茨 城 県

史跡・建築物

鹿島神宮 偕楽園 笠間稲荷神社

鹿島神宮(かしまじんぐう)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

鹿島神宮入り口
奥院の建物
皇紀元年(紀元前660年)の創建と言われ、香取、息栖とともに東国三社の一つに数えられている。古くから皇室や藤原氏の崇敬を受け、鎌倉期以降は武家政権の信仰も得てきた。宝物殿にある日本最古の直刀(ふつのみたまのつるぎ)は茨城県唯一の国宝である。
皇紀元年(紀元前660年)に経津主神(ふつぬしのかみ)とともに、天孫降臨に先立ち国譲りの交渉をしたといわれる武甕槌神(たけみかづちのかみ)を祭神として創建されたと言われる。
本殿は元和5年(1619年)年に徳川秀忠より奉納されたもので、国の重要文化財に指定されており、奥宮も慶長10年(1605年)に徳川家康が奉納した本殿を元和の造営の際に移設したもので、需要文化財に指定されている。
鹿島七不思議の一つに上げられる要石は地震を起こす大なまずの頭を押さえているといわれる霊石で、いくら掘っても全容は堀り尽くせないといわれている。また御手洗は古くからみそぎの場として使われ、大人が入っても子供が入っても水面が乳の高さを超えないといわれる。
宝物殿に展示されている直刀は武甕槌神の御神刀・ふつのみたまのつるぎで、別名平国剣(ことむけのつるぎ)とも言われ、一振すればたちまち国中が平穏になるという霊剣である。刀身225cm、全身は270cmあり奈良、平安期の製作と考えられている。
宝物殿開館時間=9:00〜16:00、拝観料=300円。

広大な敷地内に建物が点在していて、大通りから離れている事もあり落ち着いた雰囲気となっている。点在する建物もかなり歴史があり、なかなか見応えがある。宝物殿の刀は入館料がいるんだが、日本最古、最大の刀で一見の価値あり。
要石や御手洗いなどの鹿島七不思議に関してはなんか強引な伝承のような気がするのは気のせいか。まあ、いいんだけどね。
駐車場はもちろん有料なんだが、バイクなどの駐輪場は鳥居の横に入った所にあるので無料と思われる。鹿島神宮の案内に乗っているので神社の所有する駐輪場ではないだろうか?
訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
偕楽園(かいらくえん)
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★

園内の様子
園内からの眺め
天保13年(1842年)水戸藩第九代藩主・徳川斉昭によって造園された庭園で、岡山の後楽園、金沢の兼六園とともに、日本三名園の一つに挙げられる。梅の名所として知られ、園内には100種3,000本と、常磐線の南側田鶴鳴梅林(たつなきばいりん)には1,000本の梅が植えられ、シーズンには多くの観光客が訪れる。
偕楽園の中にある好文亭は、徳川斉昭自らが設計したもので、木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿からなり橋廊下で結ばれている。
開園時間=7:00〜18:00、入園無料。好文亭拝観時間=9:00〜16:00、拝観料=190円。

三大庭園の中では唯一無料の所であるが、花のシーズン以外は閑散としている。梅の名所と言うだけあって、園内の半分近くが梅に占められているのでシーズンは見応えがあるだろう。が、その分人も多そうだ。
訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

本殿の彫刻
門から境内を望む
京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷とともに、日本三大稲荷のひとつに数えられる稲荷神社。創建は白雉2年(651年)と言われ、五穀豊穣、商売繁盛、学業達成の御利益があると言われる。
江戸時代には歴代笠間藩主の崇敬が篤く、現在の本殿は文久元年(1861年)に建てられたもので、側面の「三頭八方睨みの龍」などの彫刻は重要文化財に指定されている。また境内の樹齢400年以上の藤棚と秋の菊花展も有名である。

五穀豊穣などの参拝にやってくるところとしては有名。行事の時にはかなり賑わうんだろうと思われる。
本殿の彫刻はなかなか見応えあるが、遠くからしか拝観できないのが残念な所。その他の建物についてはあまり興味を引かれるものはない。
日本三大稲荷の一つとしてあげられているが、この笠間稲荷神社ではなく、豊川稲荷神社という意見もあることから、三大稲荷神社の中では他の二つに比べてランクが低いのかも知れない。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!