| 1999/08 北海道・東北地方へ その18 わんこそばに挑戦 |
| 08月02日(18日目) バイク移動距離 295km 宮城県 仙台→岩手県 盛岡 |
朝、目が覚めるとなんと時間は7時を回っていた。早く起きて出発するつもりだったが、完全に寝過ごしてしまった。しかも昨晩の酒が少し残っているようでちょっと気分も悪い。風呂に入ってさっぱりした後、荷物の整理をしてチェックアウトする。 荷物のパッキングが終了したのは8時半を回った頃だった。どうせここまで遅くなったら青葉城趾に行ってみようと考える。町中を通っていったため、かなり車が走っていたが、案内板に従って進んでいき、駐車場に到着した。駐車料金(100円)を払って中にはいる。以前きたときと城の案内は変わっていなかったが、石垣の修理中ということで伊達政宗の銅像が別の位置に移動していた。せっかくだからと銅像のところで写真を撮ることにした。土産に萩の月と萩の調べの詰め合わせを送ってバイクのところに戻って出発する。 城跡の山を下って旧国道4号線から県道22号線へとはいる。そのまま流れのいい県道を北上し、国道4号線へ。この後はひたすら国道を北上していたが、林道を走っていこうと考えて、途中の分かれ道から国道457号線に入ることにした。国道に入ってしばらく走ったところでコンビニを見つけていつも通りパンに牛乳の朝食を取る。 さらに国道を北上し、国道347号線から県道262号線にはいる。自分がもっている地図ではこの県道番号は160となっていたため、本当にあっているんだろうかと不安になりながら進んでいくことに・・・。どうやら道路が拡張されたため、県道の番号が変わってしまったようである。そろそろガソリンが乏しくなってきたため、その先のコスモ石油に入ることにした。ここのガソリンスタンドにはえらく元気のいいおばちゃんがいた。少しこのおばちゃんと話をした後、元気のいい声に見送られて出発する。 この林道もかなり舗装が進んでいるようで、目的の桧沢林道の入り口がわからない・・・。途中までは舗装されていたため、もう全部舗装化されたのかと思い始めた頃に道路がダートに変わる。そのまま尾根に沿って、眺めのいいダートを進んでいく。途中工事用のダンプがやってきたため、道路脇に避難したが、後にも先にもすれ違ったのはこれ一度きりだった(5台くらい連続で走ってきて待っている間、砂埃で大変だったが・・・)。ダートは砂利が深いところもあったが、タイヤ跡もないため走りやすかった。 案内をみると8kmの林道と書いてあるが、10km以上走ってもT字路にでない。だんだんと不安になり、途中の分かれ道の狭い方がメインの道だったのかと思って引き返すことにした。分かれ道の狭い方に入っていくが、方向も違うし、道路もだんだん狭くなってきたので結局元の道に戻ることにした。先ほど引き返したところから200mくらい進んだところにT字路があった。もう少し走っていれば・・・。(T^T) 自分の地図ではこのあたりの林道はすべてダートとなっていたが、現在は一番東の長沼林道は舗装されているようだった。なお、この林道はダム建設のため、一般車両は通行止めになっていた。その先の十字路にでると、最上町方面に行く田代林道は舗装工事を行っているようだった。 さすがにこちらは通り抜けられなかったため、築沢林道で鳴子の方面へ抜けるコースを選択する。この林道は道が狭い上にじゃりが深く走りにくい。砂利も河原の石みたいに大きなものが敷き詰められていて走りにくさに輪をかける。(^^;; 唯一の救いは対向車が来なかったことである。 ひたすら林道を進んでいくが、相変わらず林の中で眺めはよくない上に、道路の状態もよくない。やっと林道が終わって舗装道路に出られると思ったら、直前で工事中のため迂回しなければならなかった。あと数10mというのに・・・。(T^T)全行程30km程度の林道だったが、今回の旅行で一番長かったところである。(^^;; まずは鳴子の駅に行って、観光案内でも見ようと考え、山を下っていく。こけしで有名なところで、あちこちにこけしを作っているところがあった。ここは温泉もわいているので、一泊していこうかとも考えてしまった。結局時間がまだ早いと言うことで泊まらなかったが・・・。林道を走っているときはそうでもなかったが、町にでてからむちゃくちゃ暑くなってきた。