2001 北の大地 北海道へ その5 今日は雨・・・(T^T) |
07月23日 215km 富良野→羽幌町 天売 |
目が覚めたのは7時だったが、他の人達はまだ爆睡中である。夕べは特にいびきや蚊の被害もなくてよく眠ることができた。(^_^) 外はかなりひどい雨で出発する気力をみごとに萎えさせてくれる天気だった。その後だらだらと準備を始めて雨の合間を縫ってパッキングをすませる。他の人達と一緒に写真を撮ってから9時に出発する。 王将男、トーマスと一緒に出発したが、二人はすぐに視界から消えていった。途中から雨がひどくなってきたが、カッパを着ているので特に問題ない。その先でカッパを着ていなかったトーマスがカッパを着込んでいたので追い抜いていく。この天気でカッパを着ないで出発していたのか・・・。 県道544号線から国道237号線に出てから北上。雨は止んだがまだ降りそうな天気。さすがにこの天気だと途中でどこにも寄っていく気がしない為、一気に美瑛を通り過ぎていった。途中のセブンイレブンで朝食を取っていく。(10時半・75km) しばらく雨は降っていたが、カムイコタンを抜けると雨もあがって道路も乾いてきた。県道57号線を経由して国道233号線をさらに西へ。北竜町の手前でもう雨も降らないだろうと思ってカッパを脱ぐ。 一気に走って留萌市内に入ったが、ここは観光するところもないのでそのまま通り過ぎる。国道232号線に入る辺りでおもむろに携帯がなり始めたので出てみると道祖神からだった。アラスカ行きの飛行機が取れたとの連絡だが、ここで連絡貰っても国内線の飛行機が取れないのでどうしようもないんだが・・・。まあ、これでアラスカ行きは問題なくなった。(^_^) 海岸線に出てみるとなにやら霧が出てきて視界が悪い。視界はだいたい20mってところか?しばらくそのまま走っていたが、さすがに服が湿ってきたのでカッパを着ることにした。羽幌に近づくと霧に加えて雨まで降り始めた。視界も悪くてなにも見えないので、ただただ走っていくしかない・・・。13時半にやっと羽幌のフェリー乗り場に到着した。(204km) 地図には一日1便と書いてあったが、この時期にはフェリーは2便出ていた。バイクを置いていくなら高速船にも乗ることができたが、どうせならバイクと一緒に渡ろうと思ってフェリーで行くことにする。 14時前に乗船券を購入してからさっそくフェリー「おろろん2」に乗りこんだ。ここのフェリー乗船券はもちろん距離によって値段が異なっているが、バイクはどの航路でも一律2550円というのがちょっとびっくりである。所要時間が半分の天売〜焼尻間のバイク代も一緒なんだもんなあ・・・。このことは後で気が付いたが、バイクの往復だけで7500円かかってしまうことになる。とはいえバイクを持っていくのだから仕方がないのかなあ。 14時半に出航となったが、霧がかかっている為あまり眺めがよくなかったのでおとなしく船室に入っていた。さすがにフェリーが小さい為かかなり揺れていたので酔い防止の為にも眠ることにした。かなり寒かったが、何とか風邪は引かずにすんだようである。 15時半に焼尻に到着。ほとんどの客はここで下船した為、フェリーにはほとんど人は残っていない。5分ほど停泊してから出航し、16時にやっと天売に到着する。 下船してみるともう時間も遅いせいか店も大半が閉まっていた。さすがに天気が悪いのでテントを張る気が起きないので観光案内所に行って宿を聞いてみる。時間も時間だった為、受け入れがすぐにできないところが多いようである。「7000円くらいのところでもいい?」といわれてしょうがないので了承する。港近くにある「木崎旅館」と言うところに泊まることになった。 宿に移動して、早速荷物を下ろす。この日は泊まり客は自分を含めて5人しかいないらしい。荷物を部屋に運んでから、荷物を乾かす為、全ての荷物を外に出す。思った通り結構しめってきていた。夕食は17時半以降ということだったので、荷物をそのままにしてから島を一周してみることにした。 一周約12kmしかないのでそんなに時間はかからないだろう。霧がひどくて視界は10m位しかなかったが、この時期は島の大半の道は一方通行になっているからぶつかる心配はないだろう。しかしホントに何も見えない・・・。島の南端の赤石と言うところでおろろん鳥が見られるみたいらしいが、もちろん見える物は真っ白の霧だけでおろろん鳥どころかその岩さえ見ることができなかった。(T^T) ここで見ることができたのはうみねことカラスだけ・・・。この辺りの地面には穴がいっぱい開いており、うとうの巣であることが後で分かった。結局単に白い霧を見ただけで30分位して宿に戻った。 夕食の準備ができていたが、体が冷え切っていたので先にお風呂に入ることにした。体もさっぱりしたところで夕食の置いてある部屋に移動。一緒にやってきた二人組(札幌の人)は二日間夜釣りということで、夕食の後に釣りに出かけるらしい。飯を食べていると残りの二人もやってきた。 メニューはウニや蟹など見た目はかなり豪華な内容だったが、味のほうは・・・。ウニも殻のまま置いてあったが、卵巣がほとんど入っていない状態、蟹もぱさぱさとちょっとひどい状況である。とりあえずビールを頼んで食事に取りかかる。ご飯はお代わり自由だったのでお腹いっぱい食べる事が出来たのが唯一の救いだったかな? 夜になると「うとう」の集団がえさをくわえて戻ってくるらしい。宿の人に今日は天気が悪い為、見ることはできないと言われていくのをあきらめた。このときの話ではツアーも中止になったということだった。しかし実際にはツアーも行われて見ることができたようである。騙された〜〜〜!!むっちゃむかつくなあ。結局、することもなかったので飯を食べ終えてから寝るまでテレビを見てから21時頃に就寝。 |
01 ライダーハウス「ラベンダー」 出発前に他の人達と 02 天売 おろろん鳥の前で 03 まるで摩周湖? 赤石の展望台にて 04 今日の夕食 見た目は豪華なんだけど・・・(T^T) |