鹿 児 島 県

名勝・地域

佐多岬 池田湖 桜島
鳥居埋没地 - -

佐多岬(さたみさき)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

最南端の碑
鹿児島県佐多町にある北緯30度59分10秒に位置する本土(北海道・本州・四国・九州)最南端。大隅半島(東側の半島)の突端にある岬で、最南端へは有料自動車専用道路(佐多岬ロードパーク)でしか行くことができない。このため自転車・徒歩では不可。(以前テレビ局の密着取材で自転車で通行した特例あり)この場合はバスに乗っていくしかない。この有料道路の料金は片道400円。
沖にある大輪島には日本最古の一つである佐多岬灯台がある。イギリス人による設計で明治4年(1871年)に完成したが、昭和20年(1945年)の空襲で焼失した。現在の灯台は昭和25年(1950年)に復旧されたものである。
入園時間=8:00〜17:00。

岬からの風景はきれいではあるが、なんか最端を制覇するために行くような感じ。最端の中で唯一有料のところだしね。ただ有料道路はあまり整備されていないし、展望台は現在立ち入り禁止。途中のゲストハウスもクローズとなっていてかなり寂れているような印象を受ける。やはり大きな町から遠いのが一因か?公共の交通手段もほとんど無いからねえ。
展望台に行くのも有料(100円)。駐車場から碑のところにはトンネルをくぐって行くため、バイクなどを持ち込むことはできない。訪問も有料道路の開放時間に限られてしまうのも問題である。トンネルを抜けたところから神社経由の道と真っ直ぐ展望台に向かう道があるが、神社経由で行った方がほんのちょっと遠くなるが、アップダウンがなくて楽。

訪問時のツーレポ
 ● 1997年07月 本土最南端へ
 ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング
池田湖(いけだこ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

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指宿市の南の方にある湖で、開聞岳の噴火とともに池田火山の陥没によってできたカルデラ湖である。周囲15km,水深233mの九州最大の湖。怪獣「イッシー」がいると噂された元になった大ウナギをみることができる。

指宿市内からの道路も湖畔の道路もきれいに整備されていてとても走りやすい。池田湖の向こうに見える開聞岳はとてもきれいだった。冬に行ったためほとんど車も走っていなかった。

訪問時のツーレポ
 ● 1994年11月 砂風呂へ
桜島(さくらじま)
内容=★★★★★ お得度=★★★★★

東と南から見る桜島
鹿児島市の対岸に位置する周囲約55kmの半島で、その中央には御岳と呼ばれる標高1117mの活火山が位置している。有史以来30回以上の噴火を繰り返しており、鹿児島のシンボルとなっている。桜島の大部分は霧島屋久国立公園に指定されている。
過去に多くの噴火の記録が残されているが、特に文明(1470年頃)、安永(1780年頃)、大正(1914年)の3回が大きな噴火があり、大きな被害が出た。大正の噴火では流れ出した溶岩により、大隅半島と陸続きになり、現在のような地形となった。
鹿児島市内と桜島の間は24時間営業の定期フェリーで結ばれており、約15分で対岸に渡ることが出来る。

鹿児島を代表する観光地&シンボルであるが、通常は御岳のことを桜島と認識されていると思う。正直なぜ「山」なのに「島」とついているのかと思っていた。(^_^;;  山の形は富士山のようにきれいではないが、山から上がる噴煙はなかなか見応えある。
いつも噴煙が上がっているので、季節によっては風向きを考えておかないとかなり大変な目に遭うかもしれない。火山灰がひどいときには昼間でも真っ暗となる。

訪問時のツーレポ
 ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング
鳥居埋没地(とりいまいぼつち)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

ほとんど埋まってしまっている鳥居
桜島の東岸にある火山灰により埋没した原五社神社の高さ3m鳥居で、現在は鳥居の上の部分約1mが地表から頭を出している。爆発の驚異を後世に伝えるためにそのままの状態で保管することとなった。
大正3年(1914年)1月12日に西桜島赤水上が黒煙を上げ、続いて東桜島黒神の鍋山が大音響と共に爆発。多くの火山雷、隕石が降り注ぎ、翌日には溶岩が流出し、瀬戸海峡を横断して大隅半島と陸続きにしてしまった。この黒神の全砥687戸が火山灰に埋没した。

桜島を紹介する資料では必ずと言っていいほど登場する埋没鳥居。実際にかなりインパクトはある上、分かりやすいんだが、実際の場所は小学校の脇にある小さな路地にぽつんと建っている。普通に走っていたら通り過ぎてしまいそうな感じだ。(^_^;; 道路脇にあるのでせっかく近くに来たのならちょっと見ていっても良い程度。

訪問時のツーレポ
 ● 2007年03月 久しぶりの九州ツーリング