2001 北の国 アラスカへ その5 ついにオーロラが・・・・!! |
08月25日 193 Mile(ダート61Mile) ケニーレイク→グレイシャスハウス |
8時に起きてからテントを撤収する。この日は朝から天気が良くて、雲もない青空が広がっていた。ゆみこさんはこの日も朝早く起きたらしく、すでにテントを干している状態だった。早速薪を取りに行って火をおこして暖まる。 9時から朝食となったが、メニューはいつものごとくチーズポテト、目玉焼き、ベーコンにフルーツだ。食事を終えてからテントを撤収したが、さすがにこれだけ天気がいいと乾くのも早くて楽だ。荷物を車に運び込んでから出発準備完了。10時15分にガソリン給油の為キャンプ場の入り口に移動する。あとで気がついたことであるが、ここで薪をたっぷり持っていっていればよかった・・・。(^_^;; この先の直線道路でおおむらさんがビデオ撮影をするということで、先に出発していった。自分たちも準備を整えて10時半に出発する。 ビデオ撮影のため間隔を開けて走ってくれと言っていたので100〜200m位ずつ間隔をとって走っていく。しかし、フィリップスさんとつかさんの撮影は失敗してしまって取り直し。二人の撮影が終わってから今度はおおむらさんの撮影をする。一回目はバッテリー切れのため失敗し(^_^;;、2回目で何とか成功する。しばらくここでくつろいでから出発する。(11時) Richarson HWYにでてから2日前に通った道を北上する。前通ったときには曇っていて眺めが良くなかったが、今日は天気もいいので眺めは最高にいい。15分くらい走ったところにある駐車場に入って休憩していく。ここからは眼下に湖、森林の向こうに山々を見ることができていい展望だった。(11時半) グレンナレンの町を通り過ぎて(30Mile)さらに北上していくとなぜか急に車が渋滞していた。どうやらこの先で道路の舗装工事をしているようである。車が動き出したので後ろについて走っていくが、車が詰まっていてのろのろ運転が続く。「こんなペースで走るとかしゃれにならないなあ・・・」と思ってスピードメーターを見てみると速度は40mph(約60km/h)だった。うーむ、完全にスピード感覚が麻痺しているようだ。結局工事区間は5mileほど続いていて、この間は速度を出すことができなかった。(T^T) やっと普通の道路になってペースも上がってくる。周りは完全に針葉樹林になって建物の姿はなくなってしまった。さすがに北上してきたせいかだんだん寒くなってきてちょっと辛い状況だが、カッパはサポートカーに積んでいるのでどうしようもない。途中にあった駐車場に入ったが、ジャックさんが運転するサポートカーはそのまま通り過ぎてしまったため、荷物を取り出すことができなかった。(T^T)(12時半・60Mile)とりあえずここでしばらく休憩していくことになった。 この後は森林と湖が混じり合った景色がずっと続いていた。湖面には青空が反射してとてもきれい・・・。(^_^) 途中で止まって写真を撮りたかったが、結局止まることなく走っていった。途中から徐々に雲が出てきてなんかやばい感じ。と思っていると、スコールがあったみたいで道路がびしょびしょに濡れているところに突入した。(T^T) 雨は降りそうになかったのでそのまま走っていき、Denali HWYの入り口にあるガソリンスタンドへ入る。(14時・110Mile)このガソリンスタンドは今回の旅行中で一番虫が多いところでしゃれにならなかった。(T^T) 初めのうちは問題なくガソリンを給油していたが、つかさんが給油している途中でガソリンがでなくなってしまった。給油機からはモーターの音が聞こえているんだが、中身が全くでてこない。隣の給油機にやってきた人もガソリンがでないのであきらめて出発していったみたいである。いろいろ試しても全く出ないので、店の人を呼びにいったようだ。しばらくして店の人がやってきて、おもむろに給油機の下からハンマーを取り出してパイプの付近をたたき始めた。(@_@) するとガソリンがでるようになった。「マジでたたいて直すか?」と思いながら、まあ出たからいいやとゆみこさんと自分のバイクに給油していった。店に入って中を物色してから出発する。(14時20分) ここからDenali HWYに入って少し走ったところで河原へ。この河原で昼食をとるつもりだが、先ほどみたいに虫がやってきたらさらに先に移動するつもりらしい。しばらく待っても虫はほとんどやってこなかったのでテーブルといすを出してここで昼食となった。メニューはいつものようにサンドイッチである。途中ですこし雨が降ってきたが、それほどひどくはなりそうにないので大丈夫だろう。しかし朝の天気はどこへやら・・・と言う感じで空にはどんよりと雲が広がってきていた。 目の前にある川にはなんとレッドサーモンがいて銛でもあれば簡単捕ることができそうだ。せっかくだから写真を撮りたかったが、日が差していない為水の中が暗い上、川の流れが速くてまともに写りそうにない。食事も終わってからテーブルと椅子を片づけて出発する。(15時15分) 標高が上がってきたせいか森林限界を超えて針葉樹林がなくなってしまい、先ほどまでの景色と完全に変わってきた。なんかまるでモンゴルを走っている感じ。背たけが80cmくらいの木々がびっしりと生えているからで、木が全くないということではないが、これだけびっしり生えていれば草原に見えてしまう・・・。(^_^;; その先の高台になっているところで休憩をとる。(15時45分・117Mile) 眼下には紅葉した木々の草原が広がり、眺めは最高。