2000/07 モンゴルへ

その7 旭鷲山といっしょに


07月28日(7日目)   移動距離 0 Mile   ウランバートル
 一度7時頃に起きたが、朝食は8時からなのでもう少し寝ることにした。その後、NTさんに起こされて時間を見るともう8時10分。あわてて準備をしてから朝食へ向かう。初日と同じくバイキング形式の朝食だったので、旅行中のいつものメニューにする。
 8時半頃に部屋に戻って観光の準備をする。Aさんとの待ち合わせは9時45分だったので時間は十分にある。途中でなぜかえいこさんが部屋にやってきた。デールを着て観光しようと言っていたので本当にデールを着ているか偵察に来たようである。(^^;; 
せっかくだからとNTさんも巻き込んでデールを着て観光に行くことになった。ただ、靴は購入していないので履き物はサンダルで行くことにしたが、こっちではかなり違和感あるらしい。自分の感覚で見るとそんなに変な格好には見えないんだけどなあ・・・。(^^;;
 先にロビーに行ってみんなが来るのを待っていたが、さすがに目立つみたいでみんなこっちを見て笑っているような気がする。
(気のせいでもなかったようであるが・・・(^^;;)10時すぎにAさんがやってきたが、さすがにこの格好で来るとは思っていなかったようでかなりうけていた。ホテルの前で写真を撮ってから、早速バスに乗り込んで観光へ向かう。
 最初に向かったのは自然史博物館である。町の中心近くにある大きな建物で、さっそくバスを降りて中に入る。一階にはモンゴルの鉱石の標本や、動植物の標本が展示されている。廊下にはトナカイや山羊の角が並べられていた。
 2階にはモンゴルで発掘された恐竜の化石が展示されている。モンゴルはアメリカに次いで恐竜の化石発掘量が多いそうである。ここでは各階ごとに写真撮影するのに5ドルかかるみたいである。展示室の中央にタンボサウルスと言う肉食恐竜の全身骨格が展示されていた。ほとんど全部が本当に発掘された化石で、模型部分はほとんどないというのは結構珍しいのではないだろうか?後は壁に沿って何種類かの恐竜の化石が展示されている。
 3階には動物の剥製や、モンゴル人の生活の道具やその説明があった。熊や虎などもいるのにはびっくりしたが、実際にいるのはロシアとの国境近くのタイガの辺りらしい。ここにあった野生の山羊や羊の大きさにはびびったが。こんなに大きかったんだ・・・。(*_*) 普通の馬とかと同じ大きさなんだもんなあ。(^^;;
 続いて向かったのはガンタン寺(ガンダン・テグチンレン寺院)といわれるチベット仏教のお寺である。ここはスリが多いみたいなので荷物に気をつけるよう言われる。ちょうど旭鷲山がこの寺にやってきているみたいだったが、まあ、見ることはできないだろう。
 まずはガンダン寺の中で僧達がお経を唱えているところに行く。しばらくするとお経が始まったので、建物の壁に沿って僧達の周りを回っていく。出口付近で前を歩いていたAさんとえいこさんが何故か急に走り出した。どうやら建物から旭鷲山が出てきたそうである。自分も後に続いて追いかけていく。
 外に出ると旭鷲山と思われる団体が歩いているのを見かける。走って追いかけて何とか車に乗り込む前に写真を撮ることができた。1枚でも写真が撮れたので、いい記念だと満足して見学を続ける。ちなみに旭鷲山が乗っていた車の運転手はAさんの会社の人だったみたいなのでどこに行くかは会社に問い合わせたら分かるらしい。半分冗談で追いかけようかと行っていたが、この後、追いかける必要もなくまた見ることになった。
 次に行ったのは26mの巨大な観音像が安置されている観音堂である。モンゴル人はただで中に入れるらしいが、他の国の人は1ドル払わなければならない。
民族衣装を着ていたのでモンゴル人といったが、笑って返されてしまった。建物の壁に沿って中を一周する。外に出て、みんなで建物の前で写真を撮る。バスの所に戻る途中で、何人も物売りが寄ってきた。値段を聞くとすごい安くてなんか悲しくなってくる・・・。テンの帽子は7ドルといわれた。(T^T) バスに乗り込んで次の観光地であるザイサン・トルゴイに向かう。
 丘に向かう途中で旭鷲山の団体を発見する。どうやら目的地は一緒のようだったので、その団体の後ろについてザイサン丘に向かった。後駐車場に到着するやいなや旭鷲山の所に行って一緒に写真を撮ってもらった。数枚写真を撮って満足したところで丘の上に登ることにした。
