2001 北の大地 北海道へ その7 利尻に上陸!! |
07月25日 234km 初山別 みさき台公園キャンプ場→利尻富士町 |
4時頃に目が覚めてしまったのでもう撤収することにした。何とか天気は回復して朝日を拝むことができたのはうれしい限りである。(^_^) さすがにテントは朝露でぬれまくっていたのでしばらく乾かさなければならない。あらかた乾いたところでテントを畳んでパッキング終了。5時45分にここを出発する。 海岸に沿った国道232号線を北上して道の駅「富士見」へ到着。(6時)北の方は曇っていてなんか今にも雨が降りそうな感じの空模様。ルートを確認してからしばらく走ると空には青空が広がってきた。曇ったところと晴れているところが東西に地層のようになっているため、晴れたり曇ったりの繰り返しになっているようだ。まあ、雨が降らなければ問題ないが・・・。海の方はさすがにもやがかかっていたので利尻富士の姿は未だに見ることができない。(T^T) ![]() 西に向かって走っていくと徐々に天気はよくなっていたが、しばらく北上するとまた曇ってきた。このまま稚内に素直に行っても時間が余ってしまうのでノシャップ岬に寄っていくことにした。県道254号線に入り、9時にノシャップ岬に到着。 ![]() ![]() 早速ウニ丼をほおばっているとおみやげといって名刺とシールとバンダナをいただいた。バンダナはライダーだけのサービスのようである。今回の北海道で初のうに丼(ウニギリは食べたが)を存分に味わった。しかしホタテとか付けてくれるのならその分ウニを載っけてくれた方がいいなあ。 ここの店にはスロットマシンが置いてあり、ウニ丼を食べた人はコインを3枚貰ってスロットゲームができる、7がそろうと無料、BARがそろうと半額になるらしい。早速チャレンジしてみたが、そろったのはチェリーで2枚の払い出し。その2枚でもう一度やってみるがもちろんはずれ・・・。まあそんなに都合よくそろうわけはないか・・・。さすがにこればっかりは運だからなあ・・・。ちなみに大当たりしても写真撮影拒否の場合はこのサービスは無効となるとの注意書き。入り口付近の壁にはこれまで当たった人の写真が15枚ほど飾られていた。 県道254号線を走って行き、案内板に従ってフェリーターミナルへ。発券場に行ってみたが、まだ開いていなかったので「最北端」マーク入りの旗を貰う為にホクレンへ行くことにした。前の給油からあまり走っていないので少ししか給油出来なかったが、素直に旗を貰うことができた。(139km/3.7L)これで青旗ばかり3本目である。旗をゲットして気分も良くフェリー乗り場へと戻る。(10時・141km) 先ほど係りの人に言われた場所にバイクを止めて乗船券を買いに行く。バイクの乗船代をあわせて5340円也。礼文行きのフェリーにはライダーも結構いるみたいだったが、利尻行きのフェリーには自分一人だけのようである。 ![]() 利尻が近づいてきた頃に目が覚めたので外に出てみた。雨は降っていないようだが、利尻岳は完全に雲に覆われていてその姿を見ることができない。(T^T) しかも今にも雨が降り出しそうな空模様である・・・。早速荷物を持ってバイクのところに行って下船の準備をする。フェリーを下船して早速走っていく。(13時) まずは島を一周してみようと考えて周回道路を時計回りに走っていくことにする。しばらくはどんより雲の下を走っていたが、島の東付近から晴れ始め、清川の辺りまで来たときに利尻岳がその姿を現した。「おおーーー!!」また雲に隠れてしまうかもしれないと思い、あわててバイクを止めて写真を撮る。 この後は時々山に雲はかかるが、いい天気が続き、気分も良く走っていくことができた。途中で写真を撮りながら走っていき、島の西岸の沓形をすぎるとなにやら前方はどんより雲になってきた。「これは雨が降るか?」と思っているとおもむろに雨がぱらつきだした。(T^T) あわてて南下すると、すぐに雨は止んでくれた。どうやら島の南北で完全に天気が違っているようである。島を一週するのはとりあえず断念して、戻りながら観光していくことにした。 長浜の先でわき水が出ているところを発見。ペットボトルの中も空っぽになっていたのでここで給水していくことにした。このわき水は麗峰泉水と言うもので、利尻岳に降った雨が長い年月をかけてここから湧き出ているらしい。水は冷たくてとても気持ちがよかった。ペットボトルにも水を補給してから出発する。 ![]() 駐車場に戻って利尻岳の写真を撮ろうと思ったが、カメラを用意していると雨が降ってきた。空は晴れているのに結構激しく降ってきたので傘を出してしばらく止むのを待つ。10分位して雨が止んだので看板のところで写真を撮った。残念ながら山には雲がかかっていたが、いくら待っても晴れそうになかった為あきらめるしかなかった。道路はすぐに乾いていたのでカッパを着ることもなく出発する。 次にオタトマリ沼と言われるところへ行ってみる。風がない日には湖面に利尻岳が映ってきれいらしいが、あいにくこの日は湖面に波が立っていた為、見ることができなかった。山にも雲がかかっていたのでしばらく雲が無くなるのを待っていたら大型バス3台で観光客がやってきてしまった。しかも山の雲は無くなるどころか徐々に増えてきたので、このままだとしゃれにならないと思い、仕方なく雲がかかったままの山の写真を撮ることにした。 周回道路に戻って北上し、島の北側へ。雨は降っていなかったが、ホントにどんより状態である。雨が降らないだけでもよしとすべきかな?YHに到着して早速受付をすませる。(16時) 自分が持っている昔の会員証を見てその話で盛り上がる。二人で「やっぱり昔の会員証の方がよかったよねえ。」とか「今はスタンプを押す人が少なくなったよねえ」とかいろいろと話題がつきない。ちなみにこのYHでは昔の会員証に合わせた大きさのスタンプ帳がちゃんと準備されていた。結局10分以上そこで話をしてからやっと部屋(オリオン)に移動。 部屋には横浜からやってきているライダー(TTさん)が一人いるだけだったが、部屋にはなにやら洗濯物がいっぱいかかっている。どうやら連泊していたイギリス人(OFさん)が洗濯して干しているようである。自分も早速たまった洗濯物をコインランドリーにうつして洗濯する。部屋に戻ってみるとイギリス人も戻ってきていたのでしばらく部屋で話をしていた。 TTさんは横浜からやってきているライダーでジェベルに乗っている。ここに来る前に礼文島の桃岩荘YHに泊まっていたらしい。8時間コースを歩いたが、霧が凄くて出発してすぐに足をくじいてしまったらしい。リタイヤしようと思ったが、みんなが「大丈夫、一緒に行こう」と言ってくれたのでそのまま歩いて完歩したそうだ。 OFさんはイギリスから日本に英語教師としてやってきていた。岡山の高校で2年ほど教師をしてこのたび帰国となったのでその前に日本を観光して帰ることにしたようだ。このあと、シベリア鉄道で中国からモンゴルを通ってロシアに入る予定。北京で他の人と合流してその後は4人で一緒に旅行するらしい。モスクワまではだいたいルートを決めているらしいが、その後は未定らしい。なんか凄いワールドな人だなあ。 ![]() ![]() 部屋に戻って寝るまでみんなと語り合う。二人は明日、利尻を後にするらしい。明日は登山の為、22時頃に就寝。 |
01 北緯45度のモニュメント 02 ノシャップ岬の公園内 錨のモニュメントの前で 03 樺太の「うにだけうに丼」 おまけはホタテの刺身 04 利尻行きのフェリーから稚内を眺める 05 仙法志御崎公園 利尻富士をバックに。残念ながら雲に隠れている・・・(T^T) 06 居酒屋「力石」の蟹雑炊 07 YHの泊まり客と |