2001 北の大地 北海道へ その9 利尻の外周を歩いて回る |
07月27日 7km 徒歩54km 利尻富士町 |
4時に起きてから出発準備を始める。同じ部屋に寝ていた先生はまだ眠っている(?_?)けど問題ないのだろうか?談話室に行ってみるとしもさん、MTさんが出発準備を終えて待っていた。もう一人は今日の最終便で帰るみたいなので先に出発したらしい。やはり先生を起こさないといけなかったみたいなので自分が起こしに行くとすぐに起きて準備を始めた。何とか準備を終えてから4時45分にYHを出発する。 方向は一緒なので途中までは他の3人と一緒に歩いていく。彼らは海抜0から出発といって海の方に行ったのでそこで分かれた。昨日の疲れもほとんど無く最初のうちはペースよく歩いていくことができた。この時点ではまだ山には雲がかかっていたので、自分としては歩くにいい天気だった。 鴛泊を抜けてまずは野塚(のづか)到着。(6時50分)山にかかっていたくもが晴れてきて利尻岳がその姿を現し始めていた。ここのパーキングで山をバックに写真撮影。気温はなんとまだ15℃(@_@)と表示されていた。 この後はとにかくひたすら歩いていくだけである。雄忠志内(おちゅうしない)(6時10分)、鰊泊(にしんどまり)(6時40分)、旭浜(あさひはま)(7時5分)を通過。 ここにあった小さな商店で何かを買っていこうと中にはいる。キッツカッツでも買おうかと思ってみてみるとなぜか箱の色がピンク色。(?_?) こんな物もあるのかと思って賞味期限を見てみるとなんと99年に切れている。(@_@) もう2年前ではないか・・・。色はピンクではなく、赤が色あせてピンク色になっていたようだ。さすがにちょっと抵抗があるのでこれの購入はあきらめてコアラのマーチとポカリスウェットを購入したが、お菓子にはバーコードしか記載されていない為値段がわからないと言う事態発生。結局100円くらいだろうということで100円払ったが、なんか凄いところである。 二ツ石(ふたついし)(7時50分)に入る頃には完全に晴れ渡って日差しが強くなってきたので、格好とか気にするよりも暑さ対策だと頭からタオルをかぶって歩くことにした。日焼けしてしまうので長袖を着たいところだが、持ってきているトレーナーを着るには暑すぎてちょっと着ることができない。(T^T) 気温は低いのに日差しのせいで30℃くらいに感じてしまう。後で聞いた話だと、路面温度は40℃くらいになっていたらしい。 清川(きよかわ)(8時20分)、 金崎(かねさき)(8時45分)、沼浦(ぬまうら)(8時10分)をすぎてその先のオタトマリ沼に寄って休憩していく。(8時10分) こんな時間から観光バスがしきりにやってきていてかなりの人である。熊笹ソフト(300円)を買って店の中でルートを確認しながら食べる。まだ1/3位しか歩いていない・・・。湖畔で写真を撮ってからベンチに座ってデジカメを撮ろうとすると全く気が付かないおばちゃん二人が目の前で話し始める。「少しは周りを見れ!!」と思って声をかけるとあわててのいてくれたが、ちょっと気分悪い。写真を撮ってから9時35分に出発する。 南浜(みなみはま)(9時50分)、野中(のっちゅう)(10時5分)をすぎて仙法志御崎公園の方へと入っていく。これでだいたい半分歩いたことになるが、さすがに疲れが出てきた。山はおとといと同じく雲がかかっていた為、晴れるのを待つ間しばらく看板の陰に入って休憩する。待っている間も観光バスがやってきて騒がしくて仕方がない。「はい!!アザラシを見る方はこちら、土産を買う方はあちらです!!」というガイドさんの声が響き渡る。しかしどうも晴れそうになかったので、あきらめて看板のところで写真を撮って出発する。(11時) この辺りには昆布を天日干ししているところが多く、辺りには昆布のにおいが漂っている。だいたいは敷き詰めた石の上に干しているが、中には道路に干してあるところもあり、なんかちょっといやな感じ・・・。 いい加減にお腹もすいてきたので何か食べたいところだが、ここまで食堂は一軒も見あたらなかった。ここでやっとうどん屋を見つけたが、「ここまで来てうどんというのもなあ・・・」と思ってそのまま通り過ぎてしまった。この考えが後になってどれほど後悔することになるか・・・。その店をすぎるともう食事をできる店はなくなってしまい、さすがに戻る気力もおきない・・・。(T^T) 結局食事はできないまま町を出ていく。その先の麗峰泉水で水分補給。冷たい水が気持ちいい・・・。(11時55分) 長浜(ながはま)(12時)、久連(くづれ)(12時20分)をすぎるとその先で漁師直販店「かわまさ」という店があったので何か食べられるかもしれないと思って中に入ってみる。中には「ウニ丼」のメニューが書かれていたので期待したが、店の人からの答えは無情にも「今日はウニがあがっていないから用意出来ない」との言葉だった。ショック大・・・。(T^T) ちょうどライダーもこの店にやってきていたのでしばらく話をする。今回はバイクで一周してからこの島に泊まることなく戻るそうである。入るときはとにかく飯に頭が行っていて気が付かなかったが、表に座っていた人は夕べYHに泊まっていた白髪のおじさんだった。この人も島を歩いているらしく。自分とは反対方向に歩いてきたようだ。今日は島の南でキャンプをしてから二日かけて島を一周するらしい。しかし自分と違ってキャンプ道具とかも背負って歩いているので疲れは倍だろう。 