2001 屋久島・種子島へ その4 再び雲水峡へ。そして太鼓岩へ・・・ |
03月06日 バイク移動距離 92km 鹿児島県 屋久島 |
ゆっくり眠るつもりだったが、他の客が朝バタバタしていたため朝早く目が覚めてしまった。(-_-X 結局そのまま寝ることができなくうなってしまって、布団の中でごろごろしていた。7時に用意されたスタンダードな日本の朝食をとってから出発準備を整える。バイクを宿の前に移動してパッキングをすませたところで宿代(ビール代)を払おうと思ったが、誰もいない・・・。宿の前で写真を撮ろうとしていると戻ってきたのでお金を払ってから出発する。(8時)しかしこっちの方の家はドアも何も開けっ放しで出かけているようである。(^_^;; 県道を左回りに走って宮之浦まで行って途中から山の中に入っていく。そして今回2度目の白谷雲水峡へ。屋久島初日に一度やってきたが、YHに泊まったときにここの奥にある太鼓岩は絶対におすすめということを聞いて来てみたくなったためである。駐車場にバイクを止めてから受付に行って太鼓岩の場所を聞いて出発する。(9時半・41km) まずは前も通った雲水歩道を歩き、その奥の原生歩道に入っていく。ここからは目印につけられた赤いリボンを頼りに歩いていかないといけない。一面緑に覆われた感じの「もののけ姫」にでてきそうな景色の中を進み、二代大杉に到着する。(9時40分)前回はここまでしかやってきていないのでここから奥は初めての場所である。 ガイドブックには一定おきに名前の付いた杉が書かれているのでちょうど目印になるだろう。少し歩いたところで三本足杉に到着する。(9時50分)この杉を越えると傾斜がきつくなって山を登っていくため、それまであった小さな川も姿を見せなくなった。 急な斜面を上っていく途中でびびんご杉を発見。(10時)ここにはベンチまで置いてあったが、特に疲れていなかったので写真を撮って先へと進む。この先に三本檜杉があるはずだったが、見つけることができないまま奉行杉に到着した。(10時20分)ここで道が二つに分かれていたが、展望台杉に行くため迂回ルートの斜面を登っていく。展望台杉(10時半)を通り過ぎると今度は下りになってよけいに歩きにくくなった。 さすがにかなり歩いて汗をかいて暑くなってきたのでトレーナーを脱いでいく。途中から湿地帯みたいな感じになってかなりぬかるんだ状態になっている。歩き用に置いてある石や木を踏み外すと結構やばい状況かもしれない。2代くぐり杉までやってくると(10時50分)遠くで人の声が聞こえてきた。もうすぐ楠川歩道と合流するんだろう。そこから少し歩いて11時にやっと楠川歩道に合流した。楠川林道にはいるところでちょうど団体のツアー客と一緒になった。 そこから少し歩いたところにあるくぐり杉で団体客を追い抜く。この辺りは沢の跡みたいな感じの道で先ほどよりは歩きやすい。この後は誰にも会うこともなくただひたすら山を登っていき、11時20分に辻峠に到着した。ここのベンチに座って昨日買っておいたあんパンとお茶で昼食を取ることにした。 少しくつろいでから太鼓岩に行くため林の中に入る。太鼓岩の案内が全くなかったのでちょっと怖かったが、受付でいわれたとおり左の山の中に入っていく。少し林の中を歩くと赤いリボンの目印があって何とか安心。このとき太鼓岩というものがどんなものか分からなかったのでどこまで歩くのか不安だったが、その心配は無用だった。ひたすら林の中を歩いていくと突然目の前の視界が開けた。太鼓岩とは斜面に切り出した大きな岩でそこから雄大な展望が広がっていた。(11時45分) 岩の上にはおじさんが一人座っていた。1時間くらい前にここにやってきてくつろいでいたらしい。このおじさんと少し話をしてからしばらくここでくつろいでいくことにした。しかしこんなところとわかっていたらここで飯を食べたのになあ・・・。ちょっと後悔。(T^T) おじさんがいなくなってしばらくの間はこの風景を独り占め。この時点では曇っていたが、もうすぐ雲が無くなって晴れそうだったのでしばらく待つことにした。岩の上で寝ているとなにやら話し声が近づいてきた。どうやら先ほどの団体が登ってきたようである。ここまではやってくるとは思っていなかったのに残念である。おかげで一気にうるさくなってしまった。(T^T)(12時) 団体客はここで弁当を食べ始めたためちょっと身の置き所がない。30分位してやっと天気が良くなったので写真を撮ってから来た道を引き返す。もう30分この団体が遅くやってきたのなら最高だったのになあ・・・。(^_^;;(12時25分) さすがに下りは早く、10分で辻峠に戻ることができた。しかし道と思って進んでいると道じゃなく引き返すことが数回。あぶないあぶない。(^_^;; 辻峠からは緩やかな斜面の道を進んでいく。しばらく歩いて白谷小屋に到着する。(12時50分) 楠川歩道に入って歩いていくが、この道は自然石で作られた歩道のため逆に歩きにくい。普段歩きなれないせいか、なんか足の親指も痛くなってきてちょっとつらい。(あとでみてみると大きなマメができていた)遊歩道をひたすら歩き続け、分岐点から(13時15分)さつき吊り橋を渡ってやっと入り口に到着した。(13時半)受付で太鼓岩の話をしてからバイクのところに戻って山を下りた。 前日も見つけることのできなかったトローキの滝を捜すため、案内の看板が出ているところでバイクを止める。するとそこから小さな遊歩道が造られていることに気がついた。かなり見にくい感じになっているので気が付かなかったようである。遊歩道を歩いていくと突き当たりからトローキの滝を見ることができた。しかし途中の案内板の書き方が違っていたが正しいのはどれなんだろう。(トローキ、轟、トロ沖) 滝も見れて満足したところで今日の宿「枕流庵(りんりうあん)」に向かって出発する。県道に沿って走っていくと途中に「旅人宿 枕流庵 ひとり旅・ライダー・サイクリスト大歓迎」と書かれた看板が出ていた。そこから急な坂を上っていき宿に到着する。(15時10分・89km) 宿について荷物を下ろしていると中から尾之間温泉であったAさんが出てきた。宿の枕流さんとユカさんに案内されて受付を済ませて部屋に荷物を置く。夕食だけ頼んだので2泊で1万円ちょっとである。荷物の整理を簡単にすませて先に温泉に行くことにした。尾之間温泉であれば裏道を通って5分くらいでいけるらしいが、まだ行っていない屋久島温泉ホテルの温泉に行くためバイクで行くことにした。(15時半) 屋久島温泉ホテルは外装部分を改装中だったが、営業自体は行われている。温泉からの眺めはまあいい方であるが、相変わらず湯船にはいると風景が見えなくなってしまう。(^_^;; 湧き出ている温泉はかなりぬるいのはちょっと悲しかった。他の日に行った人の話では熱かったという話だが・・・。1時間近く入ってから外に出て体を少しさましてから出発する。(16時半)明日は縄文杉に行くため、今日のうちに明日の昼食を買っておかないといけないので途中にあったコンビニでパンを購入してから帰ることにした。 宿に戻ってから夕食まではビールを飲みながら漫画を読んでくつろぐ。夕食時間になり、枕流さんから今日の泊まり客の紹介が行われた。一日だけとはいえ、名前と出身地を覚えるというのは凄いかもしれない。前日までは2人とかしか泊まり客がいなかったらしいが、この日から泊まり客が多くなったようである。夕食の途中でフランス人のトーマスがやってきた。 トーマスはこの後、南の島に行くつもりらしく、漁船をヒッチハイクするといっていた。さすがにそれはちょっと無理ではないか?彼は1年くらい日本を旅行しているらしいが、日本語と英語が片言だったため会話には結構苦労した。今日から連泊するKさんは会社を辞めてどこかで家を買うつもりらしい。屋久島もその候補の一つなので下見に来たそうである。さすがに明日は早いので10時半頃に就寝。 |
01 民宿「山水」の前で 02 白谷雲水峡 原生歩道 三本足杉の下に入って 03 太鼓岩の上でくつろぐ 04 途中の木に登ろうとするが、さすがに苔で滑って上れない・・・(^_^;; 05 白谷雲水峡の入り口 06 徒歩宿「枕流庵」の夕食後 枕流さんはまともなポーズで写真に写ってくれない・・・。(^_^;; |