2001 北の大地 北海道へ その6 結局おろろん鳥は見られないまま・・・ |
07月24日 107km 羽幌町 天売→初山別 みさき台公園キャンプ場 |
4時頃に一度目が覚めると、外からは凄い雨の音が聞こえていた。(T^T) ちょっと悲しい気持ちになりながらまた眠りに入り、5時半頃に目を覚ます。6時半に荷物の整理を終えてから朝食が出来るのを待つ。待っている間テレビを付けて天気予報を確認してみると今日の昼頃から天気は回復に向かうようである。よかったよかった。(^_^) 朝食はホントにスタンダードなものでしかも夕食と同じくあまりおいしくなかった。このとき他の泊まり客と話をしていると、夕べうとうの見学に行ったことがわかった。さすがに雨がふっていたためバイクで行くのはつらかったが、1000円ならツアーに参加すればよかったなあ・・・。(T^T) 夕食の時におばちゃん達に声をかけていればよかった・・・。 7時半頃までテレビを見てから出発準備に取りかかる。宿代を払おうとすると「いくらと聞いてやってきたの?」といわれ、そのとき7000円と言っていたことをすっかり忘れていた為、「いや、特に値段は・・・」と言ってしまった。結局、8000円払うことになったが、案外6000円とか言っても問題なかったかもしれないなあ。(^_^;; しかしよくよく考えてみるとビール代はどうなったんだろう?まあ、宿帳とかも何もかかなかったから後から請求されることはないだろう。それからパッキングをすませて8時頃に出発する。 出航時間まで時間があるし、昨日よりも霧がかかっていないみたいだったのでもう一度島を回ってみることにした。確かに街の方は霧が晴れていたが、山を登っていくと徐々に霧が出てきて結局は昨日と同じ状態。なんか悔しいので赤石のところでしばらく鳥を眺めていた。見えるのはうみねこばかりである。(T^T) 少し走って観音岬展望台に行ってみたが、やはりここも真っ白で何も見えない。駐車場には数多くの鳥がいたが、バイクの音にびっくりして一斉に飛び立った。駐車場に3つほど何かが落ちていたので近づいてみるとなんと鳥の死骸で、共食いされてしまったのか、骨と羽の部分が残っているだけの状態になっている。(@_@) 駐車場は糞だらけで、今も上空を鳥たちが飛び回っているのでいつ攻撃されるか分からない。何も見えないし早々に立ち去る。 さらに進んでいくと標高が低くなってきたせいか、霧が晴れてきた。その先にある愛鳥公園に入ってひとまず休憩を取る。(8時半)晴れていれば焼尻が一望出来て眺めもいいのだろうが、この日はどうしようもない。島のほとんどが雲の中に入っていてその姿を見ることができなかった。とりあえず記念写真を撮ってから出発する。 時間もまだあるのでもう一周してみようと 2週目にはいる。一週目と同じくやはり霧の為何も見えない状態だった。どうせ見えないだろうと思いながら海鳥観察舎に向かっていくと、途中からえらく細い道になってきた。(?_?) そのままバイクで走っていったが、途中から(初めから?)遊歩道になっていたようでその先は階段になっていた。結局階段のところまでバイクで走ってからそこにバイクを置いて観測所へ。結構立派な建物が建っており、中には無料の望遠鏡などが設置されていたが、見える物は白い物ばかりである。(-_-) このままここにいてもどうしようもないので来た道を引き返し、一気にフェリー乗り場まで走っていった。(9時15分・22km) フェリーの出航までは後1時間近くあるが、もう動く気も起きなかったのでフェリー乗り場で乗船時間を待つ。ここにいた警官としばらく話をしてから近くの土産物屋に買い物へ向かう。ここでキーホルダーを購入してから戻ると乗船券が発行されていたので購入。「なんか結構高いなあ・・・」と思ってバイク代のところを確認するとさっきと一緒で2,550円とかいてある。ここで初めてバイクの乗船代が全て一緒になっていたことに気が付いた。 フェリーがやってくるまではカモメの写真を撮っていたが、さすがに動く物を取るのは難しいものだ。10時10分になってやっとフェリー「おろろん2」がやってきたので早速乗り込んで出航を待つ。部屋の中でくつろいでいると10時25分にいつの間にか出航していた。 船に揺られて約30分、10時50分に焼尻の港に到着した。フェリーを下りてから看板のところで写真を撮って出発しようとすると雨が降り始めた。なんてこった!!とりあえず島を一周してみようと考えて時計回りに島を走っていくことにした。こっちの島も霧が出ていてあまり展望はよくない。