南の島へ再び

その1 石垣は南国と言うことを認識・・・


02月28日 0 km 自宅→沖縄県 石垣島
 9時半に家を出発してバスに乗って折尾駅へ。ここからJR、地下鉄を乗り継いで福岡空港へ。ターミナルの場所と時間を確認すると出発は11時半、第一ターミナルとなっていた。(@_@) なんで?(?_?) 出発は11時40分と思っていたのに・・・。この時点でもう11時10分とかなり時間がやばい状態になっていた。しかも第一ターミナルはちょっと遠いので時間がかかってしまう。(T^T) あわててカウンターに行ってカードで発券を行う。が、帰りの石垣→沖縄の券が発券されない。(T^T)
 時間もやばかったので先に荷物を預けてカウンターへ。すぐに発券してくれると思っていたが、なにやら手間取ってなかなか発券できないようだ。係の人が他の人に聞いてやっと発券してもらいあわててゲートに向かう。まあ、チェックインしているのでおいて行かれることはないと思うが、遅くなってみんなの白い視線を浴びるのもいやだからなあ・・・。(^_^;;
 「なんとか間に合うなあ」と思ったのもつかの間、
予想通り荷物検査でカメラとパソコンが引っかかってしまい荷物を全部出す羽目になる。(T^T) なんとかそこをクリアすると、ゲートで「後3名やってきていない」との声が聞こえてきたのでまだ大丈夫とトイレに行ってから搭乗口へ。
 ここから少し歩いてから飛行機へ。3列×2の小さな飛行機だったが、まあローカル線なので仕方がないか。思ったよりも席は空いているせいか、出発前に通路側の人は別の場所に移動した。真ん中の人もずれてくれればいいのにそのまま座っていたので狭くてうっと惜しかった。ずれてくれればお互いゆっくりと座れるのになあ・・・。
 予定通り11時半に出発し、しばらく機内の本を読んでいたが、さすがに暇になって眠りにはいる。途中、思ったよりも雲が多く曇っている感じだったが、石垣島のあたりは晴れているようだ。アナウンスでは福岡と石垣の温度差は
15℃あるらしい。しばらくしてやっと石垣島が見えてきて、予定通りに到着する。(13時半)
 飛行機を降りると湿り気のある暖かい空気が迫ってくる。
「暑い・・・。」最初の一言はこれである。福岡ではTシャツ、シャツ、セーター、ジャケットと着込んでいたが、こっちでこんなに着ていてはしゃれにならない。(福岡ではこの格好でも寒かった)預けてあった荷物を受け取ってからゲートの外へ。ちなみに周りの人たちはTシャツくらいしか着ていない。
 空港までライオンフィッシュの人がお迎えに来てくれているはずなので探してみるとひ〜ごさんが自分の名前を持って立っていた。さっそく案内されて車に移動。車の中はさらに暑い・・・。(T^T) ここから今日の宿である八洲旅館YHへ送ってもらう。はじめは歩いていこうと考えていたが、思ったよりも距離があり、迎えにきてもらって良かったなあと改めて思った。YHの場所がはっきりわからないようで、迂回して北側からYHに到着。(14時)
これがこの後道を間違える要因の一つとなる。(^_^;;
 明日の待ち合わせ時間を確認してからYHへ。ドアを開けて中に入ると真っ正面にいすが置いてあり、
「ただいま外出中です。勝手に休憩してください。飲み物も自由に飲んでください。」というような張り紙が張られていた。うーむ、都会では考えられないようなことだなあ・・・。(^_^;; 事前に連絡したときにも荷物は勝手に置いて観光していいと言われていたので大丈夫だろう。必要な荷物を取り出して外出の準備をしていると元ヘルパーという人がやってきた。特に宿泊するわけではないが、観光の間、荷物を置かせてもらっているらしい。この人と少し話をしてから町の観光へ向かう。(14時半)
 まずは新栄公園(YHの南西方向)に行こうと思って歩き始めるが、この時点で位置を勘違いしていていた。車がやってきた方向に進めばいいと思ってここにきたとおりに進む。(
この時点で北上中)このあとなぜか町が島の北側にあると勘違いして太陽を背にして歩いていけば海に出ると思ってしまった。ということで北東に向かえば公園に到着すると思いそっちに向かうが、実際は公園と反対方向に歩いていたわけである。