この先でまたビデオ撮影をするといっておおむらさんが先に出発していった。少しして自分たちも走っていったが、またもや電池が切れて取り直し。(^_^;; 2回目はうまくいったようである。 今いるところは晴れているが、これから行く方向はどう考えても雨が降っているみたい。さすがにこのままではまずいだろうということになって、ここでカッパを着ていくことにした。すぐに出発するつもりだったみたいだが、ゆみこさんに眠気がおそってきたみたいだったのでここで仮眠をとっていくことになった。15分位してから出発する。(16時15分) 少し走るとその先からダートが始まった。(132Mile)しばらく順調に走っていったが、急に眠気が襲ってきてしゃれにならない状態に陥ってしまう。(-_-zzz なんで走り始めると眠たくなってくるかなあ?何とか眠気を我慢しながら走っていたが、みんなよりもペースが遅くなってしまうのは仕方がない・・・。ふとバックミラーを見ると虹がきれいに架かっていたのでバイクを止めて写真を撮る。追いかけようとカーブを曲がるとすぐ先にみんなが止まっていた。(16時45分・147Mile) そこはちょうど高台になっていて、眼下に草原が広がっていた。やってきた方向は雲が迫ってきてどんよりしていたが、ここから先はまだ青空が広がっている。遠くの山々は雪をたたえていてその間には氷河が流れている。写真を撮ってくつろいでいると雨雲が追いついてきて雨が降り始めたのであわてて出発。 少し走ると雨雲の下からはずれたのか雨は止んでくれたので助かった。ひたすら草原と湖の間にのびるダートコースを走っていき、川の畔で休憩。(17時45分・167Mile) しばらく走るとまた雨が降ってきた。寒かったこともあるが、まだカッパを着ていて正解だった。完全な通り雨で5分もしないで雨は上がってくれたのでそれほど濡れることはなかった。そこから少し走って、今日の宿泊地であるGracious Houseに到着した。(19時・193Mile) ガイドブックの説明ではロッジということになっていたので今日はテントではなくて建物の中みたいである。受付を済ませてからバイクで建物の前に移動。「この建物かなあ。一泊目の宿と違ってあまり期待はできないなあ・・・。」とか話をしていたが、今日はこの前の広場でテントを張るだけみたいである。(T^T) なんだ・・・。ゆみこさんは結構ショックを受けていたようである。 ここから観光用のセスナが出ているようで、ちょうどセスナが飛び立とうとしていた。セスナの離陸を見送ってからテントを設営。今回はつかさんが一人テントである。今日はたき火でステーキを焼くということで、薪を買ってきてすぐに火をおこしていた。 さっそくシャワーを浴びたが、時間制限がないので焦る必要はないのは何となくうれしい。しかし後から行った人はお湯がでなかったらしい。(^_^;; 荷物の整理もだいたい終わって19時半にはくつろぎ状態になる。おおむらさんと二人でビールを飲んでくつろいでいると、なんか雨が降ってきた。すぐやむかと思っていたが、なかなかやむ気配がない。薪も心許なかったのでおおむらさんと近くに薪拾いに向かう。残念ながらあまりいい状態の木はなかったが、とりあえず一晩は持ちそうなくらいの量を確保した。30分位して雨もあがったが、いすなどかなり濡れてしまっていた。気にしないで座っていたが、気がつくとお尻がかなり濡れてしまっていた為、おおむらさんと二人でたき火で乾かす羽目になった。(^_^;; 端から見ると無茶苦茶間抜けな格好である。 ステーキを焼く為、たき火をならして焼く準備をする。今日の夕食は厚さ3cm以上あるステーキをたき火の上で焼くという豪快なもので、付け合わせはポテトサラダ。さすがにこの厚さは圧巻だった。おなかが落ち着いてからたき火を囲んで話をする。明日はウィロウという街のキャンプ場でキャンプをする予定であるが、もし問題ないようであれば、その手前の林道に入ってPetersvilleと言うところの何もないキャンプ場でキャンプしないかという提案があった。走行距離はかなり長くなってしまうが、この林道はすばらしいので走る価値はあると言うことだったのでその意見に従うことにした。フィリップスさんは21時半頃に、ゆみこさんも体調が悪いと言って22時半頃に戻っていった。 天気も回復したので昨日よりも北に移動した分、オーロラが見える可能性は高い。しかし自分もあまり体調が良くなかったので、つかさんとおおむらさんに見えたら起こしてと伝言してから23時半頃に眠りについた。そのまま深い眠りに落ちていったが、0時半頃にオーロラが見えたと言っておおむらさんが起こしにやってきた。外にでてみるとうっすらであるが、空一面にオーロラが広がっていた。残念ながらあまりに薄いため、写真撮影はできそうにない。 寒さ対策のためか、つかさんとおおむらさんは持ってきていたお酒を飲んでいた。しばらくたき火のところで空を眺めていたが、なんか体調がすぐれないのでベッドをテントから半分出して寝袋に入ったまま空を眺めていた。途中眠ったりしていたらしいが、1時間ほどでオーロラは消えてしまった。ベッドをテントの中に戻して就寝。 |
01 直線道路でビデオ撮影 走行中のつかさん(提供:つかさん) 02 途中の展望台で 03 休憩したパーキング 天気も最高だった 04 Denali HWY 入り口のガソリンスタンド 虫が多い為顔にバンダナを巻くおおむらさん 05 レッドサーモンが・・・ 06 眼下に草原を見下ろす 07 大村さんと二人でぬれたお尻を乾かす・・・(^_^;; (提供:つかさん) 08 今日の夕食のステーキ!! |