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史跡・建築物

武田信玄像 武田神社 積翠寺
甲斐善光寺 - -

武田信玄像(たけだしんげんぞう)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

甲府駅前の信玄像
山梨県甲府市のJR甲府駅・南口にある武田信玄の甲冑像。片手に軍配を持って座っている像の高さは台座もあわせると5m位の高さになる。

甲府といえば武田信玄ということで造られた像と思われるが、駅前の人通りの多いところなので写真を撮るのはちょっと抵抗がある。まあ、写真を撮るのは観光客くらいだと思っているだろうから気にしないでいいと思うんだが・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
武田神社(たけだじんじゃ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★☆☆

武田神社境内
大正8年(1919年)に建立された戦国時代を代表する甲斐の名将・武田信玄を奉った神社。武田家当主の館として使われた国の史跡にも指定されている武田氏館跡・(つつじヶ崎館跡)に建立されている。
永正16年(1519年)に武田信玄の父・武田信虎が石和館より移り、天正9年(1581年)に武田信玄の息子・勝頼が新府に本拠地を移すまでの63年間、甲斐武田氏の本拠地としてその名を轟かせた。一辺が約200mの正方形の主郭を中心にその周りのいくつかの副郭とによって形成された平城形式で、周囲には武田二十四将を始めとする諸将の屋敷が建ち並び、初期の城下町を形成していた。
境内にある宝物殿は全国の武田家関係者から奉納されたもので、昭和47年(1972年)に開館した。中には重要文化財に指定されている「吉岡一文字」の太刀など、武田家に縁の品々が展示されている。
宝物殿入場料=300円、営業時間=9:30〜16:30、駐車場=無料

武田神社と名前が付いているので昔からある神社と思ってしまうが、実際はまだ建立されて100年程しか経っていない。このため、建物などは特に特徴があるわけでもなく、普通の神社といった感じ。屋敷跡ということで、境内には当時の井戸や石垣が残っているが、あまり見応えがあるものでもない。宝物殿には武田家縁のものが展示されているが、あまり展示物もあるわけではない。武田信玄の関係するところといった感じでネタ的にやってくる所といった感じ。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
積翠寺(せきしゅうじ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

積翠寺の参道
臨済宗妙心寺派の末寺で要害山の南麓に位置し、古くは石水寺と言われた。臨済宗妙心寺派行基により開山され、鎌倉時代に夢想国師の弟子・笠峰禅師により再建された。また、武田信玄の誕生した寺と言われ、境内には産湯井戸や産湯天神がある。
大永元年(1521年)に福島兵庫乱入による飯田河原の合戦のときに信虎夫人が積翠寺に避難し、ここで産んだのがのちの信玄であるといわれている。このときに産湯に使われたのが現在残っている産湯井戸と言われている。
天文15年(1546年)に信玄は、後奈良天皇の勅使として甲斐におもむいた京都の公家らや東光寺、法泉寺などの住職を迎え和漢連句を催している。この時の一巻がここに保存されており重要文化財に指定されている。

境内の参道などは歴史を感じるような雰囲気を持っているが、建物は家を兼用した最近の建物になっているため、あまりいい雰囲気ではない。武田信玄が生まれた場所として興味がある人がやってくるようなところ。
駐車場がないため、参拝するには近くの道路に路駐するしかない。といっても道路があまり広くないので車だとちょっと気が引けそうだ。かといって歩いて行くにはちょっと距離があるすぎるといった感じ。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング
甲斐善光寺(かいぜんこうじ)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

甲斐善光寺
武田信玄が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558年)に本尊・善光寺如来をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まる。その後、武田氏滅亡により本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々とし、慶長3年(1598年)に信濃に戻ってきた。江戸時代には本坊三院十五庵を有する大寺院として浄土宗甲州触頭(ふれがしら)を勤め、徳川家位牌所にもなっていた。
武田信玄建立の七堂伽藍は、宝暦4年(1754年)に門前の失火により消失し、現在の金堂・山門は、寛政8年(1796年)に再建されたものである。金堂は、善光寺建築に特有の撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、総高27m、総奥行49mという、日本有数の木造建築として有名で、重層建築の山門とともに重要文化財に指定されている。金堂下には、「心」の字をかたどる、お戒壇廻りもある。本像は一光三尊式善光寺如来像で、在銘最古かつ例外的に大きな等身像として有名なものである。
金堂中陣天井には、希斎という画家によって巨大な龍が二匹描かれており、この部分のみ吊り天井となっている。手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こることから「鳴き龍」と呼ばれる。
宝物館には重要文化財に指定されている阿弥陀三尊像の他、源実朝像・熊谷直実像・玄和居士像などが展示されている。
拝観料=500円、拝観時間=9:00〜16:30。

金堂の中にある鳴き竜は有名なだけあっていい感じで反響する。人が多いとうるさいので人が少ないときにやってみたいところだ。自分が行ったときにはほとんど人がいなかったのでいい感じに反響していた。奥の戒壇巡りはかなり狭くて入口と出口が一緒なので人が多いときは混雑しそう。あまり興味がないのであればやらなくてもいいかもしれない。戒壇の形が心という文字になっているらしいが、歩いてもわかるわけがない。

訪問時のツーレポ
 ● 2004年08月 東北・北海道ツーリング