 少し歩いたところで「丸八そば」という店(看板がなければ食堂とは思えない建物(^_^;;)を発見。一回店の前を通り過ぎたが、おなかもすいていたし、地元の人が行くような感じでおいしいかもと思って寄っていくことにした。
 中にはいると他にはお客は誰もいない。店にはそばやチャンプルの他に普通のメニューもあるが、八重山諸島の初の食事はやはりそばだろう。しばらくすると店の奥から店員のおばちゃんが出てきた。メニューを見てまだ食べたことの無かった三枚そばというものを注文する。
 できあがるのを待っている間、店の中に張られている記事を読んでいると雑誌にも紹介されているお店と言うことが判明。お店の歴史も古いようだ。後で判明したことだが、麺が無くなり次第閉店する店のようで、この時間に食べられたというのはラッキーだったみたい。(^_^) しばらくすると三枚肉そばなるものが運ばれてきた。麺の上に大きな豚肉が3枚乗っているそのままのそばであるがとてもおいしかった。(^_^) おなかも満足したところで店を出る。(14時半)
 店を出て北東に向かって歩いていたが、どうも変な感じがする。(?_?) 全く海が見えてこないし、道路も気持ち上り坂になっているようだ。15分くらい歩いたところでやっと町が島の南側にあることに気がついてルートを修正。(^_^;; 来た道を引き返すのもしゃくだったので別の道を通って国道390号線に出てから西へ。しばらく歩いてやっと当初の目的地だった新栄公園に到着する。(15時半)何とも間抜けなことをしてしまったものだ・・・。(T^T)
 公園は広場になっており、地元の人が何人かくつろいでいた。開いているベンチを探して観光ガイドを見てしばらくくつろぐ。このあと八重山で最初にたてられたという桃林寺へ。仁王門はいかにも沖縄らしい建物をしているが、境内に入るとどこにでもありそうな感じのものになる。とりあえず仁王門だけ写真を撮ってここを後にする。その横の権現堂は前を通り過ぎていっただけだが、後で聞いたところ、こっちの方をもっと見ていった方がよかったかも知れないとちょっと後悔。
 このあと宮良殿内(みやらどぬじぃ)へ行こうと思っていたが、場所がよくわからずかなり遠回りすることになる。しかしこの辺りは一本裏道にはいるとすぐに昔ながらの家があちこちに建っていてなかなかいい感じ。途中に漫画喫茶を発見するが、表の看板に
「週刊誌!東京直送!!」と書かれているのがなかなかおもしろい。途中で案内板を見つけてやっと目的地に到着する。
 いかにも沖縄といった感じの建物の中に入っていくとテラスでおっちゃんが店番をやっていた。入場料は200円で記念に絵はがきをもらうことができるが、特に説明書などはない。現在は建物保存のため中には入ることができなくなっており、外から眺めるだけとなっている。これで200円はちょっと高いのではないかといった感じ。(-_-) 一通り中を見てから(といってもあまり見るところはないが・・・)少し軒先でくつろいでここを後にする。このあと適当に町中を歩いていると、南嶋民俗資料館という案内板を見つけて寄ってみることにした。
 中に入っていくと、昔ながらの赤瓦の家屋が見えてくる。一通り中を見てから出ようと思っていたが、受付のおばちゃんと30分くらいずっと話をしていた。(かなり話し好きらしい)建物自体もかなり古いもので所々改築されている(もともと入り口がなかった)が、基本的には昔の建物の作りは変わっていないようだ。石垣にある昔ながらの建物は現在竹富に移設されることが多いようで、竹富にある大きな建物はほとんど石垣にあった建物を移したものらしい。
 話が一段落したところで館内を見て回ると戦後の占領下時代の資料が結構目にはいる。占領下で発行されていたお金は初めて見た。しかも千円札まで残っているのはなかなかすごいかも知れない。(当時の価値を考えるとかなりの高額紙幣)最後に記帳したが、最後に記帳しているのは
二日前となっていた。うーむ、ほんとにやってきている人は少ないようだなあ・・・。このあとだらだら町を歩きながらYHへ。(17時)
