日本旅行主催ツアー旅行 スペインの休日8日間 その3 さっそくハードなスケジュールで観光 |
09月24日(金) マドリッド 0km |
予定通り7時に起きてから早々にホテルの朝食へと向かう。今回のツアーでは基本的にホテルにバイキングの朝食がついているようだ。7時からということなので人は少ないと思ったんだが、結構やってきている人が多い。どうも他の日本人団体ツアーがいるようなんだが、出発が早いんだろうか? メニューはハムやチーズ、生野菜に果物、パンなど盛りだくさん。飲み物もいろいろなフルーツジュースからコーヒー、紅茶などいっぱいあった。事前にネットで調べていたとおり、朝食はかなりいい感じだ。(^ー^* ) フフフフ さっそく適当に皿に盛ってから食事開始。結構食べ応えあるせいでゆっくり食べていたら40分くらい経っていた。まずい、急がないと!!! 部屋に戻ってから準備を整えて散歩へ出かける。外はすでに明るくなっており、会社に行く人達で人通りが多いので危険はあまりなさそう。ホテルの近くにも結構BARと名前のついたお店が多いんだが、さすがにこんな時間には・・・。(^_^;; 旅行中にこんなところに行きたいところだけど、団体行動中は無理だろうね。 近くをうろついてからホテルに戻り、準備を済ませてからバスに乗り込む。プラド美術館はここから歩いてもいける距離なのでバスですぐに到着するだろう。(9時) バスが出発するが、なんか美術館と反対の方に進んでいるような・・・。( ̄~ ̄;) ウーン 町中に入っていくと、思ったよりも車が混んでいる。(ToT)なんでこっちに来たのかと思ったら、どうもホテル前ではUターンができないので町中の方に入って大回りでUターンしているらしい。先にUターンしておけよ。(-.-”)凸 ウリィ 30分ほどしてやっとプラド美術館に到着。(9時30分)正直言って歩いてきてもよかったんじゃないか?という気がする。(^_^;; 入口付近でイタリア人のガイドさんであるファンさんが合流。建物に中に入ってからこの後の予定と集合時間の説明があった。ここの観光時間は1時間半くらいで、11時10分に美術館の入口に集合のようだ。1時間くらいは望月さんから案内してもらい、そのあとに自由時間になるようなんだが、途中で抜けて自由に見ていってもいいようだ。とりあえずどんな風に説明するのかを確認してからどうするか決めよう。 まずは1階に上がってから26番・エル・グレコの絵画の説明から始まった。数が多いのでさくさく見ていくのかと思っていたんだが、作者の説明から絵の説明とかなり細かく説明していくような感じだ。まあ有名どころは見ていくと思うんだが、このペースだとおそらく全部は見られそうにないので照井さんに言って別行動をすることにした。 まずは1階を一回りしてから0階を回り、最後に2階とさらにその上にある小部屋を回っていく。実際に歩くとかなりの広さで、有名な作品を見ていくだけでもかなりの時間がかかってしまうくらいである。0、1階はかなり人が多かったんだが、2階は人が少なくて、その上の部屋は全く人がいなかった。というか、そこの部屋に気がついた人がいないような感じだった。係員はちゃんといたんだけどね。 ベラスケスの作品はいかにも当時の作品といった感じの宮廷画で、あまり上手いとは思わなかった。 ゴヤの裸のマハは実際に見るとどう考えても顔を後から、しかも別人ではないかというくらい違うタッチで書き加えられたようにみえた。 宗教画はなんか見ててもあまりおもしろくないんだけど、数は半端なく多くて途中でうんざりしてきた。 裸の男女の絵で股間を隠すためにかなり強引に布がたなびいているようにしているのは違和感ありすぎ。(作品名忘れた) 3階のさらに上にある下絵のコーナーは結構いい感じだったんだが、場所がわかりにくすぎ。 一度全部見てから気に入った絵をもう一回見ようと思っていたんだが、全部の絵や彫刻を一通り見終わったときにはもう11時になっていた。やはりこういうところはツアーで来ると時間が足りない。集合時間までもう10分くらいしかないのでおみやげ屋をのぞいてから集合場所へ。 ぼちぼちと他の人たちもやってきて全員集合したところで次の場所に移動開始。・・・と思ったらバスに乗るのではなく、近くのお店・TIMYRというところころへ移動。