気温が上がってきたのだろうか? 観光する場所も決まって出発し、まずはこけしの里というのにふさわしくこけし館へ。建物の中には大小さまざまな形のこけしが所狭しと展示されていた。こけしの多くは個人の所有物や寄贈物で、それぞれ区画に分かれて展示されている。中にはこれこけしか?というようなものもあった。 次に向かったのは鳴子峡。このあたりは冬にはスキー場になるらしく、スキー用のリフトが夏の日差しに揺れていた。鳴子峡の入り口の駐車場に到着したが、さすがに人は全くいない。やはり一番込むのは冬のスキーシーズンであろう。案内板をみると川に沿って遊歩道が続いているようである。途中まで降りてから引き返すつもりだったが、結局一番下まで降りてしまった。渓谷の中を川が静かに流れる、とてもいい感じのところだった。その上、人が全くいなかったことがよかった。写真を撮りながら少し川をさかのぼっていく。しばらく散策した後、駐車場に戻る。階段を降りるときはそうでもなかったが、登るのはむちゃくちゃ疲れ、バイクのところについたときにはダウン寸前だった。何とか気を取り直して出発する。 このあとはひたすら走って、国道457号線から398、457号線と進んでいく。途中、道路の拡張工事をしていたのでここもいずれ立派な道路になるのだろう。ただほとんど車が走っていなかったことが気になるが・・・。(わざわざ道路を拡張する必要があるのだろうか?)前回来たときに観光していたため、平泉、水沢、北上といっきに通り過ぎていき、花巻市にはいる。 この花巻はわんこそばの発祥の地と言うことだったので夕飯にわんこを食べることにした。ガイドに載っていた「やぶ屋」という店に行くが、えらく立派な建物で中に入りにくい感じ。しかし一人ではだめと断られてしまった。仕方ないのでもう一つの店「嘉司屋」に電話した。こちらの店は一人でもいいと言うことだったが、店は5時からということだったのでどこかで時間をつぶさなければならなかった。 ガイドブックを見て観光場所を探すが、以前見たところか、かなり遠いところしかなかった。前に行かなかったところで「イギリス海岸」というものがあったのでそちらに行ってみることにした。イギリス海岸とたいそうな名前は付いているが、実際はただの河原である。その横を通り過ぎて途中にあったパーキングで休憩することにした。ここで日記を書いて17時まで時間をつぶした。 店に入りさっそくわんこそばを注文する。しばらくするとわんこそばの準備ができたと言うことだったので、早速食べることにした。通常のわんこそばよりも一回の量が3倍ということで、普通のわんこみたいにふたを閉じるまで入れると言うことはないらしい。ゆであげらしく、熱くてなかなか食べることができない。しかも客が自分一人なので店員がみんな見ているため食べつらいし・・・。(^^;; そうこう言いながら結局60杯食べてしまったが・・・。通常だと180杯分と言うことになるが本当だろうか・・・。実際、50杯くらいになったとき、店の人が心配していたしなあ・・・。腹もたいがいにふくれたところで出発する。 国道4号線を北上していき、道の駅「石鳥谷」に到着する。ここで休憩してからさらに北上していく。途中で勝源院の逆ガシワといわれる天然記念物があったので寄ってみることにした。樹齢は3百年以上で根っこが上になっているみたいに枝が広がっているためこのように言われているらしい。もう時間が遅いせいか、もともと見に来る人がいないのか全然人はいなかった。 さらに走って盛岡市内に近づくとさんさ祭りの格好の人たちが現れてきた。予想通り、市内は交通規制で走れない上に車と人にあふれていた。市内にはいることをあきらめて国道4号線で迂回していく。途中のコンビニにて夕食および休憩をとる。ここで銭湯の位置を聞くが、健康ランドしか分からないと言われ、もうそこでいいやと思って北上を再開する。しばらく走っていくと前方に健康ランドの看板を発見、泊まることにした。 受付を済ませてまずはお風呂へ。ここの健康ランドは風呂も広いし、ソファーや布団なども完備されていていた。風呂から上がってさっぱりしたところで洗濯を済ませる。Yさんとも待ち合わせの場所を決め、明日のルートを検討して11時半頃に就寝。 |
| 01 青葉城址 伊達政宗公 銅像 02 鳴子峡の風景 誰もいない・・・ |