 YHに戻るといとうさんという東京の大学3年生と垂水郵便局員のチャリダーがくつろいでいた。ヘルパーも戻ってきていたので宿泊の精算を済ませる。ここでYHの会員に入ろうと思っていたが、ここでは入ることができないようだ。近くの観光協会で行っているらしいが、またあそこまで行く気力は起きないので断念。しかし会員でも非会員でも料金は同じようなので助かった。(^_^)
 いとうさんはこの日に石垣にやってきたばかりで15時頃にYHに着いたらしい。(その前は波照間)そのあとすぐに近くの観光に行こうと思っていたらしいが、そのまま郵便局員と話をしていてこんな時間になってしまったようである。明日は早々と西表に行くようなので観光は今日しかできないらしい。
 東京からヒッチハイクで高知まで行き、そこから飛行機で八重山にやってきている。明後日が誕生日ということだったので
バースデー割引チケットでやってきたのだろうと思ったらその存在を知らなかったようだ。(T^T) しかもスカイメイト(22歳以下の人は運賃半額)の存在も知らなかったらしく、3万円ちょい払ってやってきたそうだ。(T^T)(T^T) 買ったときは特割運賃だったのでちょっと得したと思っていたらしいが、何とももったいない・・・。ちなみにこのことは波照間で聞いたらしく、聞いたときはかなり落ち込んでしまったらしい。(T^T) まあ、普通2万円で往復できるところを片道3万円くらい払っていたら落ち込むだろう。早速スカイメイトの登録をするつもりらしいが・・・。(^_^;;
 郵便局員は飛行機で自転車を運んでやってきているようだ。明日の晩には地元に帰るらしく、来週にはうってかわってスキーに行くようである。
 いとうさんが観光に出かけてからしばらくして郵便局員と一緒に食事に向かう。(18時)どこに行こうかと言うことになったが、郵便局員の薦めでなかよし食堂という店へ。ここからは結構時間がかかりそうだが、まあいいだろう。郵便局員はチャリで行くつもりだったらしいが、自分の歩きにつきあってくれるようだ。申し訳ない。m(_ _)m 思ったよりも店は遠く、20分くらいかかってやっと到着。お店にはここの家族と思われる人が一画にたむろっていた。
 昼飯を食べたのは15時頃だったのでそんなにおなかも減っていないが、せっかくなのでここでもそば(八重山そば)と豆腐チャンプルを注文。郵便局員も同じものを頼むようだ。チャンプルにはご飯と吸い物が付いている。そばはあまりおいしいとは思わなかったが(T^T)、チャンプルは十分においしかった。(^_^) 途中からかなり暑くなってきたので入り口のドアを開けていると、そのたびに店の子供が出入りして閉めていくのでちょっと腹立つ。(-_-X 何とか食べ終わったところでそうそうに外に出る。
 帰り道は夕涼みと腹ごなしをかねて歩くにはちょうどよかった感じ。途中でビールを買って飲みながらYHに戻る。(19時15分)お風呂に入ってさっぱりしてから部屋で話をしていると20時からの泡盛の時間になった。いとうさんはあさって20歳と言うことでお酒は残念ながら飲むことができない。(
YHは健全な青少年を育てるところだから未成年のお酒は御法度ですうーむ、残念である。他に父娘の2人がいたがほとんど話はしていない。どうも父親がせっかくだからとむすめを部屋から連れ出してきたらしい。しかし娘の方はずっと漫画を読んでいたので、話をしないのであれば部屋にいた方が良かったのではないだろうか?(-_-)
 酒を飲みながら観光地の話をしていたが、途中からいとうさんはこのお父さんに説教みたいな話をされていたようだ。なんかよくわからない二人だった。うーむ・・・。いとうさんは西表でどっちのYHに泊まるか悩んでいたが、ここのヘルパーからの助言でいるもて荘にしたようである。予約をすると結構人も多いようだったので自分も4日からの予約を入れておいた。結局23時頃まで話をしてから解散。この日は自分と郵便局員くらいしか飲んでいなかったので飲んだのは瓶の半分くらいだった。歯を磨いてから就寝。(-_-zzz
 01 丸八そばの三枚肉そば
 02 宮良殿内の建物の前で
 03 民族資料館のおばちゃん
 04 なかよし食堂の夕食 八重山そばと豆腐チャンプル