表面で燃えるだけで薪に火がついてくれない。何度かチャレンジするが、これは無理だと判断して管理棟で薪を購入。着火剤を使って火をつけるとあっさりと着いてくれた。
・へりの年季の入った網。(いろいろな臭いがしみこみ済み)
・おもむろに鼻血を出すラット。
・水分が多くて爆発の起きる炭。(かなり広範囲に爆発の破片が飛び散る)
・その爆発をさけようとリ〜ダ〜を盾にするへり。
・暖められたまましばらく放置されたままの佐藤のごはん。
 十分だろうと思って買い出ししておいたビールや酎ハイがなくなって真っ暗な中ラットは先ほどの店に買い出しへ。20時半頃までは空いていると言っていたから大丈夫だろう。途中の道路には柵がないので湖に落っこちないように気をつければ大丈夫かな。
 さらに寒くなってきたこともあり、そろそろ寝ようと言うことになる。(22時)食材はほとんど消費したので量的にはちょうど良かったかもしれない。明日は観光バスで混み出す前に奥入瀬渓流を抜けた方がいいだろうと言うことで早めに出発を目指す。はたしてほんとに予定通り行くだろうか?テントに入ってから横になると速攻で眠りに落ちていった。(22時半)
 01 近づいてくる秋田港 風が強い・・・
 02 車両甲板で荷物のパッキング中のへり
 03 秋田港でターミナルをバックに記念撮影
 04 寒風山で八郎潟をバックに 風が強くて三脚が倒れそう・・・(T^T)
 05 八郎潟の桜並木 キャメラ部活動中のへり
 06 これより先行き止まり・・・
 07 途中に雪の残る道路
 08 こんな大きな岩が道路に落っこちている・・・
 09 やっと到着したきりたんぽや
 10 かなり具だくさんのきりたんぽ鍋 ごちそうさまでした
 11 へりが間違えてよそおうとしたお玉の受け皿 これはさすがに小さいだろう・・・(^_^;;
 12 七滝にて ここでもキャメラ活動を・・・
 13 道路脇の雪
 14 十和田湖 発荷峠展望台から
 15 関東メンバーの到着 リ〜ダ〜、おのっち、ラット
 16 それでは再会を祝してかんぱ〜〜〜い!!
 17 宴会風景