まあ、ツアーだからこういう店に案内されるのはしょうがないところか。(^_^;; ちなみにガイドと説明されたファンさんは何もしないままここでお別れ。説明もほとんどしなかったし、いったい何なんだろう? 店内を一回りしたんだが、ほしい物も特にないので早々に外に出て近くを散策。こんなことなら美術館にいる時間を長くしてほしいものだ。みんながそろったところでバスへと向かう。 この途中にちょっと変わった乗り物が止まっていた。( ̄~ ̄;) ウーン 説明を読むと、町の観光用の乗り物(建物のアナウンスなどが流れる三輪の車のようなもの)となっている。どの免許で乗れるのかよくわからないけどなんかおもしろそうだなあ。(^ー^* ) フフフフ テンション上げ上げで写真を撮っているとカメラのおじさんもいっぱい写真を撮っていた。(^_^;; もうお昼なんだがこっちの昼食は普通14時かららしく、まだレストランが開いていないようだ。レストランのオープンする13時からとなるため、その前にスペイン広場に寄っていくようだ。スペイン広場はもちろんローマの休日で有名なところではなく、セルバンテスの書いたドンキホーテの主従像が建っているところである。 広場に到着して少し歩いたところに馬に乗ったドンキホーテとロバに乗った従者サンチョ・パンザの像があった。ここでしばらく記念撮影をしていたんだが、なんか銅像のところに人が立っている。もしかして近くまでいけるのか? せっかくなら近くで写真を撮ろうと銅像の方へといってみる。ちょっと高台に建っているんだが、階段まで付いているので銅像にさわっても良さそうだ。銅像の上に登ってみたいんだがさすがにこれだけ人がいるとねえ・・・。もし壊れても困るし。しかし銅像の背中とかもこすれているのでまたがったりしてる人もけっこういそうだ。(^_^;; 交代で写真を撮っていると、王宮の方へ向かいますと言っているので大急ぎでみんなのところへ戻る。 公園の外に出る遠くに王宮が見えてきた。近くまで行くのかと思ったら、ここから眺めるだけみたい。(^_^;; かなり遠いので、「ああ、あれがそうなのか。」というレベルで思ったほどは感動がない。(^_^;; せっかくなので写真だけ撮って、そうそうにドンキホーテの銅像のところに戻ってもう一度写真撮影。それから大急ぎでバスに戻る。 昼食に向かうが、レストランは細い通りにあるのでバスで横付けはできないらしい。バスを降りて少し歩いてからLa Huerta del Duextというレストランへ到着。もう13時なんだが、こっちでは昼食時間にはまだ早いということで他にお客の姿はない。(帰るときにも誰も来なかったのでたんに人気がないだけのような気もする) 席の左右に座ったのはまごばあの二人と新婚夫婦の二人だ。まごばあの方は親子としては年齢が離れすぎと思うので孫とばあちゃんという関係だろうか?ばあちゃんの方は70代という感じで、女性の方は30代という感じ。間の親が50代という感じだろうか?話しかけてみるがちょっと反応が薄い。反対の二人はどう考えても新婚旅行でやってきている感じで20代くらいか? こっちのレストランでは水を含めてすべて有料なのでまずは最初に飲み物の注文をすることになる。ジュースやアルコール関係とかいろいろ売っているんだが、オレンジジュースとかのジュースの方がアルコールよりも高いというのが何とも・・・。とりあえず自分は白ワイン、あゆはサングリラという飲み物を注文。この二つで6ユーロである。食事代は旅行代に含まれているとはいえ、毎食毎食頼んでいたら飲み物代だけでも結構な値段になるよなあ・・・。(ToT) しばらくして料理が運ばれてきた。まずは豆のスープでこれは普通。続いてきたのは焼いた豚肉とピーマン、にんじん、ジャガイモだ。特にスペイン料理という感じのしない普通の料理である。そしてデザートが運ばれてきたんだが・・・甘くてとても食べられない。(ToT)まあ予想はしていたけど、ここまで甘いと自分は無理だ・・・。と、その横ではあゆが普通に完食していた。(^_^;; 食事を終えてからバスのところに戻ってから出発。(14時) ここからトレドに向かうようなんだが、かなり道が混んでいてなかなか進まない。これはどう考えても予定通りには行かないなあ。(ToT)さすがに時差ぼけもあるせいか眠気が襲ってきたので眠りにつくが、なんか前の席で照井さんが会社ともめているようだ。なんか契約会社とトラブルでもあったんだろうか?大変だねえ・・・。 「ここで休憩します」という声で目を覚ますとおみやげ屋に到着していた。せっかくなのでのぞいてみると、お菓子や衣類の他に甲冑や剣とかまで売っていた。こんなもの買う人いるんだろうか?(;-_-;) ウーム しばらく走ってとやっと目的のトレドに到着したらしく、町並みが見えてきた。この時点で予定より1時間遅れとなっている。ここは周りを川(タホ川)に囲まれた町で、川岸はかなり深い断崖になっている。防衛の意味もあったのでこんな所に町を作ったんだろう。断崖の上には砦のような建物の跡も残っていた。途中でここの案内をするというパブロという現地案内がバスに乗ってきた。 エスカレーターで町の方へと入り、石畳の道を歩いていく。いかにも古い町並みという感じでなかなかいい雰囲気なんだけど、目的のカテドラルまでは結構距離がある。まあカテドラルが町の中心にあるんだから仕方がない。いい感じのお店はいっぱいあるんだが、ツアーなので寄り道していくわけにはいかない。さっそくカテドラルに入るが、残念ながら中の撮影は出来ないようだ。(ToT)まあこういうところはしょうがないな。 まずは塔の下に位置する部屋に入ることになったが、部屋が狭いため人数が制限されているようだ。少し待ってから中にはいると、そこには黄金で作られたものが壁一面に展示されていた。凄いんだけど・・・「どれだけアメリカから略奪してきたんだよ・・・」ということが頭に浮かぶ。(^_^;; 続いて中央の礼拝堂へ。礼拝堂の周りの椅子には細かい装飾が彫られている。礼拝を行う椅子に座ってしばらくこの建物の説明を受ける。このあと先ほどの礼拝堂の反対側に回ると天窓付近にかなり壮大な彫刻が飾られていた。やはりこっちの礼拝堂は彫刻とかがすごいね。30分くらいで一回りして外に出る。 続いてサント・トメ教会に向かうようなんだが、途中のお店にかなり惹かれる。でも寄るわけにはいかないのがツアーの辛いところだ。教会に到着するがここもかなりの人だかり。中にはいるが、入れるエリアはエル・グレコの傑作と言われるオルガス伯の埋葬という大きな絵が描かれているエリアくらいなので思ったより狭い この絵はこの教会の修復に多大な寄付をしたオルガスの領主の埋葬シーンを描いた絵と言うことなんだが、宗教画のタッチで描かれている。最高傑作と言われても自分的にはそんなにいい絵には思えない。これを見るために30分以上の時間を費やすのならお店を見て回った方が良かったという感じだった。 トレドでの観光はこれで終了ということでバスに向かう。石畳の通りを抜けてエスカレーターを下りてバスに乗り込んでから出発。少し走ったところで彫金細工のお店へ。 工房を兼ねたお店みたいで最初に細工をしているところを見学。タガネを使って細かい模様を彫り込んでいる。あゆはかなり興味を持ったみたいで見入っているんだが、他の人は早々にお土産の方に行ってしまった。おみやげ屋の方には彫金細工のネックレスやピアスなどの他に刀や鎧まで置いていた。しばらくここで土産物を見てから出発。(18時) ガイドとして乗り込んできたバブロはここでバスを降りるが、「この人何しに来たんだろう?」って感じだ。観光地の説明は全部望月さんがやっていたし(ガイドさんは何も喋っていなかった)、移動の時に一番後ろで迷子がいないように見張っていたようなんだが、照井さんもいたから必要あったとは思えないし。この後聞いた話では雇用促進のために観光地を回るには地元のガイドを付けないといけないようである。 出発してからしばらくしたところで照井さんから「みなさん、ちょっと大変なことになりました。まだ正確ではないんですが、おそらく間違いはなさそうなので、今の状況を先に説明させていただきます。」と深刻な表情で説明が始まる。行きの移動中に電話でなにやら話していたからそのことかな? 「出発前から話は少し出ていたんですが、本日、正式に決定したようです。9月29日にスペイン全土で大規模なストが決行されることが決まりました。いいですか、大規模なストが決行されます。大規模なストと言うことで、飛行機、列車、バスなど、ほぼすべての交通機関が止まることになるようです。ただし、皆さんは29日に帰国と言うことですので、ほとんど影響はないんですが、空港までの交通機関が止まってしまう可能性があります。