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名勝・地域

千里浜なぎさドライブウェイ 能登金剛 琴ヶ浜
古和秀水 白米の千枚田 禄剛崎
見附島 恋路海岸 -

千里浜なぎさドライブウェイ(ちりはまなぎさどらいぶうぇい)
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★

ひきしまった砂浜
押水町から羽咋市の海岸線8kmにわたる砂浜を走るドライブウェイ。(能登道路の今浜インター〜千里浜インター)砂の粒子が細かく、締まっているため、大型のバスでも問題なく通行できる。海岸に沿って浜店が軒を並べており、ハマグリやサザエなどの海の幸を味わうことができる。
ロードバイクでもスタックすることなく普通の感覚で走ることのできる砂浜。ただし砂浜への出入り口は砂が緩くなっている場合があるので注意が必要。8kmとなっているが、駐車場から駐車場までの距離は6kmくらいしかない。

シーズンになるとかなりの数の車が走っていて混雑してしまうが、朝一などはほとんど人もいなくて撮影にはいい。海水浴シーズンになると浜辺は車で埋まってしまうので、海岸際での撮影はほぼ無理になるだろう。走る分には問題ないんだが、スタンドを立てようとすると間違いなく埋まってしまうので、板や空き缶などスタンドに敷くものを持っていかないとつらい。
浜店ではハマグリやサザエなどの海の幸が味わえるが、もちろん観光地価格でかなり値段が高い。しかし雰囲気を味わうにはいいところなので財布が許すのであれば寄ってみるのもいいかもしれない。価格は500〜800円くらい。もちろんアルコール類も置いているが、バイクの場合は・・・(ToT)

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
 ● 2007年09月 信州へ!
能登金剛(のとこんごう)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

ヤセの断崖からの展望
巌門

朝鮮の金剛山に似ていることからこの名が付けられた約30kmの海岸線で、荒々しい海岸線が続いている能登半島を代表する景勝地。
岩上に鷹が巣を作ったことから付けられた鷹の巣岩、日本海にせり出た断崖に波風による侵食作用によって大きな穴が開いた巌門(がんもん)、能登に織物を広めた渟名木入比当ス(ぬなきいりひめのみこと)の伝説の残る機具岩(はたごいわ)、義経が頼朝の追っ手から船を隠したと言われる入り江の義経の舟隠し、松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台として有名になった海面からの高さが55mもあるヤセの断崖などの景勝地がある。

なかなか見応えのある景観からそんなにたいしたことのないものまであり、お勧めはヤセの断崖と巌門で、それ以外は時間があれば寄ってみてもいいかなくらいの程度。駐車場から歩いて数分くらいなのでが、海岸線を走っていくのであれば途中のぞいていくのもいい感じ。道路はそれほど広くないので海水浴シーズンはちょっと渋滞が起きるかもしれない。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
琴ヶ浜(ことがはま)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

砂の海岸
約3kmに渡って続く砂浜で、砂浜を歩くとキュッキュッと澄んだ音がすることから琴ヶ浜と名付けられている。
鳴き砂は、現在日本に20カ所あまりあるが、これは大きさの揃った砂に圧力が加わると砂同士がこすれて音を出すために起きる現象である。不純物が混じってしまうと音が出なくなってしまうため、綺麗な海岸でなければこの音を聞くことができない。

能登金剛の景観の一部になっているのか切り立った断崖が砂浜まで迫ってきていてなかなかいい感じ。ただ海岸はあまり綺麗ではなく、結構汚れていたので音がほんとに出るのかちょっと怪しい感じ。砂浜の一部だけしか音が鳴るところがないのか、手前の砂浜では音は全く聞こえなかった。案内に駐車場から一番奥のところが鳴き砂の分布域が書かれていたが、なにかのイベントが行われていたためそこまで行けなかったのでよくわからない。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
古和秀水(こわしゅうど)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★

わき出る水
総持寺の開祖・瑩山禅師が竜神から寄進を受けたと言われる名水で日本名水百選に選ばれている。
「この近くに住む信心深い男が、仕事の後にいつもほろ酔い気分で帰ってきた。不思議に思った息子が後をつけ、父親が寄った気分になっているその水を飲んだが、それはただの水だった」という逸話から、「親は酒々、子は清水」と言われ、これが転じて古和秀水となったと言われる。

水のわき出ているところの横に「煮沸後、飲用してください」との注意書きが立っている。菌でも混じっているのかよくわからないが、ちょっと不安になってしまう。
その横に飲料用という別のわき出し口があるんだが、こっちはモーターか何かでくみ出しているのか建物の中からモーターの音が聞こえるし、水量もその音に合わせて強弱する。飲んでみたがなんかあまり美味しいとは思えなかった。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
白米の千枚田(しらよねのせんまいだ)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

