東海ツーリング

その3 大学時代の後輩と久しぶりに再会


06月12日 180km  京都府→愛知県 名古屋
 5時頃に目が覚めたが、あまりよく眠れなかった感じ。朝からお風呂に入ってさっぱりしてから7時半にチェックアウト。パッキングを済ませてから8時に出発。
 県道115号線から国道24号線に入り南下。県道69号線に入る頃には通勤ラッシュに入ってしまったせいでかなり混雑している。相変わらず道幅が広くないのですり抜けも余り出来ない状態。県道15号線に入る渋滞を抜けたてから、その先にあるマックへ。朝は曇っていたが、ここでは青空が広がってきて暑くなりそうな天気だ。(^o^)(8時半)朝のバリューセットで簡単に朝食を済ませてこの後のルートを確認。
 その先のガソリンスタンドで給油。(198km/10.8L)国道307号線に入ってひたすら東へ。宇治田原町は緑茶発祥の地らしく、あちこちに看板が出ている。せっかくなので茶畑でもあれば写真を撮ろうかと思ったが、余り広い茶畑を見かけない。たんにこの国道沿いにないだけなんだろうか?それとも発祥の地と言うだけで、今はそんなに盛んではないのか?(?_?)
 やっと信楽に入ったが、
県境にある案内板を見て初めて信楽が滋賀県と言う事に気付く。なんか滋賀県って琵琶湖の周りだけのイメージだったから、こんな南まで滋賀県とは思わなかった。(@_@) 地図を見てみると確かに思っていたよりも範囲が広い事が分かる。こんな事言っていたら滋賀県人に怒られそうだな。(^_^;; このあたりから狸の置物を大量に展示している店が目にはいりだす。
 途中で赤信号に捕まり待っていると信号無視して追い抜いていくトラックが一台。何を考えているんだろう・・・。(?_?) 信号が変わるのを待って出発しようとするとその後ろに来ていた車が強引に追い抜こうとするではないか。なめてんなあ・・・。(-_-X 一気に加速して引き離したが、その先にあった窯元の駐車場に入る。
 信楽焼の狸は有名だが、ここまで一杯並んでいるとちょっと気持ち悪い。(^_^;; 高さ8m位の物から数cm位の物まで色々な物が展示されている。しかし昔はこの狸を結構見かけたが、最近でも買っていく人は多いのかなあ?
 この先に「陶芸の森」というところがあるようなのでせっかくだから寄ってみる。(10時)この時展示されていたのは「滋賀の郷窯」という今では無くなってしまった窯で作られた陶器である。過去から現在まで、琵琶湖の回りに多くの窯が点在していたらしい。色々な焼き物が展示されているが、いい悪いの判断は自分には出来ない。「これは綺麗だな。」とか「この形は面白いな。」とか思う位である。30分くらい焼き物を見てから外に出る。
 地図を見るとここから少し北に行った所に宮乃温泉という温泉があるようだ。今日泊めてもらう後輩の家まであまり観光場所はなさそうなのでこの温泉に寄っていく事にする。県道4号線に入り、少し走ると案内板が出ていたのでそれに従って細い道を走っていくと温泉に到着する。(11時半)
 入口からみると建物は大きな家と言った感じの所で、あまり宿という印象ではない。(料金=800円)平日の昼間にもかかわらず、自分の他に二人お客がやって来ていたが、自分と入れ替わりくらいに上がっていった。内湯は檜風呂(というか一部檜が使われているお風呂)で、露天風呂もあるがほとんどを塀に囲まれているのであまり眺めは良くない。というか外の景色がほとんど見えない。しばらく一人で温泉に浸かっていると先ほどとは別のお客がやってきた。話をすると地元の人らしく、家で入るよりもこっちの方がのんびり出来るのでやって来たそうだ。いくら広いとはいえ800円も払っているとは思えないので、地元の人は特別料金か無料なのかな?(?_?)
