旅行
長崎旅行

長崎のこてこて観光へ

ハウステンボスに行こうと思っていたんだが、イベントのタイミングが悪かった。長崎と佐世保のセットでの観光は距離的に結構大変なのでとりあえず長崎だけでも観光に行こうと言うことにした。目的地も告げずに出発しようかと思ったが、やはり事前チェックもあるので前日には行き先を伝えておく。

2011年03月10日

参加者
同行者 あゆ
面会者

全走行距離424km

03月10日(木) 自宅→長崎県長崎市→自宅 424km
 4時半に起きてから荷物を積み込んで出発。(5時30分)あゆは寝不足のようなので後ろの席で布団を引いて眠っている。八幡インターから高速に乗り長崎へ向かい、大村湾PAで休憩。
 なんかこの場所が
「恋人達の聖地」とかに認定されたと案内が出ている。(そう言うのを認定している団体があるみたいで、先日行った宮島の弥山もその一つだったようだ)教会のような建物とか、ハートをかたどったオブジェやカップルベンチなど・・・。それらを回る案内が出ているんだが、ちょっと微妙すぎる・・・。(^_^;; もちろん案内の通りに回っ・・・・たりなんぞしないで出発。
 ここから一気に高速を走って長崎市内へ。下道に下りてからナビに従ってグラバー園に向かうがどうもおかしい。近くまで来たところで混乱してしまって、同じ所をぐるぐる回るように誘導してくる。ナビは諦めて案内板に従ってグラバー園の近くの市営駐車場へ。
 ここは以前バイクで来たときに「ここに一日止めて観光できる」と思ったのでやってきたんだが、残念ながら車は上限無しの課金制になっているようだ。一日止めるのであれば平和公園の近くにある「松山駐車場」と言うところが上限もあっていいと言われそっちに向かうことにした。
 道順を聞いていたんだが、思ったよりも遠くてあっているのか心配になってきた。
平和記念公園の近くと言われたのでナビで検索するが、距離数百kmという広島の平和記念公園しか出てこないし・・・。なんで?( ̄~ ̄;) ウーン しばらく走っていくと「平和公園」と「松山駐車場」の案内を発見。ここって「平和記念公園」じゃなくて「平和公園」だったんだな。(^_^;;
 駐車場料金は1日止めて600円となっているので十分だ。すぐ近くに路面電車も走っているので観光にも問題ないだろう。もともとこっちまで路面電車で観光に来る予定だったからスタート地点が変わっただけである。
平和記念像と一緒に まっすぐ平和公園に向かおうと思っていたんだが、ちょっと気になって路面電車の駅の案内を見てみると、「一日乗車券の販売所」として近くのデイリーが載っていた。車内販売はなかったようなので先に見ていて良かった。さっそくお店に行って一日乗車券を購入すると路面電車のルートと簡単な観光地の書かれた地図をもらうことが出来た。あゆは「おいしそう!!!」とロールケーキを買っていた。
 公園の方へ階段を上っていくと正面に噴水(平和の泉)、そしてその奥に有名な平和記念像が見えてきた。最近修理をしたようなので、像は綺麗な水色になっていた。(一時期像を撤去して別のものに変更するという話もあったと思うが修理することで落ち着いたみたい)前は白に雨の跡が黒くついてボロボロだったしね。もともとがこの色で色あせてあの色になっていたんだろうか?この辺りは元々刑務所があったところだったらしく、刑務所の建物の土台がそのまま展示されていた。爆心地はこのすぐ近くになるようだ。
 公園はかなりの広さなんだが、平日の早い時間と言うこともあってか観光客の姿がない。これ幸いと写真を撮っているとぽつぽつ他の観光客もやってきた。記念像の周りは水で囲まれており、結構高い台座の上に像が乗っていた。この像は何のイメージで作られた物なのかと思っていたんだが、特に何かの引用ではなく作者のイメージで製作されたものらしい。原爆の驚異と平和と慈悲を表しているらしい。