そこで最終日の宿泊をバルセロナ市内のホテルから空港の近くのホテルに移動することで対応するように進めています。」 ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!( ̄◇ ̄;) ハゥー まじで!?影響ないって・・・自分たちもろに29日に予定入れてるやん!!!マジでしゃれにならんぞ・・・。 まだ説明が続いているので後で詳しく聞くことにして、とりあえずはどうするか。今考えられる最適な方法は28日のバルセロナ団体ツアーをキャンセルしてからこの日に29日の予定を決行。ストのある29日はフィゲラスで滞在して、30日の朝一でバルセロナに戻ってきてからバルセロナを観光というパターンか? 話が終わったところで照井さんとこの後の予定について話をする。最終日にホテルを移動するという話をすると、「え!?そんな話私は聞いてないですよ!!」と言われてこっちもびっくり。( ̄△ ̄) !! しばらく話をしていると、やっと話が通じる。自分たちが延泊申請していることを他の人と勘違いしていたようだった。 ストはほぼ間違いなさそうなので28日のツアーは辞退してこの日にフィゲラスへ移動するなど、先ほど考えた内容を伝える。ストのことを考えるとその方がいいかもしれないとの話なのでこのプランで行くことにするしかない。詳細はまたあとで話すことにしてとりあえず予約しているホテルやレストランの予約を変更しないといけないな。他にツアーで二組がバルセロナで28日の夕食を予約しているらしい。 先ほどまでの眠気が完全に吹き飛んでしまい、到着まではこの後の予定を考えたりして眠ることはなかった。(^_^;; 帰りは渋滞も殆ど無く、1時間ほどしてホテルに到着。(19時)すぐにソフィア美術館に行くようなので、荷物を置いてから近所のBARの場所だけを確認してから集合場所のロビーへ。 みんなが集まったところでソフィア美術館へと向かう。人数を見ると8割くらいの人が参加しているようである。照井さんは中には入らないのでここからホテルに戻るまでは自由行動である。夕食の時間を考えると20時半にはここを出ないといけないので1時間くらいしか時間がない。 まずはゲルニカを見ていこうと人の流れについて歩いていくと展示されている場所に到着。作品は思った以上に大きいものだ。この作品は他の作品と違って作品の近くにも行けないようになっており(柵があるわけではなく線が引かれている)、撮影禁止になっている。しかし・・・部屋の外から撮影するには何も言われないというちょっとアバウトな感じだ。 他の作品を見て回るが、もともと他のことに使われていた建物だったのか、展示の部屋がいくつもの小部屋に分かれており、さらにそれぞれの部屋がかなり離れているというちょっと面倒な造りになっている。部屋が変な風につながっていて迷路みたいな感じだしね。(ToT) 大好きなダリの作品ではテンションあがりっぱなしのあゆの姿が・・・。他の作品は撮影が自由なんだが、いずれは撮影もだめになるかもしれないね。5階にある現代作家の作品は理解できるものがちょっと少なかった。ちょっとエッチな作品もちょこちょこ・・・。(^_^;; そろそろ時間もせまっているので美術館を出てからホテルに向かう。 いったん部屋に荷物を置いてからロビーへ行き、バスに乗り込んでから夕食のレストラン・パエジャ・レアルへ。最後に入ったせいで残った席は二人がけの席だった。ちょっと寂しいけど仕方がないな。(ToT)おきまりのように飲み物の注文がやってきたので赤ワイン(7.5ユーロ)を注文。 まずはサラダが運ばれてきて、食べ終わる頃に大きな鍋で作られたシーフードパエリアが運ばれてきた。味は・・・びみょ〜〜〜〜。(^_^;; パエリアの後はデザートでアイスが運ばれてきたんだが、これは甘さも控えめでなかなかおいしかった。(^ー^* ) フフフフ 自分は気がつかなかったんだが、あゆは隣には地元の人と思われるグループを見てかなり驚いていた。パエリアに「これでもか!!!」というくらいオリーブオイルをかけていたらしい。(^_^;; お腹を満足させてからホテルに戻る。(22時30分) さすがに疲れているのですぐにでも寝たいところなんだが、予定の変更をしなければならない。なんとか一通りの作業を終えてから就寝。 |