とりあえずノンストップで島を一周してから二週目にはいる。この間すれ違った車はパトカーを含めて3台だけである。 途中から島の中心方向に道に入って車が通った後を進んでいくと途中からえらく細い道になっていた。どうやら途中から遊歩道になっていたようである。またかい!!しばらく走っていくと遊歩道を木が覆っていたのでさすがにその先へは行けないと思ってその手前でバイクをUターンさせて置いていく。その先に進むと「オンコの荘」と言われるところに到着。ここで写真を撮っていると雨がひどくなってきて最悪状態。とりあえず記念写真だけ撮って早々に退散する。 お腹も減ってきていたのでツーリングマップルに載っていた「ウニギリ」を食べる為、港付近にあるヤサカ食堂へ行く。どうせ、フェリーの時間まで時間は十分にあるのでここでしばらくくつろいでいくことにした。(11時45分) 1,500円のウニギリを注文して待つことしばし、上にウニが乗ったおにぎり3個がやってきた。はじめはおにぎりに中にウニが混ぜ込んでいるものかと思っていたが、生のウニを出すなら上に載っけている方が確かにいいのかも。さっそくわさびをしょうゆでといたものを上からかけてウニギリを食べた。「うまい!!」の一言。付け合わせは漬け物とみそ汁。みそ汁にはとろろ昆布を入れて早速いただく。お腹も落ち着いたので、しばらくここで休憩してから出発する。(12時半) ここで改めてフェリーの時間を確認するまでは15時くらいに出航と思っていたが、なんと出航時間は17時だった。(T^T) 残り3時間くらいかと思っていたが、あと5時間近くあるではないか。天気がよければもっとのんびりできるが、さすがにこの天気だとどこで時間をつぶせばいいのか・・・。 今度は反対周りで島を一周したが、先ほどよりは霧が晴れて来ている。このまま天気がよくなっていってくれるとうれしいのだが・・・。途中で郷土館の看板を発見し、雨も降っていたので雨宿りもかねて見学していくことにした。(13時半) 建物の中には他に観光客はいなくて自分一人だった。建物の1階と2階に展示されている物を見て回ったが、撮影禁止というのに気が付かないで数枚写真を撮っていた。入り口付近に書いてあった注意書きに「写真撮影禁止」という文字を発見してちょっと焦ったが、もう撮ってしまった物は仕方がない。ただ、後で聞いてみたところ、人が多い時に写真を撮られるとじゃまになるから禁止にしているようで、人がいない時に撮る分には問題ないようだった。一通り展示物を見てから出口へ。 外は相変わらず雨がぱらついていたのでどうしようかと思っていたら、受付のおばちゃんが「雨が止むまでここで休んでいきなさい」といってコーヒーを入れてくれた。助かった・・・。ここで話をしていると、もう一人女性がやってきた。ここで島のことや、学校の話などいろいろと変わった話が聞けておもしろかった。 ここの館長はこの日は休みみたいで港の埠頭へ釣りに向かっているみたいだった。ふと見ると港の中に小さなゴムボートに乗った人が・・・。この人が館長らしい。流れが結構早いみたいで、必死にこいでいるみたいだがなかなか進まない。(^_^;; 途中で入ってきた高速船の波でかなり揺られていた。その息子が心配して船で助けに行ったが、一度目は断られたみたいですごすごと戻っていく。そのあともう一度行って、ゴムボートを引き上げて埠頭まで連れて行っていた。 結局天気が回復してきた15時頃までここで話をしていた。出発前に二人のおばちゃんと一緒に写真を撮ってから出発する。 天気がよくなってきたのでもう一回島を回ってみようと思って周回道路を走る。ただ、まだ完全に晴れているわけではなく、青空が一部見えているという感じである。そのまま周回道路を走っていき、2週目に入る。なんかまた徐々に天気が悪くなってきた。 鷹の巣園地の駐車場に入ってしばらく休憩。沖の方は結構青空が見えていて天気が良さそうなんだけどなあ・・・。残念ながらだんだん曇ってきた。まだ時間があったので雲雀ヶ丘公園に行ってからフェリー乗り場へと戻る。(16時) 出航時間まではまだ1時間近くあったが、もういいやと思って港で待つことにした。フェリー乗り場には自分の他にバイクが一台(XLR250)止まっていた。話をしてみるとこの島にある中学校の先生のようである。先ほどまでの天気とうってかわって天気がよくなり青空が広がってきた。さすがにこの時間になると走りに行くわけには行かないのが残念だった。16時半にやっと乗船してから部屋の中でくつろぐ。 17時5分にちょっと後れて出航。先ほどの先生に写真を撮って貰ってから部屋に戻って話をする。彼は札幌で研修がある為、ツーリングをかねてバイクで行くらしい。元々は羅臼の方で先生をしていたが、昨年この島に転勤してきたそうである。娘と息子の4人家族で、元々は岡山の人らしい。初 フェリーのテレビで天気予報をチェックしてみると回復方向のようである。この天気予報に期待しておこう。ただ、空を見てみると雨雲に覆われたところと青空のところが交互になっている変な天気。先生はこの後深川でキャンプと考えていたらしいが、そっち方面はどんより雲だったので、どうしたのだろうか? 17時45分に羽幌に到着。フェリーの中で先生と一緒に写真を撮る。ナンバーをみたフェリーの人に「北と南やな」と言われた。確かに旭川ナンバーと北九州ナンバーだからねえ。下船してからすぐに分かれてそれぞれ南北に走っていく。島ではいい天気だったが、残念ながらこっちの方は曇ってしまっていた。 しかし、この二島はどっちかに一泊すれば十分に観光出来る感じである。夜の観光を考えると天売に一泊して次の日に焼尻に行けばだいたいの観光はできそうである。レンタサイクルで自転車を借りれば普通に走っても1時間もかからずに一周出来るだろう。自分のバイクで走ってみたいというのでなければ自転車レンタルでも十分だろう。 国道23号線を北上していったが、さすがにほとんど車も走っていない。この日の目的地は初山別のみさき台公園キャンプ場だったので1時間で着く予定。そのちょうど中間にあるホクレンでガソリンを給油していくつもりだったが(稚内のホクレンで給油する為早めに入れないと行けない)、気が付かないままいつの間にか通り過ぎてしまっていた。 「えらく遠いなあ?この調子だと目的地に着くのは19時を回ってしまうぞ。日が落ちる前にはつきたいのになあ・・・」 と、とっくに通り過ぎていることに気が付かないまま北上していった。やっとホクレンの看板を見つけてガソリンを給油。(329km/12L)ここが行く予定のガソリンスタンドと思っていた為、「まだ後半分か・・・。」とちょっと気分が萎えてしまう。地図では道の右側になっているのに実際は左にあったので「地図が間違っているやん」とか思いながら出発する。 がんばって走ろうと出発して少し走ったところに「みさき台公園」とかかれた看板を発見。一瞬よく分からずに通り過ぎてしまった。 「あれ?今のところが目的のキャンプ場があるところじゃないか?」 と思って引き返して確認。「さっきのホクレンは初山別のホクレンだったのか!!」とやっと間違えていたことに気が付いた。よかったよかった。案内板に従って海岸の方へ向かい、みさき台公園キャンプ場に到着した。(18時半・107km) 早速荷物を下ろしてテントの設営にかかる。長年使っていた3980円のテントについに見切りを付けて今回の旅行から新しいテントになっている。これで雨が降っても中に浸水することもないだろう。しかし思ったよりも前室が小さくてちょっとショックを受けた。自分の他には先ほど話しかけたライダーとライダーのカップルが一組の計3つだけ。 テントを張っているとおもむろに雨が降ってきた。「なんてこった!!」あわててテントを設営し、荷物をテントの中に放り込む。雨はすぐに止んだので助かったが・・・。そうこうしているうちに夕日の時間になって地平線に太陽が隠れ始めていた。あわててカメラを出して写真を撮ったが、あわてすぎたせいか現像に出した写真はピンぼけになってしまっていた。(T^T) 途中でフィルムが無くなってあわてて交換したりしたからなあ・・・。 写真を撮り終えてから夕食の準備に取りかかる。特に買い出ししていなかったのであるものですませようと思ったが、買っていたつもりだったみそ汁がなかった為、ご飯と卵スープだけになってしまった。19時半には食べ終わって、片づけをしてからテントの中に撤収する。 あわてて手荷物を放り込んでいた為、テントの中は足の踏み場もない状態。近くの風呂に入りに行こうかと考えていたが、なんかめんどくさくなってそのまま寝ることにした。荷物の整理をすませて20時半頃に就寝。なんかなかなか寝付けなかった。夜中0時頃になって広島のライダーが3人やってきていた。うかつにもテントの中に蚊が入り込んでしまっていたため、夜中に蚊取り線香を付けることに。しかもライターを持ってきていなかったのでわざわざバーナーを付けて蚊取り線香を付ける羽目になった。 |
01 天売 愛鳥の像の前で・・・ 02 焼尻到着 03 おいしかった「うにぎり」 04 郷土館で受付の方二人と 05 フェリーで先生と一緒に記念写真 |