欄泊(らんどまり)(13時)、神居(かむい)(13時20分)を通過して14時にやっと沓形に入った。町中に入っていくとセイコーマートと食堂を発見。ここでも同じミスをしてしまう。「港の方に行けばもっといい店があるだろう・・・。」そして案の定、その先には店は一軒も見つからなかった。(T^T) 結局ここでも店まで戻る気力が起きず、飯を食べるのをあきらめて歩いていくことになった。教訓「島では店を見つけたらすぐに入ろう!!」 街を抜けてその先にあった種宮駐輪公園で休憩していく。(14時20分)さすがにここまで来ると疲れてしゃれにならない状態である。残りは1/4ぐらいが、この時点では「まだ1/4も残っているのか・・・」という考えの方が強く感じられる。この公園にあったベンチに座ってしばらく休憩をとり、14時40分に出発する。 新湊(しんみなと)(14時45分)に入って歩いていると後ろから自転車に乗った人が声をかけてきた。誰かと思ったら同じYHのTT2さんだった。彼はYHのママチャリで島を一周していたが、出発が遅かったのだろう、ここで追いついてくるとは・・・。ちょうどミルピスという店の手前だったので一緒に休憩していく事にした。(15時) 中に入ってみるとジュースのメニューの中に「おにぎり」の文字を発見。お腹が減りまくっていた為、まずはミルピスとおにぎり(各350円)を注文した。ご飯の用意ができていなかったのか、たかがおにぎりで出てくるのがえらく遅かった。やっと出てきたおにぎりをほおばって(それなりに大きなおにぎりだった)、やっとお腹を落ち着けることができた。さすがに汗をかきまくって水分不足になっていたせいか、ミルピス一杯だけでは足りず、ハマナスジュースも追加。島を歩いていることを話すとサービスといってギョージャニンニクをサービスしてくれた。その他、試飲用の小さなグラスでアロエ、ヤマブドウ、利尻昆布のジュースも持ってきてくれた。どのジュースもなかなかの味である。ただ、ギョージャニンニクはやはりにおいがきついのはしょうがないか・・・。その他にゆで卵もサービスして貰う。ここのおばちゃんは話し好きで行こうかとすると、何か話しかけてきたり、何か持ってきてくれたりする為なかなか出発することができない。30分くらいで出発するつもりだったが、結局50分もいたため、出発したのは15時50分になってしまった。後一息だ!! 大磯(大磯)(16時25分)をすぎた辺りで、道路を走っていた車がブレーキをかけてバックしてきた。中からおばちゃんが降りてきて「どこまで行くの?のっていきなさい。」と声をかけてきたが、さすがにここまで来て断念するわけにも行かず、丁寧に断りを入れる。このあと昨日と同じく、時間を紛らわせる為メールを打ちながら歩く。 16時50分にYHのある本泊(ほんどまり)に入っていよいよ近づいてきた感じ。しかしここからも後2kmくらいあるためなかなかYHは見えてこない。ここまで来ると気持ちははやって走り出したくなるが、体の方はその気持ちに付いてこない。ひたすら歩いて17時15分についにYHに到着した。(ノ^^)ノ トータル12時間半である。 登山の方が先に戻ってきていると思ったが、まだ戻ってきていないようだ。さすがに汗びっしょりだったので早速バイクに乗って温泉へ行くことにした。さすがにバイクだと足が疲れていても問題ない。一気に走って温泉の入り口まで行くと山を下りてきている3人組を発見。先生は途中で足をくじいてしまったみたいで、足にバンドを巻いて引きずっていた。他の二人はYHに戻るみたいだが、先生はそのまま温泉に入っていくらしい。ということで二人と別れて温泉へ。思った以上に日焼けしていたようで、お湯にはいると耐えられない状態。特に両腕がひどい状態になっていた。(T^T) 1時間近く温泉にいて18時半頃にYHに戻る。 ペアレンツさんから登山口近くにある「こぶし」と言う店がいろいろと食事ができるという情報を得てさっそくバイクでそこまで行く。早速ビールを注文して刺身の盛り合わせ、ほっけを注文する。刺身はお任せで作ってもらったが、先日の居酒屋と同じくおいしかった。(^_^) カウンターで食べていると隣にいたおじさんが声をかけてきた。(水産加工所で働いているTさん)しばらく話をしているとウニと野菜の炒めた料理をおごって貰った。最後にウニ丼を食べようと思っていたが、結局お腹いっぱいになって食べられなくなってあきらめて戻る。 YHに戻ると今日の泊まり客はき昨日の6人と新しくやってきた女性2人だけだった。女性二人は早々に部屋に戻ったので談話室に残ったのは昨日のメンバーだけである。ここで話をしていると近くの力石という居酒屋に行った先生も戻ってきた。さすがに天気がよかっただけあり、この日の眺めは最高によかったようである。ただその分かなり暑かったようだが・・・。山から下りてわき水のところで1時間ほど休憩していたらしい。 水分が足りないのか、飲んでも飲んでものどが渇くような感じで3本もジュースを開けてしまった。島を一周したので部屋にあったリストに名前とコメントを記入。しばらくはこの名前も残っているだろう。結局23時頃まで話をしていた。 |
01 野塚のパーキングで 利尻岳をバックに 02 オタトマリ沼にて 03 島の南 タイトル「利尻昆布と利尻富士」 04 ミルピスのカラフルなジュース 05 ミルピスのおばちゃんとTT2さんと一緒に 06 ついにゴール!! ペアレンツのおばちゃんとYHの前で |