2001 北の国 アラスカへ (冬)

その4 スノーモービルに挑戦! そして・・・(^_^;;


12月31日 20 Mile アラスカ ガードウッド
 朝6時にセットされたおおむらさんの携帯で目が覚めたが、残念ながら外は曇っているためオーロラは見えそうにない。ということで、またもや眠りに入ったが、携帯の目覚ましが何度も鳴ってあまり深く眠ることはできなかった。(T^T) 次に起きたのは8時で、初日と同じくゆみこさんの部屋から目覚ましの音が聞こえていたが、起きていないようだ。うーむ、ほんとによく寝られるもんだ。声をかけるとすぐに起きたので人間の声には反応するらしい。朝食は9時からなので特にすることもなく、ベッドでごろごろしていた。
 9時に二階に上がってみるとなにやら部屋の中が煙たい。どうやら朝食を作っているときに何かを焦がしてしまったようである。今日の朝食はワッフルみたいなものにベーコンとフルーツである。話をしながら1時間近くかけて食事をとって部屋に戻る。
 10時頃にフィリップがやってきて今日の予定の確認。つかさんとおおむらさんはコインランドリーに洗濯に連れて行ってもらうらしい。11時半にスノーモービルの受付に出発するらしいのでそれまでは特に何もやることはない。はじめは近くを散歩でもしようかと思っていたが、なんかめんどくさくなって荷物の整理をしてからビールを飲んでくつろいでいた。他の二人は部屋で寝ていたようである。
 11時半に出発と言っていたが、3人が戻ってきたのが12時だったため、あわてて準備をして出発することになった。ほんとは近くの店で昼食を食べてから行く予定だったが、時間がないため今日はお店で適当に買っていく事になった。自分はパンを買ったが、これがむちゃくちゃ甘くてしゃれにならなかった。なんでこっちの食べ物は極端な味付けが多いのだろう?
 受付はまだだったみたいで、しばらく駐車場で話をしていた。天気はだいぶ回復してきていて、青空が広がり始めていた。このまま晴れてくれるとうれしいんだけどなあ。
近くの道路で一台の車が脇の溝に落ち込んでしまって立ち往生している。車で引き上げていたが、何で乗っている人はみんな乗ったままなのだろう?
 防寒着などは貸してくれるようだったが、みんな防寒対策をしてきていたので借りたのはシューズとメットだけである。メットはバイク用のやつみたいだが、ゴーグルの部分が雪用に変更されていた。フィリップもこのツアーには参加するようなので防寒着を着込んで準備をしていた。
 スノーモービルは現地のスノーモービルツアーに参加するため、自分たちだけではなく他に4人の人がいた。韓国人の夫婦(?)とアメリカ人(?)の夫婦だった。女性の方は日本人のような顔をしていたが・・・。みんなの準備ができたところで出発する。(13時半)
 いったん海岸線に出てからSeward HWYを南へ走って湾に沿って走っていく。途中でこっちに来て初めて太陽が現れた。40年くらい前に起きた地震で地盤沈下が起こったらしく、海にはそのときに沈んだ家や木々が朽ち果てて残っていた。このとき旧市街地は海に沈んでしまい、現在の位置に移動したらしい。(このあたりの情報は不確か・・・)海岸線と雪に覆われた山を眺めながら走っていき、途中から山の中へ。30分くらい走ってやっと目的のスノーモービルエリアに到着した。
 すでに多くの人たちがスノーモービルを楽しんでおり、自分たちのスノーモービルも準備されている。用意されているスノーモービルは550ccとかなり大きなものだった。まずはスノーモービルの使い方について簡単に説明を受ける。結構簡単そうだが、操作がバイクと全く違うのでちょっと混乱しそうである。ブレーキが左手だし、アクセルもひねるわけではなく、レバーで操作するようになっていたからなあ。他の4人はタンデムで乗っていくようだ。
 エンジンをかけていよいよ出発!!まずはゆっくりと一列になって走っていき、広場になっているところへ。ここで操作になれてもらうため、見える範囲で15分くらい自由に走っていいとうことでみんなして思い思いに走り回る。普通に運転する分には問題ないが、小回りに回るのはなかなか難しく、振動もかなりあって大変。きっと寒いと思って厚着してきていたが、走っていると汗をかいてきた。あまり気温が低くなかったこともあるが、かなり汗をかくもんであるのは間違いないようだ。
 それからまた一列になって雪の草原を走っていく。途中で何人かこけてしまった人がいたが、特にけが人は出なかったので問題ないだろう。やはりタンデムで坂を上るのは結構大変そうである。いったん広場の方に戻ってから集合写真を取る。スノーモービルで走っているときは何とも思わなかったが、いざ自分の足で立ってみると50cm以上足が埋まってしまうほど雪が深い上に柔らかい。
つかさんは埋まった足を引き抜くとシューズが脱げてしまっていたし・・・。なんとか写真撮影を終えてから今度は森林の方へと入っていった。
 
しばらく走っていると水の中に落ち込んでしまったスノーモービルを発見する。(@_@) 8人ぐらいのグループで引き上げようとしていたが、うまくいかないようだ。他のスノーモービルで引っ張るとロープが切れてしまうし・・・。ということでみんなで引きあげの手伝いをすることになった。こっちのかけ声は「ワン、ツー、スリ〜〜〜〜!!」であるが、自分たちはつい「せ〜の〜」と声を出してしまう。さすがにこんなかけ声では他の人はわからんわな。何とかみんなで引っ張って水の中から引き上げることに成功した。本とはこのときの写真を撮りたかったが、さすがにこれはちょっとまずいと思ってこっそり撮っただけだった。(^_^;;
 さらに奥へと進んでいったが、道幅が狭いところもあって結構大変だが、眺めはいい。晴れていればもっと眺めはいいんだろうが、だんだんと雲が多くなってきていた。せっかく晴れると思っていたんだけどなあ。(T^T) 30分くらい走ったところでスノーモービルを止めて休憩をとる。ここで用意されたアップルティーを飲んで体を温める。しばらくすると後からアメリカ人が追いついてきた。彼女の方は体調が悪いと言うことで車で休んでいるらしい。
 写真を撮ったりしてくつろいでいたが、ここも先ほどと同じようにうまく体重をかけながら歩かないと足が埋まってしまう。しばらく休憩してからおおむらさんとフィリップはビデオ撮影のために先に出発。しばらくして自分たちも出発して来た道を引き返す。この途中でビデオを撮っているおおむらさんの横を通り過ぎていく。
 帰りは来た道を同じなので特に迷うことはないが、だんだん薄暗くなってきた。やはり日が暮れるのは早い・・・。16時に車のところに戻ったが、すでにあたりは暗くなっていた。ここでスノーモービルを積み込む(のを待ってから16時半に出発する。さすがに疲れていたのか着くまでは完全に眠っていた。(-_-zzz
 17時に受付に戻ってレンタルしたものを返却してから昨日のホテルに移動する。今日は大晦日のせいか泊まり客が多いみたいで駐車場が開いていない。しばらく駐車場内をうろついてやっと開いたところを発見して車を止めることができた。プールに行ってみるとさすがに宿泊客が多いせいか、ちゃんと宿泊部屋のチェックが行われているようだ。ということで
適当な部屋の番号を書き込んでプールへはいることになった。いいんだろうか?
 ロッカーに行って早速水着に着替えたが、ロッカーには鍵はない。フィリップは「大丈夫!!泥棒はいないから大丈夫。」と言っているがやはり結構心配。とはいえ、荷物を持っていくわけにも行かないのでこの言葉を信じて財布も何もかもおいていった。ここでとられていたらマジでしゃれにならなかったからなあ。
 プールは温水プールとはいえ、かなり冷たく感じるので長く入っていることができない。フィリップはどこにいるんだろうとあたりを探しているとプールの奥でフィリップが呼んでいる。そこの小さなプールはお風呂並の温度で暖かい。しばらくここに入って体を温める。しかしこうやってプールの横でお風呂みたいにはいるというのはなんか変な感覚である。しばらくするとゆみこさんもやってきた。
 この後サウナに入ったり、プールに入ったり1時間ほどしてから外に出る。更衣室にはシャワーもあったのでここで簡単に体も洗っていった。こんな事ならお風呂セットを持ってきていればよかったかなあ?
 ゆみこさんは着替えなどに時間がかかるのかなかなか出てこない。この時間になるとプールにやってきている人が多いせいか、入り口では入場制限が行われていた。他にも自分達と同じように宿泊客でない人たちがやってきていたが、入り口の案内を見て残念そうに帰っていっていた。15分位してゆみこさんがやってきたので車に戻る。
 いざ出発しようとすると「指輪と時計がない!!(@_@)」とゆみこさんが叫ぶ。どうやらロッカーに忘れてきたみたいなので取りに戻るのを車の中で待つことになった。しばらくして戻ってきたが、ロッカーにはなかったようだ。鞄やポケットの中を探してみても見つからずかなりのダメージを受けている様子。途中の店で買い出ししている間、自分とゆみこさんは車に残っていた。
「やっぱりない・・・。(T^T) きっととられたんだ・・・。(-_-X 最悪・・・。(T^T)」
とかける言葉は見つからない・・・。
明日ホテルに問い合わせしてもらうことにして、買い出しを済ませて宿に戻る。(19時)このあと20時半からゲレンデで花火があるので20時頃に迎えにやってくるらしい。そのあと友人のニューイヤーパーティーに連れて行ってくれるようである。
 フィリップを見送った後しばらくすると部屋の中から
「あった〜〜〜〜!!!!」と満面の笑顔で出てくるゆみこさんがいた。ノ(^_^)ノ(^o^)ノ(^_^)ノ どうやら鞄のポケットの奥の方に入っていたようである。よかったよかった。しかし人騒がせである。(^_^;; さっきまでの表情はどこへやら・・・。(-_-)
 今日は大晦日ということで、みんながそれぞれ持っていたそばや餅を食べることにした。他に先日買ったスープや餅を焼いて黄粉餅を作った。みんなそろったところでかんぱ〜〜〜い!!作った料理でおなかを満足させる。(^_^)
 20時過ぎにフィリップがやってきたのでゲレンデへ向かう。そのままパーティーに参加してお酒を飲むため、いったんフィリップの家によってここで車をおいていく。フィリップの彼女もメキシコから戻ってきたようで、一緒にいくようである。昼間は天気が良かったが、ここにきてまた雨が降り出したのはちょっと悲しいところだ。(T^T)
 ゲレンデに向かう途中で開始時間の8時半を回ってしまったみたいで、山の上から明かりを持った人達が滑り降りてきているのが見えてきた。ゲレンデに行ってみるとかなりの見物客がやってきている。おおむらさんもビデオカメラを持ってきていたが、寒さのせいでレンズが曇ってしまってうまく撮れなくなってしまったようである。
 ゲレンデでの滑走が終了すると山の上から花火が打ち上げられた。花火は日本の大きな大会ほどではないのは仕方がないか・・・。30分くらいの花火を見学してからニューイヤーパーティーに参加するためフィリップの友人宅へ向かう。
 この家には4人が共同生活しているところで、それぞれの友人が集まっているため、みんながみんな知り合いというわけではない。フィリップに部屋の中を案内してもらったが、なんか変な作りである。ある友人の部屋の壁には絨毯が貼られているというなかなかしゃれた感じ。ベッドの横にある写真立てには真っ裸でベッドに横になっている彼女の写真を飾ってあるのがいかにもこっちの人らしい。(^_^;; やはりこういう場はなかなか慣れなくて、言葉も通じないので結構大変だった。まあ、途中で酒が入ってきて気にならなくなってきたが・・・。(^_^;;
 途中で酔っぱらいが続出し始め、ゆみこさんは完全に酔っぱらい状態である。つかさん、おおむらさんも結構酔っていたようだ。フィリップもかなり酔っていて、いつの間にか彼女と一緒にいなくなっているし・・・。(オイ)最終的には50人くらいやってきていたが、正確に何人やってきたかはよく分からない。途中でだれかさんのせいで(^_^;; 犬のけんかが始まるし・・・。
 結局1時過ぎまでここにいたが、このままの状態だとやばいと思って帰ることにした。このとき
ゆみこさんは完全にダウンしていて一人ではとうてい歩いて帰れそうにない状態に陥っていた。完全に酔っぱらっているのですずきさんと二人で抱えながら歩いていくことになる。しかし歩けなくなるくらいまで酔った人は旅先では初めてだな。帰るまでの間になんど「むかつく〜〜〜」という言葉を聞いたことだろう。このとき撮っていたビデオはきっと公開禁止であろう。(^_^;;
 途中まで歩いたところでつかさんが着ているジャケットが自分のものじゃないと途中で取りに戻った。このとき着ていたジャケットは自分のジャケットでつかさんのは自分が先に間違えて着てしまっていたようだ。このときゆみこさんもベストがないことに気がついてつかさんにとってきてもらうことにした。おおむらさんも結構平気な顔をしていたが、結構酔っぱらっていたみたいで、カメラを撮りながら道路脇にぶつかってこけたりしていた。(^_^;;
 結局30分以上かかってやっと宿に到着。ゆみこさんをベッドに寝かせてつかさんの帰りを待つ。心配になったおおむらさんは迎えに行ったが、おおむらさんも結構酔っていたので大丈夫だろうか?。しばらくして戻ってきたが、結局パーティーをやっていた場所がよくわからず、そのまま戻ってきたようだ。この間に数回転んでしまったようである。
 このときになってやっと自分がつかさんのジャケットを着ていたことが判明。申し訳ないです。ゆみこさんは完全にダウンしていたので明日は大丈夫なのだろうか?自分たちも3時頃まで話をしてから就寝。
 01 スノーモービルエリアに向かう途中の風景 富士山みたい
 02 足が埋まってしまったつかさん
 03 雪景色をバックに
 04 水の中に落ちてしまったスノーモービル
 05 休憩中・・・
 06 みんなで食事の準備(つかさん提供)
 07 今日の夕食 そばとおもちとスープ
 08 みんなで花火見物
 09 ゲレンデを滑走する人たち
 10 酔っぱらい・・・(^_^;;