奥 尻 島

名勝・地域

稲穂岬 玉島山 北追岬
モッ立岩 うにまる公園 鍋釣岩

稲穂岬(いなほみさき)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

賽の河原に立っている卒塔婆
奥尻の最北端にある岬で、海の向こうに瀬棚町を望む。稲穂は「イナウ」という神様への捧げものに由来する。岬の先端には賽の河原と言われるところがあり、道南五霊場のひとつで古くから海難犠牲者や幼くして亡くなった子供を慰霊する地として信仰されてきた。毎年6月には海難犠牲者や幼少死者を慰霊する賽の河原祭りが行われ、とうろう流しや相撲大会などの行事が催される。
岬周辺は公園になっており、駐車場も整備されている。津波の被害があるまでは3軒の土産物屋が営業していたが、現在は「さくらばな」の一軒だけが営業を行っている。

岬の突端は賽の河原の名前の通り所狭しと石が積まれていて異様な雰囲気を漂わせている。ただあまり霊場という印象は受けない。やはりすぐ周りが海になっているせいだろうか?奥尻に来たらおそらくやってくる観光地であろうが、それほど見応えがあるわけではない。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
玉島山(たましまやま)
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★

山頂から北方向を望む
標高369.7メートルの奥尻島で3番目の高さの山。山頂のすぐ近くまで道路が整備されており、麓の駐車場から山頂までは数十段の階段で2、3分で山頂に到着できる。山頂からは島の約1/3の地域を望むことができ、鍋釣岩などの奥尻の町並みや稲穂岬、遠くには江差や狩場山などを望むことができる。
なお、奥尻島で1番高い山である「神威山」は航空自衛隊の基地となっているため入ることはできない。

麓の駐車場から数分登るだけでかなり眺めの良い展望を味わうことが出来るのでかなりお勧め。まあ、達成感はあまりないんだけどね。もちろん晴れているときに登らないと意味がないのは言うまでもない。駐車場には10台くらいの車が止められるようになっているが、シーズン中は混雑するかもしれない。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
北追岬(きたおいみさき)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★

奥尻島の西海岸にある公園で、彫刻家・流政之(ながれまさゆき)氏の彫刻が屋外展示されている。「北追岬」(国後島を追われ、神威脇地区に入植した島民の望郷の念を表現したもの)、「神威岩」、「はぐれ鳥」などの作品5つがある。彫刻は公園内にバラバラに配置されており、舗装された幅3mくらいの道路でつながっている。

わかりにくい抽象的なモニュメントなので自分には理解できない。特に興味がないのであれば、はずしても問題ないくらいのものだろう。
公園内のモニュメントは細い道路でつながっているんだが、一方通行でもないので人が多かったら大渋滞になりそうな感じ。どう考えても離合は出来ないからなあ・・・。道路の反対側に大きな駐車場があるのでシーズン中は車両進入禁止になるんだろうか?

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
モッ立岩(もったていわ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

モッ立岩
奥尻の西海岸にある奇岩の一つ。その名前の由来は・・・。
一人の未亡人が、この磯に岩のりを採りに来てこの岩を発見。亡くなった自分の亭主のからだの一部にあまりに似ていたので喜んで懐かしみ、そのままの名を付けることに恥ずかしさを覚え、上の一文字を抜いて「モッ立岩」と読んだと言われている。

まあ、形を見ればだいたいわかると思うが、この由来がなんとも笑えてしまう。ネタ的にはかなりおもしろいと思う。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
うにまる公園(うにまるこうえん)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

うにまるのモニュメント(昼)
うにまるのモニュメント(夜)
この島の名産・ムラサキウニをモチーフにしたモニュメントで、夜は120本のトゲの部分に電気がともされてライトアップされる。すぐ横には21世紀へのメッセージや委託物を収めたタイムカプセルが埋没されており、その正面にはうにまるのイラストが描かれている。

小高い山の途中に見下ろすようにうにまるのモニュメントが建っているが、はっきり言って怪しい。夜はライトアップされるが、さらに怪しい雰囲気。見る価値はあるかと言われれば、デザイン的にはないように思うが、ネタ的には行っておきたい感じ。びみょ〜〜〜!!
モニュメントはライトアップされているのでその周りは明るいんだが、その途中の遊歩道には街頭もなく真っ暗なのでちょっと何とかしてほしいものだ。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
鍋釣岩(なべつるいわ)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

鍋釣岩(昼)
鍋釣岩(夜)
奥尻港の南にある高さ19.5mの奇岩で奥尻島のシンボルとなっている。中心部が自然浸食され空洞になり、鍋の鉉のように見えることからこの名が付けられたと言われている。19:00〜22:00の間、ライトアップされる。毎年8月28日には「なべつる祭り」が開催される。北海道南西沖地震により岩の一部が欠けてしまったが、今もその形を維持している。

普通にフェリーに乗ったり、島を一周していたら間違いなく見ることになるので、否が応でも見ることになる。奥尻のガイドブックやポスターでもほとんどがこの岩が紹介されているくらい有名なシンボルになっているので抑えておきたいポイントだろう。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング