日本旅行主催ツアー旅行 スペインの休日8日間 その7 ダリ三昧の一日 |
09月28日(火)バルセロナ→フィゲラス |
4時半に起きてから準備を開始。フィゲラスにホテルは取っているんだが、ツアーの関係でこっちのホテルをキャンセルすることが出来なかったのがもったいないんだけど仕方がない。(ToT) どうせ部屋は取ったままなので、いらない物はここに置いて必要な荷物だけを持って行くことにした。荷物の整理を終えてからフロントに行ってタクシーを呼んでもらう。 しばらくしてやってきたタクシーの運転手は何と半袖。( ̄△ ̄) !! どう考えても寒いだろ?(自分たちは長袖にジャケットを着ている)タクシーに乗ってから10分ほどでサンツ駅に到着。料金は8ユーロくらいだったが、深夜料金となるため12ユーロだった。 駅の中に入るが、乗車券の売り場が良く分からない。( ̄~ ̄;) ウーン 自動の発券機はないのかな?窓口に行くとそっちは特急の窓口だったみたいで他の窓口を案内される。 言われた窓口に行ってみるが、結構長い列ができていた。当初予定していた列車の時間まではまだ30分くらいあるんだが、今からならその前の電車にもぎりぎり間に合いそうなタイミングだ。出発時間は5時56分で、現在45分。早くしてくれ〜〜〜と焦る自分をよそに、窓口の駅員はのんびりとやっている。゛(`ヘ´#) ムッキー 切符を購入してから大急ぎでホームに行き無事に乗車。 朝早いせいか、こっち方面に乗る乗客が元々少ないのか、列車はがらがら状態。列車も綺麗で中々いい感じだ。さっそく席を確保してからホテルから持ってきたバナナやスナックで朝食を取る。 途中から徐々に人も増えてきて席も埋まってきたんだが、満席まではいかない。「そろそろ到着か?」と思って準備をしていたんだが、「何処に行くの?フィゲラス?フィゲラスはまだ先だよ。(スペイン語なので雰囲気で会話)」という感じで他の乗客が教えてくれた。そして無事にフィゲラスの駅に到着。(8時)やはりそんなに大きな街ではないみたいで駅も小さかった。 まずは荷物を預けようとホテルに向かうが、駅からそれなりに距離がありそうだ。途中に朝市のような所もあったので後で来てみよう。15分ほどしてやっとホテルに到着。荷物を預かってもらおうと思ったら、いきなり部屋のカギを渡してくれた。どうやら部屋に入ってもいいみたいだ。一応料金を確認したが、割増料金などはないみたい。これはかなりありがたい。(^ー^* ) フフフフ 部屋はそこまで広いわけではないんだが、日本のホテルと比べるまでもない広さだ。建物は古いんだが、綺麗に手入れされていてなかなかいい雰囲気。 このあとダリの博物館に行くつもりなんだが、9時に開館なのでまだ30分くらい時間がある。せっかくだから市場に行ってみようと先ほど見かけた市場へ。市場では果物や野菜の他にかごなど日用雑貨が色々と売られている。観光用と言うより完全に地元の人達用の市場という感じだ。ここでイチジクと洋なしを購入するが、全部で3ユーロとかなりの安値。とりあえず後で食べることにして一旦ホテルに置いてから再び出かける。 すでに開館時間の9時は回ってしまっている。ダリ劇場美術館は開館前から行列が出来ているという話(ネットからの情報)だったので「もうかなり混んでるかも・・・」と思って向かったんだが・・・まったくと言っていいくらい観光客がいなかった。(^_^;; ネットで調べたのはよっぽど人が多い時間だったんだろうか?いったん建物の周りにあるオブジェ(でっかい顔や人のポーズらしき形や屋根の卵などなど)を見てから中に入る。 中に入っていくと中央にある中庭に出るが、ここには車が一台置いている。しかし・・・「なぜ車の上に女性像がのっている?」という訳の分からないオブジェと化している。