沖 縄 本 島

史跡・建築物

今帰仁城趾 - -

今帰仁城趾(なきんじじょうし)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

城からの展望
世界遺産に登録された琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群の一つで北山城とも称される。
14〜15世紀初頭は三山時代と言われる戦国時代で、首里を中心とする「中山」、糸満を中心とする「南山」、そして、今帰仁を中心とする「北山」の三つの政権が、覇権を競っていた。その後、中山に尚巴志が現れ1429年に沖縄本島を統一し、琉球王朝が誕生する。この際に攻め落とされたのが今帰仁城で、その後は琉球王府から派遣された北山監守の居城となった。
主郭を中心に9つの曲輪を有し、平郎門を抜け、二の曲輪から北殿跡に至る。左右に大庭(うーみやー)と御内原(うーちばる)を配し、最も高い所にある一の曲局輪に到達する。城壁は、琉球石灰岩を平積みにして造られており、高さ3〜8mで、その長さは、1.5キロメートルにも達する。一部決壊しているところもあり、現在修復工事が行われている。
拝観料=400円、拝観時間=9:00〜17:00、年中無休。

典型的な沖縄の城を形成しており、なかなか見応えがある。残念ながら建物は現存していないが、石垣だけでもその規模が想像できる。さすがはもともと国の中心のお城だっただけある。城の形は本土の城とは異なり、中国の城に近い感じがする。
本丸からの展望はかなり良くて、手前に石垣、特に青い海を望むことが出来る。晴れていればかなり眺めがいいところだろう。残念ながら曇っていたので景色が映えなかった。(ToT)

訪問時のツーレポ
 ● 2006年12月 島を愛す 沖縄本島こてこてツアー