 像の周りを一回りしてから近くのおみやげ物屋をのぞいて浦上天主堂へと向かう。浦上天主堂まではそんなに離れていないので十分歩いていける距離だ。途中の高台から天主堂を見渡すことが出来た。原爆の後に再建された物なので建物自体はかなり新しい。しばらく歩いて浦上天主堂に到着。
 階段を上っていくと、その脇に黒く焦げてボロボロになった像が置いてあった。もしかしてこれって被爆した石像なんだろうか?昔の建物の行こうと思われる煉瓦の壁も残っていた。教会の再建もあるだろうから全部の遺構は残せなかったんだろうけど、広島の原爆ドームみたいに残していたらまた印象は違っただろうね。
 入場は無料みたいなので中に入ってみる。中の照明はかなり押さえられていて暗いんだが、これが普通の明るさなんだろうか?まあ現在も普通に使っている教会で観光用じゃないしね。建物は手前の部分しか入れないようになっているので一番奥の辺りはよく見えない。
 その脇に被爆のマリア像と言われる焼け残ったマリア像の頭部が展示されていたんだが、思った以上に小さかった。写真では頭の部分だけしか載っていないので大きさのイメージが掴めなかったんだけど30cmくらいはあるかと思っていたよ。まあそんなに大きかったらもともとのマリア像がかなりでかくなってしまうわな。(^_^;;
 外に出てから駅の方へと向かって街中を抜けていく。街中には結構案内板が出ているので分かりやすいのはありがたい。途中に爆心地公園の案内が出ていたので寄っていくことにした。
 公園の中央には黒い大きな記念碑が建っていて、そこが爆心地であることを示している。近くの案内には原爆が投下される前の地図とと現在の地図が描かれている。投下前の地図を見るとこの付近には大きな建物はないようなんだけど、煉瓦造りの遺構があるのは何なんだろう?おそらく何かの建物が移設されてきたと思うんだけど説明が見あたらない。( ̄~ ̄;) ウーン
 公園内には他にも記念像などが建っているんだが、その周りには
「これでもか!!!」と言うくらいまるまる太った鳩がたむろっていた。こんなに太っていたらまともに飛べないんじゃないだろうか?
 一通りの観光地は見て回ったので場所を移動しようと松山駅に向かう。次に行こうと思っているのは出島跡である。
 やってきた電車に乗っていると、「文明堂の総本店」と説明が流れていた。あれ?本店ってグラバー園の所にあったものじゃないのか?( ̄~ ̄;) ウーン 前にリ〜ダ〜と来たときに「本店はこんなところにあったのか!」と写真を撮っていたんだが、あそこは何だったんだろう・・・。(^_^;; (ちなみに文明堂はどの建物にも「文明堂本店」と書かれているようだ)その先の出島駅で電車を降りると目の前に復元された出島があった。
出島の建物にて 出島自体は一旦埋め立てられて形は完全になくなっていたんだが、最近になって島の形を復元したと聞いている。正面にはメインゲートとなっている水門が見えるんだが、やはり完全に街中に埋もれてしまっている感じだ。護岸部分が一部復活されているが、当時の状況には流石にならないだろうな。入場料は500円となっている。うーん、高いけどせっかくここまで来たんだから入ってみるか。
 ゲートを抜けると通りを挟んだ両側に復元された建物が並んでいたが、思ったほど広くない。もう少し広いかと思ったんだが、もともとの出島自体がそんなに広くはないみたいである。まあ住んでいた人がそんなに多くなかったんだろう。せっかく中に入ったので順番に建物の中を見ていくことにした。
 まずはここで一番メインとなるカピタン部屋へ。展示されている資料や当時を再現された部屋を見て回る。ビデオなどを見ながら一回りしてから他の建物を回っていく。建物自体は全て復元された物なので歴史があるわけではない。復元も残っていた絵などから再現されたものなのでどこまで再現されているのかは微妙な感じだ。
 展示物を見ているとなんか変なおじさんが「どこから来たの?」と話しかけてきた。かなり強引に建物とかの解説をしてくるんだが、正直言って鬱陶しい。しかもなんか解説内容が中途半端だし・・・。(^_^;; 他の人にも同じように声をかけて説明をしようとしているんだが、自分たちと同じように感じているのか迷惑そうな感じだ。それでも気にせずに説明しようとしているのが更に鬱陶しい・・・。
 旧長崎内外クラブと言うところに入って羽ペンの体験をしていると、先ほどの変なおじさんがやってきた。ここにいたボランティアの人との話から変なおじさんもボランティアと言うことが判明。ただし時間外なのでカードを携帯していなかったようだ。
 先ほどのおじさんのせいで見損ねた資料館も全て回り、スタンプ帳を補完。出島のミニチュアの所で写真を撮ってからおみやげ屋を見てから外に出る。
四海楼のチャンポン 先ほどの出島駅から電車に乗ろうと思ったんだが、出島の反対側から出ていたら乗換駅の所に行けたようだった。また歩くのも面倒だったのでここから築町駅で乗り換えて大浦海岸通駅へ。やっと先ほど車で来たところまでやってきた。もうすでに12時を回ってしまっているので四海楼でチャンポンを先に食べよう。
 入口に現在の待ち時間が出ているんだが、それには15分と書かれている。平日なので人は少ないかと思っていたんだが、思ったよりやってきている人が多い。そうおもったんだが、名前を書くとすぐに案内された。
 チャンポンだけを頼もうかと思っていたんだが、他にも食べてみたいということで2100円のコースを注文。コース内容はコーンスープ、エビの卵とじ、酢豚、チャンポン、デザートという感じで、チャンポンは大盛りを2人で食べるというスタイルだった。味は普通に美味しかった。
龍馬の写真と 続いてグラバー園へ。園内は結構広く、山の斜面にあるので上っていくのは結構大変そうなんだが、一番上まではエスカレーターで上っていくことが出来るみたいだ。
 園内にはドレスを着て歩いている人がいるので何かと思ったらレトロ衣装の貸し出しを行っているようだ。「せっかくだから着てみるか?」と思って貸し出しをしている旧長崎地方裁判所長官舎に行ってみる。女性用はドレスや着物、男性用は和服(龍馬らしい)と軍服しかないようだ。ただ男性用は軍服しか残ってないらしい。出来も微妙だったので着るのは諦める。
グラバー園の建物にて 一番上まで上ってから最初の建物から順番に見学していく。建物の外観は中々良い雰囲気なんだが、内装は・・・あまりたいしたことがない。展望広場、歴史の泉、祈りの泉と見てから旧リンガー住宅、オルト住宅の方へ。ウエディングドレスを着た人がいたので何かと思ったら結婚式の前撮りをやっているようだった。
 旧グラバー住宅には当時を再現した食事など色々と資料が展示されてあったが、他と大きな差はない感じだ。やはりここは外で記念撮影するのには良いところだな。天気が悪いときに来たら魅力半減だろう。最後に長崎伝統芸能館で長崎くんちのビデオを見ていたら眠気が襲ってきたのであぶないと思いそうそうに退散。
大浦天主堂をバックに 外に出てから沿道沿いにあったカステラ屋でカステラの切れ端を一個250円で3個購入。(これは市内あちこちで売られていて値段は250円〜350円)坂を下っていく途中で大浦天主堂の前へ。入口から記念撮影は出来るんだが、せっかくだから一回くらいは入っておこうと大浦天主堂へ。
 あいかわらず入口付近から写真を撮っている人が一杯いる。こっちはお金を払っているんだからと写真を撮っている人には構わず三脚を出して階段の所で写真撮影。きっと下の人からは「邪魔だなあ・・・」とか思われているんだろうな。前に宇治の平等院に行ったときのことを思い出す。(^_^;;
 写真を撮ってから内部にはいるが、中は結構暗い。ステンドグラスなどもはめ込まれていて、結構古そうなガラスもありそうだ。内部の見応えとしては微妙な感じもするが、一度は入ってみたかったところだしね。階段の下から建物の写真を撮るだけでも十分なのかも知れない。
 外に出てからおみやげ屋を適当に覗きながら坂を下り、路面電車の駅へ。ここから築町まで行ってから電車を下りる。ここから長崎新地中華街へ。
 まずは中華街を歩いてみるが、あまり広くない。(ToT) 神戸でも思ったんだが、横浜以外はかなり規模が小さいよなあ・・・。平日のせいか開いている店もちょっと少ない感じで、更に観光客が殆どいないという感じだ。途中の店で「角煮まんじゅう」と「よりより」をチェックしながら反対側まで歩く。
 戻りながら途中でチェックしていた三栄製麺というお店で角煮まんじゅうを購入。値段は350円と他の店よりもちょっと高い(他は200〜300円)んだが、ここの店のが一番大きくて美味しそうだったのである。うーん・・・おいしい!!(^ー^* ) フフフフ 豚の角煮が結構好きなので味は十分という感じだ。ただちょっと高い感じはするんだけどね。
 このあと桃カステラを食べようと思ったんだが、結構あちこちのお店で売っているみたいだ。一日乗車券に白水堂というお店が載っていて、少し割引になるようなのでここにしよう。電車で行くと駅の近くらしいんだが、歩いても大差がないようなので歩いていくことにした。
佐世保バーガー 地元の人が歩いているような道を進んでいくと、「佐世保バーガー・ログキッド」の看板を発見。こんな所にもログキッドがあるんだ。(以前佐世保に行ったときに行列の出来ていたお店なんだか結構あちこちに支店がある)折角だから食べていこうと、佐世保バーガーをひとつ注文。
 店舗が外にあるのでテーブルで待っていると結構寒い。ストーブまで置いているんだけどさすがに周りが寒いからなあ・・・。しばらくしてできあがった佐世保バーガーが運ばれてきた。なんか前に食べたときほど大きい感じがしないんだけどそれでも普通のハンバーガーよりは十分に美味しい。2人で半分ずつ食べてからスーパーを一回り覗いてから出発。
 ここから思案橋の方へと抜けて電車一日乗車券に書かれていた白水堂というお店へ向かう。この途中でお店に変わった食品サンプルを発見。なんと
おっぱいケーキ!!!(@_@) パチクリ 丸いドーム型のスポンジの頭頂部にイチゴがのっている。大きさは2種類あったのでサイズは自由なんだろうか?写真を撮っておけば良かったよ・・・。
これ、おいしいのか? 白水堂で目的の桃カステラが売っているんだが、奥が喫茶店になっていてここで食べることが出来るらしい。せっかくなのでお店に入ってから桃カステラこももセット(650円)と食べるミルクケーキセット(650円)を注文。
 しばらくして運ばれてきた桃カステラを早速食べてみる。
・・・あまっ!!!!!( ̄△ ̄) !! しかも砂糖のこてこての甘さだ。これが・・・銘菓なのか?正直言ってとてもではないが美味しいとは思えない。(ToT) あゆも食べてみるがやはり評価は自分と同じだ。ミルクセーキの方も特に代わり映えしない感じ。これは失敗したな・・・。とてもお土産に買って帰る気もおきず、そのまま店を出る。
眼鏡橋 眼鏡橋まではそれほど離れていないようだったので歩いていくことにした。アーケード街から地元の生活道路のような所を歩いていき、やっと眼鏡橋付近までやってきたんだが、どれがその橋なのか良く分からない。近くをうろついてみるとそれらしき物を発見。他の観光客を見ても間違いないようである。
眼鏡橋の近くのベンチ 橋の上や隣の橋から写真を撮り、せっかくなので河川敷にある遊歩道も歩いてみる。しばらく写真を撮ってから来た道を引き返し、観光通から路面電車に乗って一気に松山駅まで戻る。そうそうに車に戻ってから出発する。(18時)
 駐車場を出てからナビに従って高速の入口へと向かうが結構渋滞していてなかなか進まない。無料化されていたバイパスから長崎自動車道に乗り走っていたんだが、半端ない眠気が襲ってきた。(v_v) スヤスヤ これはまずいと思いいったん大村湾PAに入る。ここにも恋人達の聖地の関連施設があった。
 運転を交替して後ろの席で眠りにつくと、一瞬にして眠りに落ちていた。音はうるさいんだが、寝心地はやっぱりソファーとは比べものにならないくらいいいもんだ。古賀SAで運転を交替して22時に帰宅。