愛 媛 県

宿泊地・お風呂・お店

道後温泉 本館 道後温泉 椿の湯 -

道後温泉 本館(どうごおんせん ほんかん)
内容=★★★★★ お得度=★★★★☆

道後温泉の本館
日本最古の温泉として全国的にも有名な道後温泉。日本三古湯(愛媛県・道後温泉、兵庫県・有馬温泉、和歌山県・白浜温泉)の1つで日本3名泉にも上げられる。特に明治27年に建てられた城郭式木造建築の道後温泉本館はそのシンボルとなっている。この建物は1994年に銭湯としては初めて国の重要文化財に指定されている。また、朝6時、正午、夕方6時に本館屋上にある振鷺閣(しんろかく)にて鳴らされる「刻太鼓」は日本の音風景百選にも選定されている。
その昔、足に傷を負った一羽の白鷺が岩の間から湧き出ている温泉を見つけて傷をいやしたという白鷺の伝説が残る。また、大国主命(おおくにぬしのみこと)が重病の少彦名命(すくなひこなのみこと)を入浴させたところ快癒し、玉の石の上で舞ったという伝説など、多くの伝説が残っている温泉地である。古くから温泉地として全国的に有名で、聖徳太子もやってきたとも言われる。また多くの天皇もやってきている事が記されており、この道後温泉本館にも数回皇族がやってきている。
源泉は44℃のアルカリ性単純泉。館内には「神(かみ)の湯」と「霊(たま)の湯」での入浴の他に大広間や個室での休憩ができるようになっており、料金によって入れるところが変わってくる。神の湯は銭湯感覚で利用されているところで、男湯は浴室が二つ、女湯は浴室は一つだが更衣室が二つとなっている。霊の湯は神の湯よりもこじんまりとしたものになっている。各コースの料金と利用可能施設は以下の通り。

神の湯階下
 300円 神の湯の入浴+セルフのお茶
神の湯二階席
 620円 神の湯の入浴+二階の大広間での休憩
 +浴衣+お茶と煎餅
霊の湯二階席
 980円 神の湯と霊の湯の入浴+二階の大広間での休憩
 +又新殿見学+浴衣+タオル+お茶と煎餅
霊の湯三階個室
 1240円 神の湯と霊の湯の入浴+三階の個室での休憩
 +又新殿見学+浴衣+タオル+お茶と団子

神の湯二階席は普通のお茶、霊の湯は天目台茶碗でのお茶となる。また3階利用の場合のみ坊ちゃん団子となる。
開館時間は神の湯階下は6時〜23時でその他は22時まで。(60分前に札止め)利用時間は通常60分で、3階席のみ80分の利用となる。
3階には夏目漱石が愛用していた「坊ちゃんの間」があり、漱石が松山にいた当時の写真などが展示されている。
又新殿(ゆうしんでん)は皇族がやってきたときに利用した部屋で、壁には金箔が貼られた豪華な作りとなっている。皇族専用の浴室やトイレも用意されているが、現在湯船のお湯は出なくなっている。昭和28年に皇族がやってきたのが最後。

有名な温泉だけあって周りはホテルでいっぱいである。ホテルに泊まっても本館に温泉に入りに来る人は多いようだ。階の上に行くと優越感を味わえるという感じであるが、お風呂自体は1階の神の湯に入った方が大きくてよい。まずは神の湯で気分を味わってから霊の湯でゆっくり入るのがいいかもしれない。3階の部屋から見る眺めはなかなかいい感じ。
本館の前には夕方頃から人力車が止まっており、坊ちゃんの舞台を案内してもらう事が出来る。(2000円〜)

訪問時のツーレポ
 ● 2003年01月 らいらっく 道後温泉こてこてツアー
道後温泉 椿の湯(どうごおんせん つばきのゆ)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★☆

椿の湯正面
道後温泉駅から道後温泉本館へ向かう商店街のL字型の角にある道後温泉の外湯。1953年に造られ、1984年に白壁の土蔵風に改築されたもので、かつて道後を訪れた聖徳太子が歌ったといわれる「伊予風土記」の逸文「源泉が椿に覆われていた」という一説がからこの名がつけられた。
浴槽は花崗岩で造られており、25人くらいが入れる大きさとなっている。源泉は44℃で無色透明、無味無臭のアルカリ単純泉。
営業時間は7:00〜23:00(22:30で札止め)で料金は300円となっている。二階に休憩室あり。

地元の人が利用する感じの公共浴場。入り口がわかりにくいのでここがお風呂?という感じだが、案内板が立っているので間違えることはないと思われる。湯船は本館と同じような感じで、なかなかいい感じ。時間があるのであれば本館とこちらの両方に入ってみてもいいだろう。

訪問時のツーレポ
 ● 2003年01月 らいらっく 道後温泉こてこてツアー