 十分に体を温めてから脱衣所でしばらく身体を冷やす。ここでも先ほどのおじさんと話をしていた。身体も落ち着いた所でバイクの所に戻って荷物を整理してから出発する。(12時半)
 県道4号線に出てから少し南下。県道24号線に入って少し走ると、交差点で直進するルートの県道124号線の方に「国道1号」と案内が出ていて、左右の道には案内が全く出ていない。なんで県道24号線が無くなるんだと思ったが、方向的にはこっちだと左折。しばらく走っていると道路が濡れだし、ついに雨が降ってきた。しかも道はどんどん山の方に向かっている感じ。「これはやはり間違えたかな?」と思って、先ほどの交差点まで戻って県道124号線へ進む。しかしこっちの道もどんどん山の方へ向かっていて、更に道まで細くなってきた。さっきよりヤバイ感じがして、バイクを止めて地図を確認し、やっと現在地を把握する。
さっきの道をそのまま走っていれば国道に出られたんやないか・・・。(T^T) しかしもうかなりの距離を走っているので、このまま走って国道に出た方が早そうだ。
 更に細くなっていく道を走っているとついに雨が降り始め、雨脚も徐々に強くなっていく。勿論こんな所に雨宿りできるような場所などない。カッパを着るかどうか悩んでいると、やっと国道に出る。ここまで来たら道の駅までもうすぐだとそのまま走っていく事にきめ、一気に道の駅「あいの土山」へ。(13時・101km)入り口付近に屋根のある場所があったのでここにバイクを止める。
 ここの道の駅にはなんか色々な張り紙がしてあり、ねずみ取りの位置などの説明も書かれている。休憩場所もアットホームな感じの所で、土山茶というお茶が自由に飲めるようになっている。建物の中の休憩所には結構人がいたので表のテントの下にあるベンチに座ってルートを検討。おなかも減ってきたのでここのお茶を飲みながら昼食にする。ここでは地元で採れた野菜などが売られているが、ばら売りはしていないのでさすがに買えない。トマトなどばら売りだったら1、2個買っても良かったんだけどなあ。
 雨は上がっていたが、この先の鈴鹿峠の方を見ると雲に覆われていていかにも雨が降っていそうな感じ。さすがにカッパを着ていった方がいいだろう。(13時45分)
 雨は降っていないが、濡れた道路から巻き上げられる水しぶきでシールドが濡れて視界が悪い。途中から一方通行の道になって走りやすいんだが、道路が滑りやすくてあまりペースを上げられない。やっと峠を越えると今度は眠気が襲ってくる。(あとでこのあたりの記憶がほとんど残っていなかった事を考えるとマジで危なかったのかも知れない)このままだと事故ってしまいそうなので、いったん休憩所に入って眠気をさます。
 しかしここには仮眠をとれそうな建物はない。案内板を見るとこのあたりは旧東海道の町並みが残っている所らしいが、それよりはまず眠る方が大事と道の駅「関宿」へ向かう。なんとか眠気と戦いながら道の駅まで走っていき、ここの休憩室で仮眠を取る。(-_-zzz(14時15分)30分程眠ってなんとか眠気から回復。
 心配した雨に降られる事もなく峠を越え、国道23号線へ抜ける。こっちの道路は国道1号線よりはいいペースで走れると思っていたが、途中から渋滞が始まって洒落にならない状態に陥る。
何でこんな所で渋滞しているんだ!大きなトラックも多く、すり抜けもなかなか出来ない状態。(T^T) しかもカッパも着ているせいで熱気がこもってきて洒落にならなくなってきた。いい加減に耐えられなくなって途中で歩道にバイクを止めてカッパを脱ぐ。これでだいぶん楽になった。(^_^)
 再び渋滞の中に入ってひたすら進んでいくと前の方の車が左により始めた。どうやら2車線ある内の一車線が工事中で渋滞しているようだ。四日市市を抜けた所で国道1号線に出てから名古屋市内へ。このまま行っても早く着きすぎるので途中にあった漫画喫茶へ。(16時半・173km)
 ここは最初に何かを注文すると1時間半は無料で漫画を読めるようだ。夕食は後輩と一緒に取るつもりなのでアイスティーを注文。しばらく読んでいなかった雑誌を読みあさる。19時頃までいるつもりだったが、18時に後輩から連絡が入る。地図でだいたいの場所と目印を確認してから出発。
 相変わらず空はどんよりしているがまだ雨は大丈夫そうだ。県道64号線から40号線に入って待ち合わせの交差点付近に到着。この付近の駐車場にバイクを止めて後輩がやってくるのを待つ事にしよう。近くに「GAME」と書かれた看板があったので丁度いいとその駐車場へ。(18時半)
 そのまま駐車場でやってくるのを待っているつもりだったが、ここの駐車場にはガードマンがいてそのまま待つのはちょっと気が引ける。まあガードマンがいるなら荷物は大丈夫だろうと思い、ゲーセンに入ってみる。少しゲームをした所で連絡が入り外へ。
 店を出たところで後輩と久しぶりの再会。ここから先導してもらってから家に到着。(19時・180km)前回泊まった時は後輩一人だったが、今回は奥さんいる。荷物を運び込んでから少し落ち着いた所で近くの居酒屋へ。ここで白色と話をしていたら22時を回っていた。3時間近く話をしていたようである。部屋に戻って少し話をして23時半に就寝。
 01 洒落にならない数の信楽焼の狸
 02 宮乃温泉の前で