2000枚の水田
高州山の裾野に沿って海岸まで小さな水田が階段状に広がっており、その数は2000を超える。全国の棚田で初めて国の名勝に指定された。
実際には2092枚(国指定名勝文化財に指定されたのはこのうち1004枚)の小さな水田が連なっており、一枚の辺りの田の平均面積は5.6m2(畳3畳分)で、最も小さなものは0.2m2という小ささとなっている。田の数が多いことから千枚田と言われるようになったと言われるが、「狭い田」から「千枚田」と呼ばれるようになったと言う説もある。
千枚田は地滑りの急傾斜地だが、寛永15年(1638年)頃に能登小代官に赴任中の下村兵四郎(後の板屋兵四郎)が築造したという谷山用水もあり水利には不安はない。作付けのため毎年高い方の土手を削って田んぼへ入れるので自然客土となり肥料も一般の半分位でよいといわれ、病害虫も少なく、収穫量は二石六斗の収穫があると言われる。作業に機会は使用できないため、作付けは多くのボランティアの協力により成り立っている。

棚田のイメージをそのまま表現しているようなところで、一つ一つの水田がかなり小さい。それぞれの季節により味わいが違うと思われるが、どの季節がいいのかは意見が分かれるところだろう。国道沿いにあるので近くを通るのなら休憩がてら見ていくのもいいかもしれない。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
禄剛崎(ろっこうさき)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

灯台付近からの眺め
能登半島の北東端に位置する岬で、海面上46mの高台に明治16年(1883年)にイギリス人技師により設計された白亜の灯台が建っている。岬からは天気が良ければ立山連峰や佐渡島を望むことが出来る。岬の下には千畳敷といわれるな海食棚が広がっている。

能登半島の最端にあるために訪れるような感じで、ライダー心をくすぐられる。灯台の周りは綺麗に整備されており、天気がいいときの眺めはよい。こっちの方まで来たのなら寄ってみてもいいだろう。駐車場から遊歩道も整備されていて既設がいいと花を観賞しながら散策できる。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
見附島(みつけじま)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★

軍艦島
ライトアップされた軍艦島

弘法大師が訪問の際に見つけたことからその名が付いたと言われるが、その特異な形から軍艦島とも言われる景勝地。
海岸から200mほど沖合にある周囲450m、高さ30mの離れ小島で、軍艦のような形をしていることから軍艦島とも言われる。海岸から島までは人工的に作られた岩場でつながれているが、島の近くで切断されていて直接渡れないようになっている。
弘法大師空海が唐から授かった密教伝来の三杵を捜し求めている際に、この島を頼りに上陸。吼木山の桜の木に三杵の一つをい発見したことから、最初に見つけたこの島を見附島と呼ぶようになったと言われる。他にも説があるようだが、正確なところはわかっていない。

能登半島には同じような感じの岩場はいくつかあるが、完全に独立してしかもこのような形になっているのはここくらいだろう。ネタ的には訪れておきたいところである。島に渡る岩場があると思って渡っても島の近くで行き止まりになっているのでがっかりしてしまう。夜はライトアップされているので、近くに止まるのであればやってきてもいいかもしれない。
風や波の浸食により現在のような形になったらしいが、現在も浸食が進んでいるらしく、さらに年月がたつとどんどん小さくなっていくと思われる。まあ、ある程度小さくなってしまったら何かしらの対策が施されると思うが・・・。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
恋路海岸(こいじかいがん)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★★★★

恋路海岸の眺め
恋人達の鐘

悲恋伝説が残る大小の奇岩と白い砂浜の海岸で、毎年7月27日に伝説の男女を慰める恋路の火祭りが行われる。海岸に近くには恋人の像やハート型の幸せの鐘が設置されている。
悲恋伝説
約700年の昔、木郎の里の助三郎と多田の里の鍋乃は人目を忍んでこの浜で逢瀬を重ねていた。暗い夜、鍋乃のともす灯りは助三郎の唯一の目標であり、愛する二人を結ぶ希望の灯火であった。鍋乃に思いを寄せるもう一人の男源次は、二人の仲をねたみ灯を崖のはずれに移してだまし、助三郎は深い海から帰らぬ人となり、鍋乃も源次の求愛を退け海に身を投げ助三郎の後を追った。

シーズンから外れていったせいか、海岸はゴミが一杯打ち上げられていてちょっと汚かった。そんなに大きな海岸でもなく、わざわざ寄らなくてもいいという感じ。どこに出もありそうな話を名前と結びつけて観光地にしたような印象を受ける。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング