2000/07 モンゴルへ その6 今回の旅ももう終わり・・・ |
07月27日(6日目) 移動距離 180 Mile ホユルザザール→ウランバートル |
夜はかなり寒かった・・・風が強くてドアがすぐに開いてしまうため、夜の間ずっと開けっぱなしになっていたようである。しかもここのゲルの壁は下の部分が開いているため風が吹き込んできて風通しがかなりいい。(^^;; 暑いときにはいいが、寒いとき(夏でこの気温だから、夜暑い日とか無いんではないだろうか?)はちょっとしゃれにならない。やはり暖炉に火をくべておくべきだったか・・・。結局よく寝付けないまま、5時半に起きて朝日の写真を取りに行く。 さすがに寒かったので、防寒として昨日購入したデールを着てから外に出た。さすがにこちらで着られているものだけあってかなり暖かい。東の空がだいぶん明るくなってきたのでもうすぐ日の出だろう。地平線からのぼる太陽はいいもんである。(^_^) 絶対に日本では見ることはできない・・・。 6時半頃にゲルの中に戻ったが、やはり寒いので暖炉に火をつけることにした。薪は十分にあったが、ほとんどが太い木ばかりでなかなか付いてくれない。やっと最後にトイレットペーパーを使って火をつけることに成功した。これでしばらくは暖かくなるだろう。8時にレストランに行って朝食となった。メニューはパン、卵、ハム、ナン、お粥である。8時半頃にゲルに戻って再度荷物整理をして、9時には出発する。 乗馬やってみたいねという話を前にしていたせいか、近くのゲルで乗馬をすることに。どうせ乗馬するんならと、自分とえいこさんはデールに着替えることにした。馬の背が低いので乗るのは結構楽である。本当は自分で操って乗ってみたかったが、観光用の馬はいいが、地元の人が乗っている馬は気性が荒くてまともには乗れないそうである。 ゲルを出発して7マイルほどはしって舗装道路に出る。舗装道路なのでスピードを出すことはできるが、いきなり道路に穴が開いていたりするので結構怖い。しかもかなり気温が低いため走っているととても寒い・・・。(T^T) 11時ごろに52マイル走ったところで休憩。さすがに寒かったのでサポートカーからスウェットスーツを出して着込むことにした。ちなみにこのとき気温は17度。 天気も徐々に良くなってきて、青空が広がる中、ひたすら草原の中に延びる道を走っていく。そしてトール川についたところで休憩をとることになった。(11時55分・91マイル)ここから見える風景は日本にいるみたいである。ただ橋の上を馬が走っていくのは日本ではまずないが・・・。 サポートカーの所に戻ってからAさんにこの後のことを聞く。現在12時5分なので1時間程度走ってから昼食をとるようである。先頭になって走っていくことにしたが、時計がないため時間が分からない。今までのペースから考えると約30マイル走ったくらいでちょうど1時間になるだろう。 最初のうちは順調に走っていったが、途中から猛烈な眠気が襲ってきた。(^^;; このまま走っていたらいつかぶつかってしまいそうだったのでちょっと止まることにした。なんとか眠気がとれたところで、みんなを追いかけていくがなかなか前に追いつくことができない。約10マイル走ったところで道路脇にNTさんが止まっていた。他の人たちは草原の中にいたのでここで昼食をとるんだろうと思ってみんなのいる方向に進んでいった。草原の中をしばらく走って見晴らしのいい高台で昼食となった。(1時15分・122マイル) 舗装道路とは言ってもちょっと脇にはいると一面草原になってしまう。ここから見えるのは草原だけ・・・。こんな草原の中での昼食は最高である。(^_^) メニューはサラダにパン、ご飯、チャーシュー、ポテトである。こんな食事も今日で最後だなあ・・・。 舗装道路に戻ってからひたすらウランバートルを目指して走っていく。ウランバートルの町の手前で一度止まる。ここで車のサイレンを鳴らして車につけている回転灯を回し始めた。自分たちのバイクもみんなハイビームにして走っていくことになった。車の中ではTさんが警棒を振って走っている車を止めていく。自分たちは2台のサポートカーに挟まれて走っていく。走っている車を全てよけさせながら進んでいくし、狭い道路では渋滞していたため、反対車線に入って走っていくし・・・。こんなことをして大丈夫なんだろうか?途中に警官が交通整理をしていたが、半分あきれ顔で見ていた・・・。(^^;; 町の中はかなり渋滞していたが、ほとんど止まることなしに店に到着した。(13時10分・180マイル)荷物をみんなバスに積み込んで前と同じフラワーホテルへ向かう。これで本当にバイクの旅も終わりだなあ・・・。 3時40分にフラワーホテルに到着して早速チェックインする。今回も自分とNTさんはツインルームである。部屋に入ってからまずは荷物整理をする。旅行中、砂埃で泥だらけになった鞄や服の泥を落とす。時間もあるので近くの店に買い物に行こうと言うことになり、5時頃にロビーに集まることにした。 初日は地元の通貨を用意していなかったので買い物ができなかったが、今度はちゃんと用意しているので大丈夫。ホテルを出て店に向かっている途中、町の中心部を見るとえらく曇っている。気にしないで店に向かっていると突然の突風と雨に遭遇。どうも竜巻みたいなものが発生していたようである。あわてて近くの店に避難することになった。表で商売をしていた露店のうち一つは商品は飛ばされるわ、店のテントはちぎれ飛んでいくわで最悪状態だった。(^^;; なかなかやむ気配がなかったので、避難した店の中に入って買い物をしていくことにした。しかしなんで外国のお菓子はここまで怪しい色(合成着色料の色)をしたお菓子が多いのだろう。結局購入したのは何が書かれているかよく分からないカラフルな豆?(チョコボールみたいな感じ)とブラックスリムティーと書かれたお茶である。ちなみにこのお茶、やせる効果があるらしく、箱に使用前と使用後の意味で太った女性とやせた女性の絵が描いてあった。説明はロシア語で書かれていたのでよく分からないが・・・。日本に戻ってから飲んでみたが、どう考えてもウーロン茶だった。雨が小降りになったところで向かいのスーパーに移動する。 ホテルで飲もうと言うことになってビールを3種、怪しいパン、でっかいプリッツを購入した。少し小振りになったところでホテルに向かう。あれだけ雨が降っていたのにもう空は晴れ始めている。夕食の時間まで自分たちの部屋で3人で酒盛り。購入したビールはそれぞれ違う国のビールでいろいろと味わえておもしろかった。甘いだろうと思って購入したパンは全く甘みはなくてどっちかというとカレー味という感じである。しかしどうも変な味である。旅のことを思い出しながら8時頃まで飲んでいた。 今日の夕食はホテルにある中華料理の店である。ロビーに移動するとKanさんはもうやってきていた。さっそく席について料理を出してもらう。しかし中華料理といいながら、どうもいろんな料理が混じった感じがする。ダイコンのキムチ(韓国料理だろう?)、マッシュルームの醤油煮(中華?)、白ご飯(普通チャーハンだろう?)、チンジャオロース、肉団子、鶏肉の唐揚げなどでどうも中華料理に思えないものが多い。味もあまりいいものではなかったためか、結構料理は残ってしまった。風呂に入ってから部屋に戻ってテレビを見ながらベットでくつろいでいたら11時頃にそのまま眠ってしまっていた。 |
01 地平線から昇る朝日 02 民族衣装を着て乗馬 地元民に見える? 03 地元民に見える? 04 トール川の川縁で 05 えいこさんとKanさん 06 自分とNTさん 07 道路脇にいる馬の群 08 到着後、みんなと記念写真 |