(^_^;; コインを入れる場所があり、お金を入れると車の中に雨が降り注ぎ始めた。車の外ではなく、中に雨が降るという普通と逆のイメージなんだろう。しかし・・・自分には訳が分からない。 建物の中に入っていくと、遺体の安置されているコーナーに出る。中央ロビーの下にダリは埋葬されているんだが、知らない人はその墓の上を普通に歩いていることになる。(^_^;; 作品を見て回り、中央のロビーに行くと、先ほど見たダリの墓があった。ロビーには墓についての案内が全く出ていないので知らないとほんとに分からない。 ロビーの壁には怪しい動きをするオブジェや天井からつり下がったオブジェ、リンカーンの肖像画なんだが、よく見ると女性の裸の絵とか色々と怪しいものがいっぱい。その奥の部屋には有名な顔に見える部屋があった。順番に部屋を覗いていくがほんとに人がいなくてゆっくりと見ることが出来る。 途中から徐々に観光客の姿が目立ち始めたので、流石に人が多くなってきたな・・・と思っていたんだが、中央の広場に戻るとかなりの人で溢れていた。( ̄△ ̄) !! 朝のあの状態はもしかして結構珍しいことなの?(下から徐々に上の階に見て回っていたので人の流れに追いつかれていなかった模様) 結局2時間くらい館内を見て回っていたようだ。おみやげ屋で作品集を買ってから外に出る。 続いて美術館とセットになっているダリの宝石展へ。こっちはこの時間でも観光客がほとんどいない。脈打つハート型のペンダントや体の一部をもした宝石など色々なものが展示されていた。デザインとしてはちょっと奇抜すぎるが、あゆはかなり気に入ったようである。といっても、買ってやるほど裕福ではない。(^_^;; 結構歩き回っていたので一旦ホテルに戻ってしばらく休憩。 一息ついてから、朝くるときにはまだ準備をしていた市場に行ってみる。(朝に買い物した市場から少し離れた屋根のある場所) この時間になるとかなりのお店が出ていてにぎわっていた。野菜や果物、花などの中にハムを売っているお店を発見。「この生ハムが持って帰れたらいいのに・・・」と見ていると、真空パックされているような生ハムを発見。もしかしてこれだったら持って帰れる?( ̄△ ̄) !! 言葉はまともに通じないんだが、やはり真空パックになっているみたいなので大丈夫そうだ。これは買うしかないとまずは一番小さな固まりを購入。これだけあればしばらく楽しめるなあ・・・と言っていたんだが、お土産まで考えるとすぐ無くなってしまうかも?ということでもうひとつ購入する。(あとでもう少し買っておけば良かったと後悔することになるとはこの時は思いも寄らなかった) 他のお店を見て回り、ブドウを購入。市場の周りでもハムを売っているところがあって、切り売りもやっているんだが、さすがにこれは買うことが出来ない。他に近くのお店を覗いてからサンドイッチのお店・PANSでサンドイッチを購入してから一旦ホテルへ。(11時45分) ここで先ほど買ってきたサンドイッチと果物で食事を取り、12時半くらいに再びお出かけ。バスセンターに向かう途中でスーパーに寄ってみる。ハムコーナーや鮮魚コーナーの写真を撮っていたら、店員に注意されてデータを消すハメになってしまった。せっかくおもしろい写真を撮ったのになあ・・・。 バスセンターに行ってからポートリガ行きのチケットを購入。バス乗り場に行ってからバスがやってくるのを待つ。バスに乗って予定通り13時半に出発。ここから到着まではずっと眠っていた。やはり疲れていたんだろうな。(14時30分) やってきたのは小さな田舎の町という感じのところなんだが、住宅は結構多い感じだ。まずは帰りのチケットを確保しておこうと発券所に行ってみると、なにやら揉めている人(中国人っぽい)がいる。後ろで聞いていると、「明日のチケットを売ってくれ。」