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展示館・行楽地・イベント

稲忠漆芸会館 キリコ会館 能登島ガラス美術館
須曽蝦夷穴古墳資料館 七尾城史資料館 -

稲忠漆芸会館(いなちゅうしつげいかいかん)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★

建物の入口
輪島塗の老舗「稲忠」の営業する販売店で、多くの輪島塗の販売を行っている。店内には「工房見学」のコースが設置され、実際に作業している輪島塗の工程を見学できるようになっている。
営業時間=8:00〜18:00、年中無休。

町の郊外にあって広い駐車場もあってアクセスはいい。輪島塗の工程も見学できるので、どのようにしてできあがるのかが理解しやすい。商品は箸などの手頃な値段のものからテーブルなどのかなり高いものまでそろっているが、さすがに高いのはしょうがない・・。
朝市が休みの10日と25日には「ミニ朝市」として建物の前で数人の方が朝市を行っている。運悪くこの日程でやってきた場合はここでちょっとしたものを買っていくのもいいかもしれない。結構おまけもしてくれるしね。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
キリコ会館(きりこかいかん)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★☆☆☆

中に展示されたキリコ
建物の全景

能登半島の祭りに使われるキリコと呼ばれる切籠灯籠が20基以上展示されている博物館。
キリコ(切籠)は切子灯籠のことで、七夕祭りを執行する土地で単独に用いられる他は、御輿の前衛後衛のお供役として担ぎ出される御輿渡御(とぎょ)の夜道の灯りである。時代とともに徐々に巨大化、豪華さを増していき、江戸時代には高さ10mを超える大型で豪華なキリコまで出現した。しかし電線が設置される頃から4〜6mの小型のキリコが主流となってきた。
館内には3基の神興と大柱タイマツ、そして能登地方独特の大小さまざまな20基以上のキリコが並べられ、照明は落とされてライトアップされている。高さ15m、重さ2トンという巨大なものから幼児が担ぐかわいいものまである。展示されているキリコは実際に祭りに使われたもので、現在も使用されているものもある。
開館時間=8:00〜17:00、年中無休、入場料=600円。

内部は暗く照明が落とされているので実際の祭りの時のような感じがあってなかなかいい雰囲気。ただ写真を撮るときにフラッシュをたくとイメージが変わってしまうのでスローシャッターで撮る方がいい。2階には能登の祭りの紹介ビデオや写真などが展示されているがあまり興味は惹かれなかった。ちょっと値段的には高い感じもするが、クーポン券とかもあるようなのでこれを利用すればまだいいかもしれない。
入口で写真を撮られたが、結局何のための撮影だったのか不明・・・。最初は出口で写真を売りつけられるのかと思ったんだがそうでもなかったようだ。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
能登島ガラス美術館(のとじまがらすびじゅつかん)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★☆☆☆

資料館建物
1991年にガラス芸術の発信基地を目指して開館した美術館で、現代巨匠によるガラス彫刻、中国清朝のガラス、現代のガラス彫刻などが展示されている。
それぞれの展示室は期間によって展示内容が変わるが、ピカソやシャガールなど世界的な巨匠の原案によってイタリアのガラス工房で制作されたガラス彫刻作品、清朝の皇帝のために作られた乾隆ガラス、現在活躍している作家のガラス造形などが展示されている。
建物は毛綱毅曠により設計されたもので、建物の外観の奇抜さも含めて建物自体も鑑賞物として存在しており、視覚を利用したいろいろな仕掛けがされている。屋外には14名の作家によるガラス彫刻も展示されており、これらは無料で見ることができる。
開館時間=9:00〜17:00(4月〜11月)、9:00〜16:30(12月〜3月)、休館日=第3火曜日、入館料=800円。

建物はかなり変な構造になっていて、鑑賞する物としてみた場合「変な建物!!」というインパクトはあるが、どう考えても資料館としての実用性も限りなく悪い。それぞれの展示室が行き止まりになっているのでどう考えても余計に歩く羽目になってしまう。
展示されている作品はなかなかいい感じの物もあって、興味がある人にはかなりおもしろいと思うんだが、値段に対しての作品数がちょっと少なすぎるのではないかという感じがする。建物の構造的にこれ以上展示できないと思うから、根本的に設計が間違っているのではないかと思う。ちなみに前の道の駅に割引券が置いているのでもし行くのであればこれを利用した方がいいだろう。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
須曽蝦夷穴古墳資料館(すぞえぞあなこふんしりょうかん)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★☆☆☆

資料館建物
古墳時代の終わり頃に地元の有力者により築かれたと言われる墳墓の資料を展示している資料館。
須曽蝦夷穴古墳から出土した遺物や発掘調査の様子を撮影した写真などを使って古墳を紹介。また能登島の中世までの遺物の紹介も行われている。
拝観時間=9:00〜17:00、開館期間=3月20日〜11月20日、拝観料=100円。

もともと無料だった資料館のせいか、そんなに見るべき物はない。せっかく来たのならちょっと覗いてみてもいいかなあ?というレベルである。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング
七尾城史資料館(ななおじょうししりょうかん)
内容=★☆☆☆☆ お得度=★★☆☆☆

資料館建物
守護大名として170年間能登を統治した畠山氏の居城の七尾城。その山の麓に畠山氏の子孫により建てられた資料館。
七尾城跡や城下から出土した天目茶碗や水晶製五輪塔型舎利容器、畠山氏が愛用した刀、菜がやり、長刀などの武器や武具、直筆の書簡などが展示されている。また音声と映像で七尾城址が紹介されている。
開館時間=9:00〜17:00、休館日=月曜日、祝日の翌日、拝観料=400円(懐古館と共通)

資料館としてはかなり寂しい展示内容だが、拝観料が200円と考えるとしょうがないといえるかもしれない。共通券しかないので400円出すのはちょっと考えてしまうような感じだ。関内のビデオで七尾城の紹介が流れているが、ビデオといっても映像は写真だし、説明内容もかなり乏しい。せっかくならもっとちゃんと作ってほしいものだ。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング