2001 北の国 アラスカへ その7 ついにバイク旅行も終了 |
08月27日 119 Mile(ダート23Mile) ウィロウ→ガードウッド |
朝日の写真を通ると思って4時頃に一度起きたが、まだ外がくらかったのでもう一度寝る。次に起きたのは7時になっていた。早速たき火に火をつけたが、残っているのは巨大な木が二つしかなかったため大変だった。(^_^;; ビーバーの作った池に行ってみたが、さすがに水温が低いのかその姿は現れなかった。しかし風も全くないので周りの風景が湖面に映ってきれいだった。 8時頃にみんなも起きてきて朝食の準備を始める。9時に朝食となり、スクランブルエッグ、チーズポテト、ベーコン、フルーツを食べる。片づけを済ませてからテントを干して出発準備完了。10時に出発する。この後サポートカーは先に行ってしまったのでアンカレッジで合流するまでは別行動となった。 道幅は日本の林道に近い感じでヘアピンなどもあり結構おもしろいコースが続く。徐々に山を登っていって標高が高くなってきたせいか針葉樹林はその姿を見せなくなってきた。針葉樹林から背丈の低い木、そして草原へと景色は変わっていく。その先の高台まで行って休憩をとった。(10時45分・12Mile) キャンピングカーが一台止まっていて、丘の上にいすを置いて読書をしていたらしい。うーむ、なんか贅沢だなあ・・・。高台に登ると先ほど通ってきた道を一望することができて、遠くには針葉樹林がみえ、徐々に景色が移り変わっている様子がよく分かる。「地平線の方向には雲が広がっているなあ。」と思っていたが、よく見てみるとそれは雪の懸かった山脈だった。(^_^;; ここにやってきていたおじさんはテネシーからやってきて、アラスカでキャンピングカーをレンタルして回っているらしい。名前がロウチ(ゴキブリ)というらしい。フィリップスさんに通訳して貰いながらしばらく話をして一緒に写真を撮ってから出発する。(11時15分) おおむらさんがビデオ撮影をする為先に出発し、その先の高台からビデオ撮影して貰う。この後は斜面を下っていくだけだったが、ふと見ると前を走っていたおおむらさんが転倒していた。(@_@) 自分は風景を楽しんでいたため、転倒の瞬間は見落としてしまったが、つかさんは目の前で見ていたようだ。被害は腕時計だけで、バイクも体も大丈夫だったので良かった。この瞬間をビデオに撮っていたらおもしろかったんだけどなあ・・・。(^_^;; その先の三叉路でアンカレッジ方面へと進んでいくが、工事中のためしばらく通行止めになっていた。(11時半)ここで交通整理していた女性が連れてきていた犬と戯れていると5分くらいして反対側から先導者に導かれて10数台の車がやってきた。この間ゆみこさんはいつものごとくバイクの上で眠っていた。10分くらいして先導の車(運転手は女性)について出発する。 少し走ったところで先導の車が止まったので何かやっているのかなと思ったら単にトイレに行きたかったみたいで、仮設トイレに駆け込んでいた。「おい!!(-_-X」日本ではあまり見られないことだなあ。(^_^;; しばらく待ってから今度こそちゃんと出発。舗装工事中みたいで、かなりの区間を一気に工事していた。スピードが遅かったこともあり、20分くらい走ってやっと工事区間を抜けて舗装道路に入る。(23Mile)そこから少し走ってガソリンスタンドに入る。(12時・25Mile) ガソリン給油を住ませてしばらくここで休憩。ここに併設されている店に入って何かないかと探してみるとでっかい「Kids Kats」が売られていた。名前も「Big Kats」。うーむ、ひねりもなにもない名前だなあ・・・。結局15分位休憩してから出発。このあとはアンカレッジに向けて一気に走っていくだけである。 Glenn HWYに出てから一気に南下していく。この付近は行きにOld Glenn HWYを通ったので初めて走るルートである。道の状態もよく車線も多いのでかなり速いペースで走っていった。途中走行写真を撮ったが、速度が速くてかなり恐かった。Old Glenn HWYとの分岐点から見覚えのある景色に変わってひたすら南下。アンカレッジで買い物をしていくと言っていたが、町中に入っても止まる気配がない。結局そのまま市街地を抜けてガードウッドの方向へと走っていき、郊外の洗車場に到着した。(13時半・82Mile) ここでかなり汚れてしまったバイクと車を洗っていくようだ。ジャックさんとはかなり離れてしまっているので自分は道路脇で車がやってくるのを待つ。結局20分くらい遅れて到着した。バイクと車の洗車も終わって買い物へ。この近くのCOTTSCHALKSというショッピングセンターへ行く。(14時) 16時まで2時間買い物をしてきて良いと言うことで、みんなしてショッピングセンターへと向かう。地元の人はみんな半袖を着ているのに自分たちはかなりの厚着ですごい違和感があるが仕方がない。(^_^;; ショッピングセンターの中は暖房が入っているみたいで、厚着をしている自分たちにとってはちょっとつらかった。(T^T) まずは昼食を食べようと食べ物屋を探すがどうも見つからない。案内板を見てみても店の名前しか載っていないので何の店かが分からない。とりあえず一番近い店に目星をつけていって見るとアイスクリーム屋だったし・・・。(^_^;; 途中にあったトイレに行くと地元にすんでいるという日本人が話しかけてきた。このおじさんに食べ物屋の場所を聞くと地下一階にあるということだったのでエスカレーターを降りる。 地下はフィットネスクラブやボーリング場などもあり、その中央になんとアイスリングまである。その周りにジャンクフードショップが並んでいたのでみんなてきとうに購入する。そのうちの一軒は天ぷら屋だったので、ちょっと惹かれたが、結局誰も購入しなかった。自分とおおむらさんはサンドイッチを頼んだが、店の店員は一人な上に、他の客がきたり、配送の人とおしゃべりをしたりしてなかなかできあがらない。(-_-X 結局できあがったのはつかさんが食べ終わる頃である。食事を終えるまでに1時間近くかかってしまい。買い物する時間は1時間ほどになってしまった。 エスカレーターをあがってみんなバラバラに見て回る。しばらく店をうろついて、Remember Alaskaと言う店に入ってここに展示されていたナイフを見ていると日本語で話しかけられた。ここの店員は元日本人で、アメリカに30年もすんでいる人だった。結局他に行くのもめんどくさくなり、ここでおみやげを全部買うことにした。(ナイフ、ジャム、はちみつ、スモークサーモン、チョコレート)この人はもう離婚してしまっていて、30数歳になる息子と一緒に住んでいるらしい。もしアラスカに来ることがあれば泊まりにくればいいと住所と電話番号を教えてもらった。 何とか土産を揃えてから近くをうろついているとゆみこさんを発見。まだほとんど買っていなかったので先ほどの店に行ってみた。買い物の後に表で一緒に写真を撮ってからみんなのところに戻る。つかさんとおおむらさんはもう戻ってきていて結局なにも買わなかったみたいである。ここを出発してガードウッドに向かう。(16時15分) しばらくは順調に走っていたが、前を走っているゆみこさんはゴーグルをしていないようだ。こんな速度で走っていて大丈夫か?と思っていると急にウインカーをあげて道路脇に止まってしまった。何かあったのかと思ったが、単にゴーグルをつけたかっただけみたいですぐに走り始めた。海沿いのSeward HWYを走っていると、前方は完全に真っ暗になっていて間違いなく雨が降っていそうだ。このままだとまずいなあと思っていると途中の駐車場に入ってくれた。フィリップスさんもさすがにまずいと思ったらしく、ここでカッパを着ていくことになった。(94Mile)カッパを着込んでからカメラなどの荷物もすべて車に入れてから出発する。 再度出発して走っていくと前を走っていたつかさんが海の方向を指さした。ふと見てみると海の中になにやら白い物が見える。初め蛇か何かかと思ってしまったが、よく見てみるとどうやらいるかか鯨のようである。その先の駐車場に入って見学していくことに。写真を撮りたかったが、カメラは車の中なので今はない。(T^T) 鯨が先にやってくるかジャックさんが先にやってくるか微妙なところであるが、何とかジャックさんの車が先に到着したのでカメラを取り出し、写真撮影。海が濁っているため、はっきりとは写らなかったのは仕方がない。しばらく写真を撮ってから出発する。 17時半に初日に泊まったAccommodationsに到着して受付をすませる。この日は一軒家ではなくアパートみたいな所だった。ちょっと残念・・・。さっそく部屋に荷物を運び込んでいたが、玄関がオートロックということに気がつかずにドアを閉めてしまったため、ここでもまた締めだされてしまった。(T^T) 荷物を置いてからバイクを返却する為フィリップスさんの家に向かう。最後にバイクと一緒に写真を撮って今回のバイク旅行は終了となった。(17時45分)サポートカーに乗り込んで先ほどの宿まで送ってもらう。宿に着く頃には雨も降ってきた。 今回自分は一階のソファーベットに寝ることにした。シャワーに入ってさっぱりしてから荷物整理。行きより荷物が多いこともあるが、どうしても荷物がかなり多くなってしまう。あらかた片づけを済ませてから手紙を書いてやっとくつろぐことができた。 20時に迎えにきてもらってからChair 5と言う店に夕食に向かう。この付近のスキー場にリフトが1番からChair1と着いているが、5番だけはなく、この店が5番らしい。ここでピザとビールを頼んでみんなで乾杯。最後の夜を楽しんだ。(^_^) このとき出されたアラスカ産のビールはなかなかうまかった。 戻る途中で近くのスーパーによってもらってビーフジャーキーとピーナッツバターを購入していった。ついでに夜の飲むビールも。部屋に戻ってみんなと話しをしていたら1時になってしまってあわてて寝ることにした。 |
01 ビーバーの作った池に写りこむ風景 02 ロウチさんと一緒に 03 転倒して痛がる(振りをする)おおむらさんとピースサインを出すつかさん 04 土産屋の人と一緒に写真撮影 05 海に現れた鯨の群 06 最後の夕食 07 最後の夜・・・ |