と言っているようなんだが、係員は「明日のチケットは売ることが出来ない。」と言う感じで言い合っているみたい。どうやら明日の全面ストのことを知らないようで、説明をしているみたいなんだが、どうも理解できていないようだ。ここで一緒に並んでいたおばあちゃんが説明してやっと理解できたみたい。ストライキという言葉で理解できたようだ。しかし・・・かなり予定が完全に狂ってしまったんだろうな。とりあえず自分たちの今日の夕方のチケットを購入してから出発。 場所は分かりにくいと言うことだったんだが、事前にルートは調べて地図も印刷してきているので大丈夫だろう。先ずは海岸線を歩いていたんだが、海岸線だと大きく迂回している感じになっている。地図を見るとまっすぐに抜けられそうなので途中から脇道に入ってみるが・・・、道がまともに繋がっていない。(ToT)結局遠回りして感じでもとの海岸線に戻ってしまったよ。 地図を見て道を確認してみるが、目的の道がどの道なのかわからない。(ToT) 通りに名前がついていたので、来たら分かると思っていたんだが、道の名前は書いてない。さらに道幅も大小様々でどれがメインの通りか分からないし、地図に書かれている以上に道が多い。まじでどの道なんだ?( ̄~ ̄;) ウーン とりあえずこの道かな?と通りに入っていくが、どうも違うっぽい。行き止まりなども多くて町の中をぐるぐると回ってしまい、全く先に進めない状態。途中で地元の人に聞いてみるが、ダリの生家自体が良く分からないような返事だ。そんなに有名じゃないのか?旅行者に聞いても良く分からず、もう一度地元の女性に聞くと、今度はちゃんと場所が分かる人だった。 言われたとおりに進んでいくと、やっと町の郊外へと抜けることが出来た。先に道を確認しようとあゆより先に進んでいくと、旅行者と思われる女性が2人いた。「日本人か?」と思って声をかけると返事が返ってきた。どうやら自分たちと同じく、迷子になってしまったらしい。入場時間は自分たちの前の時間みたいなので、受付の時間にはどう考えても間に合わないようだ。まあ頼んでなんとかしてくれるとは思うけどね。 4人で道を進んでいくと、やっと案内板を発見。この看板を見てやっと「あってたんだ〜〜〜!」と、ほっとする。彼女たちは格安チケットでこっちにやってきて、旅行をしているようなんだが、やはりニュースなどは見ないのか、明日のストの話は知らなかったようである。明日バスで移動するように考えていたみたいなんだが、出来れば今日の内に移動しておいた方が良いと話しておいた。「迷子になったけど、ストの話が聞けたので逆に良かったかも〜〜」と前向きに考えていた。 到着してから早速受付へ。彼女たちの受付時間は過ぎていたんだが、無事に受付してくれたようだ。よかったね。(^ー^* ) フフフフ 自分たちも受付を終了するが、入場時間まではまだ30分以上待たなければならない。時間が近づいてきたところで入口へ向かうと、一緒に観光する人が5人くらいいた。(16時) 部屋に入ってからまずは観光方法の簡単な説明を受ける。他の人達はスペイン人みたいなのでスペイン語での解説なんだが、自分たちには英語でいいか聞いてきた。「日本語で・・・。」という言葉は軽く流されてしまった。(ToT) 説明する部屋は3階に別れていて、各階を10分ずつ説明していくようだ。先の部屋には他のお客もいるので勝手に先に進むことは出来ない。 部屋の正面には熊の剥製が出迎えてくれている。部屋の中には変な物が一杯という感じ。本が一杯詰まった本棚のような形の壁や壁から生えている彫刻、鳥かごや小さな椅子などなど。部屋も赤い部屋や青い部屋などそれぞれで趣の異なる部屋になっている。3階までの説明を終えてから屋上へ。説明はここまでで、このあとは時間制限はないようである。