島根県 東部

展示館・行楽地・イベント

旧大社駅 出雲文化伝承館 小泉八雲記念館
ぐるっと松山堀川めぐり - -

旧大社駅(きゅうたいしゃえき)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

旧大社駅全景
ホームの様子
大社線は明治45年(1912年)6月1日に開業してから78年間営業されたが、利用度の減少を抑えられず、平成2年(1990年)3月31日に廃止となった。現在残るこの宮殿風造りの駅舎は大正3年(1924年)2月13日に改築されたもので、重要文化財に指定されている。駅長室には皇室の勅使をもてなすための貴賓室を備え、シャンデリアも設置されていた。
ホームも駅舎もほぼ廃線当時のままで、時刻表、運賃表、駅名版、名所案内もそのまま残されている。ホームの前には線路が一部残っており、実際に運行されていたSL(D51型774号機)が展示されている。
拝観無料、開館時間=9:00〜16:00。

年代を感じる宮造りの建物で出雲の町並みにあっている感じ。ホームもそのまま残されており、待っていると列車が来そうな雰囲気である。建物の中も当時のままの状態で残されており、当時の写真や道具などが展示されている。どっちかというとホームとかの方がいい感じなので、建物が開いていなくてもいいかもしれない。てっちゃんにはかなりお勧めの所かもしれない。
建物の前には赤い昔ながらのポストが立っているが、これは観光用なので使用できないらしい。しかし冗談でポストに入れる人がいそうな気もする・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2003年7月 中国・四国ツーリング
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
 ● 2010年07月 山陰・関西旅行
出雲文化伝承館(いずもぶんかでんしょうかん)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★

伝承館入り口
典型的な出雲様式を見せる江角家の屋敷と庭園、大名茶人として知られる松平治郷(不昧公)が愛用した茶室「独楽庵(どくらくあん)」、茶処の松籟亭(しょうらいてい)を配する展示館で、常設展示室では「海と川」をテーマに出雲平野の生い立ちから近世に至る歴史が紹介されている。
出雲屋敷・出雲流庭園は出雲平野の大地主・江角家の母屋、長屋門を移築したもので、土間部分の大国柱と重厚で豪快な梁組、くわえて書院造り客座敷など、当地方伝統の地主屋敷の構えの建物。庭園は築地松を西と北に廻らした回遊式の平庭枯山水形式となっている。独楽庵は茶の湯の大成者千利休が長柄の橋杭を得、柱に用いて建てた歴史のある茶室(復元)である。大名茶人として知られる松江藩主松平治郷(不昧公)によって大切に伝えられた名席。露地庭には三関三露と称される導入部を配したもので不昧公の茶の湯に対する美意識が反映されている。松籟亭はわが国の木造建築のもつ伝統技術を現代に生かし、その機能性と美しさを細部にまで求めた洒落た数寄屋建築である。建物の中で喫茶ができる。(お茶代350円)
もともとは500円と有料だったが、平成15年より無料開放されることになった。開館時間=9:00〜17:00。

館内には庭園や建物などがあるが、あまり見応えがない。もともと500円だったときに来ていたらちょっと腹が立つだろう。無料だったらとりあえず来てもいいかなという感じだが・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2003年7月 中国・四国ツーリング
小泉八雲記念館(こいずみやくもきねんかん)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

記念館の内部
松江を愛した明治の文豪・小泉八雲(Lafcadio Hearnラフカディオ・ハーン)の遺品や、作品を展示している記念館。
ラフカディオ・ハ−ンは、嘉永3年(1850年)6月27日ギリシャのレフカダ島でアイル人の父とギリシャ人の母の間に生まれた。2歳の時にアイルランドに移るが、まもなく両親の離婚により同じダブリンに住む大叔母に引き取られる。16歳の時に左目を失明し、父の病死、大叔母の破産により学校を退学。アメリカで新聞記者となり、その後、外国文学の翻訳、創作を発表して文才を認めらる。明治23年(1890年)39歳の時に来日。その後まもなく、帝大のチェンバレン教授の紹介で島根県尋常中学校の英語教師として赴任。ここで家政婦としてハ−ンの世話をしたのが、後に結婚した小泉節である。しかし冬の寒さと大雪に閉口し、1年3ヶ月でこの地を去り、熊本へ。その後神戸、東京へと移り住んだ。明治37年(1904年)9月26日、狭心症のため54歳でこの世を去った。
開館時間=8:30〜18:30(夏)、8:30〜17:00(冬)、入館料=300円(松江城と武家屋敷の拝観券との共通券920円)

小泉八雲の名前は何となく知っているが、その著書(耳なし芳一や雪女)は有名で知っている人も多いだろう。記念館には小泉八雲の経歴、使用した道具や机、またその作品が展示されているが、興味がない人には全くおもしろくない。しかしこの地を愛したと説明があるのに、雪が多いことに嫌気をさして出て行ったというのはなんか矛盾するような気が・・・。(^_^;;

訪問時のツーレポ
 ● 2003年7月 中国・四国ツーリング
 ● 2010年07月 山陰・関西旅行
ぐるっと松江堀川めぐり(ぐるっとまつえほりかわめぐり)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

遊覧船からの眺め
橋くぐりの状態
松江城を囲む堀は築城の際に建設されたものも多く、今もそのままの姿を残している。城と堀が当時のまま残る城下町は全国でも珍しい。この松江城を囲む約3.7kmの堀川巡る観光遊覧船は一周約50分で周るもので、16の橋のくぐり抜けの際には船の屋根を下げないと通れないところもある。
発着所は大手前、カラコロ広場、ふれあい広場の3カ所で、乗船場所により若干コースが異なる。船頭は定年退職された方がボランティアで行っており、200名ほどが登録されている。寒い季節にはこたつ船となる。
乗船時間=9:00〜17:00(季節により異なる)で15分間隔、一日乗船料金=1200円。

時間がある場合はのんびりと観光するのにいいかもしれない。のんびりと城を見上げたり、船頭さんの説明を聞きながら昔の町並みを体感したりするのはなかなかいい。いくつかの橋は幅も狭く、天井も低いため、そのときは船の天井が下がるのは変わっている。一周が50分で途中下船も可能なので観光の移動に使うことも可能であるが、観光地を考えると微妙な気がする。

訪問時のツーレポ
 ● 2010年07月 山陰・関西旅行