千 葉 県

名勝・地域

富津岬 洲崎灯台 野島崎灯台
九十九里浜 刑部岬 屏風ヶ浦
犬吠埼灯台 - -

富津岬(ふっつみさき)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

唐松の形をした展望台
東京湾に突き出た砂州の半島で、南房総国定公園に指定され、ジャンボプールやテニスコートなどがある公園が整備されている。岬の突端には、五葉松をかたどった高さ30mの展望台(明治百年記念展望台)が立っており、わずか10km先の対岸に三浦半島の観音崎、その向こうに富士山を望む事ができる。
幕末には対岸の観音崎と同様に岬突端に砲台(台場)が築かれ、第2次世界大戦後まで東京湾防衛の要塞となっていた。

展望台はかなり変わった形をしており、なかなか面白い。展望台の上からは東京湾や海岸線を一望できてなかなかいい感じである。近くまで来たならちょっと寄ってみてもいいような所である。
展望台までは松林の中を延びる直線道路でいい感じ。キャンプ場もあって泊まる事もできるようなんだが、土曜の夜にはそういう人たちのたまり場になっているという情報もあるので気をつけた方がいいかもしれない。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
洲崎灯台(すざきとうだい)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

灯台を見上げる
大正8年(1919年)12月15日に設置店等された高さ14mの灯台で、東京湾入口の東端を示す標識となっている。夜間は赤白閃互光の灯火で表示し、対岸の三浦半島にある剣埼灯台(群閃白緑互光)と共に東京湾に出入りする船舶の目印となっている。

ほんとに普通の灯台で、歴史的な価値もないし、灯台自身にも特徴はない。わざわざ観光に訪れるようなものではないが、灯台からの眺めはなかなかいい感じ。
灯台の近くに駐車場はあるが、なんと有料である。ちょっと手前にある駐車場はいくらか知らないが、灯台近くの民家の庭を改造したような駐車場は200円となっている。200円払って見る価値があるかというと全くないと言っていいだろう。もし一度はいきたいというのであれば、近くの県道は墓参りの為か路肩が広くなっているのでここに止めて歩いていく方がまだいいかもしれない。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
野島崎灯台(のじまざきとうだい)
内容=★★★★☆ お得度=★★★☆☆

遊歩道から望む灯台
慶応2年(1866年)に江戸幕府がアメリカ、イギリス、フランス、オランダの四ヶ国と結んだ「江戸条約」により建設を迫られた八ヶ所(観音崎灯台=1869年、野島埼灯台=1870年、樫野崎灯台=1870年、神子元島灯台=1871年、剱埼灯台=1871年、伊王島灯台=1871年、佐多岬灯台=1871年、潮岬灯台=1873年)の洋式灯台の一つ。
フランス人技師ウェルニーの設計により、明治2年(1869年)12月18日に観音埼灯台に次いで、日本で2番目に造られた洋式灯台だったが、関東大震災により一度倒壊し、現在のものは大正14年(1925年)に再建されたものである。
高さ約29mの白亜の灯台で、展望台からは太平洋や遠く伊豆半島まで見渡すことができる。
見学時間=8:50〜16:00、見学料=150円

洋式灯台としては二番目に建設されたものだが、一度倒壊しているのが残念な所。晴れている時などは白亜の灯台のコントラストがいい感じだろう。(残念ながら自分が行った時は曇っていた)灯台の写真は入口付近よりも近くの遊歩道から撮った方がいい。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
九十九里浜(くじゅうくりはま)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

打ち寄せる波
北は飯岡町の行部岬から南は岬町の太東岬まで、延長約66kmに及ぶ日本一の規模を誇る弓状の海岸線。もともとは横芝〜茂原付近を海岸線とする大きな湾だったが、海底の隆起と潮流によって運ばれた砂が堆積する事により、しだいに陸地化して砂丘になったもので、その厚さは数メートルから20メートルくらいある。海岸に沿って多くの海水浴場が点在し、夏には多くの観光客が訪れている。