屋上と言っても斜面に建っている家なので、建物の奥の方は地面になっているので屋上という感じではない。 先ず目に入ってくるのは卵の形をしたオブジェである。大きな卵の中には入れるようになっているので、中に入って写真を撮っている人がいた。自分たちも同じように中に入ってからポーズを取っていると、なんかえらく受けていた。(写真をお願いしていた)あまり変わったポーズとかで写真を撮ることはしないんだろうか?( ̄~ ̄;) ウーン その他には植木鉢で作った巨神兵(みたいな人型の巨大なオブジェ)や変な卵、ベンチ等々いろんなオブジェが置かれていた。確かにおもしろいんだけど・・・ずっとだといやになりそうな家だ。あゆは「ええ〜〜〜、たのしいじゃん!」と言っているんだけどね。ダリのビデオも流れていたのでこれを見て、最終的に1時間ほど観光してから外に出る。 おみやげ屋を覗いてダリ関係のカレンダーやはがきなどを購入。付近で写真を撮ってから来た道を引き返す。帰りは一本道なので迷うことなく海岸線までやってきた。出てきたところは行きに「どの道に入ればいいんだろう?」と悩んだところだった。この道に入っていたらまっすぐだったんだけど、道の広さを考えるとどう考えてもこっちの道には入らないよなあ・・・。 変な道に入ってまた迷子になっても困るので今度は素直に海岸線を歩いていく。バスの時間まではまだ時間もあるので、途中のお店を覗きながらぶらぶら・・・。スーパーやパン屋も覗いてパンも買っていく。 バス乗り場までやってきたんだが、バスの出発まではまだ30分ほどある。トイレに行って戻ってくると、あゆがおばあさんと話していた。スペイン国境近くに住むフランス人らしく、海水浴をしにここまでやってきたらしいんだが、寒くて泳げなかったようだ。フランス語は勿論、スペイン語、英語も話せるようだ。パンを食べながら出発まで話をしていた。(18時15分) バスに乗り込んでからそうそうに眠りに落ちる。と言っても余り深く眠ることが出来なかったけどね。さきほどのおばあさんは隣にお客が来るたびに話しかけていた。色々な人と話すのが好きなんだろうなあ・・・。そして1時間ほどかかってやっとフィゲラスに到着。(19時45分) さすがにお腹が空いてきたので何か食べたいところ。お店を探しながらホテルに向かうが、どこがいいのか全く分からなくてそのままホテルに着いてしまった。一旦荷物を置いてからフロントにお奨めのBARを聞いてみるとLA SIDRERIAとLIZARRANというお店を教えてもらう。そのスタッフのお薦めはLA SIDRERIAの方ということなのでここに行ってみることにした。 お店はあっさりと見つかったんだが、人気店なのかかなり混んでいる。店員に言われるままテーブルに着いたのはいいんだが、システムが良く分からない。( ̄~ ̄;) ウーン まずは飲み物で白ワインとサングリラを注文。食べ物はメニューから選ぶか、カウンターから取ってくる(カウンターの前のガラスケースの中に色々な食べ物が串に刺さっておいている)かするようだ。 あゆが来る前にテレビで見て絶対に食べたかったという「シャンピニオン(マッシュルームのオイル焼き)」を注文。(言葉が分からないので写真を見せて頼んだ)この店はマッシュルームに生ハムを置いて焼いた物で、ソーセージと一緒に出てきた。これがまあ、うまいこと、うまいこと。(実はもともとはキノコ関係は苦手)他にもカウンターから適当に食べ物を選んできたんだが、追加でシャンピニオンをもう一皿。ワインも追加してお腹も十分に満足。(^ー^* ) フフフフ これでも2人で30ユーロだったので十分かな。 お腹も満足したところでホテルへと戻るが、さすがに田舎の方の町なのか危険な感じは全くしない。これだったら夜でも散歩は出来そうだ。部屋に戻ってからシャワーを浴びて早々に就寝。(22時) |