 高台にあるせいか風が強くてデールが風になびいて結構大変・・・。風が強く、日も陰ってきたため、丘の上まで登るとかなり寒い。ここにはモンゴルとソ連の歴史的干渉をイメージした壁画が描かれている。チンギスハーン時代や、第2次世界大戦の絵があり、日本軍の絵も描かれている。
 しばらくすると旭鷲山も団体さんを引き連れて登ってきた。一緒にいるのはモンゴルの大統領やウランバートルの警察署長などのかなりお偉方みたいである。ここで大統領から旭鷲山への花束贈呈などを行っていた。やはりモンゴルでは旭鷲山はかなりの英雄らしい。
 次に行ったのは土産屋である。もう1着デールを買おうと思って見ていたが、やはり結構な値段なので購入はあきらめた。結局買ったのはカシミアのショールを二つ(ベージュとグリーン)、マフラーを一つ、革のベルトを二つ(全部で110ドル)である。一番悩んだのは靴だったが、荷物が巨大になりそうだったので買わなかった。
 次に反対側にある食料品、小物コーナーに行く。こっちには手頃な値段のおみやげがいっぱいある。行く前にガイドブックで見たモンゴル相撲の人形もちゃんとあった。結局購入したのは怪しい色の(^^;;グミを2箱、小物入れと小さな民俗帽子を8個、キーホルダー、キャビアを3缶(全部で54ドル)である。1時間位してやっと買い物を終了して昼食に向かう。
 昼食は初日に弁当を購入したエーデルワイスホテルにいってロシア料理を食べることになった。まずは食事の前にビールを注文してさっそく乾杯。メニューはサラダにロシアといえばこれ!というボルシチ、豚の煮込みにポテト、何故かご飯、アイスで飲み物は紅茶。さすがにお腹がすいていたこともあり、食が進む。昨日の中華料理と違って結構おいしかった。
 3時頃に食事を終えてホテルまで送ってもらったが、自分とNTさんは町に買い物に行くことにした。普通の服に着替えて町の中心街まで送ってもらった。まずは中央広場の中心にあるスフバートルの像の所に行く。真上はいい天気だが、ふと見ると向こうからどんより雲が迫ってきている。やばいと思っていたらすぐに雲が頭上まで来て雨が降り出した。結局何も買うことができないままホテルに戻ることになった。ホテルが近づく頃になってやっと天気が回復してきた。
 何も買えなかったので、初日に行ったお店に行くことにした。ここで偶然、えいこさんと合流することになった。彼女はやっと天気が良くなってきたのでちょうど今出てきたところらしい。近くの店にいろいろ入ってみるが、なんかまともな店がない・・・。
 お店の先にある大通りに出ると道に沿って小さな売店が並んでいた。ここの店先で売っていたアイスを購入。200TG也。結構おいしかったがやはりお腹がちょっと心配である。アイスを食べながらその付近をうろついて5時40分にホテルに戻る。
 6時にロビーに集合して民俗舞踊のコンサートを見に行く予定だったが、6時にコンサートが始まるようだった。このため6時前にAさんから電話が入ったので、着いてそうそうあわてて準備してロビーへと向かうことになった。みんながそろったところでバスに乗って会場へ向かう。残念ながら着いたときにはもうショウは始まっていて今の舞台が終わるまでは中にはいることができない。このため一番はじめのショウだけ見ることができなかった。(T^T) 中にはいるとかなりの人数が見に来ていて、観客席はほぼ一杯だった。
 全部で十数回の民俗楽器の演奏や歌、踊りが行われていった。ホーミーや軟体など結構いろいろな物があった。最後はかぶり物の舞踊があってから終了となった。全部で1時間位のコンサートだった。終了後、出口に向かう途中にあった土産屋に寄っていく。ここでNTさんと自分は民族衣装(7ドル)を購入、その場で着ていくことにした。Aさんはまた購入している自分たちに半分あきれていた。(^^;;
 一度へ部屋に戻ってくつろいでからホテルのレストランに夕食を取りに行く。バイキング形式の所で、メニューはサラダ、ご飯、魚のフライをとった。9時頃に部屋に戻ってから自分はお風呂に入りに行く。NTさんとえいこさんはバーで酒を飲んでいたので自分も風呂から上がってから寄っていくことにした。二人はウォッカを飲んでいたが、自分はちょっと押さえてビールで我慢する。結局11時頃まで話をしながら飲んでいた部屋に戻って、1時頃まで酒を飲みながらだべっていた。
 01 怪しい3人 ホテルの前で
 02 恐竜の化石の前で
 03 人形と同じポーズをとった二人(といっても同じポーズをリクエストしたんだが・・・)
 04 観音堂の前で 注目を集めていた気が・・・
 05 旭鷲山とお嫁さんと一緒に
 06 旭鷲山のお母さんと
 07 民族舞踊