有名な海岸線なのでほとんどの人が知っていると思われるところ。長い海岸線は一見の価値はあるが、泳ぐつもりがないのであれば海水浴シーズンに行くのはやめた方がいいだろう。とにかく人が多い・・・。
海水浴場には駐車場もあるが、海水浴シーズンにはその多くは有料となっている。無料と書かれた駐車場でも海の家を使用する場合に限るとか言う事になっているので注意が必要。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
刑部岬(ぎょうぶみさき)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★

展望台からの眺め
展望台の立派な建物
九十九里浜の北端、そして銚子市の犬岩から続く切り立った断崖・屏風ケ浦の南端に位置する飯岡町にある岬。岬周辺は上永井公園として整備されており、展望台・光と風や飯岡灯台が建っている。展望台の3階と屋上が展望室となっており、九十九里浜が一望できる。ここからの夕日の眺望は素晴らしく、絶好のカメラサイトとなっている。
営業時間=9:00〜16:30(3階展望室は24時間開放)。

かなり綺麗に整備された公園になっていて、近くにはスナックなども営業されているが、そんなに人がやってくるのかと言うような印象を受ける。展望台からの視界は開けていていいんだが、展望がそんなにいいものではない。手前の町がごちゃごちゃしてあまりいい印象ではない。夕暮れから夜間に来るといい感じにはなっているんだが・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
屏風ヶ浦(びょうぶがうら)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

堤防に守られた岸壁
銚子市名洗から飯岡町刑部岬にかけて高さ40〜50mの断崖が約10kmにわたり続いており、その姿から英仏海峡ドーバーの白い壁に例えられて東洋のドーバーと呼ばれている。
年々海食(波による浸食)により土地が失われていることから古くは掛土埼(かけどざき)と呼ばれていたが、現在は護岸工事により浸食が食い止められている。過去40〜50年の間に陸地が50mほど後退したらしく、鎌倉時代には現在より2〜6Km先に海岸線があったとも言われている。

東洋のドーバーとたいそうな名前が付いているが、実際のドーバーを見た事がないので比較ができない。浸食されてできた岸壁はなかなか圧巻であるが、浸食防止の為にテトラポッドなどが設置されているのがその眺めを台無しにしているという感じもする。まあそうしないと陸地が無くなっていくから仕方がないだろうが・・・。
断崖をみるポイントがあまり無く、銚子方面の県道286号線から海岸に降りるのが一番手っ取り早いと思われる。ただ駐車場はなく、柵がしてあるのでちょっと難しいかも知れない。自分はバイクを路肩に止めて歩いて海岸まで降りていった。ただ釣り客が車で来ていたようなのでどこかに下りる場所があるのかも知れない。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!
犬吠埼灯台(いぬぼうさきとうだい)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

灯台を見上げる
イギリスの灯台技師・ヘンリー・ブラントンの設計により約2年の歳月をかけて建造された洋式灯台で、明治7年(1874年)11月15日に完成点灯された。約31mの高さを持つ白色円形レンガ造で、99段の階段を上ると犬吠埼や太平洋を望む展望が広がる。
灯台の建設には19万3千枚のレンガが使用されたが、煉瓦は当時イギリスから輸入されていて非常に高価だった。このため、日本人技師・中沢孝政は苦労の末、香取郡高岡村で煉瓦造りに適した良質の土を発見し、製造する事に成功する。煉瓦造りの建築物としては日本一の高さを誇る。
灯台の下には資料館があり、建設当時に使用されていたフランス製の第1等八面閃光レンズや建設に使われた煉瓦などの資料が展示されている。
見学時間=8:30〜16:00。見学料=150円。

灯台の先には太平洋が広がり、眺めはかなり良い。せっかく来たのなら登ってみてもいい感じ。シーズンにやってくると観光客で階段が渋滞してしまうらしいのでちょっと勘弁願いたい感じになるかも。灯台の写真は正面から撮るよりもがけの下や少し離れた君ヶ浜の方から撮る方がいいかもしれない。
近くにおみやげ屋などが軒を並べているが、どこも値段が結構高い。まあ観光地価格なのでしょうがないのかも知れないが、食事をするなら別の所で食べた方が良さそうだ。

訪問時のツーレポ
 ● 2005年06月 房総半島を暴走!!