秋 田 県 |
寒風山 | 峨瓏の滝 | お殿水 |
象潟 | - | - |
寒風山(かんぷうざん) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
山頂からみる八郎潟 |
男鹿半島の付け根に位置する標高355mの山で山頂からは東に八郎潟を、西に男鹿半島の真山や本山の連峰や入道崎を、南北には日本海をみることができる。 昭和39年(1964年)に山頂に展望台がオープンし、その後の改修により回転展望台となって360度のパノラマを楽しめるようになっている。内部には八郎潟干拓時代の写真の展示室もある。 山頂の展望台前はロータリーになっているが、車のまま展望を楽しむためのもので駐車不可。乗り物の場合は登山道路途中にある駐車場に止め、50mくらいの階段で上ってくることになる。 展望台入館料=550円、開館時間=8:30〜18:00、営業期間=3月中旬〜12月中旬。 天気が良ければ(視界が悪いときに登っても全く意味がなさそう)眼下に日本海や八郎潟を見下ろすことができて眺めがとてもいい。八郎潟は干拓された地形がきれいに確認することができる。展望台に入らなくてもいいから山頂まで上がってみる価値はあるだろう。名前の通りかなり風が強くてしゃれにならない。 訪問時のツーレポ ● 2004年04月 東北・北陸地方ツーリング |
峨瓏の滝(がろうのたき) | |
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★ | |
滝の全景 |
白神山地に向かう途中にある高さ12mの滝。滝の名前は滝の見える範囲から付けられたものではなく、滝の上流にある峨瓏峡から流れ落ちることから来ている。滝のすぐ上流にある峨瓏峡は、清流を中心に両壁には絶壁が続く絶景となっている。滝の目の前の滝ノ沢神社は安永10年(1780年)に建立されたもので、祭神は不動明王である。 白神山地に行く途中にある滝と言うだけで特に寄る必要はないところ。トイレ付きのパーキングがあるので休憩のつもりで寄るくらいの感覚。 訪問時のツーレポ ● 2004年04月 東北・北陸地方ツーリング |
お殿水(おとのみず) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
お殿水の様子 |
世界最大のブナ原生林白神山地に源を発する湧水。江戸時代、津軽二代藩主・信教が参勤交代で江戸の向かう折、大間越えをして八森道を通り、人家の少ない原でかごを止めて休息をとった。このとき道端に湧いていたこの清水を飲んで「甘露、甘露」と賞めたというのがその名前の由来である。 道の駅の一角に湧き出しており、本当においしい。ポリタンクに汲んでいる人もいるので、タイミングが悪いと順番待ちをしないといけないが、町から遠いこともありすごい行列ができるわけでもない。入れ物がない人のためにペットボトルも売られているが、値段は150円。まあ、自販機でミネラルウォーターを買うことを考えれば同じなんだけどね。 訪問時のツーレポ ● 2004年04月 東北・北陸地方ツーリング |
象潟(きさかた) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
境内から見る昔の海の跡 |
元禄2年(1689年)に松尾芭蕉が訪れ、「俤松嶋にかよひて、又異なり。松嶋は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし。寂しさに悲しみをくはへて、地勢魂をなやますに似たり」とたたえた象潟は、八十八潟九十九島の景観を持ち、松島と並ぶ景勝地と言われた。しかし、文化元年(1804年)に象潟付近で起こった地震により、象潟付近は2mほど隆起。これにより、蚶満寺や能因島などの島々は陸続きの小高い丘となった。現在は一面の水田の中に松のおい茂る丘が点在する景観となっている。 水田の中に小高い丘が不自然に配置されているのは、確かに土地の隆起により作成された景観である。これがいいかどうかは人それぞれだろうが、ある意味おもしろいと感じるものがある。 訪問時のツーレポ ● 2004年04月 東北・北陸地方ツーリング |