2000/07 モンゴルへ その4 初めてラクダに乗ってみる |
07月25日(4日目) 移動距離 197 Mile ハンボクトゥ→サイハンオボ近郊 |
朝日の写真を撮ろうかと思って4時半頃に一度目がさめたが、なんか起きられずにそのまま眠ってしまった。結局起きたのは6時頃、ちゃんと起きればよかったな・・・。(T^T) 朝食まで時間もあったので(6時半)、キャンプ場の周りにある像の所に行ってみることにした。全部の写真を撮ってキャンプ場に戻ったのは7時10分くらいだったので全部回るのにだいたい40分くらいかかってしまったようである。 NTさんも出てきたので昨日行ったゲルに挨拶に行くことにした。行ってみるとみんな結構忙しそうにしている。おばあさんと男の子は乳搾りをしていた。昨日のお礼に、持ってきていた扇子とチョコを渡す。しばらく乳搾りの様子を眺めていた。えいこさんがやってきたところで、おじいさんの所に行く。こっちではアイラグの蒸留作業などをやっていた。ちょうど作っている途中のアイラグを出してきたが、腹をこわしそうでこわい・・・。(^^;; 断るのも悪いと思って意を決して飲むことになった。結局大丈夫だったが・・・。(^_^) 昨日も食べたチーズ(アーロール)をもらってしばらく話をする。二人が持ってきたモンゴルのガイドブック(地球の歩き方)を見せると面白がってみんなで呼んでいた。こっちの人にとっては結構珍しいもののでようである。朝食の時間が近づいてきたのでキャンプ場に戻ることにした。 メニューはパン、目玉焼き、ハム、ポテト、キュウリに紅茶である。9時頃に朝食を終えてゲルに戻り、出発準備をする。Kanさんも何とか体調は復活したようである。(^_^) 今日から途中まで昨日通った道を引き返すことになる。途中から道路の砂が深くなってきて走りにくくなるが、タイヤが流れて結構おもしろい。そして昨日の砂丘の近くにあったゲルに寄ることにした。(53マイル)ここのゲルでラクダに乗ることができるみたいである。まずはゲルの中に招待されてウォッカ(シミーン・アルヒ)をいただく。さすがに生井さんは昨日懲りていたため飲まなかった。昨日と違い、通訳のアリュナさんがいるので会話が楽である。昨日ゲルを訪問していたのであまり新鮮みがないのは仕方がないだろう。昨日初めて(地元の)ゲルに入ったときは結構感動したもんだが・・・。(^_^) しばらく中で話をした後、外に出てラクダに乗ることになった。まずはえいこさんから挑戦。ラクダを座らせてまたがるが、この立つ瞬間が怖い・・・。続いて自分が乗ってみたが、いきなり手綱まで渡されて途方に暮れる。足をあててみるが歩いてくれない・・・。後ろをたたいてもらってやっと動き出した。方向は操ることができるが、ある程度歩くと止まってしまう。うーむ、どうすればいいんだろう。さすがに見かねて途中から引いてくれたが・・・。ラクダのこぶはもっとぶよぶよしているのかと思っていたが、結構堅い感じだった。ラクダに乗るのは乗るときと降りるときが一番怖い。 しかし最初はみんなでラクダに乗って近くの砂丘まで行ってみるというのを期待していたんだがなあ・・・。(^^;; まあ、仕方がないか。ラクダに乗って満足したところでもう出発することになった。(12時45分) 昨日昼食を取ったところの手前に一本だけ立っていた木の所で昼食を取ろうと言うことにして出発する。山の中に入っていくがどうも昨日と風景が違う。その先に木が一本だけ立っているのを見つけたが、違うと思ってそのまま通り過ぎていった。さらに山道を走っていくとなぜか馬がたむろっているところに出た。前を走っていたKanさんが戻ってきて、どうも道が違うみたいなのでここで待つことにしようと言うことになった。(69マイル) ここは家畜のための井戸があるところで、馬は水を飲みたくて集まってきているようである。ただ、井戸の深さは5mほどあるので誰かにくんでもらえないと飲むことはできないのである。サポートカーがやってくるまでの間、Kanさんは井戸から水をくんで家畜に水をやっていた。 しばらく待っているとサポートカーもやってきた。やはり先ほどの木が目標の木だったようである。戻るのも大変なので、ここで昼食にすることになった。待っている間、みんなで家畜のために井戸から水を汲み上げる。よっぽどのどが渇いていたのかわれさきにと馬が群がってくる。交代で水の汲み上げていたが、さすがに深いこともあってかなりの重労働である。 ここには木陰もなく暑さも半端ではないので、もう少し風の通りのいいところに移動しようと言うことになった。サポートカーに先導してもらって、山を抜けて草原に出る。そして草原のど真ん中で昼食を取ることになった。周りには何もないが、風が吹いているのでまだいい方である。(77マイル) 昼食のメニューは小麦粉入りのスープ、ベーコンとトマトのサンドイッチである、今までならここでもう終わりかなと思ってパンを食べるところであるが、(^^;; さすがに何回も経験するとこの後にも何か出てくることは分かっている。待っているとご飯にベーコンが出てきた。食事を終えて腹も落ち着いたので出発まで10分ほど仮眠をとる。 出発して草原の中をひたすら走っていき、120マイル走ったところでガソリン補給のため休憩をとる。もちろんこんな所にガソリンスタンドはないのでサポートカーに積んでいたタンクからの給油である。水分をほとんど取っていないのでミネラルウォーターがおいしい。 途中で写真を撮っていたためかなり遅れてしまい、ひたすら追いかけていくが、前を走るサポートカーが巻き上げる砂煙がひどくてなかなか近づけない。車間をあけて走っていくとどんどん山道になってきた。5マイルくらい山道を走っていくと急に開けたところになっていた。ここでしばらく休憩をとる。(16時半・148マイル) この付近はオング寺があるところで、昔の寺の遺跡もあるところである。休憩をとってから近くの高台へ遺跡を眺めに行く。川の向こうとこっちに昔の建物の遺跡が建っているが、ほとんどの遺跡は崩れてしまっている。丘の上で写真を撮っているとTさんがここで売っている土産を持ってきた。いかにも最近作りましたという感じの発掘されたという石の彫刻である。(^^;; 自分は購入しなかったが、えいこさんは二つ購入していた。バイクの所に戻ろうとしたとき、えいこせっかく買った土産を忘れそうになるし・・・。(^^;;この時点でもう17時になっているのに日本の14時頃の太陽の高さである。何でここまで日が高いかな・・・。 山を抜けると一転して草原が延々と続く大地になった。途中から前の方がかなり曇ってきた。このままだと結構天気が悪くなってきそうである。(T^T) その先でみんなが止まってのでここで休憩。(168マイル)目的地までだいたい残り30マイルくらいということで、先に走って行くことにした。この後はフルスロットルでとばしまくっていった。途中から何故かスピードがあがらなくなってきたのでエンジンの調子が悪くなったのかと思ったが、単に向かい風が強くなっただけだった。 約30マイル進んだところで止まろうと思ったが、前を走るKanさんが全く止まる気配がない。パッシングしても気が付かないのでこっちで勝手に止まることにした。(187マイル)しばらく待っているとKanさんが戻ってきたのでみんながやってくるのを待つ。10分位してやっとみんなが追いついてきた。キャンプ地はもう少し先らしく、今度はサポートカーを先頭に走っていく。風向きが向かい風から横風に変わって今度はバランスが取りにくくなって結構大変。ひたすら草原の中を走っていき、やっと今日のキャンプ地に到着した。キャンプ地と言ってもちゃんとしたキャンプ場があるわけではなく、単に草原の中にテントを張るだけであるが・・・。(197マイル) このあと草原の中を走ってキャンプする場所を探すことになった。草原の中を走るのは結構気持ちいいが、風が強くてテントを張るのが大変そうである。止まっては別の場所へというのを繰り返していたらいい加減にいやになってきた。さっさと決めてくれ・・・。(-_-X) 走っているうちにスカーフがどっかに飛んでいって無くなってしまった・・・。(T^T) やっと場所が決まり、さっそくテントを建てて荷物の整理をすることにした。テントを設営していると近くのゲルから地元の人がやってきた。しかしテントの設営とかで忙しいので相手をしている暇はない。何とか設営も終わって服を着替えてやっとくつろぐことができた。 飯の準備をしている間、チョコをつまみにみんなと話しながらビールを飲む。そうこうしているうちに夕食が完成、やっと食事になった。メニューは野菜スープにステーキ、ピラフみたいなご飯である。途中で2回ほどお代わりをして食べていたが、どうもお腹が一杯にならない。全部食べ終えた後、もう一度お代わりに行くとお皿に一杯ご飯を入れてくれた。全部で2合くらいあったかもしれない・・・。これでトータル何合食べたことになるんだろう。やはり旅に出ると胃が大きくなるようである。(^^;;夕食後、Kanさんはそうそうに就寝したので、3人で10時過ぎまで話をしていた。むっちゃ寒くなってきたのでスウェットスーツを着込んで寒さをしのぐ。10時半に寝る準備を整えて就寝。 |
01 キャンプ場の周りの像(熊・犬・ヤギ・羊) 02 動かないバイクに乗って遊ぶ子供達(提供 えいこさん) 03 初めてラクダに乗る 04 井戸の水汲みは大変・・・(提供 Kanさん) 05 木陰で休憩日向に出るとしゃれにならない暑さ 06 ひたすら緑の大地・・・ 07 大草原の中で 08 地平線の夕日 09 夜遅くまで |