中国地方ツーリング

その2 山陰方面の観光

2001年03月16日〜03月20日

今回は他のメンバーといろいろと話ができて良かった。

全走行距離 1,081km

03月19日   バイク移動距離 427km   兵庫県 太子→島根県 出雲
 朝3時半に起きて出発準備を整えてから4時15分に出発する。国道179号線(旧2号線)から2号線に入って西に向かって走っていくが、ペースが速くて(80kmくらいだが・・・)ちょっと大変。(^_^;; しかも早朝のため思っていたよりかなり寒い・・・。ひたすら走っていって、備前付近のローソンで休憩をとる。(5時・42km)
 ここから先も単調な道路が続き、途中から眠気も襲ってきてかなりまずい。眠気とひたすら戦いながら走っていき、やっと鴨方の到着。どうせ近くまで来ているからと思って、寿の家まで行ってみることにした。
 記憶を頼りに走って寿の家の前にある池の畔に到着。(6時半・121km)ここから写真だけ撮ってすぐに出発、裏道を走って板金君の家の前へと行く。そこでも写真を撮ってからすぐに出発。いったい何をやっているんだろう・・・。(^_^;;
 国道2号線を走って福山市内に入っていくが、さすがに通勤時間になってきたせいか車が多くなってきた。そういえば今日は平日だったなあ・・・。国道182号線に入って山を登り、途中の日石でガソリンを給油。(218km/10.4L)途中、遅い車を追い越し車線で抜いていきながら道の駅「さんわ182ステーション」に到着。(8時15分・172km)
 ここにあった観光地案内を見てみたが、寄ってみたいと思わせるところはない。すぐに出発しようと思ったが、「三和ふるさと活性センター」の野菜市場というものがあったので中をのぞいていく。こんにゃくラーメンなるものに目がいってしまい購入してしまった。このラーメンは家に帰って食べてみたが、あまりこんにゃくという感じがしない。しかもパッキングの時に押しつぶされて麺がくっついてしまってまともに食べられなかったのはちょっとかなしかった。(T^T) 味自体はおいしいが、なんか特徴がない感じである。
 このまま国道314号線を進んで日本海に出るつもりだったが、地図を見て帝釈峡に寄っていくことにした。(9時40分・223km)バイクを止めてから帝釈峡の遊歩道に入っていく。遊歩道といっても許可車が結構通っているような広い道路で楽に歩くことができるが、雨が降っていたみたいでどろどろになっていた。川岸に沿った道を歩いていくが、朝早いこともありほとんど人がいない。
 遊歩道は帝釈川に沿って出来ていて、渓谷の中を歩いていく感じである。ただ冬のため木々の葉っぱはほとんどなく一面茶色でだった。新緑や紅葉の季節はかなりいい感じなのかもしれない。途中に白雲洞という鍾乳洞の案内があったが、帰りに寄っていこうと思ってそのまま通り過ぎた。1km位歩いて雄橋に到着する。
 雄橋とは帝釈川をまたいで自然に出来た岩の橋である。もともと石灰岩部分が浸食され、その後石灰部分が崩れて橋の形になったといわれている。かなり大きなもので下にはいると上から岩が落ちてきそうで怖い。世界三大天然橋と説明が書かれてあったが、ほんとにそんなこと言っているんだろうか?(^_^;;
 最初は奥の方まで行ってみようと思っていたが、この季節だとあまり楽しめないなと思ってその先の橋まで行ってから引き返すことにした。引き返す途中で白雲洞に寄ってったが、なぜか入り口が閉まっている。やはり朝早いため開いていないのだろうか?しかしもう10時を回っているんだけどなあ・・・。もしかしたら休みなのかもしれないなあと思ってベンチでしばらく休憩してから戻ることにした。
 駐車場の横にある弥生食堂に入ってキーホルダーを購入。420円だったので450円払ったが、最初に出されたおつりは80円、450円しか出していないですよと言うと今度は40円おつりを出してきた。10円返したが、2回もおつりを間違えるとは・・・。
まあ損はしていないが、正直者?の自分としてはだまし取ることなんて出来ない。
 店の人に白雲洞のことを聞いてみると「呼びましょうか?」といって電話をかけてくれた。通常は11時くらいから開くようであるが、日によって結構ばらつきがあるみたいである。しばらく店の中で話をしてからおばちゃんが出てきたところで鍾乳洞の前に移動する。
 鍾乳洞の中には床板がぴっちりとひかれているので歩くのはすごい楽だが、なんか鍾乳洞という感じが薄れてしまう。鍾乳洞内は鍾乳石に仏などの名前を付けているありがちなパターン。一番奥までは200m位なのでたいして時間はかからなかった。(往復で10分くらい)洞窟は山の上の穴につながっているらしいが、途中から通路が小さくなっているため進めなくなっている。
 洞窟から出てからしばらくここのおばちゃんと話をする。(11時)帝釈峡にやってくる観光客はそれなりにいるが、最近ではこの洞窟に入ろうとする人はほとんどいないらしい。このため平日は閉めていることもあるそうである。昨日の日曜日でもやってきたのは二人しかいなかったらしい。まあ、特に大きなものでもないし、他の鍾乳洞に比べると確かに見落としするからなあ・・・。また行ってみようと思う人はいないかもしれない。おばちゃんと写真を撮ってからバイクのところに戻って出発する。(11時10分)
 地図を見てみるとここから東に行ったところに「日本ピラミッド」と言うものがあるらしい。これはちょっと行ってみるしかないだろうと思って県道23号線をさらに西へと走る。しかし近くをいろいろうろついたが、登山口があるだけで山全体の姿を見ることが出来なかった。といってもどの山が日本ピラミッド(葦嶽山・あしたけやま)なのかよくわからなかったが・・・。ここまでわからないと
もういいや!!という感じになって引き返すことにした。
 県道を通って国道183号線を北上し、314号線に入り、さらに北上する。地図にも書いてあったように国道314号線の入り口がわからず一回通り過ぎてしまった。もう少しわかるようにしておいてほしいもんである。徐々に高度が高くなってきたせいか、道路脇に
かなりの雪が残っていた。車道には雪はないので問題ないが、雪解け水で道路が濡れているのがちょっと困る。しばらく走って、道の駅「奥出雲おろちループ」で休憩をとることにした。(292km・12時45分)
 この先のおろちループを見るため、反対側の休憩所に展望台があったので歩いて行ってみる。展望台までは大丈夫だったが、そこから上の遊歩道は完全に雪に覆われていていけない状態。展望台からはおろちループと名付けられたループ峡を見ることが出来たが、大きすぎて残念ながら写真に納めることは出来なかった。ここでしばらく休憩してから出発する。(13時半)
 このまま314号線を北上して国道54号線に出るつもりだったが、仁多町で土砂崩れのため通行禁止になっていた。交通整理している人に聞いてみたが、やはり全く通ることが出来ないみたいだったので県道25号線の迂回ルートを通っていくことにした。
 やっと出雲市内に入って国道9号線を西へ。市内の道路はかなりでこぼこしていて走りにくい。何で県道の道路状態はあそこまでいいのに一桁国道の道路状態がここまで悪いんだろう・・・。さすがに町中だけあって車の数も多くなかなかペースがあがらなかったが、町中を抜けると一気にペースが速くなった。国道を一気に走って道に駅「キララ多伎」に到着する。(15時・370km)
 途中の日石でガソリンを給油して、(228km/10.7L)、大田市内に入ってから持ってきていた地図を頼りに県道30号線にはいる。走っていくと前方に「平和亭」の看板を発見し、無事到着することが出来た。(15時40分・390km)
 今回のツーリングはもともとここにちりそばを食べにくることから計画したものだった。最初は日帰りの予定だったのにまさかここまで長いツーリングになるとは・・・。早速店にはいるが、時間が時間だけにお客は誰一人としていなかった。自分のHPに書き込みをした人はこのときいなかったのが残念である。
 ここのお店にある「ちりそば」とはまずは鍋をしてからそのだし汁でそばを湯がいて食べると言うもの。2階の座敷でしばし待つこと10分くらい、さっそく用意された鍋を食べる。はっきり言ってビールが飲みたかったが、ちょっと自制して我慢我慢。最初のうちは店の人が鍋の材料を入れてくれていたが、途中から自分一人で黙々と食べ続ける。鍋の材料はその季節によって違うらしいが、このときは鯛、豆腐、春菊、白菜、エノキなどである。
 鍋が終わる頃にそばを持ってきてくれて早速湯がいてからたべる。先ほどの鍋のたれにそばつゆを混ぜて食べたがなかなかいい感じ。ただ自分にとっては量が少なかったのはしょうがないのか?(^_^;; 最後にそば湯を飲んで終了となった。食べ終わってからやはりビールを飲んでいればよかったかなあ?とちょっと後悔。料金は3000円とちょっと高め。料理自体ははまあおいしい方であるが、まだ改良の余地がありそうなところである。
 今度は来た道を引き返して太陽を背に東へと進む。国道431号線に入って出雲大社を目指す。出雲大社の駐車場にバイクを止めて見学へ向かう。(17時50分・426km)
 大社の中に入っていくが、境内にはほとんど人はいなくて静かなものである。平日と言うことと、時間が遅いためだろうか?以前来たときはしゃれにならないくらい人がいたもんであるが・・・。最近発掘されて話題になった、旧出雲大社の柱を見てから早々にバイクのところに戻った。駐車場を出て、鳥居のところで写真を撮ってからYHへ移動する。(427km)
 夕食はちりそばを食べたし、朝食は出雲そばを食べるつもりだったので食事は頼まなかった。早速お風呂に入ってさっぱりしてから荷物を整理してやと一息つく。
 ビールを飲みたくなったのでペアレンツに聞いてみたところなんかいやな顔をされてしまった。出来れば飲んでほしくないようである。(^_^;; 近くの店にビールを貸し出しに行って、談話室で早速ビールを飲む。談話室には敦賀から来ている男性と女性二人がいた。
 女性二人は食事を終えて近くに散歩に行ったので敦賀から来ている男性としばらく話をする。女性二人も戻ってきて10時頃まで話をしていた。消灯時間となったので部屋に戻る。部屋には夜遅くやってきた人が荷物の整理をしていた。彼としばらく話をしてから10時半に就寝。
 01 サンプラザ三貴の前で 暗い中出発
 02 ことぶきと板金君の家の前
 03 帝釈峡 雄橋をバックに
 04 白雲洞の受付のおばちゃんと
 05 国道314号線 雪がここまで残っているとは・・・
 06 平和亭でちりそばを食べる
 07 人のいない出雲大社
03月20日   バイク移動距離 377km   島根県 出雲→自宅
 6時半に起きてから出発準備を整える。特に急いでも仕方がないので談話室でしばらくくつろいでからパッキングをすませる。YHの前で写真を撮って7時半にYHを出発する。
 おなかも減っていたので出雲大社の参道の途中にある「かねだ」というそば屋に入って朝食をとることにした。まだ朝早いこともあり、お客は自分ともう一人しか入っていない。さすがにそばだと量が足りないので
出雲の割りこそばと三色そばと二人前を食べることにした。表に旅行の自転車が止まっていたのでチャリンコ旅行をしている人だろう。彼は大阪に住んでいて、山陽経由で実家の萩に帰ってから今大阪に戻る途中だそうである。食事がやってくるまで彼といろいろと旅行の話をしていた。おなかも満足したところで出発する。(8時50分)
 国道431号線から国道9号線に入って西に向かって走っていく。町中を抜けても車がずっと連なっていてあまりペースがあがらない。前に遅い車でもいるんだろうか?(?_?) ペースも遅いので田儀にある手引きヶ浦台場公園で休憩していくことにした。(9時10分・29km)
 ここは神話の舞台になっている土地で説明板に神話の説明がされてあった。また、幕末外国船に対する備えとして大砲が設置されたところで現在そのレプリカが展示されている。階段を下りて海岸線まで出てから写真を撮って戻る。ベンチでしばらく休憩をとってから出発した。
 このあとひたすら国道を走っていったが、途中何カ所も工事中で片道通行のところがあってなかなかペースがあがらなかった。(-_-X さすがに年度末だけあって工事しているところが多いんだろうか?それにしても多すぎるような感じであるが・・・。信号で止まるたびにすり抜けしてから出発というのをひたすら繰り返していた。結局どこにも寄らないまま走っていき、浜田市に入ったところにある「島根海洋館アクアス」という水族館で休憩をとっていくことにした。(10時50分・94km)
 結構有名な水族館なのか駐車場にはかなりの数の車が止まっていた。ここから橋を渡って海岸線に出てみたが、ゴミなどがかなり打ち上げられていてあまりきれいなところではなかった。「水族館に一人で入ってもなあ・・・」ということでベンチに座ってしばらく休憩して出発することにした。(11時15分)
 浜田市内に入る前にマップルに載っていた「石見畳ヶ浦」と言うところに寄っていく。細い道を走っていくと案内板があったが、駐車場がなかったため(おみやげ屋の有料駐車場はあったが)小さな空き地にバイクを止めて観光に向かう。(11時半)
 長いトンネルを歩いていくと海岸線に出た。ここは千畳敷といわれる海床で、明治時代の地震で隆起して今の形になったらしい。砂岩で出来た岩のため波によって削られているが、砂の中に取り込まれた岩が削られずに残ってキノコみたいな形の形状を残していた。海岸を一回りしてからバイクのところに戻って出発する。(12時)
 国道に戻ってからバイパスに入り、途中の夕日パーク浜田に入って休憩をとっていく。(12時10分・110km)おなかも減ってきたのでここのモスバーガーで昼食にしようと思ったが、店には人がいっぱいであきらめる。食べられないとなるとハンバーガーが食べたくなるもんで(^_^;;、この先にあることを祈りつつバイクのところに戻る。
 自分のバイクの隣に広島ナンバーのゼファーX400が止まっていた。パッキングし直しているとバイクの持ち主のおっちゃんが戻ってきた。50歳くらいの人だが、免許を取ってまだ1年たっていない初心者らしい。この日は松江あたりまで行ってから引き返すルートで走りに来ているみたいだった。彼の息子や、会社の後輩に習いながらいろいろ旅行をしているみたいである。30分くらいここで話をしてから彼に見送られて出発する。
 さらに西へ走り、益田市内に入る。ここで店を探そうかと思ったが、そのまま走っていっても何かあるだろうと思い、国道191号線に入っていく。するとこの後店どころかコンビニもなくなって何も食べられなくなってしまった。いい加減おなかが減ってきたところで道の駅「たまがわ」に到着した。(14時・168km)
 最近で来た道の駅なのか、広くてきれいなところだった。お店も結構あったが、なんかそこでは食べる気が起きなかったので、出店で回転焼き3つと魚ロッケ(魚を使ったコロッケ)を購入して駐車場の脇に座って食べる。なんとかおなかもふくれたところで出発する。(14時半)
 一気に萩まで行こうと思ったがまだ時間も早いため、途中にある「ホルンフェンス大断層」に寄っていくことにした。国道315号線から県道305号線に入って進んでいく。もう山口に入っているためガードレールの色が
黄色になっていた。しかしなぜ黄色なんだろう?細い道を進んでいき、一番奥の小さな駐車場に到着した。(14時40分・180km)
 ここは北長門国定公園に指定されているところで、岸壁に地層の縞模様がきれいに浮かび上がっているところである。海岸線沿いに岩場を降りていったが、柵などないのでかなり危ないところだった。(足を踏み外すと間違いなく即死・・・)海岸際の岩に座ってぼーーーっと海を眺めてくつろいでいた。
 バイクに乗って国道に戻る途中で、一番縞模様がきれいに出ている岸壁のところに行こうと思ったが、タイミング悪く観光バスが到着していた。団体客がぞろぞろとやってきたため、そのまま通り過ぎて国道に戻ることにした。
 そのまま国道を走っていけばいいのであるが、時間もあるので旧国道(県道343号線)を通っていく。道路は2車線だが、ほとんど車が走らないせいか、半分近くが枯れ葉や草に覆われていて実質1車線くらいの幅しかない。まあ、ほとんど車も走っていないから問題ないが・・・。峠を越えるまではひたすら森の中を走る道でほとんど何も見ることが出来なかったが、峠を越えると展望が広がり、いい眺めとなった。夕日の時間にくればかなりいいかもしれない。写真を撮ってから山を下りて国道に復帰する。
 海岸線に沿った国道を西へ進み、萩に入る前に道の駅「阿武町」に寄っていく。(16時・210km)萩での待ち合わせ時間は18時なのでここの日本海温泉に入って時間をつぶしていくことにした。
 早速料金を払って中に入ったが、あまり人がこないのか、それほど広いところではない。30分くらい湯船につかって疲れをとってから待合室へ。ここに置いてあったマッサージ器に座って1時間近く眠りに入っていた。疲れも少し和らいだところで出発する。(17時半)
 途中の三石でガソリンを給油してから(255km/13.4L)萩市内へと走っていく。何が原因かよくわからないが、途中からかなり混んできて渋滞し始めたため、すり抜けしながら進んでいくことになった。結局何が原因かよくわからなかったが、もしかしたら少し前まで工事をやっていたのかもしれない。おぼろげな記憶をたどりながら国道262号線から県道32号線に入り、大学時代の友人かなの家の前に到着する。(18時15分・228km)
 現在引っ越しの準備中で部屋の中がしゃれにならない状態になっているということだったので少し話をしてから早速夕食を取りに行く。ビールを飲みたいところであるが、これから北九州まで走ることを考えると我慢我慢・・・。結局、あら炊き定食を注文。店で食事をとりながら1時間近く話をしてからアパートに戻って出発する。(19時半)
 このあとは一気に国道191号線を走っていくが、途中で日も落ちて一気に暗くなってきた。街頭も少なく車もあまり走っていないのでかなり暗い・・・。川棚のセブンイレブンで休憩してからさらに走っていき、無事関門トンネルとくぐって北九州へ。ここから都市高速に乗って一気に引野インターまで走って自宅に到着した。(22時半・377km)
 08 YHの前で
 09 そば屋「かねだ」の出雲そばと三色そば
 10 石見畳ヶ浦で
 11 道の駅「夕日パーク浜田」で知り合った広島のライダーと
 12 ホルンフェンス大断層の縞模様をバックに
 13 日本海温泉のまえで
 14 大学時代の友人かなと